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思い出語る・・・

1 :名無しさん:2013/06/05(水) 10:21:22.02 ID:BuuPW3Zc
2ch初心者なのですごく緊張しています。
不手際があったらすみません。お手柔らかにお願いします。

過去の長編スレとか読んできて、俺もいろいろ思うところがあって、
昔の恋愛の話などを含めて置き去りにした思い出のようなものを話したく
なったんですが、いいですか?

2 :名無しさん:2013/06/05(水) 10:24:46.24 ID:BuuPW3Zc
テキストにまとめてあるので投下するだけなんですが、
足りない所は都度補完していきたいと思います。

うわあああすげー緊張する・・・(((( ;゚д゚))))アワワワワ


えーと、流れとしては、過去から現在に
向かって書いていきます。

最後に今後について今の状況みたいな所に
完結してこれからの事を考えていきたいと思います。

文才がないので読みづらかったらすみません。

ちなみにネタではないです。そんなオチwww?
っていうものもないのでご興味がある方に
ご覧頂ければと思います。

結構長くなるけどお付き合いいただける方
はお願いしますm(_ _)m

3 :名無しさん:2013/06/05(水) 10:27:44.67 ID:BuuPW3Zc
あっ!できるだけテンポよくしていきますが、仕事もあったり
夜もあんまり遅くまでできないので所々投下スピード
落ちたり、しばらく抜けることもあります( TДT)

って見てる人もあんまいなよね

続けます

4 :肉茎平均:2013/06/05(水) 10:31:21.20 ID:ht1cInO1
連投規制が鬼のように厳しいから嫌でも書けなくなるよ

5 :名無しさん:2013/06/05(水) 10:32:06.41 ID:BuuPW3Zc
名前は星野成良(ほしのなりよし)(仮)で進めさせてください。

ってか、その名前でもうまとめちゃったので今更変更でき茄子w

19歳〜20歳の頃、俺は「モテる」という事はあまり無く、
ナンパは結構してました。

人を「大切」に思ったり「好き」という気持ちはあるのですが、
ナンパではいつも「成り行き」でそういった感情になる
ことは少なかったです。

何というか自分から好きになることがない。
そんな風に生きていた20代の前半の頃から振り返ります。

6 :名無しさん:2013/06/05(水) 10:34:51.08 ID:BuuPW3Zc
>>4

アドバイス本当にありがとうございますm( _ _ )m
助かります。

7 :名無しさん:2013/06/05(水) 10:39:37.75 ID:BuuPW3Zc
俺は会社で決められたエリア内にあるマンションやアパートを回り、
各部屋の設備保守をしながら営業する仕事をしていた。

部屋の中に入るためには、直接訪問して家主のOKをもらえれば
その場で部屋に通してもらう、もしくは予定を決めて後日に改める。

ただ一人暮しの場合には留守がちな事が多いので、訪問可能な
日取りと連絡先を書いてもらう用紙をポストに入れておく。

その後、回収日にその用紙をポストに入れておいてもらう(挟んでおいてもらう)
といったやけに古臭いアポの取り方をしていた。

営業は20人前後いたがその中で特に仲良くして
いたのが木村(仮)だった。


木村「成良〜!アポ取れた?」

俺 「4件くらい取れたぜ。内2枚は回収で。」

木村「ちょい見せて?」

俺 「木村は?」

木村「俺も2枚。アポは3件だな。」

俺 「お!見せてみ?」

アポは会社にいるオペレーターが電話で取ってくれるものと自分たちが
紙で取るものがあり、俺達にとって重要なのは紙の方だった。

8 :名無しさん:2013/06/05(水) 10:49:50.99 ID:BuuPW3Zc
もちろん会社で取るアポも良いのだが、紙の場合は会社のデータベースにないため、
いわゆる「手のついていない」案件だからである。

俺達はそれぞれどこにあるアパートかをお互いに確認して
予定が合えば同行することが多かった。

2人で行けばどちらかがうまく立ち回って女の子と仲良くなり、
更にその友達を引っ張ってきて仲良くなるためである。

俺達は会社から少し遠く離れた公園に社用車を停めて車内会議に勤しんでいた。

木村「お!成良!これ女の子の字じゃね?」

俺 「木村は家族っぽいな?」

木村「アポ交換しない?」

俺 「しない、しない(笑)でも、そのアパート家族向けだぜ。
   字も大人っぽいし。」

木村「ま、俺はこの日はアポありだから行けんわ。(笑)」

俺 「シングルじゃないとな。まぁ、今回は俺だけで行くよ。」

木村「俺の方もあったら頑張ってみるわ。」


連投規制ってヤバそうだなぁ・・・どうしようorz

9 :肉茎平均:2013/06/05(水) 10:52:01.03 ID:ht1cInO1
JCOM商法みたいな感じか

10 :名無しさん:2013/06/05(水) 10:55:05.48 ID:BuuPW3Zc
>>9
頭ヨスギw J-comをマネた感じです!



こんな調子で「当たり」をつけておいて、お互いの予定を
見ながら同行か各人で行くかを決めていた。

こんな2人ではあったが俺達はトップセールスで、
常に1番か2番が俺、木村も常に5番以内には入っていた。

その日、俺はアポ用紙を握りしめ、
時間通りにアパートへ訪れた。

用紙には「武田 恵(仮)」と携帯の
電話番号が書かれていた。

女性が書いた字である事は間違いなかったのだが、
完全に「一人暮し」の線は既に頭になかった。

俺は契約を取ることだけに集中していた。

アパートの2階へ上がる。そこでもう一度ドアの間隔を見て
1室2部屋以上はある事が俺の中で家族である事を確定した。

102号室、表札はない。中に人の気配があったので
呼び鈴を鳴らす。
・・・ピンポーン

11 :名無しさん:2013/06/05(水) 11:05:42.84 ID:BuuPW3Zc
連投規制ってどれくらいやるとマズいんでしょうか?
(((( ;゚д゚))))アワワワワ


部屋の中でドタバタという音が聞こえ、
アパートのドアが半分くらい開いた。

恵 「はい。」

俺 「あっ。○○の星野・・・と・・・申します。
   あ、すみません、ちょっとびっくりしまして。」


当時人気だった深田恭子的な感じの可愛い女の子が
笑顔で出てきた。

完全に家族だと思っていたため、“若い子”という事にも
すごく驚いてキョドってしまった。

今だと桐谷美玲的な感じもちょっとあったと思う。
とにかく俺にとってはもろストライクな感じだったんだ。

彼女のこの時の服装は薄青色したTシャツにジャージ素材の
ハーフパンツでかなりラフな感じだったと思う。

12 :肉茎平均:2013/06/05(水) 11:16:28.15 ID:ht1cInO1
佳境に入ったところで連投規制だな

13 :肉茎平均:2013/06/05(水) 11:17:52.39 ID:ht1cInO1
で、当然最後のオチはその子の住所と携帯番号だよな

14 :名無しさん:2013/06/05(水) 11:43:49.91 ID:RtZqYTCF
>>12>>13
見ててくれてうれしス デモ連投入りマスタorz
住所とTELはサス蟹書けナスwwwというか覚えてない酢
VPN接続先変えたりして続けられるのカナ?

一応彼女のスペック
年齢:22歳
身長:155
体型:標準 Cカプ
髪型:ややロングのストレート、黒
雰囲気:元気で明るいお嬢様
似ている人:人気だった頃の深田恭子とか

俺 「あ、すみません。
   あの・・・?武田さんお宅で・・・よろしかったでしょうか?」

恵 「はい。(笑)
   えっ?」

俺 「あ、奥様ですか?」

恵 「いえ、違います。(笑)」

俺 「あ、失礼しました。(笑)とりあえず宅内のほう
   拝見させて頂いてよろしいでしょうか?」

俺 「いえ、こういう仕事していると大体外観からそのアパートが
   家族向けとかシングル向けってわかりますよね?」

恵 「ああ!そういうことですね。(笑)」

15 :名無しさん:2013/06/05(水) 11:48:58.48 ID:RtZqYTCF
おわwww書けた!すみません。続けます。

俺 「このアパートは1室2部屋っぽかったので、家主さんは家族って
   ことがほとんどなんですよ。」

恵 「(笑)驚いたようでしたが?」

俺 「(笑)いえ、「め・・ぐみ・・さん?」が凄くお若い方でしたので新婚さんとはいえ
随分若くしてご結婚されたんだなぁ・・・
   とか、それとも家主さんの娘さん?にしては随分大きいなぁ・・・とか思って驚いたんです(笑)。失礼しました。」

恵 「あはは(笑)。違いますよ〜(笑)。
   ちなみに「けい」って言うんですよ〜。」

俺 「あっ失礼しました。珍しいですね?
   普通めぐみって読みますよね?」

恵 「ホントそうなんですよ。(笑)」

俺 「えーと、じゃあ、“けい”さん。(笑)それで、違うって言うのは?」

けい「私、大学生ですよ〜。結婚してないです〜(笑)。初めて言われました。(笑)」

俺 「そうなんですか!?でもこんな広い家に住んでたら、
   そう思いますって(笑)。」

16 :肉茎平均:2013/06/05(水) 11:50:58.33 ID:ht1cInO1
勃起した

17 :名無しさん:2013/06/05(水) 12:07:51.11 ID:RtZqYTCF
>>16 サンクソ

けい「あ、そっか。(笑) お姉ちゃんと住んでます。」

俺 「そうだったんですか(笑)。あっ、とりあえず作業終わりました。」

けい「あっ、ご苦労様です。良かったら飲み物でもどうぞ。」

俺 「ありがとうございます。いただきます。」

けい「・・・あの〜・・・聞いてもいいですか?」

俺 「何ですか?」

けい「ホント全然関係なくて申し訳ないんですが、ビデオの配線って分かります?(>_<)
    分からなくて・・・時間とかあったら少し見てもらいたいなって・・・」

俺 「えっ、ああ、たぶん大丈夫ですよ(笑)今日はここが最後ですし、時間もあるのでちょっと見ますね。」

けい「いいんですか?あと、お金とか・・・」

俺 「いいです、いいです。(笑)」

けい「すみません。」

俺 「これでOKですね。」

けい「うわー!ありがとうございます♪」

再びお茶を飲みながら座って雑談を続けた。

18 :名無しさん:2013/06/05(水) 12:13:51.63 ID:RtZqYTCF
長いので会話の段落を詰めますねorz

俺  「“けい”さんは大学って?」
けい 「○○大学です。」

俺  「うわー!お嬢様じゃないですか?」
けい 「全然、そんな事ないですよ。(笑)」

俺  「いや、俺なんかと住む世界が違うというか・・・(笑)
    知り合う機会とかないので何かうれしいです。」
けい 「そうですか?(笑)えーと?」

俺  「すみません、星野と言います。年齢も近そうなので
    成良とでも適当に呼んでください。(笑)」
けい 「じゃあ成良君にします(笑)。・・・モテそうですね?
    遊んでるんじゃないですか〜(笑)?」

俺  「全然ですよ〜(笑)。大学とか行ってないですし、
    彼女も居ませんよ。(笑)けいさんは彼氏さんは?」
けい 「居ることは居るんですが、もうダメそうなんです。(笑)」

俺  「すみません、変な事聞いちゃって・・・。
    あっ、ビデオ大丈夫そうですね。」
けい 「いえ、大丈夫です♪
    ホントだ!ありがとうございます。助かりましたぁ。」

俺  「良かったです。お役に立てて(笑)。あの、ところで俺、大学も行ってないので本当に
    女性の友達とか少ないのでモテるとかないんですよ。(笑)」
けい 「そうなんですか〜?」

19 :名無しさん:2013/06/05(水) 13:24:15.17 ID:RtZqYTCF
メシ食ってきた( ´ ▽ ` )ノ続けます。ちなみに出会った当時の彼女は21歳だった・・・スマン

俺  「本当ですよ(笑)。1人暮らしも長いので夜とかも結構ひとりで淋しく
    ご飯とか食べてます(笑)。

    あの、もし彼氏さんに悪くなかったら今度けいさんお食事ご一緒して
    いただけませんか?

    けいさんのような友達もいないし、けいさんくらい綺麗な人と
    食事した事ないので、免疫をつける・・・という訳ではないですが(笑)。」

けい 「またまた(笑)。でもお食事くらいなら全然いいですよ〜♪」

俺  「えっ!ホントですか?マジでうれしいです。
    別に彼氏さんにはご迷惑かけないので。いえ、うれしいです。」
けい 「いえ、全然楽しみにしてます(笑)
    彼氏のほうはホントもうダメだと思うので。」

俺  「知り合いになっていただけたっていうだけでうれしいです。」
けい 「じゃあ、成良君の番号とかも教えてもらっていいですか?」

俺  「はい。俺のほうはこれです。けいさんのは用紙に書いてましたよね(笑)。
     職権乱用ですね(笑)。ちなみにおいくつ何ですか?」
けい 「21歳ですよ。(笑)」

俺  「俺は23歳、もうすぐ24歳ですけど近いですね!(笑)
    じゃあ、本当にお誘いしますのでまた連絡しますね。」
けい 「は〜い。楽しみにしてますよ(笑)。」

20 :1:2013/06/05(水) 13:28:51.58 ID:RtZqYTCF
これが俺と“けい”との出会いです。

彼女の容姿は半端なく自分の好みだったし、
正直その彼氏を妬ましく思った。

だけど、俺が手を出せば、彼女も彼女の彼氏の人生をも変えてしまう結果になる事は
分かっていたのでとにかく俺は彼女から彼女の友達を引っ張ろうとその時は思っていたんだ。

書いてても本当に最低だと思うよ・・・俺。

女性を食事を誘うのには比較的慣れているほうだと思う。
いやらしくなく、深い意味を持たせない誘い方としては、例えば、「1人暮らしが長いから
たまには誰かと食事がしたい」というような言葉を会話の中に交ぜていやらしくない誘い
方をすればいい。

もう少しつけ加えるならあなたのような「綺麗な人」と
などとつけ加えるのも好印象である。

ここで「可愛い」という言葉はNG。綺麗という言葉は言葉そのものが「綺麗」なので
必然といやらしさがでないのがポイント。

俺も“けい”を風に食事へ誘い出したんだ。



念のためコテだけつけとく・・・

21 :1:2013/06/05(水) 13:38:55.45 ID:RtZqYTCF
でも何というか、何と言っていいかわからないが、容姿を含めて
彼女には強烈にひきつけられるものがあった。

この日、俺は会社に戻って木村に今日の事を話した。
「マジで!?絶対引っ張ってくれ!」
「任せろ!大丈夫だ!すげー可愛いぞ!」

2人ともノリノリになり、俺はその日の夜にも
さっそく電話をしてみた。

とは言え、逆に自分好みの女性に電話するのはさすがに
緊張もするし、振られるのは嫌だ。

俺  「・・・もしもし?武田さん?」
けい 「はーい。成良君?武田さんって(笑)。今日はありがとうございました。」

俺  「はは・・・いきなりは失礼かなって思って。
    いーえ、お役に立てて何よりです。えーと、じゃあ“けい”さんでいい?」
けい 「いいですよ(笑)。」

俺  「ありがとう。今日はありがとう。また電話で聞く声もいいですね。」
けい 「そお?私自分の声あんまり好きじゃないけど。」

俺  「可愛いと思いますよ。」
けい 「何か敬語って変だね(笑)。私のほうが年下だよ。」

俺  「まぁ、慣れるまでで(笑)。えっと、ご飯だけど、今度本当に一緒してくれるの?」
けい 「うん。楽しみにしてるよ。」

22 :1:2013/06/05(水) 14:00:45.74 ID:RtZqYTCF
ミスッた_| ̄|○
「“けい”さんでいい?」→「“けい”ちゃんでいい?」

俺 「そおなの?じゃ、頑張るよ俺!
   何か好き嫌いある?」
けい「あはは。頑張るって(笑)?好き嫌いは特にないよ(笑)。」

俺 「俺、魚関係苦手だから俺の好みで決めとくね。
   じゃあ、金曜日の夜どおかな?」
けい「うん。大丈夫だよ!」

俺 「じゃあ、また連絡するね。」
けい「うん。おやすみー♪」
俺 「おやすみー♪」

こうして食事の約束を取り付けた。
その日からメールをしたり、理由を見つけては少しだけ
電話するといった形で彼女との距離を縮めていくようにした。

食事の日になり、俺は彼女をアパートへ迎えに行った。
アパートの前に車を停めて彼女を呼び出した。

23 :1:2013/06/05(水) 14:06:13.12 ID:g6LcQ6+K
アパートから彼女が出てきた。

この間のラフな感じはなく、カーディガンに膝丈のスカート、
落ち着いたお嬢様という感じだった。

俺は助手席のドアを開けて彼女をエスコートする。

少しでも触れるチャンスを作るために彼女に手を差し出し、
「どうぞ」と助手席に座らせる。

彼女もノリは良かったので、「ありがとう。」と手を差し出し、
軽やかに助手席に座った。

俺は「閉めますね。」と言い助手席のドアを閉めた。
運転席に戻り彼女と2人で笑った。

これだけでも彼女と十分打ち解けることができた。

食事は多分お洒落なレストランを選んだと思う。

そこでは彼女も話しづらいと思ったので彼氏の事
だけは触れずにいろいろ話し合った。

お互いの出身や地元の事。そして“けい”の大学の事。

食事が終えた後、ゆっくり知り合っていけたらいいな・・・
彼女はそんな風に言ってくれた。

24 :1:2013/06/05(水) 14:09:33.48 ID:g6LcQ6+K
彼女は昼間は大学、夜は比較的空いていてそれからと言うもの
友達のような感覚で合う回数を増やしていった。

もちろん木村との約束もあったので、彼女の友達を引っ張る
という事も含めてとにかく頑張っていたのだが。

だけど、彼女に会うたび、彼女を知っていくうちにいつのまにか
他の女性やナンパに興味が薄らいでいったんだ。

木村もそんな俺の様子に気がついて、とにかく頑張れと
応援してくれるようになった。

ただ、その時はまだ彼女が好きとかという感覚もなく、彼女の友達を引っ張ってくる
とか彼氏がいてもエッチくらいはできないか?そんなことばかり考えていた。

そんな日々を過ごしながらいつの間にか2ヶ月が経っていた。
気が付けば一向に彼女との関係に進展はなかった。

この頃には普通ならキスのひとつもしているはずなのに
キスもしていない。
とにかくエッチよりまずキスをしたい。そう思うようになった。

25 :1:2013/06/05(水) 14:13:07.40 ID:g6LcQ6+K
やっぱつまんないよね?人の昔の話とか・・・。゚(゚´Д`゚)゚。
でも、スレ立てんだから頑張りたいな。



やはりただの友達のような感覚なんだろうか?

俺が誘えば普通に会ってくれたし、全く下心がない雰囲気
ばかりではなかったはずだと思い返してみたりもした。

その事もあって、ある日思い切って次のデートでキスしたい
って素直に真剣なお願いをしてみた。

俺 「今日もありがとう。」
けい「ううん。いつもありがとう!成良君といると楽しいよ。(笑)
   あと、いつもご馳走様。」

俺 「あんな風に誘ったのに、こんなに仲良くなれるなんてね(笑)♪
   俺もけいちゃんとご飯食べると本当に美味しく感じる。」
けい「うん(笑)。えへへ〜(照)。そんな事言ってぇ〜(笑)」

俺 「じゃあ、また今度ご飯行こうね。」
けい「うん。」

俺 「・・・」
けい「・・・」

それはたったの5秒か10秒だったと思う。
車内の雰囲気が変わったのが分かった。

26 :1:2013/06/05(水) 14:16:48.61 ID:g6LcQ6+K
俺 「あのさ!・・・あのさっ!」
けい「・・・ぅん。」

彼女の小さく「ぅん」という言葉で俺は察した。
そして落ち着くことができた。

俺 「・・・けい・・・ちゃん。
   次会った時、キスさせて欲しい。」
けい「えっ?」

彼女は考え込んでひと言「・・・どうしよう。」と言った。
俺は少し焦ってそれを否定するように言った。

俺 「ごめん。いや、そんな深い意味は・・・(笑)。」
けい「深くないの?(笑)」

俺 「いや、深いけど(笑)。・・・考えて・・・欲しい。」
けい「・・・。ぅん。」

しばらくの沈黙の後、彼女は小さくうなづいた。

けい「今日もすごく楽しかった♪」

そう言って車を降りた。

27 :1:2013/06/05(水) 14:39:38.21 ID:GKT7n5fL
俺はちょっとうれしくなって、助手席の窓を開けて彼女におやすみと
「次はキスだからね(笑)」
と確認の言葉を送った。

彼女は微笑んで「おやすみー♪」といいアパートへ小走り
に戻っていった。

その晩、沈黙を思い出して、まずったかな?とか思い出していた。

翌日の彼女とのメールや電話では普通に会話することができた。

何となくお互いにキスの話題は避けてはいたものの普通に会う日も
決められて正直ホッとした。

彼女も覚悟があるということなんだろうか?

正直戸惑ったがとにかく自分の中ではこれが「好きだ」という気持ち
である事に気がついた時でもあった。

もちろん気になっていることもあった。

彼氏がいるのにそんな素振りが全然ないことである
俺としては本当に冷め切っているんだーって感じだった。

そして、その日は夕方から食事に行った。

俺はもっと彼女のことが知りたくなっていたので、今まで彼女に聞いたことの
ない事から聞いていくことにした。

28 :1:2013/06/05(水) 14:42:08.74 ID:GKT7n5fL
俺 「大学は楽しい?」
けい「楽しいよ♪」

俺 「今、4年生だよね、卒業したら?」
けい「地元で教師になりたいんだ」

俺 「そうなんだ。
   結構会ってるのにちゃんと聞いてなかったね。(笑)」

そんな感じで会話は続いた。知らなかったことを知りたいと
思うようになれたこと、相手に興味を持つことができたこと、
それは俺にとって驚くほど新鮮なことだった。

俺 「聞いていい?
   なんで俺と会ってくれるの?」
けい「優しいし、初めて会った時から信用できたから。
   遊んでそうとも思ったけどね(笑)
   彼氏いるって言ったのに成良君すごい一生懸命なんだもん。
   なんか信じられる気がしたから?」

本気でうれしかった。
だから惹かれたんだって素直に受け入れられた。
ただ、彼女の言う「彼氏」という言葉は胸をチクッとさせた。

俺 「そっか、何かうれしいよ。ありがとう。
   ところであのさ、彼氏って?」
けい「んー・・・聞きたいの?」

29 :1:2013/06/05(水) 14:46:11.84 ID:GKT7n5fL
俺 「うん。まぁ。」
けい「そっか。うん。あのね、結構前からなんだけど冷たいっていうか、浮気してる・・・?気がする。」

俺 「どうして?」
けい「仕事が忙しいとか、連絡が全然取れない日もあったりして。」

俺 「そうんだ。それって辛いよね?」
けい「う〜ん。初めは辛かった。だけど何か素っ気ない態度とか、
   今はもう何か辛くないっていうか、私も好きなのか好きじゃ
   ないのか良くわからなくなっちゃって。」

俺 「何か、わかる・・・かな。
   だから俺と会ってくれてるの?」
けい「それもあるような気もするけど、それだけじゃないっていうか?

   んー、まだ良く分からないんだけど、でも成良君の事もっと
   知りたいって思ってる私がいる?(笑)」

俺 「素直にうれしいよ。何か暖かいっていうか(照)
   あ!ねぇ、名前さ「けい」呼び捨てとか何か可愛い呼び方
   にしたいんだけどいい?」
けい「うん。「けい」とか「けー」でいいよ。
   じゃぁ私はなりよし君だから「なー」にする(笑)」

俺 「その発想はなかった。(笑)はじめてだな。「なー」
   とか呼ばれるのは。」
けい「いぇーい!(笑)初めてー!なーちゃん。」

俺 「新鮮だな。けーちゃん。
   マジな時は「けい」って呼ぶわ。(笑)」

30 :1:2013/06/05(水) 14:54:26.33 ID:GKT7n5fL
最後まで書き込めれるのかなぁ・・・VPNで接続変えながらしてるけどいいのかなぁ?
ウワ━(。・ω・)ァァ━・゚・何も反応ないと心折れそうwww_| ̄|○


さすがに記憶が曖昧なところもあるのでその辺は許して欲しい。

そんな風に食事をして俺達はカラオケに行った。

彼女は地方の出身で、ミスチルの「星になれたら」という曲が好きだった。
歌って欲しいと言われて良く歌っていた。

彼女といると何をしていても楽しくて、こうした日々の積み重ねが
彼女への気持ちをより深めていったんだ。

カラオケを終えて彼女を家まで送り届ける。
時間は23時を少し過ぎていた。

その間の会話は憶えていないが、
家について会話は止まった。

恐らく彼女もキスの約束を覚えていたんだと思う。

会話が止まってしばらく2人とも沈黙していた。
俺からその沈黙を破った。

31 :1:2013/06/05(水) 15:08:24.19 ID:GKT7n5fL
俺「けーちゃん・・・

  けい


  キスいい


  かな・・・?」


恐るおそる彼女に聞いてみた。
彼女は少しうつむいていた。俺は続けた。

俺 「実はさ、好きなんだ。最近はずっとけいのことばかり考えてて。
 頭から離れない。」

気の利いた言葉もなく、将来のビジョンを語るでもなく、
どんな付き合い方をしたいとか、今の彼氏との関係を
どうするかといった課題への解決策もない・・・そんな告白だった。

彼女の返事はない。何も言わなかったけど、顔をこちらに向けて
まっすぐ俺を見つめている。

32 :1:2013/06/05(水) 15:23:57.82 ID:GKT7n5fL
( ´Д`)=3 フゥ ちょっと抜けてきますノシ
このまま一人調子で書いてくことになるのかなぁ・・・(((( ;゚д゚))))アワワワワ

自分で決めた事だからいいけどさ。゚(゚´Д`゚)゚。

最後まで頑張りたいよ

夕方また続き書くm( _ _ )m

33 :肉茎平均:2013/06/05(水) 18:18:16.57 ID:ht1cInO1
フェリスか?フェリスなのか?
まあいい。俺の中ではフェリスと言うことでもう決まってる。

34 :p2-user: 800654 p2-client-ip: 113.210.0.57:2013/06/05(水) 19:36:04.60 ID:BCwcgJoA
生きてればいいことあるよ!
頑張れ>>1

35 :1:2013/06/05(水) 20:31:55.92 ID:fyYJmW0g
タダイマ (。・Д・。)ノ遅くなってしまった・・・

>>33 >>34

アジ ありがとwwwうれしいよー。゚(゚´Д`゚)゚。ブワッ 頑張って続けます。

彼女の手を握り、もう片方の手を肩に添え、
「(顔に)触れてもいい?」
と聞く。

何も言わない彼女の頬にそっと手を添えた。

少し頬を包むように触れたあと、耳の後ろから
長い髪の間に手を入れて頭をこちらに軽く寄せて口づけした。

この時は何か「よしっ!」という気持ちではなく、
本気でうれしくて「人を愛しい」と思った。

でも彼女はその後少し涙を流した。
やっぱり彼氏への罪悪感もあったんだと思う。

俺は「ありがとう」と言った。

彼女は涙を流しても、
「何かうれしい。」と言い俺の首に腕を回してギュッと
抱き着いてきてくれた。

お互いに気持ちが落ち着いたところで
俺は帰路についた。

36 :1:2013/06/05(水) 20:37:07.58 ID:fyYJmW0g
その後の電話ではいつもと同じかそれ以上にうれしそうな声で
彼女は話してくれた。



それから数日、お互いに付き合っている感覚で接していたものの、
解決されていない問題に何となく蓋をしてしまっていた。

次に彼女と会ったのは2日程空けてのことで、
その日は夕方から彼女と普通に食事をした。

彼女を家まで送りしばらく車内で会話していた時に
ふいに訪れた沈黙の後で彼女はこう言った。

けい「どうしよう・・・やっぱり好きなんだって思った」

先日のキスで少し泣いた彼女のことを思い出して
一瞬にして不安が高まった。
やっぱり彼氏が好きだと言われると思って。
俺は先に切り出した。

俺「この間のキス・・・ごめん、、、でも俺、本気で好きだから。

  彼氏・・・のこと・・・だよ・・・ね?」

不安で言葉がたどたどしくなってしまう。

37 :1:2013/06/05(水) 20:40:42.54 ID:fyYJmW0g
だけど彼女は首を横に振って俺を指差し、
全く予想していなかった事を言った。

「なーちゃんのほうが好き。すごく好き。」

「んっ!?・・・えっ、俺?」

俺は少し戸惑い、瞬時にいろいろなことを考えた。
まさか!?と俺でいいの??とかいろいろ。
うれしいのにネガティブなことばかり。

間髪入れずに彼女は続けた。
「彼氏とちゃんと別れるね。」

すごくうれしくて彼女を抱きしめた。
体のもつながりもないのにもうこれだけでうれしくて
うれしくて彼女の為に何でもできる本気でそう思ったんだ。

俺 「ありがとう!ありがとう!
   本当に・・・うれしいよ。
   俺は・・・どうすればいい?」
けい「自分からちゃんと別れを言うから待っててくれる?」

38 :1:2013/06/05(水) 20:50:18.38 ID:fyYJmW0g
俺 「うん。
   俺は…けーちゃんとちゃんと付き合いたい。まだ出会った
   ばかりだけどちゃんと将来まで考えた付き合いをしたい。
   何よりも誰よりも大切にするから。」
けい「うん。ホントにすごく好きだよー・・・うぅ」

彼女は泣き出していた。

涙ぐむ彼女をそっと抱き寄せてやさしく口づけを交わした。
そして俺は彼女を信じて彼氏と別れてくれることを待つことにした。

それからしばらくはそんな状態が続いた。

彼女からのうれしい告白をもらってはいたが、
やはり彼氏のことは気がかりだった。

ちなみに彼氏はプログラマー。
彼女とは住んでいる場所も離れていて本当に会って
いない様子は手に取れて分かった。

でも、2年もつきあっていてそれこそ別れは簡単では
ないということも薄々は感じてはいた。

いよいよ彼女が別れを切り出す日になる。

俺は気がきではなく落ち着かない。
しばらくして1本の電話が鳴り、彼女は泣いていた。

39 :1:2013/06/05(水) 20:53:48.84 ID:fyYJmW0g
彼女の泣いた声で俺は何となく別れきれていないことを悟った。
それでも一応、彼女に尋ねる。

俺 「どう…だった?
   別れきれなかった・・・っぽいね?」

泣きじゃくる彼女。なだめる俺。
誰だって別れは辛い。
苦しい思いをした事が伝わって俺も辛くなった。

けい「うん・・・うん・・・ぅぅ
   ごめんね、ごめんね、なーちゃん。」

俺 「今日、会いに行っていい?」
けい「うん、、、うん。ぅぅぅ・・・会いたいよ・・・会いたいよ。」

何だかその彼氏が無償にムカつく奴に思えてきた。
仕事を早々に終わらせて彼女を迎えにいき、
家から少し離れた公園に車を停めた。

彼女は泣きはらした顔をしていたが、俺に会ってまた泣き始めた。
そしてゆっくり話し始めた。

けい「今日ね…別れたい…って…言ったの。」
俺 「うん」

40 :1:2013/06/05(水) 20:57:53.47 ID:fyYJmW0g
けい「そしたら、急に・・・なんで?ってなって・・・
   なんでじゃないよ!変わったのはそっち(彼氏)だって。って言った。」
俺 「うん。ゆっくりでいいよ。」

けい「好きな人ができたって言った・・・」
俺 「うん」

けい「そしたら彼が「俺、けいと結婚したいと思って、だから接待とか
   仕事頑張ってたんだ。淋しい思いさせて悪かったと思ってる。
   もう一度チャンスをくれないか?って言われて・・・その後私、私、何も言えなくて。」
俺 「うん」

けい「今日は「とりあえず帰るわ」って言って帰ってったの。」

この展開に不安が更に高まった。

けい「(彼氏の)そんな言い方も何かもう嫌って思ったんだけど。
   2年間つき合ったから、楽しかった頃の事とか思い出しちゃって・・・」
俺 「うん。」

けい「私が悪いの分かってるんだけど、なーちゃんにも悪い事してるの
   分かってるんだけど・・・もう少し別れるために時間が欲しいの」
俺 「うん・・・いや、悪いのは俺だから・・・分かってる。
   いいよ・・・けいのペースで。」

そう言って俺は自分に大丈夫と言い聞かせていた。

しばらくして落ち着くといつもの彼女に戻っていた。
俺の言葉が優しくて「どんどん好きになるよ」といって
笑って見せてくれた。

41 :1:2013/06/05(水) 20:59:20.05 ID:fyYJmW0g
一旦話を終えて彼女を送ると寄ってってと言われて部屋に上がった。
部屋に入るのは出会って2回目だった。

部屋に上げてもらえる喜びとは裏腹に、彼氏のものは
あまり見たくない気持ちで彼女の部屋に入る。

そこで伏せられている写真立てが目に入ったが
何かは聞かなかった。

伏せられた写真立てとさっきの彼女の言葉、彼女はどこかに
まだ彼氏のことが心にあるのだろうと俺は思った。
でも、彼女も本気であるということも分かって、
何やら複雑な気持ちだった。

人の心はそんなに簡単なものではないから。

また、伏せられた写真立てには嫉妬もあった。
俺の知らない彼女がそこに写っていること。

口では相手を気遣うような言葉を言っていても、気持ちは散々に
乱れて彼女を独占したい暗く深い欲望が心の中に渦巻いているからだ。

とにかく彼女を信じよう。今この時を大切にしよう。
俺は前向きに考えることにした。

42 :1:2013/06/05(水) 21:04:13.16 ID:fyYJmW0g
しばらくして彼女は普通に戻って「ご飯作るね」と言って
ご飯を作ってくれた

たぶん肉じゃがとお味噌汁という最も定番なものでは
あったと思う

今更ながら味は普通だったけど彼女の作った料理、彼女と一緒に
食べるものは、どんなものだって美味しく感じたんだ

ご飯を食べ終わると彼女の部屋でいろいろなことを話した

内容は覚えていない
実はこの時は少し次の展開を期待していたその時だった


急に鍵を開ける音がガチャガチャと鳴る


俺はちょっと驚いて、すかさず立ち上がった

彼女は平然としていた。

けい「あっ。みーちゃんだ。」
俺 「えっ!?」

けい「前に話したじゃん?お姉ちゃん。」

初めて会った時に「お姉ちゃんと住んでるよ」と言って
いたことを思い出す。

43 :1:2013/06/05(水) 21:12:39.22 ID:y/J01U4u
みー「ただいまー!あっ!こんばんわー!はじめまして♪」
けい「おかえりー♪」

彼女のお姉ちゃんを見て俺は驚いた。けいと全く同じ顔だったから

俺 「えっ!?あっ、お帰りなさい。はじめまして。
   えええー???」

けい「実は双子なのぉ〜。おどろいた??(笑)」

正直かなり驚いた

みー「なーちゃん???ですよね?
   妹から聞いてるよ!ゆっくりしてって下さいね(笑)」

俺 「あっ、・・・はぁ。はい、ありがとうございます・・・」

そういうと自分の部屋に入っていった
彼女はびっくりしてる俺に笑ってた

彼女と次の展開ことなんて吹っ飛んで、何だかそんないたずらな性格が
ますます彼女のことを好きにさせた

彼女を大切にしたいという想いが強くなった

44 :1:2013/06/05(水) 21:18:28.73 ID:y/J01U4u
しばらくして双子の姉がお風呂に入るねと部屋をノックしてきた

彼女は今の状態をお姉ちゃんに相談してた様子で、お姉ちゃんからも
今の彼氏との清算を勧めてくれていたんだ

みー 「ゆっくりしてって下さいね(笑)」

俺  「いや・・・
    すみません、遅くまでおじゃましちゃって。(笑)」

けい「ふふ(笑)」

この時の自分の顔がどんなだったか俺自身、今となって知りたいと思う

かしこまる俺を見て彼女は笑っていた

その日俺は結局お姉ちゃんがお風呂から出た頃合いを
見計らって挨拶だけして帰った




連投規制激しいよ・・・最後まで書きたいよ
まだすっごい長いのに。゚(゚´Д`゚)゚。ブワッ

誰かエロい人、アドバイスを頂けないでしょうか?

45 :1:2013/06/05(水) 21:28:14.76 ID:JNvNtrJC
その日がチャンスだったような気もしていたが、
そのまま進展なく9月を迎えた。

もちろん彼女は何度も彼氏に別れを切り出してはいたものの
彼氏の納得が得られず失敗に終わっていたんだ。




その頃になるとそんな彼女を見て俺は少し煮詰まってしまっていた。

俺 「けーちゃん。なかなか納得してもらえてないみたいだね。
   あのさ!俺から彼氏に話をさせてもらえないかな?

   彼氏からけーちゃんを奪う形になるのだから俺にも責任がある。
   ずっと考えてたんだ。」

けい「・・・・・」

俺 「ひとりでつらい思いをさせたくない。」
けい「・・・・・」

俺 「けじめをちゃんとつけなければ、俺たちも彼氏も前に進めない。
   喧嘩とかにはならないようにするから。」
けい「・・・・・うん。そうだね・・・話してみるよ。」

そう言って俺たちは前に進もうと決心を決めた。
ただ体のつながりはまだなかった俺はすごく不安に思っていた。

46 :1:2013/06/05(水) 21:42:54.75 ID:JNvNtrJC
“俺と彼氏が会う”その日を迎えた

けい「今日、彼氏が家に来て話すことになってるの。」
俺 「うん。」

けい「タイミングみて電話するね。」
俺 「わかった。」

そう言って彼女はアパートに入っていった

俺はものすごく不安だったが彼女から
の連絡を近くで待つことにする

その間にも不安は溜まって何度か彼女のアパートの前を
行ったり来たりして様子を見てた

21時頃だったと思う

彼女のアパートの前にさっきまでなかったランドクルーザーが
停められていることに気が付いた

ちゃんと駐車スペースに停められていなかったので
こいつかだと直感した

22時くらいになり、彼女からの電話が鳴った。

47 :1:2013/06/05(水) 21:57:58.18 ID:JNvNtrJC
あー・・・今日は帰宅しまつ((つД`)゜

途中レスくれた人、本当にありがとうm( _ _ )m

明日また続き投下します
スレ落ちるとか良くわかないけど、落ちてたらまたスレ立て・・・れるのかな?

とにかく何日かかっても最後まで書き通したいと思ってます

あと、過去振り返ってるので、序盤は本当に記憶が薄いし、
何より文書も下手くそでスマソ

私的な内容なのでつまらんかったり、読みにくかったり、
意味フな部分とかもあると思ふ

本当に申し訳ない


自分の進むべき道に勇気を持って進みたいんだ

ノシ

48 :p2-user: 800654 p2-client-ip: 113.210.0.57:2013/06/05(水) 22:24:22.04 ID:BCwcgJoA
頑張れよん。待ってるよん

49 :名無しさん:2013/06/05(水) 22:53:24.67 ID:NqpC7ouw
ふふふ

50 :肉茎平均:2013/06/06(木) 03:18:39.07 ID:zpiP4eO3
ロビーでスレ落ちはまず心配しなくていいよ
やっぱフェリスか?フェリスなんだな?

51 :1:2013/06/06(木) 13:19:54.42 ID:p3qdOR/Q
ノシおはようございます(つ∀^)やっと時間できた(´Д`;)他のホストからの書き込みがないと連投規制がかかりっぱなしなんですね(´ヘ`;)大丈夫かなぁ・・・

>>48
ありがとうございます( ´∀`)うれしいッス(゚´Д`゚)゚。ブワッ

>>49
(//∇//) ありがとうございますアリ*:・(*-ω人)・:*ガト

>>50
>>スレオチ ナルホド(´▽`)
心強いですwww本当にありがとうございます(人?ω?)
○○大学うふふ(*´∀`*)お任せします(/ω\*)

続けます。↓

22時くらいになり、ようやく彼女から着信が入る。

俺 「けい・・・?」
けい「ん・・・なーちゃん。」

泣いていた。

俺 「大丈夫?」
けい「ん・・・。」

俺 「今、行くよ。」
けい「うん・・・。」

電話を切って彼女のアパートの前に車を停める

52 :1:2013/06/06(木) 13:21:36.23 ID:p3qdOR/Q
チャイムを鳴らして俺は玄関で待ち構える
勢いよくドアが開いて彼氏と思われる男が出てきた

俺よりも5〜6歳年上の痩せていてあまり
冴えない感じの男だ

そいつと目が合い開口一番でこう言った
彼氏 「おまえか!?ちょっかい出してるのは?」

俺のむなぐらを掴み必死の形相だ
その手を捻り返して応戦する

俺  「俺だ。悪いか?おまえが彼女をほったらかしたんだろう?違うのか?」
彼氏 「俺は彼女と結婚するつもりでいる。」

俺  「それはお前の都合だ。彼女の淋しい気持ちを知っていたか?
    勝手なこと言ってんじゃねえ。」
彼氏 「とにかく表出ろ!」

俺  「行ってやらぁ!」

彼女は「やめて、やめて」と泣きはじめた

彼氏のほうが先にアパートの階段を降りていく

俺は彼女の耳元でそっと告げる
俺 「ごめん。喧嘩しないって言っておいて。
   大丈夫だから。部屋で待ってて。」

53 :1:2013/06/06(木) 13:35:25.28 ID:p3qdOR/Q
アパートの階段を降りたところで彼氏は
再び俺の胸ぐらを掴む

彼氏 「お前何なんだよ?」
俺  「てめぇに「おまえ」呼ばわりされる筋合いはない。
    ずっと淋しい思いさせてた野郎が今更都合のいい事
    言うんじゃねぇよ!」

彼氏 「んだとぉ!・・・・」

俺はこの際、殴られてケリがつくのならと思って
手は出さずにいようと思っていた

だけど残念なことにその彼氏は威勢こそ良かったものの
ものすごく弱かったんだ

俺は昔から喧嘩も少々、スポーツもしていたので
多少は力があるほうだった

とりあえず殴り合いだけは避け、殴られるために
俺も彼氏の胸ぐらを掴み返す

そしてあまりに暴れるので落ち着かせようと
胸ぐらをグイッと持ち上げる

ほんの少し力を入れたつもりなのに気がついたら
片腕で彼氏が持ち上がってしまったんだ

俺も頭に血が上っていたし、力加減を間違えたのかもしれないが、
とにかく火事場の糞力という奴だろう

54 :1:2013/06/06(木) 13:44:08.94 ID:p3qdOR/Q
真剣勝負ではあるが、彼女を諦めさせようと殴られる気でいた矢先、
弱すぎて俺は本当に戸惑ってしまったんだ

仕方なくそのまま街路樹(背が低くて細かい葉っぱの奴です)
に彼氏を投げ込んだんだ

街路樹がバキバキという音を立てる
彼氏はなかなか抜け出せないでオタオタしている

そんな彼氏を見て俺は拍子抜けしたと共に我に返った

勝ってしまってはいけないと思いようやく街路樹から抜け出た
彼氏に1〜2発殴らせることができたんだ

彼氏 「てめぇ、ふざけんな!ぶっ殺してやる!」

ゴスッ!
モロに顔面を殴られたんだが、痛くなくてまた困ってしまった

ゴスッ!
鼻血でも出ていればサマになったのだが頬を殴られて
全然痛くないからまたまた困ってしまった

するとちょうどいいタイミングで彼女が家から
出てきて2人に近寄ってきた

けい 「大丈夫?
    ・・・私、喧嘩は嫌だよ。」

55 :1:2013/06/06(木) 13:56:33.94 ID:p3qdOR/Q
彼氏はそんな彼女の言葉を遮るように言った

彼氏 「どっちを選ぶんだ?」

しばらくの沈黙

彼女は「ごめんね」と言って俺を指差した

俺は彼氏に向かって「なぁ?もう、いいだろ?」と悟すように言った

彼氏 「あきらめきれない、認めない。もう少し話をしよう?」
俺  「俺はいいが、彼女の事を考えろ?
    話し合いするなら彼女を部屋に戻す。いいな?」

彼氏 「ああ。」

彼女が泣きはじめた。怖かったんだと思う

俺は彼女に近づき「もう喧嘩はしないよ」とそっと耳打ちして部屋に戻るように言い、
彼女も小さく頷いておとなし部屋に戻っていった

時間は午前0時を過ぎる
しばらく彼氏と距離をあけてアスファルトに座り込み沈黙していた

俺にさっきまでの怒りはもうない
目上の人であることも分かったので、敬語をちゃんと使って話し合いをはじめたんだ

56 :肉茎平均:2013/06/06(木) 14:18:46.36 ID:zpiP4eO3
そして俺は彼氏にこう言った。
「けいは俺がもらう。その代わりお姉ちゃんはあんたにあげよう。顔が同じだからいいだろ?」
彼氏は黙って頷いた。

57 :1:2013/06/06(木) 14:31:12.45 ID:p3qdOR/Q
>>56
うはwww万事解決策wwwこの時その発想はさす蟹ナカタです

俺  「あなたが本気だったことは分かりました。ですが、俺も本気です。・・・すみません。」
彼氏 「お前さえいなければ・・・」

俺  「どうしますか?」
彼氏 「もう少し彼女と話す。」

俺  「それはあなたが決めることではないですよ。俺はもう彼女を苦しめないで
あげて欲しいと思いますけどね。むしろ会って欲しくないです。」 
彼氏 「お前が後から入ってきたんだぞ!」

俺  「でもあなたは彼女を淋しくさせていましたよね?」
彼氏 「俺は彼女と結婚するつもりで仕事に打ち込んでいたんだ!お前に分かるか?この気持ちが!」

俺  「分かりますよ。俺もいろいろありましたから。確かにその姿勢は立派です。
    でも彼女の気持ちや意志、将来はどうなるんですか?」
彼氏 「それなら俺の気持ちはどうなるんだ?」

俺  「それは分かりません。あなたの気持ちはあなたのものだから。
    あなたが自分でケジメをつけるべきものです。」
彼氏 「・・・ふざけんな。」

俺  「あなたは自分の寂しさや辛さをぶつけるだけぶつけて、
    それで彼女と結婚できたとして彼女を幸せにできますか?」
彼氏 「てめぇに何が分かるんだよ?あぁ?」

58 :1:2013/06/06(木) 14:32:48.69 ID:p3qdOR/Q
俺は正直この彼氏の態度に再び怒りが込み上げてきていた

彼氏 「あいつを抱いたのか?」
俺  「抱いてない。・・・お前、いい加減にしろよ。」

暴力でカタをつけるのだけはダメだと分かっているものの
この男だけは本気で潰したいと思ったんだ

彼氏 「あぁ?俺は抱いてるんだぞ。俺のほうが彼女を
    知ってるんだぞ。」
俺  「・・・」

この男を本気でぶち殺したいと思った
この会話を彼女が聞いていない事が幸いだと思った

俺は拳を固く握り締め耐えた。握った拳を震わしたまま俺は続ける

俺  「俺は・・・正々堂々あなたと戦う。体より心だろ?」
彼氏 「・・・んだよ。」

彼氏は時折泣き崩れたり怒ったり、また話し始めたりを繰り返す
良くわからない状態になっている

彼氏 「お前、いくつだ?」
俺  「お前と呼ぶな。・・・24歳です。あなたは?」

彼氏 「29歳だよ。」

・・・こうした堂々巡りな会話が続いていった

59 :肉茎平均:2013/06/06(木) 14:38:54.85 ID:zpiP4eO3
次の彼氏の攻撃はステータスか

60 :肉茎平均:2013/06/06(木) 14:46:11.88 ID:cRoU8Cvg
一方そのころ部屋に戻ったけいはじゃがりこを食べながら
竹内まりあに「けんかをやめて」を聴き一人悦に入っていた

61 :1:2013/06/06(木) 14:51:12.54 ID:p3qdOR/Q
>>60
うはwww彼女何してたんだろー?「カーッ(゚Д゚≡゚д゚)、ペッ ッタク男はメンドクセ!」って事は無いな(((( ;゚д゚))))

とにかく何度も繰り返し身を引くように説得したが、
彼氏は決して“分かった”とは言わずに夜が明けた

もちろん話し合いの最中に彼女も何度か様子を見に来た

喧嘩していないところをみて安心した様子で「待ってるね」
といって部屋に戻る、という事を数回繰り返した

朝方になり彼女が再び様子を見に来る

けい「・・・会社どうするの?」
俺 「俺は・・・行くよ。」
彼氏「今日は休む。」

彼氏も俺もフェアな関係を保つため、お互い同時に彼女の
アパートから離れた

不安だった。彼氏も不安だったと思う

でも、そんな俺達の不安より何より彼女が一番傷ついたろうと思い、
アパートを少し離れた所で彼女に電話を入れる

62 :1:2013/06/06(木) 14:59:13.49 ID:0RPOuhVY
俺 「けい?大丈夫?ごめんね。ひどいことした。
けい「ううん・・・ぅうん・・・ありがとう。ありがとう。」

俺 「長い夜だったね。ごめんな・・・
   俺が話をさせろなんて言ったから・・・」
けい「なーちゃんのせいじゃない。なーちゃんのせいじゃない。

俺 「いや、やっぱり俺のせいだよ。」
けい「うれしかったよ。真剣に話してくれて・・・
   なーちゃん、すごくかっこ良いよ・・・優しかったよ・・・」

彼女は少し涙声で、でも気丈に話をしてくれていた

俺 「とりあえず仕事行ってくるね。また夜行っていい?」
けい「うん。・・・なんかもう・・・声だけで早く会いたくなっちゃった。」

そう言って電話を切り、彼女の言葉に少し照れた

ただ結局俺は彼氏を説得できたのだろうか?
釈然としない気持ちは残っていたものの昨日のことを木村へ話した

木村「すげーじゃん!すげーじゃん!絶対お前の勝ちだって!」
俺 「そう?何か説得できた気がしないんだよねぇ・・・」

木村「そうかぁ?ん・・・まぁ・・・ねぇ?」
俺 「どうしたらいいかな?」

木村「じゃ、今度俺の彼女交えて4人でメシでも食うか?
   何かまた変わるかもしんないじゃん?」
俺 「そだね。話してみるよ。サンキュ!」

63 :肉茎平均:2013/06/06(木) 14:59:33.01 ID:cRoU8Cvg
「ツー、ツー、ツー・・・」いきなりの話中音。着信拒否だった。

64 :肉茎平均:2013/06/06(木) 15:03:55.05 ID:cRoU8Cvg
ちなみに木村のあだ名はラッシャーだ。
俺のことを兄貴と呼ぶ

65 :1:2013/06/06(木) 15:09:14.58 ID:0RPOuhVY
だけど俺の釈然としない気持ち、不安は的中していた

今朝、俺が彼女の家を後にして電話が終わった後、彼氏は約束を
破りアパートに戻って彼女とまた話し合いをしたんだ

それを知ったのは、その日の夜に彼女から告げられる

けい「お疲れさま。昨日はごめんね。実は・・・」
俺 「どうしたの?」

けい「あの後、彼氏がまた家にきて泣きついてきたの。
   もう本当に別れてって言ったのに納得してくれなくて。」
俺 「そうなの?それで?」

けい「思い出話とかされるとだんだん可哀想になっちゃって
   結局どうどうめぐりで時間欲しいって・・・
   言っちゃったの・・・ごめんなさい。」

彼女の態度に徐々にイライラは増していたが、気持ちは俺にあることが分かっていただけに、
ここは我慢して「そうか・・・」とだけ伝えた

釈然としないものはあったが、俺は彼女に任せようと決心する

彼氏との距離を置くことになったのだが、それからは毎日のように
彼女のところへ電話がかかってくるようになっていた

気がつけば出会って既に半年、夏も終わろうとしている頃の事である
同時に彼女の誕生日も迫っていた

66 :1:2013/06/06(木) 15:18:09.18 ID:0RPOuhVY
>>63
(∩ ゚д゚)アーアーきこえなーいwwwつながりましたwww


彼女の誕生日が近くなってくると、俺はそれまでの間に
何とか彼氏との清算をさせたくて少し焦っていた

できる事なら彼女に彼氏との関係を精算してもらい、
楽しい誕生日を迎えさせてあげたい

そんな気持ちと裏腹に絶対に俺といたほうがいいのに・・・
という自分勝手な気持ちで心は荒れていった

俺は彼女に誕生日をどうしたいかを聞くことにする

俺 「けーちゃんの誕生日。今週末だよね?」
けい「うん。実は毎年実家に帰ってるんだ。なーちゃんと過ごせたらいいんだけど(>_<)」

話には聞いていたが彼女は良家の家柄
誕生日を家族と過ごすというのも分からないでもなく、さすがお嬢様だなと思った

彼女は地方出身だが、言っても東京から1時間半もあれば行ける距離にある

俺 「そうなんだ。家族と過ごすって、やっぱりお嬢様なんだね。(笑)・・・彼氏は?」
けい「毎年会うのは誕生日が終わってからだったし、今年は会わないって言ったよ。」

俺 「そっか。もし、けーちゃんさえ良かったら俺、行ってもいいかな?」
けい「えっ!?ホントに?・・・・・・でも遠いよ。。。悪いよ。。。」

67 :1:2013/06/06(木) 15:32:51.96 ID:0RPOuhVY
俺 「嫌?・・・迷惑だったり・・・する?」
けい「ううん。ううん。すごくうれしい・・・でもどうしようかな?」

俺 「家族でお祝いするのは夜でしょ?じゃぁ昼間とか?」
けい「うん、それなら全然。でも本当にいいの・・・?
   今までそんな風にしたことなくて・・・。悪い気がする。」

俺 「俺が会いたいし、お祝いしたいだけだって考えたら?」
けい「うん!じゃぁそうする!ありがとう。
   前の日に地元に戻ってるから場所またメールするね♪」

こうして彼氏の存在も意識することなくすがすがしい気持ちで
彼女の誕生日の日を迎える

俺は車を走らせて練馬のインターへ向かう途中、
年甲斐もなく花束を買う

その他のプレゼントは一緒に彼女の地元で選ぼうと決めていた
>>誤解がないように・・・さすがにイタイ感じのないカジュアルな服装で行きました
>>花束といっても大きすぎず簡単な感じで、品位をちゃんとわきまえてる感じのものです

少し旅行気分でワクワクしながら彼女に教えてもらった通りに向かった
到着して電話をかける

彼女は待機していたのか、直ぐ電話に出る

俺 「・・・ついたよ。」
けい「すぐ行くね♪すぐ行くね♪」

なんだかはしゃいだ感じがすごく可愛く感じた

68 :1:2013/06/06(木) 15:39:03.82 ID:0RPOuhVY
しばらく待っていると彼女が小走りに近づいてきた
ワンピースがめちゃくちゃ可愛い

助手席のドアを開けて彼女が乗り込む

けい「本当になーちゃんがいるー!!来てくれたんだね!
   なんか、なんか不思議な感じ♪今日は携帯の電源切るから!」
俺 「俺も不思議な感じ♪とりあえず、誕生日おめでとう!」

買ってきた花束を渡す
彼女はすぐさま涙ぐんだ

けい「ありがとう!・・・今までこんな風にしてもらったことないよ。。。うれしいよぉ。。。」

そう言ってくれた

どうしようか?東京から1時間程度と言っても、地方なので遊ぶようなところもあまりない

でも俺にとって見慣れない、初めての土地は彼女の存在もあってか
何か探検するようなワクワクでいっぱいだった

俺は、彼女と一緒にひとつだけ行きたいところがあった
彼女から以前に聞いていた実家の側にあるという公園である

彼女が小さい頃から良く遊びに行っていたと言う公園、
彼女のいろいろな思い出がそこにあると言う

まだ昼前なので、先ずはそこに向かう

その公園はやや高台にあり、緩やかな坂を上ると駐車場があり、そこに車を停める

69 :1:2013/06/06(木) 16:03:01.41 ID:0RPOuhVY
彼女は小さい頃にお姉ちゃん(みーちゃん)や家族と犬の散歩に来たり、
この公園で遊んでいた時の事などの思い出を話してくれた

大きな広場に日時計、公園の管理事務所、
テニスコートや散歩道、北西の側には綺麗な景色

この高台から眺める景色が好きだと言った

この日は本当に天気が良かったことを覚えている
やけに9月らしいさわやかな風が穏やかに吹き俺と彼女を包んでいた

俺と彼女は自然に手をつないでその公園を一周見て回る
彼女が昔から見てきた景色を今一緒に見ている事がうれしかった

せっかくの誕生日なので俺達は彼女の思い出を一緒に回ることにした

彼女の地元を回って彼女が今まで見てきた景色、
彼女が出た小学校、中学校、高校・・・良く遊んでいた場所。

お昼を済ませて彼女のプレゼント(洋服だったか?)を買い物してみたり、
休憩してお茶して、いろいろ回って、ただただ笑って過ごした

本当に良く笑った

70 :1:2013/06/06(木) 16:06:01.25 ID:0RPOuhVY
こうして1日はあっという間で・・・

夕方、俺達は再び公園に向かった
車を停めて丘を登る

けい「今日は本当に楽しかったね♪」
俺 「けーちゃんの育った街だなぁ・・・うれしいよー!」

けい「うん。私もうれしい。なーちゃん、ありがと。・・・ねぇ、見て?

   綺麗な夕日

   わたし、この景色大好き。」

高台に上ると朝見た青々とした空は、暖かいだいだい色をしていた
西日を浴びて微笑む彼女を見て美しいと思った

俺 「けーちゃん、俺・・・本当にけーちゃんが好きだよ。」
けい「私も・・・好き。」

彼女をそっと抱きしめた。静かな時間が流れる
そろそろ彼女を送っていく時間だ

けい「離れたくないね。もっと一緒にいたい・・・。」
俺 「俺もだけど・・・でも、今日、(ご両親は)けーちゃんとみーちゃん(双子なので同じ誕生日)
   の誕生日を楽しみにしているよ。」

けい「うん。みーちゃんももうすぐ着く頃かな。」
俺 「ぅん。」

71 :肉茎平均:2013/06/06(木) 16:10:15.80 ID:khdbjcjJ
そう話しているところに後ろから声をかけられた
「けーちゃん♪」
みーちゃんの声だった。
横に誰かいる。見覚えのある顔だ。
そう、みーちゃんの横には彼氏が不敵な笑みで立っていた。

72 :1:2013/06/06(木) 16:12:24.35 ID:0RPOuhVY
ベンチに座り、景色を見ながら夕日が沈むまで一緒に眺めていた

9月の風は少し冷たくなって、急に淋しさが押し寄せる

彼女の手を引こうとした時、彼女は小さな声で言った

けい「なーちゃん?やっぱり・・・お願い・・・してもいい?
   疲れてると思うし、無理だったらいいんだけど・・・」
俺 「ん?なに?」

けい「今日食事終わるの待っててくれないかな?」
俺 「えっ?」

けい「明日仕事だもんね・・・?やっぱり・・・でも・・・」
俺 「いや、俺は大丈夫だけど・・・だけどけーちゃんは・・・大丈夫なの?」

けい「家族で食事したらそのあと全然時間ある・・・。」

彼女はぽつりぽつりと話して、申し訳なさそうな感じだったが、
俺はうれしい気持ちでいっぱいになった

ものすごくこらえながらクールに見せる

俺 「いや、全然待ってられるよ。でも、家族との食事も楽しんでくれる?
   時間も俺のことも気にしないで。」

彼女は急にぱぁっと笑顔になってうれしそうに言った

73 :1:2013/06/06(木) 16:37:47.75 ID:KPBIbuKN!
けい「本当!家族は大丈夫。楽しんでくるし。
   結構待たせちゃうけど本当にいいの・・・?」
俺 「あぁ。初めてきた土地だし、楽しみながら待ってるよ。」
けい「うん。うん。」

彼女を家の近くまで送っていくと、何度も振り返り
「後でね」と言いながら走って行った

少し時間ができたので、俺はこの頃少しハマっていた
パチスロに行くことにした

だけど何か気忙しなくて、結局パチスロは早々に切り上げて
ひとりで街をブラブラと歩くことにする

後、ご飯は何かを食べたと思う

彼女を待っている間のことはこれくらいしか覚えていない

だけど

彼女が過ごした街、育った街、すれ違う人、街のざわめき、
何もかもが違って見えたんだ


彼女からはたぶん21時〜22時くらいには連絡があるだろうと
予測して近くまで戻ることにする

21時を少し過ぎた頃、彼女からの電話が鳴る

74 :1:2013/06/06(木) 16:40:03.01 ID:KPBIbuKN!
けい「もういいよ〜♪」
俺 「早いね(笑)」

けい「早く会いたかったからぁ♪」
俺 「本当にもういいの?」

けい「うん。みーちゃんもこっちで友達と約束があるからって(笑)」
俺 「ん、じゃあ、すぐ行くね!」

みーちゃんとその友達のナイスアシストに深く感謝する

彼女からの電話を受けて直ぐに、朝彼女を迎えた場所まで急いだ
10分もかからなかったと思う

しばらくすると彼女が走ってきた

けい「なーちゃん。本当にありがとね。」
俺 「いや、俺は全然うれしいよ。」

けい「いつもいつもありがとね。」
俺 「そんなこと言わないで楽しもう!」

何だか今日の彼女は積極的だ
とりあえず車を出す

せっかくだから盛り上がろうということでカラオケに行く

75 :1:2013/06/06(木) 16:48:56.76 ID:KPBIbuKN!
軽く1時間程居て、また適当に流しながら
彼女との会話と時間を楽しむ

しばらくして彼女は公園に行こうと言いだした。

けい「ねぇ・・・公園に行かない?
   あのね、星がすごくキレイなの!」

彼女の誕生日なので彼女が思うままに俺は車を走らせる

夜の公園について車を降りて彼女と一緒に夜の空を仰いだ

星が燦々と綺麗に輝いて

俺と彼女は手をつないで再び高台に上る

芝生に腰を下ろして夜空を見上げる

けい「今日は来てくれてありがとう。プレゼント大事にするね。
   ・・・・・・・・・」

うれしそうに笑っている

けい「ここで昔良く遊んだなぁ・・・」
俺 「キレイだね。今日、ここ来るの3回目だ(笑)。
   けーちゃんとだったら何度でも来てもいいけどさ(笑)。」

彼女はそっと俺に腕を回して、肩にもたれかかり頬を寄せた

76 :肉茎平均:2013/06/06(木) 16:54:49.07 ID:zpiP4eO3
キッス!キッス!キッス!キッス!

77 :1:2013/06/06(木) 17:43:08.80 ID:KPBIbuKN!
>>76
(//∇//)

けい「本当に好きだよ・・・本当に、どうしよう。」
俺 「俺だって。けーちゃん以上かもよ。好きの気持ち。」


二人顔を見合わせて微笑む


静かな夜だった


星を見上げながらゆっくりやさしく2回目のキスを交わした

抑えていた気持ちがお互い一気に噴出する

何度も何度も激しく唇を交わしあいながらやがてゆっくりと彼女を芝生に寝かせ見つめ合う


けい「ねぇ・・・」
俺 「うん・・・」



けい「この後も・・・一緒に・・・居て。」
俺 「・・・いい・・・の?」


彼女は少し微笑み恥ずかしそうにうなづいた

78 :1:2013/06/06(木) 17:51:27.91 ID:KPBIbuKN!
( ´・ω・`)ノ この後描写してったほうがいいのかなぁ?

綺麗な感じで省略するか、描写も覚えている範囲でできるけど

ああ・・・どうしようorz

エロい人いたら教えてくださいっm( _ _ )m

過去スレだと書いてる人のほうが多いような気もするんだけど・・・(((( ;゚д゚))))

79 :肉茎平均:2013/06/06(木) 19:07:44.26 ID:srYMNGgc
ここは重要なところだから省略するとかありえん!

80 :1:2013/06/06(木) 20:04:55.21 ID:KPBIbuKN!
反感買われないよね?o(TヘTo)

>>79 ありがとうございますm( _ _ )m 頑張って続けます( ノ゚Д゚)ヨシッ!

俺達は近くのホテルに移動する
俺は彼女を強く抱きしめる

けい「恥ずかしい・・・ね?」
俺 「俺も・・・照れる。」

けい「・・・したらバイバイとか嫌だよ。」
俺 「けい・・・」

けい「凄く好きになっちゃうからね・・・。」
俺 「ああ・・・」


シャワーを浴びるとか、飲み物を用意してゆっくり
してからというものもなく

お互いに着ている物を脱がせ合い、彼女のそっと
胸を隠すような仕草が艷やかだった

小柄で色白で彼女の体はすごく綺麗で、彼女の体温、
彼女の吐息、伝わってくる彼女の全てが愛おしく、
彼女を包む込むように大きく抱きしめた

けい「こんなに大切にしてくれて・・・ありがとう。」

彼女は足を俺の足に絡め、横向きのままキスを続ける

81 :1:2013/06/06(木) 20:05:42.38 ID:KPBIbuKN!
けい「んっ・・・あ・・・はぁはぁ・・・やぁ・・・見ちゃ・・恥ずかしいよぉ」
俺 「・・・すごく・・・綺麗」

俺は彼女の大切な部分がどんなでも構わなかった
全てを愛せると思った

だけど艶やかで女性の甘い香りがして、
見た目すら本当に綺麗だった

けい「んぁ・・・もぉ・・・ぃや・・・あぁん」

お互いの激しい吐息とズズッという啜る音だけが
部屋の中に響き渡る

けい「あっ・・・んっはぁ・・きもち・・・はぁはぁ・・・
   いい・・・きそう・・・イきそう・・・ああっ!」

彼女は恥ずかしそうに顔を覆った
目が合って微笑んだ

けい「・・・慣れてる(;一_一)」
俺 「ばっ!・・・か・・・本気で好きだから。
   気持ちよくなって欲しいから。がんばっ・・・ん

照れて焦ってた俺を強引に引っ張り唇で口を塞ぐけい

けい「ん。はぁ・・・・・・好き。」

ギュッと抱きしめて再びキスをする
頭を抱え込むように彼女を抱きしめながら覆い被さる

82 :1:2013/06/06(木) 20:08:08.51 ID:KPBIbuKN!
俺 「・・・いい?」
けい「・・・きて。」

彼女は小さく頷き俺を受け入れていく
ゆっくり優しく

俺の背中に回した彼女の手に力が入り小さな「・・・ん」という
吐息を漏らす

ゆっくりと彼女の中に入れられていき、
そして全てが迎え入れられた

彼女の中は柔らかく生暖かく優しくしっとりとしていた

彼女に包み込まれひとつになっていると、
やがて実感が湧いてくる

その感触ではなく彼女とひとつになっている事に
それが幸せで俺はしばらく彼女を抱きしめたまま動かずにいた

彼女も俺を抱きしめている

彼女は俺の背中に回した両手を頬に持ってくると俺の頬をグッと寄せて
キスをすると小さな声で「うれしい」と言った

ベットと俺に挟まれて彼女の長い髪がふわっと広がって、
覆いかぶさり上から見た彼女も本当に艶やかで綺麗だった

83 :1:2013/06/06(木) 20:13:27.38 ID:kyRd4bSS
体を密着させならが俺はゆっくり優しく動いた
彼女の声は次第に大きくなる

ベットの軋む音

艶やかに喘ぐ彼女の声

時折聞こえる卑猥な音

そして2人の荒い息遣いが部屋に響き渡る

俺は彼女を大切にしたかったから
密着したままでいたかった

彼女の頭を抱えるように、抱きしめたり
頬に両手を添えて激しくキスをしたり

幾度となく激しいキス、舌を絡ませ合う
お互いにぐちゃぐちゃになりながら愛し合った


けい「あああんっ・・・はぁはぁ


   いやぁ・・・ちいい・・・よ・・・あぁぁ!はぁはぁ」


俺 「・・・はぁはぁ・・・ちいい?」

84 :1:2013/06/06(木) 20:17:15.31 ID:kyRd4bSS
俺の背中に回された彼女の腕に力が入るのが分かる
ギュッと強く抱きしめられて、俺も肘をついて彼女の頭を抱える

けい「んっ・・・はぁ・・・はぁはぁ・・・気持ち・・・いい・・・あぁあぁぁん!

   なーちゃん。。。なーちゃん。。。ぃやっ・・・あ

   キス・・・キスし んっ

彼女に再び激しくキスをする
俺も彼女も徐々に高まっていく

   んはぁ・・好き!・・・好き!・・・なーちゃん!」

俺 「・・・けい!外に・・・」

けい「うん・・・うん・・・はあああ!なーちゃん!」

俺はスッと抜いて彼女のお腹の上に出す

自分の出したものが嫌とか関係なくすぐに彼女を抱きしめた
彼女は「えっ?大丈夫なの?」と言って少し笑った
俺は「後で洗うし、今はけいを抱きしめたい」と言って軽く微笑んだ

そしてキスをした

85 :1:2013/06/06(木) 20:22:18.12 ID:kyRd4bSS
俺は彼女がたまらなく愛おしく、しばらく抱き合ったまま
彼女の滑らかな腰、背中を撫でていた

そして彼女はひと言再びつぶやいた





けい「・・・やっぱり慣れてる(;一_一)」





俺 「・・・あのなぁ(笑)。」

けい「・・・ふふふ(笑)」



けい?何か回復早いみたいだ俺・・・



静かなその夜にようやく彼女と愛し合った
出会って半年のことだった

こうして俺は更に彼女への愛情を深めていったんだ

86 :p2-user: 800654 p2-client-ip: 113.210.0.121:2013/06/06(木) 20:23:30.59 ID:/BYEN7vH
良かった・・・

彼女にチンコはついてなかったんだね・・・

87 :1:2013/06/06(木) 20:38:52.81 ID:kyRd4bSS
>>86
鰺アリ*:・(*-ω人)・:*ガトデス 残念ながらナカタヨ゚(゚´Д`゚)゚ブワッ
あってたまるかぁwwwm9っ`Д´)

俺も彼女も離れたくなかったが、夜が明ける前に送っていかないとと思いホテルを出る

彼女の実家の前に着いて別れが惜しくなる

俺 「大丈夫?」
けい「セコムかかってるんだけど、すぐ解除すれば大丈夫」

セコムあるんだ?

東京に戻ったらまたすぐ会おうねと言って
キスをして彼女は車を降りた

彼女の帰った家の方向へ車をゆっくり進める

「家でかっ!!」思わず独り言が口をついた・・・彼女の家はデカかった

家に入ろうとする彼女がこっちに気がついて軽く手を振ってくれた

こうして、東京に向けて高速を走らせた

「気をつけて帰ってね。昨日は本当にありがとう。大好き。」
というメールをもらって幸せな気分でそのまま仕事に向かった

幸せな誕生日だったと思う

88 :肉茎平均:2013/06/06(木) 20:47:11.95 ID:zpiP4eO3
と、言うところで目が覚めた

89 :1:2013/06/06(木) 20:49:33.12 ID:kyRd4bSS
東京に戻り、彼女が戻って再びいつものような日々が始まった

ひとつ違うのは、彼女とはもう恋人のように
なっていたことだった

だけど彼女はまだ彼氏と別れきれていない
俺の不安はそこにあるだけになった


彼女も彼氏と会うことはなくそれから1〜2週間が
過ぎたある日の事だったと思う


彼女の様子が変なことに気がつく

彼女はいつもちゃんと辛いことでも何でも隠すことなく俺に報告をしてくれる

それは時に辛い現実であったりもするのだが、ありがたいことでもあった
ありがたいと、そう思うようにしていた

「贈る言葉」の詩にもあるように信じらぬと傷つくよりも
人を信じて傷つく方がいい

だから辛い事でも俺と彼女の将来のために何でも受け入れよう
彼女の言葉を全て受け入れる

俺はただそれだけを実行しようと心に決めていた

90 :肉茎平均:2013/06/06(木) 20:50:48.53 ID:zpiP4eO3
「あのね、、、来ないの」

91 :p2-user: 800654 p2-client-ip: 113.210.0.121:2013/06/06(木) 21:00:14.97 ID:/BYEN7vH
あー、彼女完全にアレですわ。
俺わかっちゃいましたわ

92 :1:2013/06/06(木) 21:29:05.94 ID:kyRd4bSS
>>90
wwwさす蟹そこまでベタじゃなスwww

>>91
文書下手くそだしベタかな?( TДT)ゴメンヨー

でも最後まで書きたいんだ゚(゚´Д`゚)゚ブワッ  レス本当にうれしいよ
もちろん書き切って何かが劇的に変わるもんじゃないって分かってるけどさ(´;ω;`) 本当にスマソ・・・続けます

けい「あのね。今度彼氏が家に来て話したいって言ってるの。」
俺 「えっ…?」

けい「全然連絡なかったからそのままにしちゃってた。」
俺 「うん。それで、会うの?」

けい「どうしたらいいかな?」
俺 「俺は会っては欲しくない。だけど、けーちゃんのためにも、
   彼氏の将来のためにもケジメはつけたほうがいいと思う。」

けい「うん、私ちゃんと言うね!」
俺 「分かった。信じてるよ。」

俺はこの時の事を後悔している
何としても会わせるべきじゃなかったんだ

彼氏が彼女の部屋を訪れた日
20時、21時、22時、23時、24時・・・

そいつが帰っていったのは深夜を回る頃だった

93 :1:2013/06/06(木) 21:32:36.81 ID:kyRd4bSS
待っている間、気が狂いそうだった
彼女から連絡をもらった時、既に彼女は泣いていた

俺 「もしもし・・・?けい?」
けい「・・・なーちゃん・・・ごめんなさい・・・ごめん・・・ごめん」

直ぐに分かってしまった
勘というのだろうか
俺はそんな自分の勘の良さのようなものが恨めしくなった

俺 「なぁ・・・?

   なぁ!!!! 何で泣いてるんだよ!!!!」

けい「ごめんなさい、ごめんなさい・・・ごめ・・・ごめん
   わたし・・・わたし・・・わたし・・・」

ごめん。ごめん。何度も何度も謝られた。号泣している彼女に俺は怒鳴りつけていた

俺 「あいつはぁ!!?

   ・・・あいつはどうしたよ!!!!!!ああ?」

けい「・・・・・グス・・・ヒック・・・・・帰った・・・よ。」

俺 「・・・けい。そっちに行く前に俺はあいつを追いかける!!!
   お前に二度と近づけないようにする。いいな?」
けい「!!!!なーちゃん!!!なーちゃん!!!いや!!!なーちゃん!!!行っちゃ嫌!!!
   行かないで!!!お願い・・・お願い・・・お願い・・・そばに居て。来て。お願い・・・なーちゃんに会いたい!会いたいの!!!」

94 :1:2013/06/06(木) 21:44:44.31 ID:kyRd4bSS
俺 「・・・なんでだよ?」


温厚で喧嘩もした事もなくいつも笑顔でふわっとした
彼女が出した心の叫びのような大声だった

俺はあの男を追うのをやめて彼女のアパートへ向かう
少し気持ちを落ち着けてから彼女の部屋のチャイムを鳴らす

部屋に入ると彼女は泣いていて俺は何も言えず
抱きしめるしかなかった

彼女はポツリポツリと今日の事を俺に報告した

彼氏は彼女に泣いて泣いて泣きついたと言う
彼女ははっきり断ったと言った

でも半ば強引に迫られ、彼氏を受け入れてしまったことを
最後に、最後にお願いだからと・・・

彼女も同情しかないと言った

その後であの男に送ったメールも見せてもらった
「もう、本当に会いたくない。やっぱりもうムリだよ。お願いだから別れて・・・」
あの男の返信には
「何でそんな事言うの?」
そんな内容が書かれていた

95 :肉茎平均:2013/06/06(木) 21:56:09.28 ID:zpiP4eO3
「おどれが最後やいうたんじゃろーがぁ!」
って返せばよかったのにね

96 :1:2013/06/06(木) 21:58:27.98 ID:JmkHGA5U
だけど俺はそんな簡単に受け入れられる訳が無いと思った
本当に嫌なら助けを求めてでも拒むはずだから

だから同情の他にも過去の思い出とかが彼女の心を巡ったんだ

以前に彼女が言っていた
彼氏は「本当に優しい人だよ」と。

泣きつく彼氏の姿を見て変わってしまった関係、自分への罪悪感、
そして可哀想になってしまったんだと

怒りなのか、悔しさなのか、この正直な告白に
俺は何が何なのか訳が分からなかった

ただ、そこに愛がないことは分かっていた
そう解釈するしかなかった

彼女もそう言った

でも涙が溢れてくる

彼女を罵倒する訳でもなくとにかくこの現実を
受け入れることに必死になった

97 :肉茎平均:2013/06/06(木) 22:04:14.66 ID:zpiP4eO3
実はけいちゃんが一番慣れてましたってこと?

98 :1:2013/06/06(木) 22:11:57.07 ID:JmkHGA5U
>>95
ぐああwwwヤパぶち殺しとくべきダタヨwwwオォォォщ(゚Д゚щ)



「そんなセックスに何の意味もないんだから。

 だから・・・だから!!! 許すとか許さないとかない。

 だから!!!!!謝らるな・・・謝らなくていい

 俺が頑張るから。」

俺はそれだけ彼女に伝えた

その間、彼女はただただ謝っていた
彼女は「一緒にいるのも嫌だよね?」と言った。

だけど俺は彼女を抱いたんだ・・・切なかったけど悔しかったけど
その行為に意味があるかないかを分かって欲しかったから

彼女は「私、絶対なーちゃんなの・・・」

それなのにどうして私は彼氏を完全に拒めないんだろう?
なんで彼氏は分かってくれないんだろう?
どうして可哀想だと思ってしまうんだろう?

そう言って彼女は泣き続けたんだ

99 :1:2013/06/06(木) 22:25:42.68 ID:JmkHGA5U
>>97 実はけいちゃんが一番慣れてましたってこと?

???スマン「一番慣れてました」というのは???

ごめんよおおお・・・俺の文書が下手くそなばっかりにorz
イメージとか湧きにくい所とかあったらkwskしますんで言ってクダサイm( _ _ )m



すみません、今日はこれで帰宅しまつ

今日もレスくださったみんな、本当に本当にありがとう゚(゚´Д`゚)゚ブワッ
マジ感謝でつm( _ _ )m

最後まで絶対頑張りますんで!明日また続き書きますα(゚Д゚ )

今日も乙カレー様でした ノシ

100 :肉茎平均:2013/06/06(木) 22:30:37.87 ID:zpiP4eO3
>>85

101 :p2-user: 800654 p2-client-ip: 113.210.0.121:2013/06/07(金) 00:46:35.72 ID:Aa9zQRa0
やっぱり女はクズだな。
これからは男だよオ・ト・コ

102 :1:2013/06/07(金) 02:13:15.62 ID:M9ykR8Dp
ノシ 眠いでつ(´ぅω・`) 少しだけ書けますφヾ(・д・`
あと、本当にすみませんm( _ _ )m
80-81の間の前戯部分が抜けていました(´;ω;`)オレッテバ・・・orz
読み返して気づきましたΣ(|||▽||| ) どうしよう?

>>97 >>100
>>実はけいちゃんが一番慣れてましたってこと?

把握したwwwスマソ  俺の表現下手です(;´Д`)ノ
ここの部分実際の会話で書き直します・・・(;・∀・)

81
 けい「・・・慣れてる(;一_一)」
 俺 「ばっ!・・・か・・・本気で好きだから。
    気持ちよくなって欲しいから。がんばっ・・・ん

 ↓(ク○ニや指入れとかいろいろ駆使してます)

 けい「ねぇ?・・・なーちゃんって・・・上・・・手??すぎる?上手なんだよね?絶対!」
 俺 「えっ?な、何で?」
 けい「わたし経験少ないし他の子とこういう話しないから分かんないケド・・・
     今までなーちゃんしてくれたみたいにしてもらった事ないし、
     こんなに感じる事ってなかったよぉ・・・こんなに感じるって事は多分じゃなくて絶対上手!!!
     なんだよね?ねぇ?ねぇ?ねぇ?
     ・・・女の子の扱い慣れてるでしょ〜?ポイもん?(一_一;)ジトー」
 俺 「ばっ!・・・か・・・本気で好きだから。
    気持ちよくなって欲しいから。がんばっ・・・ん(ここでキスされる)

103 :1:2013/06/07(金) 02:42:09.29 ID:M9ykR8Dp
>>101
ワロタ

>>100

85
 ここも実際の会話で:(;゙゚'ω゚'):キオクを・・・

 そして彼女はひと言再びつぶやいた
 けい「・・・やっぱり慣れてる(;一_一)」

↓(コトが終わった後で彼女を抱きしめながら体をお触りしてました)

 けい 「ねぇ?」
 俺  「ん?」
 けい 「(背中や腰とか)優しくさわられるの・・・気持ちいい。」
 俺  「ん。」
 けい 「なーちゃんのこの手ぇ?」(手を引っ張り上げられる)
 俺  「・・・ん?分かんない・・・」(いろいろとちょっかいを出す、お触りタイム)
 けい 「なーちゃんすごく経験ありそうだもん?わたしホントにホントに少ないからァ」
 俺  「そんな事・・・俺だって心配だよ?彼氏と早く別れて欲しいし。」
 けい 「・・・それはそうなんだけど今はその事嫌ぁ!・・・違うぅ!
      なーちゃん女の子の扱いうまいもん!絶対慣れてるもん!
      ・・・ これでバイバイとか嫌だよぉ(><)?」
 俺  「・・・あのなぁ(笑)。けーちゃんが好きだよ。浮気もバイバイもないから。」
 けい 「だってぇ・・・・・・・・・・・でもうれしい・・・ありがとう・・・ふふふ(*////ω////*)」

104 :1:2013/06/07(金) 03:22:04.43 ID:M9ykR8Dp
寝ますね・・・

今日も本当にありがとう*:・(*-ω人)・:*

80-81の抜かしてしまった部分;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン

順番バラバラになっちゃって本当にごめんだけど
追加させてもらっていいだろうか?(>人<;)

その部分だけは分かりやすいようにはしておくので・・・orz

おやすみなさい ノシ

105 :1:2013/06/07(金) 12:12:47.34 ID:NhLqMnBl
ノシ  お昼ですみませんm( _ _ )m

過疎だなε- (´ー`*)フッ ボチボチやってきます

とりあえず80-81の部分ですが、考えてやっぱり書きました
できれば下手くそでも、下手くそなりにちゃんと意味が
つながるようにしたい

ガマワワ言ってすみません おながいしまつ(´;ω;`)

106 :1:2013/06/07(金) 12:13:33.84 ID:NhLqMnBl
>>80
けい「こんなに大切にしてくれて・・・ありがとう。」
彼女は足を俺の足に絡め、横向きのままキスを続ける

80-81の間ですm( _ _ )m
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
唇を吸ったり舌を絡めたりしながら、あいている手で
彼女の髪をかき上げ首筋に舌を這わせた

首筋を舐めていると「はぁはぁ」という彼女の息遣い、
吐息の乱れがリアルに伝わってくる

俺は徐々に彼女の胸の方へと舌を進める
彼女の肌のハリや綺麗さ、ちょうどいい大きさの胸

時折、ビクッっとしたり「んっ・・・はぁ」という
彼女の艶かしい声がたまらない

けい「あんまり見ちゃィヤ。恥ずかしいよぉ・・・」

そして優しく彼女の乳房を口に含む
口に含んだまま突起した乳首を舌の上で転がすように
舐めたり、吸ったり、甘噛みをする

時々ピクンッとなって「んっ・・・」
という吐息が漏らす

乳房を舐めながら近接した彼女の肌は透明感であふれ
香水なのか女性らしい甘い香りが漂ってくるのがわかる

107 :1:2013/06/07(金) 12:14:22.78 ID:NhLqMnBl
もう片方の胸をあいた手で優しく包み込む
親指と人差し指で優しくつまんだり、ひねったりして愛撫していく

ピクッとなるたび恥ずかしそうな彼女が可愛い
けい「恥ずかしいよぉ。」

一旦、キスに戻り、ゆっくりうつ伏せにして背中を舐めていく
くびれたウェストラインが色っぽい

背中から徐々にウェストにかけて舐めながら少し胸を浮かせて
彼女の乳房と乳首を優しく愛撫したまま彼女を少しよじらせ
後ろからキスで口を塞ぐ
けい「ぅんっぅんっぅんっ・・・はぁ」

そのままゆっくりと横向きに寝かせて彼女の背中に密着する

俺は片肘をついて、彼女の頬の下あたりから腕を出して
胸を弄りながら体をよじらせた状態でキスをする

そして太腿のあたりからゆっくりソフトに彼女の
ヌルヌルと濡れている場所に手を這わせた

小さく突起している場所を中指で撫でる
ゆっくり指で回すように、優しく、時折親指の腹と中指で
剥いて人差し指で撫でる

108 :1:2013/06/07(金) 12:15:15.79 ID:NhLqMnBl
途端に彼女は悶え始める
ビクッビクッとしながら
キスで口を塞がれている彼女はこもった声で喘ぐ
「んっ!んっんんっんーーー!・・・はぁあ・・はぁはぁああっんっ」
彼女のこの声が可愛くてたまらない

ゆっくり時間をかけて指で彼女を弄りながら背中を
首筋に何度も舌を這わせる

しばらくしたところで彼女を仰向けにし、お腹のあたりから
徐々に下へ下へと舌を這わせると彼女はスッと脚を開いた

開かれた彼女の内腿に顔を埋めて焦らすように舐めていく

そして両手で支えるようにして彼女の脚を開かせた
ゆっくりとヌルヌルした場所へ顔を埋めて舐める

ゆっくり膣の方にも指を入れゆっくりと繰り返し出したり
入れたりをする
時折、彼女の形を見たくて顔を離してみたりした
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
81

けい「んっ・・・あ・・・はぁはぁ・・・やぁ・・・見ちゃ・・恥ずかしいよぉ」
俺 「・・・すごく・・・綺麗」


分かりづらくてホントごめんなさい(´;ω;`)以後気を付けマス

109 :1:2013/06/07(金) 13:22:44.19 ID:NmN9CGSk
状況整理

80→106→107→108→81

こんな流れです。

今日は98の後半から投下していきます お願いしますm(_ _)m

なんで彼氏は分かってくれないんだろう?
どうして可哀想だと思ってしまうんだろう?

そう言って彼女は泣き続けたんだ

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ここから続き

その日の一件から、あの男は執拗になった

話し合いを口実に彼女のアパートに来ては
彼女と半ば強引に関係を持とうとするんだ

俺は怒りが頂点に達して本気でそいつを殺そうと思った

だけどそれは同時に彼女を失う事にもなると分かっている
からそれができない

例え殺さなくても暴力に訴えればたちまちに彼女に
バレてやはり失う事になる

彼女を失う事と耐えて待つ事を天秤にかけて
俺は耐えて待つ事を選んだんだ

110 :p2-user: 800654 p2-client-ip: 113.210.3.138:2013/06/07(金) 13:54:45.04 ID:Aa9zQRa0
殺せばええがな
彼女を罪悪感で縛ればよかったのに

111 :1:2013/06/07(金) 13:57:15.21 ID:NmN9CGSk
>>110
アリガトwww゚(゚´Д`゚)゚ブワッ

彼女もどうすればいいか分からない状態になっていた
そんなある日、俺が隣にいて彼氏との会話を聞かせてくれた事があった

彼女が話して直ぐに携帯に耳をあてて、彼氏が何て言っているかを
俺に聞いて欲しいと

「うちの両親にどう話せばいいんだよ?」
「俺の世間体とか紹介してくれた友達に何て言えばいいんだよ?」
「別れたら周りに俺はなんて言えばいいんだよ?」
「お願いだよ、頼むよ、お願いだよ」
「あの卑怯者来てるのか?いないなら何でそんな冷たい事言うの?」
「もう一回やり直してくれよ。今度また話そうよ。会ってくれよ。」

大体こんな感じだった

俺はこの会話を聞いて何度も「もう、やめろ!」と彼女に言った
尚更に関係を持ってはいけないと説得を続けた

こんな自分の保身ばかりしている糞以下の男だと思った

だけど彼女は俺の思っていたことと違う事を言ったんだ

112 :1:2013/06/07(金) 14:03:17.00 ID:NmN9CGSk
そして俺はようやく彼女の気持ちを、本当の気持ちを理解した

あの男の事はもうどうでもいいんだという事を

それは彼女があの男とつき合って1年くらい経った頃の事を話し始めた

彼氏の両親に紹介された時の事を

彼女が言うには、両親は彼氏の年齢の割に少し年をとっている
むしろ老いている感じに見えたと言った

その時の事を話してくれたが、子供が初めて連れてきたのが彼女で、
すごく喜んで、すごく優しくしてくれたらしい

「この子は遅くになって出来た子でね。私たちもこんな年だし
 結婚もしないで心配してたのよ。こんなバカ息子だけど、やっぱり
 私たちには可愛くてね。こんな素敵なお嬢さんが・・・
 こんなバカな子でごめんなさいね。
 一緒に居てくれて本当にありがとうね。
 本当にありがとうね。」

余程にうれしかったみたいで涙を流して喜んだと言った
これが彼女の決心を鈍らせ更に彼氏を可哀想な存在にしていたんだ

彼女はあの男ではなく、あの男の両親が悲しむのが嫌だったんだ

俺はこれを聞かされてどうする事もできなかった

113 :1:2013/06/07(金) 14:28:45.49 ID:NmN9CGSk
もちろん彼女は俺が好きだった
お互い狂おしいくらいに愛し合っていた

お互いにお互いの心配もした
俺は仕事も手につかない状態だったし、
彼女も罪悪感やいろいろな不安で毎日のように泣いていた

彼女は愛のないセックスができるんだから自分は汚ない、
汚い女でごめん、ごめんなさいと何度も謝られた
こんな女と一緒にいさせてごめんね、ごめんねって

でも俺がいないとダメで、俺も彼女がいないとダメで

一緒にいる時だけが安らぎだったよ
どうしようもなかったんだ

具体的な解決策も見つからないまま季節は冬を迎えようとしていた

この頃は俺もさすがに木村に相談をしていた
周りも随分助けになってくれた

彼女を誘って俺と木村、木村の彼女とご飯に行ったりした

周囲を固めるというのはあまり男らしくないので
好ましいことではなかったのだがいささか仕方がなかった

木村と木村の彼女は俺の味方で「説得」のような
お膳立てをしてくれた

114 :1:2013/06/07(金) 15:16:02.90 ID:NmN9CGSk
だけど結局この恋愛をしているのは自分と彼女であって
2人で決めなければいけない事だと思った

食事会の直前で俺は木村には申し訳なかったが
「説得」はやめて「楽しい時間」になるようにお願いした

後で聞いた話だが彼女はやっぱり厳しい事を言われる覚悟でいたらしい
でも、木村も木村の彼女も何も言わないでいてくれた

普通に「楽しい時間」を過ごしたのは俺も彼女も久しぶりで、
彼女はそれが分かった様子で最後に急にわんわん泣き出した
事に俺は驚いた

彼女が泣きながら「ありがとう、ありがとう」と言っていて
俺は訳がわからずなだめていたけど、
彼女は「何でもないの。うれしくて。」と言うだけだった

俺は彼女から「厳しい事を言われる覚悟」があったという事を
聞くまで何で彼女が泣いたのか分からなかった

それと、木村は笑顔で「成良の事、よろしく」ってだけ
食事のあとで彼女に言った

その言葉の中には「信じてるよ、きっとお前たちがちゃんと
結ばれる日が来るって信じてるからな。頼んだぞ。」
そんな優しさがあって、彼女はこのひと言でまた
わんわんと泣いて笑った

115 :肉茎平均:2013/06/07(金) 16:14:15.39 ID:+KK+CV7J
結局あれだな
なんだかんだいってけいちゃんは彼氏のセックスの虜になってたんだな

116 :1:2013/06/07(金) 16:14:24.41 ID:NmN9CGSk
街はイルミネーションが色とりどりに綺麗になって
クリスマスが近いよと言わんばかりだった

この頃になると彼氏も疲れが見え始めたのか、
また仕事も忙しくなった様子で彼女が彼氏と
会う回数は極端に減っていった

そして俺との時間はどんどん増えていったんだ
俺と彼女は家も結構近かったし、ほぼ毎日会って
いるんじゃないかという感じになった

俺達はその年のクリスマスはどちらが何を言い出す
こともなく一緒に過ごすと決めていた

あの男には
「あいつと過ごすのか?」と言われていたらしいが、
「実家に帰る。」の一点張りで彼女が譲る事はなかった
俺にとってはそれだけでうれしい事だったよ

それと、少しだけどあの男の両親の事とか
俺なりに考えたりもしてみたんだ

あんな男でも両親はすごく可愛くて、親は一生懸命働いて
一生懸命育てて、子供の幸せを一生懸命願って
その子供が無事に大きくなって彼女を連れてきて
どんな思いだったんだろうって

人生って軽くないんだってすごく思った

117 :1:2013/06/07(金) 17:21:01.85 ID:NmN9CGSk
あの男も彼女以外の人と幸せになって欲しいと
思えるようにはなっていたんだ

この頃から先に彼女はあの男と会うこともほとんどなく、
ちゃんと拒否できるようになっていたから



ここから先の記憶は少し時期が曖昧になる

内容は全て本当のことなので許して欲しい

クリスマスが近づいて、俺は彼女と初めての
クリスマスを計画していた

彼女の地元以外への遠出にワクワクしていた

彼女の部屋でどこに行こうか?とか予定を立てて
お弁当はどうする?
どこに泊まる?
そんな事を笑って話し合った

118 :1:2013/06/07(金) 17:26:17.34 ID:NmN9CGSk
>>115
うはwwwいつもながらメチャ厳しスwww⊂⌒~⊃。Д。)⊃ デモ、サンクソ(*-ω人)

俺はプレゼントをネックレスにした
場所はお互いいろいろありすぎたからゆっくりできる
温泉みたいのがいいねとなり、人も少なそうなので那須高原に行った

車内の会話とかは全然思い出せないんだ
でも楽しかった事は覚えてる

那須高原では牧場や普通の観光地を車で回り日帰り温泉に行くことにした

その頃はあまり温泉に詳しくなかったのでお互い秘湯だの、
名湯などにこだわる事もなくとにかく2人が一緒にゆっくり
のんびりできればどこでも良かった

夜になり適当な所で食事をとった
彼女にクリスマスプレゼントのネックレスを渡した

その場でつけてもらって彼女に良く似合っていたよ

旅館で混浴温泉といった情報は見つけられなかったので、
一応調べておいたホテルサンバレー那須のアクアヴィーナスに行った

アミューズメントスパで水着で混浴ができるってあったから
http://www.nasu3800.co.jp/

今思えばもっとマシなプランが立てれたのにって思うよ
あれから13年経った今でもまだ残っているんだね

119 :1:2013/06/07(金) 17:41:41.29 ID:88lum3R8
水着になって彼女と一緒にプールのような温泉に入る
イルミネーションやライトアップですごくキレイだった

クリスマスなのに人も少なくて岩場の影に隠れて少し
イチャついたりできた

気持ちが軽くなったせいか時間の流れは穏やかだった

温泉を出てから俺と彼女は宿泊先を探す
泊まれなかったら泊れなかったでそれはいい思い出だよ
という彼女の提案で特に宿泊先は決めなかった

だけどすぐに近くのラブホテルに空き部屋があって
呆気なく宿泊先も決まり楽しいだけの小旅行は
あっと言う間に終わった

120 :1:2013/06/07(金) 18:21:21.75 ID:88lum3R8
クリスマスムードが消えて街は年越しムードになる

彼女も学校が休みとなり、あの男に会うこともなく
実家に戻っていた

そして俺は年越しを東京で迎え、1日の夜から彼女に会いに
行くことになった

やはり良家なので、正月はいろいろと来賓もあるらしく正月前
から準備や手伝いに大変そうだった

彼女も会いたいけど夜に少し会える程度と聞いていて俺はそれでも
構うことがなかったので彼女を待つことにした

申し訳なさそうに喜んでいた

なので、結局年越しはひとりだったよ
年が明けて昼間は適当にテレビを見たりして夕方
くらいになって彼女の地元に向かったんだ

彼女の地元に到着して彼女を待つことにする

やっぱりバタバタしているのかやっと彼女と
会えたのは21時頃だった

車をいつも迎える場所に停めて待っていると
彼女が現れた

けい「なぁぁぁぁぁぁちゃん!会いたかった!」
俺 「明けましておめでとうございます。(笑)」

121 :1:2013/06/07(金) 18:22:47.86 ID:88lum3R8
けい「なぁに?照れてるの〜?明けましておめでとうございます(笑) ふふふ。
   なーちゃん、今日もありがとう゚.+:。*゚.+:。」
俺 「うん。ちょ、何か照れるぞ・・・今日
   どしたの?ん?けーちゃん何?」

けい「別にぃー!ふふふ。うれしいだけだょ。(笑)」
俺 「・・・はぁ?」

けい「ねぇねぇ?明日ってなーちゃん大丈夫って言ってたよね?」
俺 「えっ?うん、大丈夫だけど。でもけーちゃん忙しいって?」

けい「良かったぁ♪今日ね、ほとんどの親戚来ちゃって、
   明日はもう自由でいいよって!お父さんが。こっちでお参りとか行こうよぉ?」
俺 「そっかそっか!」

何となく彼女が上機嫌な理由が分かってそんなひとつひとつの行動や言葉の全てが可愛いと思った
こんな穏やかな時間が俺は一番好きだった

翌日、彼女とまた地元をめぐることにする
新年ということもあり、いろいろな場所は賑わっていた

地元の名産をつまんだりお土産などを買って、ずっと一緒にいたいねという会話をしながら彼女と過ごした

あっという間に2日間を過ごして俺は東京へ戻り、
彼女も東京に戻ってきた

その時からはずっと一緒にいる事は多くてお互いベッタリだった

122 :1:2013/06/07(金) 18:45:28.00 ID:88lum3R8
だけどそんな時からだった俺はその頃から仕事が
うまくいかなくなり始めていたんだ

サボっていた訳ではないけど契約の低迷もあったり
いわゆるスランプというやつだろうか

そしてやる気も徐々になくなっていった

彼女と出会ってずっと営業成績トップを走ってきたのだが、
気がつけば真ん中くらいの順位まで沈んでいた

そんなある日のこと
知人からの電話があった

「実は知り合いの会社でシステムエンジニアを探している、興味ある?」

俺はもともとパソコンはできたが、プログラミングなんてできないし、
完全に未知の世界だった

そんな時、畜生にもあの男を思い出した
プログラマーと言ってたな
俺は対抗意識もあって興味があると言った

彼女にその事を話したら大変に喜んでくれた
別にあの男と同じ道だからではなく、これから得られるであろう経験が
きっと俺と彼女の将来の安定につながると思ったからだろう

紹介という事で転職は比較的スムーズに行えた
長らく一緒にやってきた木村と離れるのはかなり淋しいが
木村は俺と彼女が幸せなら応援すると言ってくれた

123 :肉茎平均:2013/06/07(金) 18:50:47.35 ID:+KK+CV7J
SE 死亡フラグきた

124 :1:2013/06/07(金) 18:53:01.68 ID:88lum3R8
遠くに離れる訳ではないのでまたいつでも遊ぼうぜと言ってもらい
俺は後ろ髪を引かれる事なくその会社を後にする事ができたんだ

まだまだ肌寒い1月の終わりのことだった
そして彼女もまた同時に卒業、就職を控えていた

2月に入り、俺の誕生日を彼女は一緒に祝ってくれた
でも、残念な事に何をもらったか、どんなだったか記憶にないんだ

なので少し転職先の会社の事を書いておこうと思う

転職はとてもスムーズにいった
彼女も応援してくれて新しい事への挑戦に不安とワクワクが入り混じる

小さな会社だったが同年代の同僚もいて、いろいろと教えてくれた

だけどC言語の本を渡されて勉強してみたものの直ぐに才能がない事を
思い知らされたっけ

あの男は確かCOBOLをやってたと思った
できれば奴よりかは上級な言語をマスターしたいと思って一応は
必死に食らいついていたと思う

でもやっぱり全然理解できないままで、その会社から大手電気メーカに
出向することになったんだ 常駐SEという奴か?

一応勉強では他の言語書も読んでは見たがちんぷんかんぷんだった
どうやら俺にはプログラマの才能は皆無であると気がついた

俺の新しい会社でのスタートはそんな感じだった

125 :1:2013/06/07(金) 19:12:59.98 ID:88lum3R8
>>123
大丈夫だwwwなんも出来なかったからwww8時前に帰宅してたしwww情けナスorz

転職してから俺の中に残っている大切な思い出をひとつ話そうと思う

その日俺は風邪を引いてしまい会社を休んだ

俺が住んでいたアパートは車でもなければ到底来ることができない
東京でも多摩市の更に山のほうだった
家賃は6万で2DK駐車場付き
こんな物件は土地の条件が悪いからに決まってる

そんな所に住んでいた

その日、彼女も学校だったし俺は家で大人しくしていた

彼女とは毎日のように会っていただけに、会えない日は本当につまらないと実感

お腹も空いたしやる事もないし淋しいし動く気力もなくてグダグダしていた

だからオナヌーしようと思ってパンツを下ろした
風邪引いてたら今日は会えないと思ったし

その直後だった

−ピンポーン

!!!!!!

126 :1:2013/06/07(金) 19:28:52.99 ID:88lum3R8
夕日が少し傾いた頃だったので時計をみようと部屋の中で
振り返ったときちょうど窓からタクシーが帰っていくのが見えた

時計は16時くらいで変な時間に誰だろうと思ったよ
そんな場所にタクシーが来ることも珍しいし、と。

隣の住人か誰かのツレが間違えたんだと思ってせっかく下ろした
パンツを上げて気のない感じでドアを開けると

彼女が立ってた
俺も勃ってた

けい「なーーーーちゃん(笑)」
俺 「ぶっ!!!!えっ?けーちゃん?何でいるの?」

けい「心配だったのぉ!会いたかったのぉ!具合は?」
俺 「えっ学校は?」

けい「この時間だよ。終わってるって。(笑)」
俺 「そー・・・だよね。(笑)」

けい「何してたの?パンツだよ。」
俺 「ああ!そうだよ!パンツだねぇ。うん、いや、汗かいたからぁ〜
   着替えしようとしてたところ!汗かいてだいぶ良くなったよぉ♪」

けい「ふ〜ん?(´・ω・`) 入っていい?」
俺 「うん。うん。うん。ちょ、ちょっ。ごめん、ごめん。
   うん入って、あっ、ちょっ、ズボンだけ履いてくる。待って。」

127 :肉茎平均:2013/06/07(金) 19:31:00.22 ID:v+yGRFMF
てか、誰かわからないのにパンツで出るのかね?キミは

128 :1:2013/06/07(金) 19:52:33.46 ID:88lum3R8
>>127
スマソorz若気の至りだwwwドア半開きにして顔だけチョコと出して「ほぁ〜い?」って感じで
「お隣ですヨ」って言うだけのつもりだったからorz

そしたら彼女で(つд⊂) しばらく半開きで話してたんだけど

けい「この時間だよ。終わってるって。(笑)」
俺 「そー・・・だよね。(笑)」

ここで、ヒョコって顔だけ入れてドアのこっち側覗かれてという具合でつ(T▽T)

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

けい「何でそんな焦ってるの?誰か入れたとかぁ!?」
俺 「入れるわけないじゃん!ちょっ、びっくりしてさ。全然来てくれるなんて思ってなかったから。
   いや、こんなことされたことないからすっげーうれしいよ。」

けい「ふふふ(笑)。私も会えてうれしいよぉ。」
俺 「すぐだから、ちょっと待ってね。」

けい「ほゎーい♪」

ズボンを履いてエロ本を押し入れに蹴り飛ばし、
ティッシュを定位置に戻した

129 :1:2013/06/07(金) 20:16:51.58 ID:Gx6sfBXB
今でもこの時のことは鮮明に覚えている

彼女は黒いワンピースで少し大人びた格好で

風邪もだいぶ良くなっていたから彼女の所に戻って
彼女を壁に押し付けつけるように強引にキスをした

サプライズで好きな人が来てくれるなんてことは
今までになかったからさ

この時は本当に激しくて彼女も俺も貪るように求めあった

しばらく彼女と布団で横になりながら会話をしていたが、
お腹も空いている事を思い出した

俺 「けーちゃん、ご飯食べにいかない?」
けい「そうだねぇ、お腹空いたねぇ。具合はどうなの?
   しちゃっといてナンだけど(照)」

俺 「しちゃっといてナンだけど。(笑)
   だいぶ良くなったし、ホント今日はうれしかった。
   ご飯行ったら送るね。」
けい「えー!何かそれじゃ私迷惑かけに来たみたいじゃない?
   というか、今日泊まりに来たんだよ(笑)。
   心配だったし、一緒に居たいのに。」

130 :1:2013/06/07(金) 20:17:27.29 ID:Gx6sfBXB
俺 「そうなの?」
けい「うん♪こういう時くらいしかなーちゃんの為に
   何かしてあげられる事ないよ。」

俺 「そんな事ないよ。」
けい「あるの。いつも、いつも私の事で一生懸命になってくれて
   私、なーちゃんの為に何もしてあげられてない。」

俺 「一緒に居られるだけで幸せだから。」
けい「もー・・・いつもそうやって。うれしいよ。。。
   今日はあんまり無理させないようにって思ってきたのに(笑)」

俺 「ありがとう、さっ、じゃあご飯行こう!」
けい「うん。私、運転するね!」

俺 「ぇ?」
けい「ちゃんとミッション持ってるし大丈夫だって!
   ホントはなーちゃんの車運転したかったんだよねっ♪」

俺 「まぁ、一緒に天国ってのもアリだね(笑)」
けい「ねー!じゃあ最後に何食べよっか?(笑)」

こうして夜は老けていった

131 :肉茎平均:2013/06/07(金) 20:21:01.42 ID:+KK+CV7J
なんかあれだな
マラソン走るのにスタートから100m走走ってる感じだな

132 :1:2013/06/07(金) 20:37:45.26 ID:Gx6sfBXB
>>131
ですねw全力でしたwアリガト。゚(゚´Д`゚)゚。


次の日も彼女と一緒に居られることになり、前々から買い替えようと
思っていたテレビラックを東急ハンズまで見に行った

東急ハンズでお互いの部屋に合いそうな物を選びつつ、
彼女はそこで手作りでできるテレビラックを見つけてきた

板をスノコのようにして組み合わせていくもので、ネジを締めていく
だけなんだが、彼女は妙にそれを可愛いと言って気に入った

俺は変じゃなければ何でも良かったので、彼女のセンスに任せて
それを買って帰ったんだ

家について早速彼女と一緒に組立を始めた

1〜2時間かかったけど
やってみると以外と面白くていっぱい笑いながら作ったっけね

今もちゃんと残ってるよ

これが俺のアパートで過ごした中で最高に楽しかった思い出だと思う

133 :1:2013/06/07(金) 20:45:18.28 ID:Gx6sfBXB
ああ今日はずっとマックで仕事してたんでつが
急に寒くなりましたよー冷房入れられたぁああwww寒いwww

マジだコレΣ(゚д゚lll)

www何か冷風強になったんジャマイカ?www嫌がらせだああ_| ̄|○

すみません

今日はとりあえず帰宅しまつ(;´Д`)

レス本当にありがとうございます。゚(゚´Д`゚)゚。ブワッ

最後まで絶対頑張りマスんで!

よろしくお願いします ノシ

134 :p2-user: 800654 p2-client-ip: 175.143.61.12:2013/06/08(土) 01:05:01.11 ID:dxJihedU
うむ。
乙であった。ロビー板は人が少ないで反応薄いけど気にしないでね

135 :1:2013/06/08(土) 11:40:49.16 ID:YTw3sdyF
ノシ 漏はようございます^^
早く書ききらないと・・・(;´Д`)
今日も頑張りますのでよろしくお願いします(>人<;)

>>134
お気遣いアリ*:・(*-ω人)・:*ガトございます。゚(゚´Д`゚)゚。ブワッ
初心者ですし面白い事も書けないのでマターリできてちょうどいいデス(*´∀`*)
所々レス頂けてシアワセですm( _ _ )m

↓↓↓↓↓↓↓↓↓続きデス

小旅行、転職、サプライズ訪問・・・etc
猛烈な勢いで自分を取り巻く環境が変わっていく中、また、彼女との
思い出は日増しに増えていくのと同時にそんな関係にも前進の兆候
が現れ始めてきた頃の事だった

俺は新しい会社でプログラミング書籍とにらめっこしていたのだが、
1ヶ月を少し過ぎた所で超大手の家電メーカーに出向を命ぜられた

全くの役立たずなのに出向する意味が分からなかったが
こういうものなんだと受け入れることにした

こうした環境変化というのは良くも悪くもプライベートにも直結する事で、
環境変化によるプライベートへの影響、将来への不安や期待などの
現実的な話というのもまた避けて通れないものである

彼女と出会った頃、彼女は教師になりたいという
夢を話してくれた事があった

136 :1:2013/06/08(土) 11:41:39.53 ID:YTw3sdyF
俺の転職や彼女の卒業や就職という現実が嫌がおうにも
もう夢という段階ではなく、より現実に対する具体的な話になる

もちろん仕事の事もあれば、その中には結婚の事もあった

あの男が良く結婚と言っていた事を思い出す

逆に俺は彼女に対して「結婚」という事は
一切口にしなかった

彼女はまだまだ22歳で就職の他にもまだまだいっぱい
やりたいことがあるはずだから

もちろん「ずっと一緒に居ようね」とは言う

だけどそれを現実的にしてしまう「結婚」という言葉は
彼女にとって重圧でしかないと思ったから

それよりも俺達の関係が正常になり続いて行く事
続けて行けばいつかはそうなるだろうから、続けながらその日を
待てばいいんだと思っていた

けい「なーちゃん。前にさ教師になりたいって
   言ったこと覚えてる?」
俺 「うん。覚えてるよ。出会った頃だったよね?」

けい「うん。良かった♪なーちゃんはちゃんと話を覚えて
   てくれるから好き(笑)。」
俺 「そお(笑)?うん、で?それで?」

137 :1:2013/06/08(土) 11:42:37.98 ID:YTw3sdyF
けい「・・・うん。教師ね、母校でって思ってて。」
俺 「そっか。一緒に見に行った所だよね?
   どこでもなれるものじゃないんだ?」

けい「・・・採用試験受けて受かればどこでもなれるんだけどね。」
俺 「そっか。」

けい「その・・・地元のほうが有利なんだって。親の事もあるし。」
俺 「へー。あー、でも確かにけーちゃん家って良家だし、
   地元に貢献してそうだもんね。確かに有利って言えば有利かぁ。」

けい「・・・なーちゃん?」
俺 「えっ、だって、確かに毎日って訳にはいかなくなるけど
   けーちゃんの地元までそんな遠くないじゃん?」

けい「・・・ねえ?何で私の事責めないの?ずっとだよ?
   こんな時まで平気な顔して・・・」
俺 「俺が頑張ればいいんじゃない?俺は大丈夫だよ。」

けい「・・・私、わがままばっかりでなーちゃん傷つけて。
   何でこっちに残れって、いい加減にしろって言わないの?」
俺 「・・・地元の方が有利なんだろ?
   俺はけいがやりたい事をちゃんとやって欲しいんだよ。
   ご両親の事だってあるんだろ?
   ・・・
   なぁ?けいは大丈夫じゃないって思ってるの?」

けい「・・・分かんない。分かんない。」
俺 「じゃあ、大丈夫だと思ってる俺はどうすりゃいいんだよ!!!」

138 :1:2013/06/08(土) 11:59:10.68 ID:YTw3sdyF
少し大きな声で言った途端に彼女は「ふぇ・・・ふぁああん怒ったー」といってわんわん泣き出した
俺は焦って「あ!ごめん。ごめん。怒ってないから。怒ってないから。」と必死に笑顔で取り繕った
彼女は泣きながら取り繕う俺に「違うの、違うの。怒ってくれて嬉しいの。」
と言って更にふええんと泣いた

しばらくオタオタしている俺にスンスングズグズしっぱなしの彼女

けい「スンッ わたし、なーちゃんの事いっぱい傷つけてる グスッ
   スンッ わがままばっかり グズッ スンッ
   なーちゃんに我慢させてる事いっぱいあるのに スンッ
   グズッ いつも平気な顔して私を責めない スンッ
   やっと叱ってくれうううふぁああああああんふぇえええ」

こう言ってまたすごい泣いた
今までで一番の号泣だったんじゃないかな
でも切ないとか苦しいとかが伝わるものじゃなくて

しばらく泣いた後に彼女は抱きついてきて

   グスンッ ヒック ヒック 愛してる ぅぅぅふぇえええ

そう言ってまた泣いた
彼女をギュッと抱きしめて俺も

俺 「愛してるよ・・・笑ってよ?」

化粧も涙でグズグズになりながら彼女は可愛く笑って
俺も笑って
2人でおでこを突き合わせて笑った

139 :1:2013/06/08(土) 12:00:08.08 ID:YTw3sdyF
その後もまだしばらく泣いていて

けい「スンッ、スンッ、はは、、ズズ、、はは
   わたし、結婚はやっぱりなーちゃんがいいな。」
俺 「ああ。俺だって。そうなるように頑張ろうな。」
けい「ズズ、、うん、、うん。」

それは決して本格的なものではない恋人達が良くする
「夢」の会話の一部として

彼女が落ち着いたところで、
どうやって続けていくか
週末は絶対に会おうね  とか
交互に通う?       とか
中間地点もいいね    とか話し合った

あの男はどうするの?って話もあったけど
もう無理になると思うよっていうのが彼女の答えだった

彼女は「別れたい」という意思はちゃんと伝えてあるから、
彼氏が自分の意思で離れてくれるまで待つことにしたんだ

相変わらず諦めきれない様子はあるものの少しずつ
あの男も前に進もうとしているのが何となく分かって
俺もそれに納得した

140 :1:2013/06/08(土) 12:15:08.57 ID:YTw3sdyF
その頃仕事では営業職ではなくなって会う頻度が減るのが普通なのだが、
彼女の家は俺の帰り道にあるのでそれもなかった俺達は普通に比べれば
幸せなほうだったと思う

彼女が地元に帰る事を知って、俺は彼女と共に一緒に
いられる日々を更に大切に一生懸命過ごしていった

卒業式もあと数日後を控え俺は彼女が卒業式を終えた後、
一緒に旅行へ行こうと提案した

俺 「けーちゃん、卒業式が終わってもすぐに地元に帰らないよね?」
けい「うん。なーちゃん・・・淋しいよ。」

俺 「だからさ、旅行行こうよ!!」
けい「えっ!どこ?」

俺 「俺の地元。」
けい「えっ!?行きたい!」

俺 「けーちゃんに彼氏に嘘つかせたりするのすごく嫌なんだけどさ
   卒業式、迎えに行きたいし、終わったらすぐに。」
けい「ううん。平気!頑張る。行きたい!すごい楽しみ!」

俺 「ごめんね。でも、ありがとう。絶対楽しくするから。」
けい「なーちゃんと一緒だったら何でも楽しいもん!」

141 :1:2013/06/08(土) 12:35:23.20 ID:YTw3sdyF
139-140の間にコレ入れ忘れた(((( ;゚д゚))))_| ̄|○スマン

139
俺もそれに納得した
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
彼女から「愛してる」と言われたのは、
この時が初めてだったと思う

彼女は卒業してからしばらくして地元に戻る事になった
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
140
その頃仕事では・・・

↓↓↓↓↓↓続き↓↓↓↓↓↓
卒業式までの日々はあっという間だった

彼女の学校の周辺は女子大生の彼氏のお出迎え車がいっぱい
停まっていて、そんな中に俺もひょっこりいた

卒業式は可愛らしい振袖(っていうの?)で
彼女にすごく似合っていた

前日の内に準備は済ませておいたので、一旦彼女の家に
行って彼女の支度を待って家を出る

高速に入り、俺は地元に向かって車を走らせる
天気もすごく良くて富士山がキレイで
高速道路から見える海の水面がきらきらしていた

142 :1:2013/06/08(土) 12:40:58.22 ID:YTw3sdyF
微妙な時間に出発したため、地元に到着する頃は既に夜だった
2日間だけだけど彼女は俺の実家に泊まることにした

あの男の事もあったので俺は彼女の負担にならない
よう両親に友達と紹介した

俺が実家に女の子を連れてくる事は過去1〜2回あればいいほう
だったので、両親はどうしたのかしら?
と不思議そうしていたが、適当に誤魔化し通した

彼女は俺の部屋に寝てもらい、
一応は俺は別の部屋に布団を引く

両親が寝て後で彼女の布団に潜り込んだっけ

次の日もその次の日も、朝から俺の育った街を回った
彼女の地元を回ったように

彼女は「なんか不思議だね」と言って笑っていた

彼女といると自分の地元の景色が違って見えたよもしかしたら
彼女の地元をまわった時、彼女も今の俺と同じ気持ちだったのかな?
とはしゃぐ彼女の横顔を眺めそう思った

こうして2日間を終えて東京に戻った
俺達の思い出がまたひとつ増えたんだよ

143 :1:2013/06/08(土) 15:17:09.99 ID:SWMfvSBe
彼女もいよいよ地元に戻る準備を始めた
もうすぐ彼女と出会って1年になるんだ

そう思ったら初めて彼女と出会った家、共に歩いた道、泣きながら話した場所、愛し合った部屋、一緒に過ごした日々、思い出の数々が走馬灯のように蘇ってくる

彼女が地元に戻る前日、彼女から会いたいという電話が来た
直ぐに彼女のアパートを訪ねたが少し元気がないように見えた

けい「今日もありがとう。なーちゃん。」
俺 「どーしたの?」

けい「ううん。怒らない?」
俺 「・・・何?」

けい「・・・怒らない?」
俺 「・・・まぁ、言いたい事は分かるから。怒らないよ。」

けい「なぁに?本当に分かるの?」
俺 「当たり前だって。あいつだろ?引越し手伝いたいとかそんな理由でしょ?どうせ。」

けい「やっぱりスゴいね、私のこと本当に分かってくれてる。
   ・・・実は、彼氏が明日地元まで送らせて欲しいって。」
俺 「ハァ・・・で?」

けい「怒らないって言ったぁ。待って。聞いて!
   で、一応分かったって言ったの。」
俺 「うん。っていうか、何でOKしたの?まぁいいや。それで?」

けい「断っても、断ってもきかないの。でもね・・・あのね。」
俺 「・・・分かった。ハァー・・・」

144 :1:2013/06/08(土) 15:18:03.55 ID:SWMfvSBe
その夜、ほぼ空っぽになった彼女の部屋で布団1枚
最後の夜を過ごしたんだ

彼女は16時くらいに出発するって言ってて
俺は前日にかっこつけて強がってみた割に今日は
仕事が手につかず昼間から何度も何度も携帯を
ちらちら見ていた

16時近くなって彼女から
「絶対大丈夫だからね」って電話があった

それでもそろそろ高速に乗るんじゃないか
あの男は本当に何もしないでちゃんと送るのか
事故したらぶっ殺そうとか
いろいろ考えて久しぶりに嫌な気持ちになった

俺も仕事にならなかったので定時で会社を出た
18時くらいだったと思う
以外にも早く連絡がきてびっくりした

145 :1:2013/06/08(土) 15:18:34.38 ID:SWMfvSBe
けい「なーちゃん?無事着いたよ♪」
俺 「あれ、あいつは?」

けい「もう帰ったよ。なーちゃん。なんか離れちゃったけど近くに感じるね。」
俺 「うん。」

けい「・・・聞かないの?」
俺 「明日休みだから、明日聞かせてもらおうかな?予定ある?」

けい「えっ?明日会えるの!!!?予定ないよ!ない!
   ホントにいいの?」
俺 「ああ。すごく会いたいしさ。それと・・・
   今日の事でけいが話終わった時、俺が側にいたほうがいいだろ?」

けい「・・・何でそんな優しいの?なーちゃんには分かるんだね。
   あー・・・泣きそう。グスッ でも今日は泣かない。我慢する。」
俺 「・・・ん。・・・で、ご飯は食べたか?」

「まだだよ。お腹すいたぁ(笑)一緒に食べたーい!」
 「お父さんとか喜んでるでしょ?」
「うん。まぁね(笑)」
 「行ってやんなよぉ(笑)」
「まだご飯出来てないもん(笑)」
 「そうなの?つか、今度タイ料理とか行く?」
「行く(笑)よし!探す(笑)」
 「そうそう!そういえばさぁ木村!・・・はぁああ笑ったよー
「なーちゃん、ホントなのソレ!?・・・はぁああおもしろーい
 「それでさー・・・・・・・・・・・
「ホントー!!!・・・・・・・・・・

146 :1:2013/06/08(土) 16:13:08.04 ID:i4HYqo56
この日はあの男がどうしてそんなに早く帰ったのか俺は聞かなかった
分かっているというより、彼女が話し終わった時に抱きしめて
あげなきゃいけないと思ったから

今日は彼女はきっと眠れないだろう
そう思って彼女がご飯を食べた後、お風呂に入った後も
電話でずっと話してたよ

翌日、結構早い時間から彼女の地元へ行った

いつもの場所で待っていると、彼女がうれしそうに走ってくる
いつもと違って少しラフに見えたが、彼女が近くまで来て
それが家着だと分かった

彼女は車に乗ってすぐ俺をスーパーか何かの
駐車場に誘導して車を停めさせた

彼女は「早く、早く」と言って俺を急がせる
彼女は家の前までくると「こっちから」と言って
玄関ではない窓から俺を家の中に誘導する

できればコソコソせずに正面からちゃんと「ご挨拶」に伺いたいものだ
と思ったが今日のこれはこれで面白いので何も言わず
彼女の後についていった

147 :1:2013/06/08(土) 16:14:39.70 ID:NiRya9aU
俺は小さい声で「大丈夫なの?」と聞くが、
彼女は無邪気に満面の笑みで笑った

彼女の実家は本当に広くて迷路みたいだった
靴を持って静かに廊下を歩く

2人とも小声になる

けい「誰もいないから大丈夫なんだけどね(笑)
   ちょっとスリルあって楽しくない?」
俺 「いや・・・まぁ・・・ね(笑)」

けい「今日、朝早く出てったし急に戻る事ないよ。」
俺 「じゃー何で小声なの?」

けい「ちょっ笑わせないで!(笑)」
俺 「てか、もし見つかったら?」

けい「別にいいよ。彼氏だよって紹介するから。」
俺 「つか、親に彼氏とか紹介した事あんの?」

けい「ないよ(笑)。」
俺 「そしたら俺、めちゃくちゃ印象悪いじゃん?」

けい「ぷぷー(笑)そうだー(笑)」
俺 「おいっ(笑)それにしても大きい家だなぁ?」

−ガチャッ

148 :1:2013/06/08(土) 16:49:32.08 ID:NiRya9aU
けい「ここっ!」
俺 「おお!けーちゃんの部屋か。」

けい「高校生の時のままだよ。」
俺 「おおお!誰か入れたことあんの?」

けい「ある訳ないよー(笑)なーちゃんが初めて。1度やってみたかったんだぁ。」
俺 「えっ?ナンで?」

彼女は中学生や高校生だった頃、やはり家が厳しいので周囲の友達の
ようにバイトして夜遅くまで遊んだり、親に内緒で彼氏・彼女を家に
入れたりしている友達がうらやましかったと言った

俺 「でもホント見つかったらヤバいよ?」
けい「いいの。絶対大丈夫だもん。説得するから。」

俺 「できれば正面から堂々とご挨拶にお伺いしたいんですけど?」
けい「じゃあ今日する?」

俺 「もっと早く言ってくれよ(笑)スーツ持ってきてないぞ(笑)」
けい「じゃあいいよ。そのままで。ぷぷっ(笑)」

俺 「つか、支度は?(笑)」
けい「さっき起きた。ぷぷぷー(笑)」

俺 「つか、荷物は?(笑)」
けい「別の部屋(笑)焦ってるー!?」

149 :1:2013/06/08(土) 18:59:24.75 ID:5lEis/1r
またやってしまいました。゚(゚´Д`゚)゚。本当にスマソorz
連投規制の後にVPN接続変えるため書いたのキャンセルするからそれで
抜けちゃうんだと思う。。。本当にごめんなさい、ごめんなさいm( _ _ )m
もお、ホント気をつける(´;ω;`)

143
俺 「・・・分かった。ハァー・・・」
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
けい「ごめんね、ごめん。でも違うの。」
俺 「違うって?」

けい「お願い・・・怒らないで?嫌いにならないで?聞いて・・・?」
俺 「・・・ん。」

けい「わたしもうちゃんと拒否できるから。もういいの。
   彼もその事分かってる。」
俺 「・・・」

けい「きっと最後になるから。」
俺 「・・・」

けい「彼は私に会いに通える人じゃないの。彼もそれを分かってる。
   最後だから・・・彼は自分にケジメをつけようとしてる。
   だからお願い。」
俺 「・・・俺がけいを嫌いになれない事知ってるだろ?
   あいつにさ、事故しやがったらぶっ殺すって伝えてな?」
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
144
その夜、ほぼ空っぽになった彼女の部屋で布団1枚

150 :1:2013/06/08(土) 19:21:22.86 ID:5lEis/1r
148
俺 「つか、荷物は?(笑)」
けい「別の部屋(笑)焦ってるー!?」

↓↓↓↓↓↓↓続き↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

俺 「つか・・・ 「いいの!来て

彼女はベットに横になって俺を引っ張ってキスをしてきたんだ
急にまじめな顔で「ここで・・・して。」と言った

俺はその誘いに抗うことはなかった
彼女の家は大きくて、逆に落ち着かなかったなぁ
少し休憩したらシャワーを浴びて支度すると言ったその時の会話はこんな感じだった

俺 「今日、どうしたの?積極的っていうか?」
けい「ふふ。あのね、ずっと考えてて。なーちゃんに私の何か1番とか初めてっていうの
    をあげたかったから。」

俺 「1番?」
けい「うん♪・・・ホラ・・ェ・・・ッチとか初めてとかじゃなかったでしょ?他にもいろいろ。いろいろ。」

俺 「あー・・・うん。まぁ。あっ!でも卒業式は俺が貰ったというか初めてだぞ?
   いやー他にもあるような気もするけど(笑)。」
けい「あー・・・うーん。そうなんだけどなぁ・・・でも卒業式とか1番とか何か違うっていうか・・・
   そーじゃなくて(笑)何て言うかなぁ・・・なーちゃん、いじわるで言ってるでしょ?」

俺 「はは。ごめん、いや、分かってるよ。すごくうれしいんだよ(笑) ありがとう。」
けい「今までいっぱい傷つけてごめんね。私何もなーちゃんにあげられるものなかったから。これからは・・・」

151 :1:2013/06/08(土) 19:31:42.78 ID:5lEis/1r
とりあえずシャワーを浴びて支度するねと
言って彼女は裸のまま部屋を出ていった

部屋に残された俺は部屋を見回して彼女の青春?育ったところが
どんなかを目に焼き付けておこうと思った

家は大きいが彼女の部屋は6畳くらいで絨毯の色は赤だった
可愛らしいぬいぐるみが数個ベットの隅に置かれていたと思う
入口には確か全身ミラー
ウッド調の壁
そんな感じだったと思う

あと何回この部屋に来ることができるんだろう?
結婚したらいつでも来れるよな?

特に彼女のような特殊な環境では、結婚しなければ
実家の部屋なんてなかなか入れるもんじゃない

人類にとっては何の意味もない事かも知れないが、
俺という一人の人間にとっては大きな飛躍である

俺はありがたく彼女の想いを受け止めた

152 :1:2013/06/08(土) 22:02:55.77 ID:5lEis/1r
彼女の支度を待ち実家を離れて夜まで普通に楽しく過ごした
その夜、いつもの公園に向かっていつもの場所に座った

まだすごく寒かったけど、昨日のことをぽつりぽつりと話し始める
もう既に涙がぽろぽろと出ていたよ

けい「・・・昨日はね、車でね送ってもらってる時ね。」
俺 「・・・うん。」

けい「いろいろ話したよ。昔の事。」
俺 「・・・うん。」

けい「あとね。なーちゃんが「事故したらぶっ殺すぞ」って
   送り出してくれた事も言った。」
俺 「・・・はは。」

けい「それでね。こっち着いてね。荷物降ろしてる時にね。」
俺 「・・・うん。」

けい「うっうっうっ・・・頼んだって伝えてくれって。」
俺 「・・・うん。」

けい「・・・私のこと頼んだって伝えてくれって。うっうっうっ」
俺 「・・・ぅん。」

けい「・・・今までありがとう。ごめんねって言って帰ったよ。」
俺 「・・・ぅん。」

けい「うっうっうっうっ。」
俺 「・・・ぅん。」

153 :1:2013/06/08(土) 22:04:09.02 ID:5lEis/1r
彼女は話し始めてすぐに涙がでていた
この間よりはマシだったけどぽろぽろぽろぽろ涙が出てくるんだ
だから俺は俺の胸に抱き寄せてずっと頭を撫でてたんだ
顔を見ると話せなくなると思って
少し落ち着いたところでゆっくりと彼女は続けた

けい「・・・わたしからもね。ちゃんとお別れ言ったよ。」
俺 「・・・うん。」

けい「・・・ありがとうって。」
俺 「・・・うん。」

けい「・・・ちゃんと謝った。」
俺 「・・・ぅん。」






けい「・・・なーちゃん。もうすぐ出会って1年だね。」
俺 「・・・うん。早いなぁ。はは。」

154 :1:2013/06/08(土) 22:05:18.14 ID:5lEis/1r
けい「今まで、今まで、ごめんね。いっぱい傷つけた。」
俺 「・・・大丈夫だよ。大丈夫だから。」

けい「ううん。ううん。・・・なーちゃんの方が絶対つらかったよぉ。」
俺 「・・・そんなことないよ。」

けい「あるの。でも何かすごくあっけない感じで。」
俺 「・・・ぅん。」

けい「なーちゃんをあんなに傷つけて。何でもっと早く・・・なーちゃんを。」
俺 「・・・ぅん。」

けい「何でそんな、あっけなくいられるのって?ちょっと怒れた。」
俺 「・・・ぅん。」

けい「でも私が一番悪かった。」
俺 「・・・そんなこと。」

けい「彼にも酷い事して。」
俺 「・・・」

けい「最後は地元で就職なんて」
俺 「・・・」

けい「都合良すぎるよ。わたし。」
俺 「・・・」

けい「うっうっうっうっ・・・」
俺 「・・・大丈夫。・・・大丈夫。」

155 :1:2013/06/08(土) 22:08:26.98 ID:5lEis/1r
俺は自分でも驚くほどに冷静だった
彼女が言いたい事、次に言わんとする事の全てが聞こえているようだった

恐らく彼女は俺に別れを告げる気でいることさえも

それはドラマのように全てを捨てても愛する人を
選ぶ事ができない現実

仕事や生活場所の違い、両親の存在、自分達を取り巻く環境の変化

大学生の頃のままじゃいられないという事を彼女は必死に伝えようとしていた

だから今度は俺から彼女に話し始めた



俺 「けい。」
けい「・・・ん?」



俺 「俺と終わろうと思ってるなんて言うなよ。」
けい「!!!!!!!な・・ん・・で!?」



俺 「俺たちは始めるんだ。今日、今ここから。スタートするんだ。」
けい「・・・何で、分かるの?なんで!?」

156 :p2-user: 800654 p2-client-ip: 113.210.0.202:2013/06/08(土) 22:09:04.42 ID:dxJihedU
けい最低だな!見損なったぜ!

157 :1:2013/06/08(土) 22:09:53.84 ID:5lEis/1r
俺 「・・・分かるんだよ。」
けい「・・・ぅん。」



俺 「俺が幸せにする。俺は託された。」
けい「・・・グスッふぇ」



俺 「あいつの思いを引き継ぐ。」
けい「・・・スンッん。」


今度は大泣きになった

落ち着いてシクシクしていたのに今度はぽろぽろを通り過ぎてボロボロの大粒の涙になった

俺は何度彼女を泣かせるんだろうと思った



けい「でもダメだょ。大切な人をたくさん傷つけた。」
俺 「・・・時間が解決する。」



けい (首を横に振る)
俺 「・・・」

158 :1:2013/06/08(土) 22:11:36.28 ID:5lEis/1r
>>156
今日もアリ*:・(*-ω人)・:*ガトです


けい「それだけじゃないよ。こっちに就職するんだよ。」
俺 「・・・あぁ。」



けい「お父さんもお母さんも大切なの。大好きだから。」
俺 「・・・あぁ。」



けい「教師に。ずっとなりたかったから。」
俺 「・・・あぁ。」




けい「あきらめたくないよ。」
俺 「・・・あぁ。」



けい「私は自分に都合よく地元を選んだんだから・・・」
俺 「・・・違う。」

159 :1:2013/06/08(土) 22:13:54.22 ID:5lEis/1r
けい「しあわせに・・・しあわせになっちゃダメなの。」
俺 「・・・かやろう。」



けい「なーちゃんを苦しめる。絶対、苦しめちゃ
俺 「     もういいから!!!!!   」



彼女は「怒ったぁぁぁぁ」と言ってそこから更にもっと大泣き
ギュッと抱きしめて俺はまた「あああごめん。ごめん。怒ってないよ。」となだめた

こんな時にナンだが、俺は彼女のこういう所が可愛くて仕方なかった

外は寒かったから俺はもっとギュって抱きしめた

彼女はちょっとずつ落ち着いてきて少し和やかに話せるようになった

けい「しあわせになっちゃダメなんだって思ったの。」
俺 「・・・ぅん。」

けい「だからバイバイしようって。何で分かっちゃったの?」
俺 「何でだろうな?」

けい「勝手な事言って、ごめんなさい。」
俺 「・・・ああ。」

俺の胸に顔をうずめてシクシクしていた
声にならない声で頷いていた「うん・・うん・・・」って

160 :1:2013/06/08(土) 22:15:48.12 ID:5lEis/1r
俺 「けい。俺とけいは大丈夫なんだよ。」
けい「・・・うん。」


俺 「今、見えない未来に不安で蓋をしないで明日に前向きでいよう。」
けい「・・・かっこつけ。(笑)」


俺 「つらかったね。」
けい「・・・なーちゃんだよ。今までごめんね。」


俺 「思い出にしていこう。大切にしていこう?」
けい「・・・優しいよ。優しすぎるよ。」


俺 「もう一度告白していいか?」
けい「・・・ぅん。ぅん。」


俺 「愛してる。過去も全てひっくるめて大切にする。」
けい「・・・わたしでいいの?本当にいいのかな?」


俺 「・・・ったく。今から彼女、彼氏だぞ?」
けい「・・・うん。・・・へへ。」

彼女とあの男の関係は終わりを告げた。
そして俺たちはスタートした。

161 :1:2013/06/08(土) 22:28:00.64 ID:X8KhWxbb
すみません。今日はここで帰宅しまつ 三 (lll´Д`)

レスありがとうございます(゜-Å)ホロリ

まだまだすっごいあるので、ぁぁぁ不安ですorz

ホント、書き方下手だし申し訳ナイヨ(´A`。)

月曜日からまた続けますwwww

飽きられないよう頑張りますので、またよろしくお願いしまつ ノシ

162 :肉茎平均:2013/06/09(日) 03:18:37.63 ID:8nX8zWV4
ああ、俺だったらこんなタイミングで別れを切り出されたら
怒って「勝手にしろ!」って別れちゃうな。
>>1はえらいな

163 :1:2013/06/10(月) 13:09:58.93 ID:+Wb9W3VQ
漏つかれさま´ω`)ノ  ノシ

書いてると何だか当時の事すっごい思い出してきて゚(゚´Д`゚)゚ブワッ
ここ数日ナンか現実が何なのかわかんなくなってくるよぉorz

ちょっとでも見てくれる人が居てくれてホント嬉しいですm( _ _ )m
すごく助かってます
最後まで俺、絶対頑張ります(>_<)

>>162
アリ*:・(*-ω人)・:*ガトございますm( _ _ )m
「勝手に汁や〜!」とか振るなんて到底ムリでスタwww勇気がないんですよ( ̄▽ ̄;)!!

↓↓↓↓↓続けますね↓↓↓↓↓

それからの俺と彼女はとにかく幸せだった

梅雨が過ぎていき、夏が過ぎていき

9月に入って彼氏彼女の関係となってから初めての彼女の誕生日を迎える事になる

彼女の誕生日の日、俺は仕事でまだ東京にいた

1年前、営業をしていた時のように自由に行動できればと思ったが、
彼女のためにも一生懸命仕事をして、将来の事も考えながらちゃんと向き合うために頑張っていた

わけも分からないまま入った職場ではあったが、幸いデスマーチのような仕事はなく俺は普通に帰ることができていた

その日は21時で仕事を終えて俺はすぐに車を走らせた

164 :1:2013/06/10(月) 13:12:12.08 ID:+Wb9W3VQ
1年前みたいに昼から会うことはできなかったが彼女は毎年家族との
食事があるので、その時間に出ても日付が変わる前なのでそれで良かった

多少遅い時間なので比較的高速道路は空いていて、この道を通うのは
もう何度目になるんだろう?そんな事を考えていた

ついついそんな思い出にふけっていたら彼女の地元まで1時間弱
という新記録が出てしまったんだ
オービスをも光らせてやったさ

後に9万の請求が来た事を今でも彼女は知らない

今年も途中で花束を買い、数日前に以前にあげたネックレスより
高価なネックレスを買った
また1年、また次の彼女の誕生日まで頑張ろうという決意を込めて

いつものICを降り、いつもの場所に車を停めて彼女を待った
彼女がうれしそうに走ってくる

けい「今日も本当にありがとう。」
俺 「ごめんね遅くなって。」

けい「ううん。うれしい。」

彼女が助手席に乗り込む
俺は彼女がかがんで乗り込んできた後に、髪をかいて整える
仕草が大好きで何度見ても見飽きることはなかった

165 :1:2013/06/10(月) 13:12:48.35 ID:+Wb9W3VQ
車に乗り込んだ彼女へさっそく花束を渡した

俺 「おめでとう。今年は彼女、彼氏だね。」
けい「うん。ありがとう♪本当にいつもいつもたくさんの愛をありがとう。
   幸せだね。」

寂しい老後を過ごさないこと、一緒になれば絶対寂しくないよね
それが俺たちの目標?夢のようなものだった

俺 「俺のほうこそありがとう。」

そう言って笑顔で恋人同士の儀式的なものをこなして
彼女の顔を見たくてルームランプをつけた

薄暗かったけど彼女の顔は相変わらずキレイだった

翌日も仕事があったため、その後は少し早いと言っても
23時を過ぎていたがホテルへ行った

ホテルの帰り、いつもの公園に少し寄り道をした
駐車場に車を停めてプレゼントのネックレスを渡す

ネックレスはペンダントトップに1粒のダイヤモンドが
入っているものを選んだ

これがその時の俺にできる精一杯だった

やはり彼女には何でも良く似合う

166 :1:2013/06/10(月) 13:13:19.89 ID:+Wb9W3VQ
彼女は高価なものなんじゃないかと悟って少しばかり俺の心配をしてくれていた

そう、俺は限界が近かったんだ
幾度となく彼女の地元を往復し、彼女に喜んでもらいたくてムリをしていた

生活もかなりキツくなっていた
転職したばかりで給料も良くなかったし、周りから見ればそれは
「愛し合うことではない」とも言われてもいた

もちろんその自覚はあったし、でもその時は仕方なかったんだ

ネックレスをつけてもらいいつもの公園の高台へブラブラと歩いていく
手をつないで、星を仰いで、その日もキレイな星空が俺達を包んでくれていた

だから俺はかねてから考えていることを彼女に話してみた

俺 「なぁ、けーちゃん?俺考えてることあるんだけどさ。」
けい「なぁに?」

俺 「俺、こっちで仕事探してみたいんだけど、どうかな?」
けい「なーちゃん、どうしたの?」

俺 「うん。決めた訳じゃないよ。けーちゃんはどう思うかな?って。」
けい「わたし、なーちゃんの負担になってるって事だよね?」

俺 「違う違う!けーちゃんの実家って厳しいの知ってるし、けーちゃんも
   やっぱり地元がいいでしょ?」
けい「・・・うん。そうならすごくうれしいけど。」

167 :1:2013/06/10(月) 13:14:50.11 ID:+Wb9W3VQ
俺 「うん。」
けい「なーちゃん、いつも私の事ばかり・・・うれしいよ。」

ああ俺はまた彼女を泣かせてしまったそう思った瞬間に
やっぱりうつむいて肩を震わせて泣き始めた

俺 「ごめんね、そんな無理とかしてる訳じゃじゃないから、涙拭いて笑って。」
けい「うん・・・私もなーちゃんを支えたい、私も考えてみるからね♪」


俺 「うん。ありがとう。けいのご両親の事もあるからさ、簡単には安易に
   考えてないからさ。」
けい「グスッ・・・ありがとう。なーちゃんっていつも私の事に本気だね。しあわせ。愛してる。」



俺 「うん。とりあえず俺たちのペースで考えていこうか?」
けい「うん。そうだね。ずっと一緒にいたいね。いようね♪」



俺 「家・・・送るね。」
けい「もう帰っちゃうんだね・・・寂しいよ。」





そして彼女を家に送り届け、俺はひとり夜の公園に戻る

168 :1:2013/06/10(月) 13:16:21.91 ID:+Wb9W3VQ
「リーン・・・リーン・・・」という虫の音、
「さささっ」という風の音、

星までもキラキラという音を立てているかのようだった

俺は夜の高台に上り彼女の家の方へ向いた

虫の音、風の音はまるでこの時を分かっていたかのように
消えて辺は一瞬の静寂



俺 「けーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!
   愛してるよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」



俺は夜の空に向かって、街の方向へ叫んだ
今伝えたい事が風に乗るように

しばらくしてメールが着信する

「公園にいるの?聞こえたよぉ・・・
 ありがとう!ありがとう!本当に、本当に、愛してる。」

後は気をつけて帰ってね。絶対着いたら連絡してね、
という内容が書かれていた。

こうして彼女の2回目の誕生日は過ぎた

169 :1:2013/06/10(月) 14:41:52.25 ID:+Wb9W3VQ
彼女の実家は何度か書いてきたが良家である
彼女はお姉ちゃんと彼女の姉妹だったので跡継ぎがいなかった

珍しくないが、普通に比べればやや特殊な環境なので詳しくは書けないが東京へ戻って
俺は彼女とのことをいよいよ考え始め、彼女のためにできる選択を2つ考えついた

- 彼女の地元で仕事を探す
- もっといい会社に就職して彼女を迎えに行く(跡継ぎになる)

どうすれば良いかをすごく悩んだ

俺もひとりっ子だし、彼女のお姉ちゃんが後を継げないとなった場合、
彼女は自分を犠牲にしても跡継ぎの事を考えるだろう

もちろんそれらがクリアできたとしても一緒になれる保証はなかったけど

だが、俺はひとりっ子だが自分の家系はつぶしてもいいと思っていたので、結論としては
もっといい会社に入って彼女が両親に胸を張って紹介できる男になることに考えが至った

逆にお姉ちゃんが継いだとしても、やはり彼女の両親に心配をかける訳にもいかないので
俺が継ぐにしても彼女が嫁いできてくれるにしてもステータスがあって悪いに越したことは
ない、そう思った

ステータスなんて普通ならクソの役にも立たないモノだがあれば1発で
相手に自分を認めてもらう事ができるものであるから

だからこの時は大学へ行かなった自分を本当に恨めしく思ったし、
もっといい会社に居たかったって本気で思った

だけど、そのチャンスは思うより早くやってくる事になる

170 :1:2013/06/10(月) 14:42:27.26 ID:+Wb9W3VQ
しばらくの間、彼女の地元を含め求人を探していた
だがやはり少し田舎なので給料面、仕事内容においても
なかなかいいものはなかった

そして男として情けないが派遣会社にも相談へ行った時だった
そこである求人に遭遇する

無学の俺でさえ聞いた事があった超一流メーカーの営業職である

派遣会社からも年齢の若さ、前職(大手メーカへの出向経験)、
面談での態度などを考慮して挑戦してみないか?
というオファーをもらうことができたんだ

採用までの道のりは評価期間を経て正社員にという、
今でいう人材紹介のような制度ができたばかりの時だった

もちろん彼女の地元への就職との葛藤もあったが、
高卒の自分に訪れたもう2度とないチャンスだと思った

一流メーカで自分のステータスを磨けば、
彼女の両親に認めてもらえるじゃないか?と

彼女の誕生日からほどなくして俺は彼女に相談を持ちかけた。

171 :1:2013/06/10(月) 15:04:50.11 ID:/fXbtCtl
俺 「けーちゃん。前に話したこと覚えてる?」
けい「こっちに来るって話?」

俺 「うん。けーちゃんはどう思ってる?」
けい「私はうれしいけど、どうしたらいいか全然まとまらないよぉ。
   すごく来て欲しいんだけど、なーちゃんに負担かけたくない。」

俺 「そうだよね?」

そして、俺は人材紹介のことについて彼女に説明して、
将来設計を彼女に告げる

俺 「俺、けーちゃんをちゃんを迎えに行きたいんだよ。
   今までステータスとかなくて、ずっと考えてた。」
けい「・・・うん。でもステータスなんてそんな。」

俺 「いや、重要だよ。もしも俺が親ならどこの馬の骨とも
   分からない奴に娘をあげたくないと思うよ。」
けい「大事なのは気持ちだよ。そんなこと・・・」

俺 「あるよ。跡継ぎの事だってあるだろ?」
けい「そうだけど、みーちゃん(姉)だって彼氏いるし。」

俺 「もちろん。だけど、みーちゃんの彼氏だって続くかどうかもあるし、
   継ぐとか継げるかどうかも今は分からないよね?」
けい「・・・うん。」

俺 「もしも悪い方向になってしまったら、けーちゃんだって考えるよね?」
けい「・・・うん。」

172 :1:2013/06/10(月) 15:06:31.68 ID:/fXbtCtl
俺 「俺はひとりっ子ってのは知ってるよね?だけど家のほうはもういいんだ。」
けい「えっ!!!???そんなのダメだよ。」

俺 「いや、本当にたいした家柄じゃないから(笑)けいの家系を守るほうが大事だよ。両親も納得してるしさ。」
けい「でも・・・でも。」

俺 「俺はほとんど家にも帰らないし、親もイマドキなんだよ。」
けい「でも、なーちゃんのお父さんとお母さんって・・・ぷー(笑)確かにそうだね。イマドキだね(笑)。」

俺 「けいを迎えに行くならステータスはあったほうがいい。継ぐ、継がない以前に
    どっちに転んでも大丈夫なようにしときたいんだ。」
けい「・・・なーちゃん。私ね、本当にうれしい。私、しあわせ者だね。」

俺 「それもそうだし、今のままはすごく自分がみじめなんだ。大学行って、いい会社に入ってたんなら
   今が違ったと思う。」
けい「そんなことないよ。」

俺 「あるんだよ。堂々とけいを迎えに行きたいんだよ。」
けい「ここまで想ってくれて私・・・なーちゃん?私、なーちゃんの邪魔になってないかな?」

俺 「ないよ。俺は、2人の為に頑張るだけだよ。誰かのために頑張れる人生って今までなかったからさ。」
けい「・・・なーちゃん。」

俺 「俺は今すごくけいに感謝してるんだよ。俺のしょうもない人生の
   今は太陽みたいなもんかな。大丈夫、土日休みだしさ(笑)」
けい「・・・うん。なーちゃん、相変わらずかっこつけ(笑)も〜涙出ちゃう・・・はは。も〜、大好き。」

俺ができること、それは元彼以上に彼女を愛してそれを貫くこと
仕事と彼女をしっかり両立すること
それしかないと思った

173 :1:2013/06/10(月) 15:13:11.79 ID:/fXbtCtl
そして俺はお世話になった会社を退職し、メーカー採用に臨むことにしたんだ

いささか急ではあったが、会社のほうにも意外とあっけなく理解をもらい、
10月より少し遅れて紹介をもらったメーカーに勤務を始めることになった

この人材紹介の制度だが、俺を含めて当時3人候補がいたんだ
そのうち正社員になれるのは1人

でも俺は3人候補がいるなら3人で正社員になりたいと思った

だから3人とも分け隔てなく、時にライバルとして、
仲間として励まし合いながら必死に頑張ろうって

慣れないスーツを毎日着て、この時初めてこれがサラリーマン
なんだって思った
少しワクワクしながら、この展開に少し驚きもあった
何だろう?挑戦者の気持ち

今まで飲食店や新聞配達なんかをしてきた俺が今、
目の前に広がる広いフロアにデスクを与えられて座っている

人生とは解らないものだと不思議と感動さえ覚えたよ

だけど今まで個人営業ではトップをとれていたにも関わらず、
法人営業ともなると話は別だった

なかなか成果も上がらなかったし
他の2人も同じだった

174 :1:2013/06/10(月) 15:14:36.98 ID:/fXbtCtl
でも、一生懸命な姿勢はどうやら上司に気に入ってもらえているのは
分かってとにかく頑張り続けることだと自分にいい聞かせていた

その頃になると彼女にスーツで会いに行くことも多かった

けい「なーちゃんのスーツ姿、かっこいいね♪」
俺 「そう?なんか慣れないけど(笑)」

けい「ううん。ホント!・・・浮気とかしちゃやだょ?」
俺 「絶対にないな(笑)」

けい「だって私なんか側に居てあげられてないし、
   もっと綺麗な人とか言い寄ってきちゃいそうなんだもん。」
俺 「ないない。(笑)」

この頃の会話はすごく楽しくて幸せで、近づいてくるクリスマスとかの
イベントがすごく楽しみだった

この間の誕生日から彼氏彼女という関係で迎えられるいろいろなイベント
俺にとってはそれがどんなプレゼントよりもうれしかった

彼女とのクリスマスは東京で会う計画を立てていた

その頃俺は、会社にできるだけ近い中央線沿い(小金井)へと引っ越していた
ボロい賃貸だったがまぁ見れないこともない程度

駅から歩いて15分のところだった
初めのうちは毎日満員電車に乗ることがうれしかったことを覚えてる
なんかサラリーマンしてるって感じだった
そんなうれしい気持ちはすぐに吹っ飛んだけどね  満員電車はキツかったよぉ

175 :1:2013/06/10(月) 15:15:55.63 ID:/fXbtCtl
そんな中で俺に初めての案件も出た
上司も乗り気で俺にとってそれは追い風だった

だが、11月が過ぎようとしていた頃、ここで残念なことに
仲間の1人が脱落することになった
彼は30代半ばの既婚者、一緒に頑張ってきた仲間なんだ
共に正社員になることを目標にしてきた仲間なんだ
普通の人からすれば正社員が目標なんてバカな事はないと思う
でも俺は一生懸命だったよ

だから俺は正直、納得できなかった

その報告を聞いた時、俺は彼女に申し訳ない気持ちになりながらも
気がついたら俺の代わりに彼を残して欲しいと上司に申し出たんだ

言った後で少し後悔はあったが、俺はまだ24歳、確かにチャンス
かもしれないが、一度でも縁を持った仲間を簡単に切れるような
会社はクソだって心底そう思ったから

その後、俺は上司に呼ばれた

上司「お前、本当にそれでいいのか?」
俺 「私はまだ若い(?)とは思うので大きい会社でなくとも
   チャンスはあります。彼を残いて頂くことはできませんか?」

上司「できないな。これは仕方がないことなんだ。彼も納得している。」
俺 「私は納得できていません。」

176 :1:2013/06/10(月) 15:17:52.20 ID:/fXbtCtl
上司「お前が納得する、しないにしろ彼がもう決めたことだ。お前が辞めることは構わんが、彼は彼なりに
   苦渋して決断したことをお前は反故にするのか?」
俺 「・・・」

上司「俺だってやめて欲しくないさ。彼にもお前にも。
   ・・・・彼と話しなさい。」

上司はそんな感じだった。
自分としては納得?消化?できないわだかまりがあった。

翌日その同僚と話す機会があって直接話してみたんだ
彼は彼なりに決断したことで、上司の言葉に偽りもなかった

本人は納得して自分から辞退を決めていた

俺には分からなかった
チャンスなのにずっと、ずっとあの時の事をそう思って生きてきた
だけど、彼と同じ年齢になった今、少し彼の気持ちがわかる気がしているんだ

難しい表現にはなるが、自分の「限界」や「可能性」といったものが年齢や経験を重ねていくうちに何となくわかってきてしまう
そんなところだろうか

彼は俺にありがとうと言って、会社を去った
その後の連絡で就職先が決まったことを知り少しホッとした

俺はあさましくいやしい気持ちで少しホッとしていた
俺は自分が偽善者な気がしてならなかった

俺は、結局自分の保身しかできていない
何となくみじめさを感じた寒さ差し迫る12月のことだった

177 :1:2013/06/10(月) 15:21:23.59 ID:/fXbtCtl
そしてクリスマスを迎える直前、正社員登用の面接が行われた
社長、副社長、部長らをはじめ5人くらいいたと思う
極度に緊張したが絶対に受かって良い報告を彼女にしたいとその一心で望んだ

内容は良く覚えていないので、少し中略するが大体このような感じだったと思う

俺 「失礼します。」
役員「仕事はどうだ?やっていけそうか?」

俺 「はい。
   とても楽しいです。やっていきたいです。」
役員「そうか。
   3ヶ月経ったが良く頑張っているようだな。
   上司から何を学んだか聞かせて欲しい。」

社会人になってこんな面接をしたことがなかった俺は、
かなりテンパっていた。

俺 「はい。営業の方法等ですか・・・?」(何を学んだか・・・?)

ここで空気が一変する。

役員「お前は何のために仕事をするんだ?」
俺 「はい。   生活したり、家族を養うためで・・・しょうか?」
   (何のために・・・?)

役員「んー。坂の上の雲は読んだことあるか?」
俺 「ありません。」

役員「ちょっと、教育係は誰だ?呼んでこい?」

178 :1:2013/06/10(月) 15:21:59.58 ID:/fXbtCtl
役員はそう言うと机の端のほうに座っていた部長か
課長かのあたりにそう指示した
すぐに教育係をしていた上司が部屋にやってくる

役員「星野に何を教えてきたんだ?」
上司「はい。業務を通じて社会人としての心得や心構えを
   を教えてきたつもりです。」

役員「全然理解しとらんじゃないか。もう少し様子を見るか?」
上司「勤務態度は至ってまじめで一生懸命ですし、
   最近は成果も出始めているので私は推薦したいと思っています。」

(ちょっと待て!空気が悪い。ヤバくないか…ヤバい…ヤバい、
ここで落ちたら彼女になんていえばいいんだ!?)

役員「おい!」
俺 「あっ!はい・・・?」

役員「お前の成長を見たい。本来ならここで落とすところだが
   チャンスをやる。頑張るか?」

(マジかよ?なんでだよ。?でもチャンスということに従うべきだ。
ここは次につなげることが最優先・・・)
俺はすぐに状況を把握して頑張る方向を選んだ。

俺 「はい!」
   すみませんでした。ありがとうございます。
   宜しくお願いします。」
役員「分かった。
   ちょっと山田(教育係の上司)は残れ。」

179 :肉茎平均:2013/06/10(月) 16:13:01.78 ID:hYOdMoNJ
ここで問題です
宮本武蔵、佐々木小次郎 子供がいなかったのはどちらでしょう?

180 :1:2013/06/10(月) 16:24:52.85 ID:xUlg2ZW8
>>179
武蔵wwwチンコナスwww養子www
でも坂の上の雲、結局は読んでナスwww

そうして部屋を追い出された
ものすごく悔しくて悔しくて自分に腹が立った

一生懸命やってればその姿勢だけで面接は通るものだと
思っていた自分の浅はかさにめちゃくちゃ腹立った

やはり大企業の一戦で活躍してきた人たちは違う
人のあさましさや未熟さ、考え方まで透けて見えてしまうものなんだと

そういう人たちが上に行くのであり、また自分のような人間はいつまで
たっても上にはいけない
いわゆる「人種」の違いのようなものをその時は感じていた

そんな結果を彼女にも伝えなければいけないのだが、
俺は何と言えば良いのか
チャンスは続いているにも関わらず気持ちは沈んでいた

ただ、驚いたのは俺と一緒に頑張っていたもう一人の
営業も面接で同じ結果になったのだ

正社員はこのうちのどちらかになるんだな・・・いや、一緒に正社員になろう!
そう思って2人で団結した。
一緒に正社員になろうって誓った

181 :1:2013/06/10(月) 16:25:28.05 ID:xUlg2ZW8
もう一度自分を鍛えなおそう
自分の考え方ややり方を改めよう、必死だった
今まで読んだことのないような本を読みだしたのはこの頃からだった

だから、やはり彼女には正直のそのままの結果を伝えよう
彼女に呆れられるのを覚悟で思い切って結果を告げた
だが、彼女の反応は違っていた

けい「・・・なーちゃん、どうだった?」
俺 「・・・うん。実はすぐには正社員難しいかも。」

けい「えっ?なんで?」
俺 「(事情を説明)って言われた。」

けい「えー!それってチャンスだよ〜!!!良かったね♪」
俺 「えっ?だってズタボロに言われたよ。未熟だって。(苦笑)」

けい「きっと成長させてくれようとしてるんだって(笑)
   絶対なーちゃんなら大丈夫!私が信じてるんだから!」

俺 「そう?俺大学行ってないし、もう一人の人は優秀だし、頑張れるかな?」
けい「なーちゃんなら大丈夫!
   だって大学行ってなくたって立派な人いっぱいいるもん。
   なーちゃんは立派だよ!」

と。励ましてくれた。情けなかったがこの言葉が救いだった
ただ彼女も不安だったと思う
精一杯の「良かったね!」をくれた彼女に俺は感謝した

182 :肉茎平均:2013/06/10(月) 16:32:25.84 ID:hYOdMoNJ
正解は宮本武蔵です
理由は武蔵小金井(むさしこがねい→武蔵子がねぇ)

また一つステップアップしましたね

183 :1:2013/06/10(月) 16:37:08.30 ID:xUlg2ZW8
再び俺は仕切り直して頑張る事にした
そしてクリスマスを迎える

実はこの年のクリスマスのことは憶えていない

何をあげたのか、または何を彼女からもらったのか

ただ、その日彼女が初めて俺の小金井のアパートに来たという
ことだけは鮮明に覚えている

クリスマスが過ぎると、俺と彼女の2回目の新年を
迎えようとしていた

新年はやはり彼女の地元で迎えることにした

ただ、彼女も今年は家族や親戚などの集まり、地元の友達との
集まりなどがあるため会えるのは夜だった

俺と彼女の人生が交わり、愛する事、信じる事、たくさんの事を
彼女は教えてくれた

それは世間からみたら節操もなく正しいか、正しくないかで
言えば正しくないことがほとんどだったと思う

だけど、若かった俺達にとってそれは全て正しい行動だった
とその時は信じるしかなかったんだ

彼女のような特殊な環境という高い壁を超えるために俺は一生懸命頑張った
でも運命ってどうしても変えられない定めなんだなって思ったよ

184 :1:2013/06/10(月) 16:39:11.68 ID:xUlg2ZW8
>>182
すげぇwwww天才wwwwwwマジレスしてたー俺orzwwwwしかも事実も同じwwww


年が明けてその日もいつもの場所で彼女を迎えていた

俺 「けーちゃん、明けましておめでとう!
   今年もよろしくね♪」
けい「なーちゃん♪あけましておめでとう♪
   寒いぃぃぃー。今日も来てくれてありがとう!
   今年初なーちゃんだね〜♪」
俺 「うん。じゃぁ行こうか!」

少し彼女が元気がなく見えたんだ。
先ずはいつもの公園に少しだけ寄ることにした。
真冬の公園は寒かったが、彼女の手を引き少しだけ星を眺めた。

けい「なーちゃん、ここで叫んでくれたよね(笑)」
俺 「あぁ(笑)、思い出すとちょっと恥ずかしいね(笑)
   今でも、いつまでも気持ちは変わらないよ。
   けいを大切にする。」
けい「・・・うん。」
俺 「ここはいつまでも変わらないね。
   何年、何十年経っても同じ景色で、いつまでも
   一緒に眺めていこうね。」
けい「・・・うん。」

そう言って二人寄り添い、俺は彼女の冷たくなった頬に
手を添えて軽くキスをした。

185 :1:2013/06/10(月) 16:44:41.08 ID:xUlg2ZW8
いつもと少し雰囲気の違う彼女だった気がしたが、
彼女と一緒にホテルへ入った

1月1日だったが、この日もあまり混み合って
いなくて直ぐにチェックインできた

部屋に入るとすぐに暖房をつけて、はじめは軽い雑談だった。

けい「なーちゃん。今日、泊まる。」
俺 「えっ、大丈夫なの?」
けい「うん。あのね・・・」

それは突然告げられ長く切ない夜の始まりだった。
そして彼女の口から少しずつ少しずつ話されていく。

けい「なーちゃん・・・私ね・・・私。」

彼女と彼氏彼女となったあの日の事を思い出した
そしてもう彼女は既に泣いていた

彼女の言いたいことは全て悟っていた
逆にいつかこの日が来るだろうと思っていた

彼女が彼女の意思で、言葉で俺に渡したい言葉が何かを

186 :1:2013/06/10(月) 16:45:17.38 ID:xUlg2ZW8
けい「なーちゃん、愛してる。愛してる。

   絶対にいつまでも変わらない。
 
   ずっと

   ずっと

   考えて・・・きたの。

   でもぅぅぅううううぅぅぅ」

俺 「うん。」


涙があふれてきた。彼女の声が切ない。


俺 「そ・・・っか。」
けい「やっぱりなーちゃんには全部、   全部
   わ・・・かっ・・・ちゃうんだね・・・?」

俺 「俺は嫌だよ。
   あともう少し・・・あともう少しじゃんか?」
けい「・・・」


彼女も俺も泣いていた
お互いにだまったまま、抱き合ったまま

187 :1:2013/06/10(月) 16:46:25.96 ID:xUlg2ZW8
そして沈黙を破ったのは彼女だった

けい「・・・愛してる。なーちゃん。
   本当に・・・ごめんなさぃ。」
俺 「・・・クッ」

けい「わたし・・・ぅぅぅぅ嫌だよ。
   嫌だよ ぅぅぅぅ。
   ずっと・・・・・・
   ずっと・・・・・・・忘れない。」
俺 「分かんねぇよ!!!!!」

けい「・・・もう。」
俺 「分かるわけねぇのに・・・何で俺分かるんだよ!!!!」

けい「わたし・・・なーちゃんの重荷になってるから。うっうっうっ」
俺 「そんなこと・・・考えたことないし重荷なわけねぇ。
   そんな理由じゃないだろ?なぁ・・・ぅわあああ。」

けい「私は弱かったから・・・うっうっうっ。
   なーちゃんと一緒にいさせてもらえて・・・私しあわせだった。
   わたしの・・・ワ・・ガ・・マ・・マ・・・最後の・・・
   わたしはああああああああうぅうっうっ」

そう言って泣き崩れた
俺は彼女をそっと抱きしめながら二人で泣いた
思いっきり泣いた

この時はっきりと分かった
彼女が言ったそんな理由じゃない事を

188 :1:2013/06/10(月) 16:57:09.07 ID:wwTPm4zV
彼女の家柄の重圧は俺の想像以上だった
加えて俺との距離や俺の仕事、罪悪感、将来への不安や心配、
ありすぎる程の現実的な障害

そして彼女の置かれた環境において俺と幸せになりたいという
我儘が許されない事を

毎晩、毎晩、俺からのメールや電話でもたくさん悩んだのだろう
会うたび会うたびに言い出せない事もたくさんあったのだろう

そう思うと自分勝手な愛を押しつけてしまったのではないかと
俺は、俺に腹が立った

彼女の震える肩を通して愛情も苦しみも切なさも
何もかもが伝わってきた

泣きながらキスをした
泣きながら彼女の首筋にキスをした
泣きながら彼女の手を握った
少しずつ、少しずつ、今まで以上にいつもよりやさしく
彼女と身体を重ねていった

彼女は濡れていた

俺も彼女が欲しかった
こんなにお互いが分かり合っているのに・・・てさ

切なすぎて涙が次々次々に溢れて止まらないんだ俺も

でも俺達は最後まであきらめなかったよ

189 :1:2013/06/10(月) 16:58:29.33 ID:wwTPm4zV
俺たちは暗黙のうちに最後の望みに託した
俺と彼女に子供ができる事を願って

俺はそれが「けい」であったこと、
「けい」で良かったと今でも思っている

もうこれしか方法が無かったんだ

一睡もせず夜を明かした

彼女の決心と決意を覆したい
彼女も彼女自身の決心を覆したいそれだけが俺と彼女の望みだった

昨日までの切ない雰囲気は少し朝の陽ざしに和らいだ
朝日に照らされて彼女は今日もキレイだった
すごくキレイだった

彼女を送り俺は東京に向けて車を出した
いつもと変わらない彼女は笑顔で「また連絡するね」だった
「ねぇ。きっと結ばれるよね?私たち」
「ああ。」

車を出して彼女の見送る姿、朝の日差しを浴びてゆっくりと終焉に向かっていくのを感じていた
そんな気がしていた

いきなりではなく穏やかに、それまでの激しさも、
不安も、切なさも・・・
何というか・・・あらゆる感情を超えていた

190 :p2-user: 800654 p2-client-ip: 113.210.1.174:2013/06/10(月) 18:02:02.67 ID:7cUseQv4
どゆこと?
けいちゃんとなーちゃん入水自殺しちゃったの???
そんなの悲しすぎる(つд∩)ウエーン

191 :肉茎平均:2013/06/10(月) 18:11:07.40 ID:hYOdMoNJ
結構、めんどくさい感じの女だな
別れるとかホントは好きとかバブル期の恋愛ドラマみたいだ

192 :1:2013/06/10(月) 19:44:14.93 ID:rPFQqEAC
>>190
(((( ;゚д゚))))ゴメンヨー
すっごい表現下手でorz

簡単に言うと家柄とかの壁を超えるために
子供っていう既成事実つくるしかないってなったwww

公園行って
HOTEL行って中田氏しかもうないね
彼女を家送る
俺東京戻る
という流れですm( _ _ )m

>>191
確かにwwwデモいい子ダヨwww






いつもありがとうございます゚(゚´Д`゚)゚ブワッ

ホント下手くそで申し訳ないよおorz

193 :1:2013/06/10(月) 19:44:55.55 ID:rPFQqEAC
続きです


俺は東京に戻りとにかく仕事に打ち込む事にした
何かに一生懸命になってさえいれば俺は平静でいられたから

何度もピンチはあったしまだ「子供」やメーカーへの
正式採用という望みがあったから

ただ電話やメールではそういった「別れ」とか「子供」
とかの話題に触れる事はなかった


1月も終わりに近づき俺の誕生日が近くなった
だが、この年の誕生日は平日だった

俺の記憶が正しければ彼女は前の年の4月に教師にはなれなかったため、
9月くらいから地元の公的な機関で働きながら教師を目指していたはずだ

なので、その日に会うことはなくその週末に会うことにした

彼女にとって小金井にある俺のアパートは2回目になる

仕事を急いで終わらせると、彼女と一緒に待ち合わせ少し街をぶらついて
食事をして帰宅した

ラフな家着に着替えると、テレビをつけてまったりとしていた

194 :1:2013/06/10(月) 19:55:09.25 ID:rPFQqEAC
ふとテレビラックを見て俺も彼女もこのテレビラックを作った日を思い出す
風邪を引いて彼女が突然お見舞いに来てくれた時のことを

俺 「けーちゃん、テレビラック一緒に作った日のこと覚えてる?」
けい「覚えてるよ(笑)、なーちゃん風邪ひいてて。」

俺 「結構治りがけだったけどさ。」
けい「すごく心配だったしすごく愛しくて、何も考えず思わず押しかけちゃったんだよね。気がついたらタクシー乗ってた。」

俺 「うん。うれしかったよ。」
けい「なーちゃん家着いて誰か別の女の人とかいたらどーしよーとか思った(笑)」

俺 「ある訳ないのに(笑)」
けい「なーちゃん、パンツだった(笑)いつもちゃんとしてるのになんで?って思った。なんでだったの?」

俺 「あっ、いや。」
けい「あそこって2部屋あったじゃん?別の部屋に女の人いるかと思って、ちょっと何か焦った。(笑)」

俺 「あー。うん。まーなんだ、その、けいの事考えてたらしたくなって。
   ・・ニーしようとしてた。今更言うけど。」
けい「!!!ぷぷぷー(笑)そーだったんだー。言ってくれて良かったのに。」

俺 「なんで?・・・恥ずかしいってか・・・」
けい「・・・私でだよね?」

俺 「そうだけど?」
けい「それならうれしいよ。」

俺 「えっ?そういうもん・・・なの?」
けい「うん♪」

195 :1:2013/06/10(月) 20:00:43.54 ID:rPFQqEAC
俺 「でもさぁあの時のエッチ燃えたねー?(笑)」
けい「もー!なにー!?ぅん。・・・恥ずかしいよ。(照)」

俺 「はは。」
けい「・・・早いねー。あれから。ね・・・・ぇ?」

俺 「ん・・・?」
けい「この間のこ


俺 「けい!!今日はその話は無しにしよう。」
けい「あっ・・・うん。そうだね。ごめんッ。」


俺 「俺のほうこそごめん。俺、あんまり強くないからさ。
   だけど、けいの事なら分かるから。」
けい「・・・うん。」


俺 「今日はさ・・・。ごめん。勝手言って。」
けい「ううん。ありがとう・・・優しすぎるよ。」


俺 「泣かないで。いや、俺のわがままだよ。
   けいは悪くないよ。もしかしたら子供だって・・・さ?」
けい「・・・そうだね。」


俺 「じゃ、お風呂入っていちゃいちゃするか?(笑)」
けい「うん。そうしよっ♪」

196 :1:2013/06/10(月) 20:01:25.86 ID:rPFQqEAC
次の日、彼女を地元まで送って行くので、少し早めにアパートを出ることにした


アパートから出ていく時、アパートの中を見渡した彼女がポツリと言った



けい「なーちゃんはここにいるんだね。ここで暮らしてるんだね。」


俺 「あぁ・・・。」



彼女はアパートのドアが閉まるその瞬間まで、俺の部屋の中を、その瞳に映るものを、全てを目に焼きつけているような様子だった

俺の生活が見える少し散らかった部屋の様子、家具の配置、お手洗い、お風呂、押し入れ・・・キッチン

一緒に座ったソファー。そして一緒に組み立てたテレビラック



俺は彼女を助手席に乗せて車を出した

197 :p2-user: 800654 p2-client-ip: 113.210.1.174:2013/06/10(月) 20:20:09.06 ID:7cUseQv4
小金井ワラワラ

198 :1:2013/06/10(月) 20:50:11.32 ID:rPFQqEAC
走り始めて30分程度はいつもと変わらない会話をしていたが、
落ちついたところで、俺は話題を変えた

今度は俺が勇気を出す番なんだ
思い返せばいつもいつも彼女につらい事を言わせてきた

あの男の時だって、今回だって、彼女にはいつもつらい事を
言わせてしまったのは自分なんだって思った

だから今度は俺から言わなければいけないと

俺 「なぁ?けい。」
けい「なーに♪」

俺 「来てくれてありがとうね。」
けい「ううん。すごく楽しかった♪」

俺 「この間のこと。」
けい「今、その話は・・・なしって?」

俺 「ごめん。だけどな、俺・・・。」
けい「嫌!!!嫌!!!」

俺 「受け入れようと・・・思うよ。・・・バイバイの話。」
けい「なんで今言うの?だってまだ・・・分かんないよ?」

199 :1:2013/06/10(月) 20:56:46.46 ID:rPFQqEAC
俺 「そうだけどさ。もしダメだったらその時はさ?今じゃないと言えないと思って(笑)」
けい「・・・嫌。やっぱり嫌。」

俺 「それに・・・今の俺じゃ言えないよ。家捨てろとか。」
けい「・・・言ってよ。それでも家捨てて来いって言ってよ!!!!!」

俺 「・・・言える訳ねぇじゃねぇか?」
けい「・・・うっうっうっ。」

俺 「けいが育った街を見て思ったんだ。いい所だなぁって。」
けい「・・・ぃや。」

俺 「けいのお父さんやお母さん、みーちゃんやけいを大切に育てたんだなぁって事を。」
けい「・・・ゃだ。」

俺 「素敵な家族だから、俺は壊したくないよ。子供作ろうとしてる時点で矛盾してるんだけどな(笑)。」
けい「・・・」

俺 「子供はさぁ、何ていうか・・・特別?許すも、許さないもって感じだけど。」
けい「・・・じゃあちゃんと作ろうよ!!!」

俺 「けい。」
けい「・・・・・・はぃ。・・・ごめんなさい。」

俺 「ううん。俺のほうこそ、ごめんな。ありがとう。俺自身がやっぱりちゃんとしてないとさ?」
けい「・・・ちゃんとしてるよ、なーちゃんは。」


俺 「俺はダメだよ。分かるんだ。だってバツあるから。」
けい「・・・でも・・・。」

200 :1:2013/06/10(月) 21:05:34.06 ID:rPFQqEAC
俺 「それでも子供ができたらいよなぁ。本当に(笑)
   まぁ、お父さんとお母さんをその時は悲しませるかも知れないけどさ。
   そしたら何とか許してくれそう(笑)。」
けい「・・・ぅん。」

俺 「だけど、それでダメだったらやっぱりけいをこれ以上傷つけられないしさ。」
けい「・・・そんな事・・・ない。分かんない。」

俺 「わかってるよ。話したんだろ?俺のこと。親に。」
けい「・・・」

俺 「反対されたんだよな?」
けい「・・・うっうっうっ。」

俺 「イマドキ珍しくなくてもさ、けいにはキツいよ。俺の過ちさ。」
けい「・・・でも、別になーちゃんが悪いわけじゃない!!!!」

彼女は否定しなかった。嗚咽で言葉が出なかった
分かっていてもやはり両親の反対は俺にはキツかったよ

彼女はたどたどしくだけど話してくれた

けい「・・・今まで親に言ったことなくて・・・言い合いになった。」
俺 「そっか。ごめん。」

けい「なーちゃん、悪く・・・ない。家があんなだから・・・。」
俺 「・・・けいがあの家に生まれなければけいじゃなかったさ。」

201 :肉茎平均:2013/06/10(月) 21:10:55.60 ID:hYOdMoNJ
バツ?????

202 :1:2013/06/10(月) 21:14:04.51 ID:wwTPm4zV
けい「・・・そうだけど。そうだけど・・・ううっ」
俺 「・・・いいんだよ。俺が普通だったら問題なかったさ。」

けい「・・・でも。わたしが愛してるんだし、なーちゃん見たら絶対親だって変わる・・・」
俺 「けい。本当に・・・本当に・・・ごめんな。俺のようなどうしようもない男を好きに
   愛させてしまって。」

けい「嫌だよ・・・嫌だよ。」
俺 「・・・俺だって、嫌さ。」

俺の過去がけいの大切な大切な時間を無駄にさせたんだ・・・

だから急になんて無理だからさ

急になんて俺絶対嫌だからさ

だからさ

少し時間が欲しいなぁ

でも、つらいよなぁ

俺がバカだったよ

人生なめてたなぁ

203 :1:2013/06/10(月) 21:25:13.33 ID:wwTPm4zV
俺の過去については出会った頃にけいに話した
絶対に変える事ができない過去・・・を

これについてはもう少し後で詳しく書いていこうと思う

頑張れば何とでもなると思っていた
距離だって、仕事のことだって、お金の事だって、二人の将来でさえも

でもどうしようもできない事ってあるんだって知った

距離も仕事も将来の事もどうとでもなると思ってた
でも彼女の厳格な家柄を考えれば現実世界の壁は高すぎたよ

穏やかだった日々が音もなく崩れていく
たくさんの人を巻き込んで傷つけてしまった

愛だけでは越えられない本当の現実だよね

俺 「・・・ごめんな。けいと俺が大丈夫になるには
   少しだけ時間がいるよな?
   あと少し、あと少し、大丈夫に・・・なる・・ま・・で
   時・間をさ・・・クッ・・・うっっっううう」
けい「・・・・・・・・・・・ううぁぁぁ」

彼女はずっと泣いていた
彼女の地元に着くまでずっと泣いていた

204 :1:2013/06/10(月) 21:30:03.27 ID:wwTPm4zV
そして俺たちはその時がくるまで、彼女の地元でも東京でもない思い出のない知らない土地で、静かに、ゆっくりと、少しずつ、離れていくために時間をかけ
ながら距離を置いていくことにした

急に離れるなんてできないから徐々に
離れていくことにした

でも、何度も何度も今日だけはを繰り返しながら

頼むからさ、あと少し2人に時間をくれよ
すっごい願った

それから俺たちはゆっくりと毎日のメールや電話を減らしていくことにしたんだ

すさまじい葛藤だった
愛し合っているんだから俺の仕事がちゃんとしたら彼女の両親だって認めてくれるかも知れない?でも、それなのに・・・なんで離れる必要があるんだ!
1時間半なんて近いんだから今日会おうと思えば会えるのに!
仕事だってうまくいくかもしれないじゃないか!
一流メーカに入れれば納得してくれるさ!
でもやっぱり、彼女の家柄では絶対に無理だと

愛情・憎悪・苦しみ・悲しみ、あらゆる感情が入り混じった
混沌とした日々だった

何で自分だけこんななんだ
いつも隣にいた彼女の笑顔がいつしかまた誰かに向けられてしまう
自分の責任なのに、過ちなのに意味のない嫉妬すら覚えた

はじめの1週間はほとんど変わろうにも変わることができなかった
やっぱり電話もメールも俺からも、彼女からも減らすことができない日々が続いた

205 :1:2013/06/10(月) 21:34:57.41 ID:wwTPm4zV
こんなことならやっぱり今まで通りでいいんじゃないか、やっぱり離れられない、
離れる必要がないじゃないか、お互いにその葛藤を繰り返す日々だった

1週間が過ぎても、2週間が過ぎても彼女を吹っ切ろうとすればするほど度々切なさや悲しみの渦に飲みこまれたよ

メールを1通減らし、電話を5分早く切り、電話を1日分減らす

何やってんだろうって思った

いきなりではなく穏やかに、それまでの激しさも、
不安も、切なさも何というかあらゆる感情を全て抱えたまま

たったの1年半という短い時間の中でこれほどまでに濃密で甘くて切なくて
そして激しく愛を貫いた日々だった
考えるたびに頭はぐちゃぐちゃになった

2月も終わりに近づき、俺と彼女の終焉はもう間もなくそこにあった

その日も彼女の地元と東京との中間地点で会うことにした
それが俺たちの唯一の安らぎだった

待ち合わせの場所
思い入れも、思い出もない街、そこでは思い出を作る事はしない

彼女の車を見つける
彼女も俺を見つけて車を降りて俺の前に立った
やっぱり泣き疲れている様子がすぐに分かった
そして抱きしめあってキスをして強く彼女を抱きしめた

206 :1:2013/06/10(月) 21:38:36.22 ID:wwTPm4zV
耳元でお互いにささやきあった

俺 「会いたかった・・・。」
けい「会いたかったよぉ。なーちゃん。」

俺 「愛してる。愛してるよけい。」
けい「愛してるよ。愛してるよ。なーちゃん。私たちってダメね(笑)」

俺 「はは。・・・ううっ、ちょー・・・」

既に俺も彼女も涙が溢れてくるんだよ
その声、その瞳、その顔、その香り、何もかもを目の前にするとさ

けい「ふふふっ・・・へへ・・・ぐすっ・・・なーちゃんに会うとダメだね・・・わたし。」
俺 「俺だって・・・はは。」

気持ちの高揚が落ち着いたところで彼女の車をパーキングに入れて
俺の車で少し走る

俺 「最近ここで会うこと多かったけど、この街全然見て回ってないな(笑)。」
けい「ホントだね。でも、なんか出会った頃を思い出すね。ふふふ。
   なーちゃんと一緒ならどこにいてもなんかワクワクするね♪」

俺 「あの・・・さ?」
けい「今日はその話なしにしよ♪」

俺 「分かった。(笑)この間、俺が言ったセリフだな。」
けい「なんか最近すぐ泣いちゃう・・・優しい。大好き。」

俺 「俺だって好きさ。(笑)」

207 :1:2013/06/10(月) 21:40:49.75 ID:wwTPm4zV
はじめて入るホテル
部屋に入ると俺は彼女をベットに寝かせ、彼女の顔を眺める
さっきとは一変して
俺は会いたかった気持ちが溢れてきた

俺 「会いたかったぁぁぁ!すげー会いたかった!」
けい「うん。私もだよぉぉぉ。」

彼女も俺もまだまだだった
でも・・・もうすぐだってことは、もうすぐだってことはことはお互いに気がついていた

俺 「また・・・すぐ・・・会おう・・・ね?」
けい「・・・・うん。」

彼女と会うとどうしても涙せずにはいられなかったよ

そうして俺たちはそんな気持ちを押し殺しながら、電話は2日に1回、
メールはする日、しない日などが徐々にできていった

いよいよ3月半ばとなり、俺は2度目の正社員登用の面接が行われようとしていた

そして、それは俺と彼女の最後の時を迎えようともしていた時でもあった

いよいよ3週目に面接を控えた前の週末のことだった

俺は彼女に内緒で彼女の地元に向かっていた
気持ちはぐちゃぐちゃだった

「会えなくたっていい。」

208 :1:2013/06/10(月) 21:57:32.57 ID:EnqVjmu7
すみません、今日もそろそろ帰宅しまつ´ω`)ノ

今日も本当にありががががががとうございます(>人<;)

続き書きますので、ご贔屓くらはいm( _ _ )m

今日もお疲れさまでつた ノシ ヾ(´ ω `)

209 :肉茎平均:2013/06/10(月) 22:01:59.23 ID:hYOdMoNJ
まさか、両親に会って「正社員になれたらお嬢さんとの付き合いを認めて下さい」とか
言いに行くんじゃないだろうな

210 :p2-user: 800654 p2-client-ip: 113.210.0.27:2013/06/10(月) 23:45:27.54 ID:7cUseQv4
おつ!
やっぱりタバコと一緒で別れるときはスパっと別れんとな!

211 :1:2013/06/11(火) 10:50:48.05 ID:IBanRXmL
漏はよう( ノ゚Д゚){台風が迫っているみたいデスネ

はぁ今日も頑張ります・・・すみません、書き溜め直したりしながら投下しているので
クッソwwwちょっと思い出して泣けてきたo(TヘTo)

投下していきます

>>209
wwwうはwwwそれはDQNwww
いつもアリ*:・(*-ω人)・:*ガト

>>210
乙でつ´ω`)ノ
だはぁwwwオラ女々しくて女々しくてwww女々しくwwwツラスwww

↓↓↓↓↓続き↓↓↓↓↓

ただ、あそこで彼女と過ごした時間、あの場所に行って落ち着くため

もしかしたらばったり偶然に会えるかも知れないなんて
あることないことを想像したりしながら車を走らせていた

そんな時ふいに彼女からのメール

「なーちゃん、今日、会える?今から出てわたし、東京に行くから。会いたいの。」


俺はすぐに電話した

212 :1:2013/06/11(火) 10:52:10.04 ID:IBanRXmL
俺 「けーちゃん・・・どうしたの?」

けい「会いたい。会いたい。すごく会いたい。メールごめんね、ごめんね。」



俺 「実はさ、今、向かってる、会えるとは思ってなかったんだけど、心の声が「行けっ」って。」

けい「ぇ・・・?
   すごいね?
   わたしたちすごいね・・・なーちゃん。待ってる。待ってる。」


かなり取り乱していた様子だったので、電話で大丈夫だよと声をかけなが
らしばらくして電話を切り彼女の元へ急いだ

到着した時は既に落ち着いていて、俺たちは普通にいられた

普通ってすごくいい

普通なら好きな人が隣にいて同じものを見て笑って、出会った頃の話や夢や将来の話なんかしたりして
これが俺たちの未来なんじゃないかと思った

俺も彼女も出会った頃のように再び将来を描いていくかのように
話し、同じものを見て笑った

時間は颯爽と流れる
「楽しい時間」は過ぎるのが早く、
「つらい時間」ほど過ぎるのは遅く、
終わってみればどちらも同じ時間の長さなのに

213 :1:2013/06/11(火) 10:53:06.47 ID:IBanRXmL
夜になって食事を終わらせて俺たちには
やっぱりいつもの公園が落ち着く場所だった

俺 「寒みぃ(笑)」

けい「ね。(笑)でも手は・・・手はあったかいよ。なーちゃんの手。」

俺 「今日、けいと一日中一緒にいて、初めて来た日の事思い出してたよ。」

けい「ふふふ。わたしも。」

俺 「楽しかったなぁ。将来一緒になれたら今日みたいな日がずっと続くんだなぁって思った。」

けい「ね。・・・」



少し冷たい風が頬をすり抜けていく




やがて風は止み小柄な彼女の肩を抱き寄せながら2人夜の静寂に溶け込む




彼女の頬を伝う涙が「つー」という音を立てて聞こえてきそうなほどに

辺りは静けさを帯び、彼女は静かに話し始める

214 :1:2013/06/11(火) 10:54:19.84 ID:IBanRXmL
けい「なーちゃん・・・。」


俺 「・・・。」



けい「赤ちゃんね。」


俺 「・・・うん。」



けい「検査薬・・・。」



俺 「・・・」




けい「・・・反応出なかった。」


俺 「・・・うん。」

215 :1:2013/06/11(火) 10:54:59.56 ID:IBanRXmL
けい「・・・ひどいね。神様。」


俺 「・・・はは。あー・・・」


けい「・・・。」


俺 「・・・これで良かったんだよ。」


俺の頭の中は彼女との思い出でいっぱいになった

彼女を向かい合ってギュッと抱きしめ
彼女は俺の背中へ手を回して洋服をギュッと掴み
肩を震わせて声を押し殺すように俺の胸に顔を埋めて泣く

声を出して泣いてしまったらきっと涙も止められず
喋ることが出来なくなってしまうから


けい「・・・優しいね。」


俺 「・・・。」

216 :1:2013/06/11(火) 10:56:21.09 ID:IBanRXmL
けい「・・・なーちゃん。」

俺 「・・・ん?」


けい「私・・・いつか誰かと結婚するのかな?」

俺 「・・・・。」


けい「きっと・・・きっと別れちゃうんじゃない・・・かなって思う。」

俺 「・・・・・どうして?」


けい「ううん。・・・ただ・・・ただ・・・そんな気がするの。」

俺 「・・・俺でも?」


けい「ううん・・・なーちゃんとだったらいつまでも変わらない。」

俺 「・・・。」


けい「一緒に年をとって・・・おじいちゃん、おばあちゃんになって・・・。」

俺 「・・・ああ。」

217 :1:2013/06/11(火) 10:57:20.17 ID:IBanRXmL
彼女の話し方でもう俺はダメだったよ

声をあげずただ溢れてくる涙と体の震え
俺の涙がぽたりぽたりと胸に埋まる彼女の頭に落ちていくのが分かった

きっと彼女も落ちてきた涙の雫を感じ取っていたはずで
俺の洋服を掴む彼女の手にギュっと力が入るのが分かる

ぽつりぽつりと話す彼女の話し方で俺はもうダメだったよ


けい「・・・わたしは絶対にしあわせで。」

俺 「・・・あぁ。」


けい「しあわせにしてくれるよ・・・なーちゃんなら。」


俺 「ああ!!!」


けい「・・・なんでだろう・・・分からないけどそうなの。」

俺 「・・・。ああ。」


けい「・・・こんなに!こんなに!」

俺 「・・・。」

218 :1:2013/06/11(火) 10:58:09.37 ID:IBanRXmL
けい「・・・なーちゃんを好きになって!」

俺 「・・・ああ!」


けい「愛して・・・。」

俺 「・・・・・・・・・・ああ。」


けい「愛して・・・たくさんの人を傷つけたけど。」

俺 「・・・・・・・・・・ああ。」


けい「愛してもらって・・・・。」

俺 「あぁ!!!!」


けい「わたし・・・本当に幸せだった!!!」

俺 「・・・・・・ん。」




・・・俺だって。・・・俺だって。・・・俺だって。・・・幸せだった。

219 :1:2013/06/11(火) 10:59:02.83 ID:WyvP0vPf
星は燦々と頭上に輝き、彼女の聞きなれた声だけで俺は涙を
こらえるのに必死で頭の中は彼女との思い出がいっぱい巡って

気がついたら「ああ。」という相槌ばかりしか出てこないんだ

彼女は鼻をすすり泣きながら続ける


けい「・・・わたしね。」

俺 「・・・。」


けい「・・・なーちゃんが「ああ。」って言うの・・・好き。」

俺 「・・・ああ。・・・はは。」


けい「優しくて。」

俺 「・・・。」


けい「・・・「ああ。」って言って。」

俺 「・・・ああ。」

220 :1:2013/06/11(火) 11:00:03.66 ID:WyvP0vPf
彼女は「うああああ」という声と共に泣く
背中に回していた両手で俺の胸を掴み激しくゆすった

ひとしきり泣いてまた彼女は俺の胸に顔を埋める

けい「・・・タバコ吸ってる、なーちゃんも・・・好き。」

俺 「・・・ああ。」


けい「・・・スーツ着てるなーちゃんも・・・好き。」

俺 「・・・ああ。」


けい「・・・なんで!!!???」

俺 「・・・。」


けい「・・・ねぇ!!!???なんで???」

俺 「・・・。」




けい「・・・こんなに、こんなに・・・愛しい。」

俺 「・・・ああ。」

221 :1:2013/06/11(火) 11:01:02.82 ID:WyvP0vPf
けい「・・・なのに、なんで?離れなくちゃいけないの。」

俺 「・・・。」


けい「わたしが・・・全部悪いの・・・・わたしが。」

俺 「違うよ。俺が悪い。だから・・・だから。」


けい「・・・。」


俺 「幸せに・・・幸せになってくれな。」



彼女は嗚咽して声にならない

俺も溢れ出てくる涙が止まらないよ

精一杯声を出した

一生懸命声を出した

愛しているから彼女に幸せになって欲しいって願って
それしか言えなかった

222 :1:2013/06/11(火) 11:02:23.18 ID:WyvP0vPf
けい「・・・ねぇ?」

俺 「・・・・・・ん。」


けい「・・・お願い。最後に勝手なお願い。」

俺 「・・・ん。」


けい「・・・もし・・・もし・・・ね?」

俺 「・・・。」


けい「・・・誰かと別れてひとり。」

俺 「・・・。」


けい「・・・私に、私にそんな日が来たら。」

俺 「・・・ん。」


けい「・・・来たら」

俺 「・・・ああ。」

223 :1:2013/06/11(火) 11:03:45.53 ID:WyvP0vPf
けい「・・・その時は・・・その時は
迎えに来てね
その時は一緒になってね
わがままでごめんね
わがままでごめんね
いつまでも
いつまでも
私の生涯でたったひとり愛してる人だよ
なーちゃん
愛してる
ずっと愛してるから


俺は彼女と一緒に崩れ落ちた
胸が、胸が締め付けられて息が詰まって

俺は彼女のこの意思をちゃんと受け止めないとと思った

俺 「・・・俺もずっと、ずっと愛してるよ。けい。」

けい「・・・ん。」


俺 「・・・きっと・・・けいが待てと言うなら何年でも待っていられると思う。」

224 :1:2013/06/11(火) 11:04:40.27 ID:WyvP0vPf
けい「・・・ダメ。」
俺 「・・・。」

けい「・・・それじゃ・・・ダメなの。」
俺 「・・・ああ。」



けい「・・・なーちゃんは幸せにならなきゃダメなの!!!

わたしが決める事なのに

わたしにはそれができなくて・・・私は弱い

一緒に居てあげられなくて

一緒にいてあげられなくて

ごめんね

こんなに愛してるのに

こんなに好きなのに

弱くて

いつまでも泣き虫で

なーちゃんをいっぱいいっぱい傷つけて

225 :1:2013/06/11(火) 11:05:11.09 ID:WyvP0vPf
ごめんね

226 :1:2013/06/11(火) 11:06:15.09 ID:WyvP0vPf
俺 「・・・10年後・・・10年後にもしも・・・」
けい「・・・ん。」


俺 「お互い結婚や護るものが無い時は。無かった時は・・・」
けい「・・・ぅん。」


俺 「けいの誕生日にまたここで・・・。」
けい「・・・ぅん。」


俺 「またこの場所で・・・。」
けい「・・・ぅん。」


俺 「この景色を一緒に見よう・・・。」
けい「・・・ぅん。」




俺 「その時、またここで会おう。」

227 :1:2013/06/11(火) 11:07:31.75 ID:xEMiEyY7
けい「うん!

 わたし、きっと来ちゃう気がする

 なーちゃんも来てね

 きっとだよ

 きっとだよ

 その時は一緒になるんだからね?

 その時は私をもらってね?


・・・・ったく。あたりまえじゃねぇか。


静寂していた風が再びざわざわと辺りは
音を取り戻していった

228 :1:2013/06/11(火) 11:09:08.23 ID:xEMiEyY7
今日ばかりは誰にも晒されないよう、誰にも気づかせないよう、
風がふたりの泣き声を、夜がふたりの姿を隠してくれていた

何度も何度も重ねた唇

俺の大好きだった声

俺の大好きだった手

俺の愛した人との別れだった


公園から叫んだこと、花束を持って現れたこと
いきなり俺の部屋に来てくれたこと

彼女との全てを思い返していた

彼女はこの街で生きていく


またいつか二人の人生が交わる時は来る

そう信じて

頑張ろう

229 :1:2013/06/11(火) 11:11:42.72 ID:xEMiEyY7
彼女との別れ際、Shiroの「Pearl」というCDを彼女から手渡された

願いが届くなら
一人で生きられる 強さを下さい

つないだ手のひら
生きてくって事は 悲しいと思った

ねぇ 大切なあなたへ
少しずつ変わってゆけるなら
もっと何かを信じてみようかな

愛してるも大嫌いもさよならも
雨上がりも後悔も約束も

変わってゆく変わってゆく
思い出になってゆく
追いつけない


愛を知る人に優しい雨は降る
涙がこぼれた

風の強い午後 流されたくない
向日葵が揺れてる

ねぇ 大好きなあなたへ
こうして歩いてゆくのかな
いつも何かを守りきれないまま

230 :1:2013/06/11(火) 11:13:00.78 ID:xEMiEyY7
ひなたの道 未来の匂い 夢ばかり見た
あの頃とは 何もかもが 違うけど

本当に気づいたんだ
この手を話したら
強くなれる 悲しいね

ねぇ 大切なあなたへ
少しずつ 変わってゆけるから
もっと何かに憧れていたい

愛してるも 大嫌いも さよならも
雨上がりも 後悔も 約束も

変わってゆく変わってゆく
思い出になってゆく
振り向かない

愛してるも大嫌いもさよならも
忘れない

本当に気づいたから
この手を離すから
強くなれる変わってゆける
だから今は ありがとう

231 :1:2013/06/11(火) 11:20:18.02 ID:xEMiEyY7
CDを一通り聴くと車を停めて俺は外に出てうずくまり
アスファルトを泣きながら殴っていた

半端ない喪失感だった
手は血だらけで何度も何度も車を停めてその度外に出て泣いた

東京に戻り、それでもしばらくはメールや電話で
お互いを励まし合った

でもそれは確実にゆっくりと俺たちのペースで
離れていっているんだ

心は激しく荒み、会社なんかと自暴自棄になり
辞めてもいいとさえ思えたこともあった

木村を初め俺と彼女の事を知っている友人達が皆で励まし
元気づけてくれた事を覚えている

彼女のほうもお姉ちゃんがついていてくれたり、
地元の昔の友達が励ましてくれている事を聞いて安心した

周囲の励ましもあり彼女の為にも俺はやっぱり
メーカーに入ろうと決意した

自分を磨くために、応援してくれている皆の為に

232 :1:2013/06/11(火) 11:30:09.62 ID:8H9qxJh1
その日の朝、彼女からのメールが届いた

「大好きな私のなーちゃん、頑張ってね!!絶対大丈夫だからね!」

スーツを纏い、会社へ向かう途中、空を見上げた
この同じ空の下に彼女がいる

自分を鼓舞しながら出社した
自席にて待機し、事務処理を行っている時に呼び出しがかかる

上司   「おい、面接、行くぞ!」
俺    「・・・はい。」

面接の時がやってきた

上司   「ついてるから頑張れよ!大丈夫だ!」
俺    「ありがとうございます。
      では頑張ります。」

大きく深呼吸する

心の中で静かに彼女の顔を思い浮かべる

成せば成る。成るさ。成、元気か?けい。頑張るからな。と

面接室の扉をノックして入室する

続いて上司が後ろの遠い席に座り少し落ち着かない様子だった

233 :1:2013/06/11(火) 11:37:00.36 ID:8H9qxJh1
今更ながらその時の上司の心遣いにとても感謝している

俺    「失礼します。」

役員   「おう!・・・あれからどうだ?・・・成長したか?」
俺    「(笑)はい!」

役員   「ったく本当か(笑)?どうだ?」
俺    「仕事は・・・やっぱり楽しいです!」

役員   「どう楽しいんだ?」
俺    「仕事を通じて人の役に立てたり、多くの学びを得ること
      が楽しいです。」

役員   「お前は何のために仕事をするんだ?何のために働くんだ?」
俺    「分かりません。」

役員   「ほう。(笑)」
俺    「ただ、私は仕事・・・いえ、仕事でも仕事「以外」でも出会うべくして出会った「人」から
      多くを学び自己研鑽、自己変革に努め、その成長をもって、より社会や会社、家族、
      恋人、そして「愛する人」に貢献するために働くのではないかと思ってます。」

役員   「(笑)誰かに教えてもらったのか?」
俺    「(苦笑)アドバイスは頂きましたが、ある人を通じて学んだことを
      自分なりに考えまとめてきました。」

役員   「ある人ってなんだよ?(笑)」
俺    「(笑)上司もそうですが、私を応援し支えてくれる全ての人です。」

234 :肉茎平均:2013/06/11(火) 11:46:35.35 ID:k48Y4nfE
部屋に入って何気なく役員が座ってる席を見回す。
なんとそこにはけいが座っていた。
「どうしたんだ!けい!」
「けいじゃない!社長と呼びなさい!」
そう、もともとこの会社の社長はけいの父親だったのだ.が最近体調を崩して
社長の座をけいに譲っていたのだった。

235 :1:2013/06/11(火) 11:51:38.69 ID:xEMiEyY7
役員   「坂の上の雲は読んだか?(笑)」
俺     「読んでません!(笑)」

役員   「なんで読んでないんだ?(笑)」
俺     「読んでる時間がありませんでした!!すみません!! (苦笑:これまずいかなー・・・?)」

役員   「ハッ!(笑) 素直じゃねぇか(笑) 必ず読め!いいな(笑)」
俺     「はい。」

役員   「お前は将来どうなりたい?入社してやりたい事はなんだ?」

俺    「はい。将来は大切な人達を護れる人間に成長したいです。
      その上で、将来は会社の未来を担う人材になります。
      入社させて頂けましたら、先ずはトップセールスマンになり
      実績を積みます。ゆくゆくは人を育て社に貢献したいと思います。」

役員   「好きな言葉とかあるか?」
俺     「爾今生涯です! ←実はサラリーマン金太郎の大和会長の言葉(笑)
       人生どこを切ってもそこがスタート地点であるという意味です。」

役員   「ほう。
      分かった。おい!山田(上司)、いいぞ。」

山田   「はい。じゃぁ・・・先に出てて」
俺     「はい。(役員を見回す)

       ありがとうございました。

       よろしくお願い致します。     失礼します。」

236 :1:2013/06/11(火) 12:05:26.53 ID:gDwdQEsn
>>234
うはwwwグッドエンドwwwもしくは抹殺フラグwww


「ふぅ」と一呼吸置いて煙草を吸いに喫煙室へ行った

大きい会社なのに結果はあっけなく、すぐに届けられる

合格

彼女に俺は合格を伝えた


3月31日これが俺と彼女の最後の電話とメールだった

すぐに彼女へ電話する

237 :1:2013/06/11(火) 12:05:56.96 ID:gDwdQEsn
俺 「もしもし?」
けい「う・・・ん。・・・どおだった・・・?」

俺 「うん。受かった。俺、明日からここの社員だ。」
けい「・・・良かったぁ。良かった!やったね!やったね!
   すごいね!すごいね!なーちゃん!おめでとう!」

俺 「うん。ありがとう。けいと出会えたから。」
けい「・・・なーちゃんが・・・頑張ったからだよ。」

俺 「けいが居てくれたおかげだ。お前に出会わなかったら
   いい会社に入ろうなんて思わなかった。」
けい「・・・そんなことない。ャダ・・・。」

俺 「きっといつか・・・」
けい「・・・ャダよ・・・。」

俺 「きっといつか、また2人の人生が交じあうまで頑張ろう!」
けい「・・・うっうっうっ・・・ん。頑張る。」

俺 「・・・・・愛してるよ。」
けい「・・・わたしも・・・愛してる。」


   なーちゃん!――――――またね。


俺 「・・・ああ。・・・また。」

238 :1:2013/06/11(火) 12:10:12.64 ID:gDwdQEsn
そう言って電話を切り、しばらくしてメールがくる

            
         なーちゃん、本当に良かったよ

            わたしの大切な人
 
          ずっとずっと大切な人だよ

      本当に、本当に、今までたくさん愛してくれて

               ありがとう




             
         俺にとって けい は最愛の人だ

              俺の大切な人

            ずっとずっと大切な人

            俺のほうこそありがとう


これが彼女と俺との最後のメールだった

239 :1:2013/06/11(火) 12:13:42.01 ID:gDwdQEsn
そして4月1日を迎える

人生には一生に一度忘れることができない恋愛をする時がくると言う


13年が経過した今でも鮮明に覚えている
こんな恋は、こんなに人を好きになることはなかった

人との出会いや関わりでこんなにも人生や生活や仕事や
何もかもが変わってしまうという事

人とつながるとは人の人生を左右させてしまうのでは
ないかと悩むときもある −良くも悪くも

今思えば彼女、そしてその時の彼氏の人生を俺が左右して
しまったことは今でも本当に悔やんでる
この場を借りてお詫びしたい

彼女は自分の幸せより他人の幸せを見ていることが好きな人だった

大好きな家族、別れた彼氏、そして俺に対してもそれは変わらない

周りの人の笑顔を心から喜べる、そんな純粋な子だった

皆がいつか笑顔になってくれる事が彼女の幸せなんだ


これが俺の24歳の時の話です。

そして俺の人生にとって生涯忘れることができない人のことでした

240 :1:2013/06/11(火) 12:38:14.37 ID:gDwdQEsn
ひとまずここまでお付き合い下さった方、本当に、本当にありがとうございますm( _ _ )m

私達の事を知っているのは自分の周りでもごく僅かです。

少し余談になりますが、2chでの長編スレはもっとドラマチックに結ばれたり残念ながら死別された
方々の告白を拝見しますと自分の経験の浅さに申し訳なくまたとても恥ずかしく思います。

でも私にとって、私の中での彼女との出会いは人生観を変えるものでした。

でも、他の皆様からしたら普通に良くあるものなのかも知れないと思います。


序盤にも書きましたが、
今、自分が今後進むべき道に勇気を持って進みたいから書いています。

この先に書いていくことももしかしたら皆様から見たら大した話じゃないな
って思うと思いますし、また所詮人生こんなもんか?
という感じ方もあるかと思います。

これは過去を振り返り自分が今後進むべき道に勇気を持つためです。

完結した時、勇気が少しでも増えていればありがたいと思います。
完結した時、私は2つ自分に対して宣言したい事があります。

続けますので、よろしくお願いしますm( _ _ )m

241 :1:2013/06/11(火) 12:40:01.62 ID:gDwdQEsn
´ω`)ノ スミマセン

続きなんですがスレ変更する場合は新しく立てていいんでしょうか?

何かルール的なモノがアッタラ教えて欲しいでつ(>人<;)

242 :肉茎平均:2013/06/11(火) 13:07:21.42 ID:k48Y4nfE
おい!10年後はどうなったんですか?

あと、基本的にロビーは個人的な閉鎖スレは禁止だから
今回頑張って書いてるんで付き合ったけど同じような別スレを
立てると叩かれるかもよ

243 :1:2013/06/11(火) 13:59:17.14 ID:BwdRcErf
>>242
了解しましたm( _ _ )m
そうなんですね?
長編スレする人って「その1」とか「その2」とかにされてるんでスレ分けしてると思ってました
アリ*:・(*-ω人)・:*ガト


ここで続けさせてください´ω`)ノ

244 :1:2013/06/11(火) 20:31:27.60 ID:XI/vRQNo
ノシ (T▽T)ノ彡遅くなりますた

続き書かせて下さいm( _ _ )m よろしくお願いします


↓↓↓↓↓続き↓↓↓↓↓

4月にメーカへ入った俺は、やっぱり彼女を吹っ切ることは
できないままだった

それから4ヶ月、もちろん彼女からの連絡もない

綺麗な別れ方という人もいるけど、本人にしてみれば
納得?はあまりしていないものである

彼女の事は気になるけど、便りがないのは元気な証拠
という事で淋しいけど安心していた
だけどこの頃の俺は自暴自棄がちで挙句パチスロで
借金をしてしまう

金額は20万程度で会社でも財形をしていたため
そんなに重く考えていなかった

そんな生活を続けていたらこの頃良く遊んでいた
達也という友達は、

女を忘れるには、新しい女だ

と言い俺をクラブへ誘った

245 :1:2013/06/11(火) 20:40:40.90 ID:XI/vRQNo
俺はあまり酒が強くないし爆音で騒ぐのも好きではなく
クラブには今まで行ったこともなく興味すら沸かなかった

ただこの時ばかりはいい気分転換のつもりで
誘われるままに行くことにしたんだ

クラブは新宿の大箱で名前はCODEだったと思う

天板が円形のハイテーブルが人一人通れる間隔で一列に並んでいる
そこで俺はグラスの置かれていない適当なテーブルを選び座る

しばらくボーッとフロアの方を見ていると超ミニ・豹柄キャミ
の女の子が席に戻ってきた

クラブでは別に全く見ず知らずの人と話す事も珍しくもなく
ナンパですら挨拶代わりのようなもの

だけど「けい」の事もあり女と話す気分でもなかった
俺に豹柄の子は話しかけてきた

豹柄「飲んでます?」
俺 「・・・はあ?」

豹柄「飲んでますかー!!!???(笑)」
俺 「ああ!!!」

豹柄「よく来るの!!??」
俺 「初めてだよ。」

246 :1:2013/06/11(火) 20:42:12.27 ID:XI/vRQNo
豹柄「・・・はあ!!??」
俺  「初めて!!友達と一緒!!」

豹柄「あ〜あ!!大きい声で話してよ!!(笑)」
俺  「で、なに?」

豹柄「何飲んでるんの!!??」
俺  「あー多分カクテル!!??知らん!!」

豹柄「友達は!!??」
俺  「あそこ!!」

と言って飲み物を取りに行った達也を指差した。

俺  「友達と一緒!!??」
豹柄「そうだよ!!」

俺  「どこ!!??」
豹柄「あっ!来た!!」

白い超ミニの黒キャミの女の子がやって来た
黒キャミ「どうも〜!!!」

挨拶はたったそれだけだった

俺は2人を見て余計に「けい」が恋しくなった

「けい」とはタイプも全然違うし、俺も田舎出身なので
こんな女の子達の相手もできないと思って立ち去ろうとした時
タイミング良く達也が飲み物を持ってやって来る

247 :1:2013/06/11(火) 20:43:24.00 ID:XI/vRQNo
達也は直ぐに黒キャミの方と意気投合して話し始めていたが、
俺は横にいてすごくシラけた態度だった

そんな俺を見ていたのか豹柄は俺の洋服を掴んで

豹柄「ねぇ!!??踊ろうよ!!??」
俺  「え!!??いいって別に!!!」

豹柄「なんでよー!!」
俺  「踊れない!!」

豹柄「まあ!!まあ!!いいから!!いいから!!」
俺  「・・・ちょっ!!」

達也「おーし!!!じゃあみんなで行こうぜ!!!」
黒キャミ「おーーーー!!!」

こうしてフロアの方に連れて行かれた
しばらくフロアの端の方でウネウネしてしていたのだが
「けい」を思い出すとどうしてもキツいと思った

こんな所で何やってんだろ
いつもなら「けい」の部屋、「けい」の地元、「けい」がいつも
隣にいたのに何やってんだろ俺

そんな気分になった

248 :1:2013/06/11(火) 20:44:14.18 ID:XI/vRQNo
この時だった音楽が変わってアップテンポになる
達也も黒キャミも豹柄もそこそこテンションが上がって来ていたのが分かった

俺はこの時達也がグラスを持っていた事に気がつく

フロアには基本グラスの持ち込みは禁止である
落として割ったら大変だし常識だ

俺は「おい!達也!グラ・・・ス

といいながらとっさに手を出した瞬間
俺の手に固いものが手に当たる

・・・ガッ

達也の持っていたグラスに俺の手が当たったんだ

そして豹柄が口を抑えて前かがみになった

「んーーーー!!!!!」

一瞬の事で事態が飲み込めなかったが、
豹柄が口を抑えているのを見てとにかく豹柄をフロアの外に連れて行かなければと思った

グラスは幸いに割れてはいない
直ぐに黒キャミを連れてお手洗いに向かわせた

249 :1:2013/06/11(火) 20:44:59.69 ID:XI/vRQNo
そして直ぐに状況がはっきりしてきた

お手洗いに入って5分も経ってないと思うが
この時の5分は10分にも20分にも長く感じた

達也は訳が分からない状態になっていて
どうしよう、どうしよう、なぁバックレよーぜ?
と言い出す始末である

俺は達也を無視して豹柄を待った

俺だってヤバいって思った、バックレたいって思った
だけど男として逃げるのは絶対ダメだって

俺はたぶん「けい」からいろいろな状況に対して「向き合う」
事の強さを学んだんだと思う

決してそれは「自分」ではなく「他人」やその他の事に対して
そうじゃなければ借金したりしない

俺は自分に対して向き合う事のできない人間なんだ

しばらくすると豹柄がお手洗いから出てくる
そして言った

250 :1:2013/06/11(火) 20:49:18.65 ID:XI/vRQNo
豹柄「前歯欠けちゃった(笑)。」



俺 「!!!!!!えっ????」

豹柄「大丈夫、大丈夫!!(笑)」

俺 「いや、女の子で前歯は笑えないって。」

豹柄「・・・。」

俺 「とりあえず出よう。」

豹柄「ん。そうだね(笑)。」

俺 「他に痛いところとか?」

豹柄「歯に当たったから他は全然だょ。」

俺 「分かった。明るい所で見せて。」


俺はもう一瞬で治療と保証をどうしたらいいかって事で
頭がグルグルになった

251 :1:2013/06/11(火) 20:50:19.11 ID:XI/vRQNo
クラブを出て少し明るい街灯の下まできたところで
豹柄の前歯を見せてもらう

やっぱり前歯が欠けている

俺はすぐに豹柄に誤りどうするか相談したい
という事を申し出る

俺 「とにかく治療しないと。」
豹柄「・・・うん。」

俺 「今、こんな時間だから明日すぐに歯医者さん行ける?」
豹柄「・・・うん。」

俺 「今日は送らるから、帰ろう。準備はー・・・大丈夫?」
豹柄「あ・・・黒キャミ?私のバッグは?」

黒キャミ「持ってるから大丈夫だよ。豹柄大丈夫?」
豹柄「うん。大丈夫。」

達也「・・・。」

俺 「家は?」
豹柄「荻窪の方だよ。じゃあ黒キャミ?また連絡するね。」

黒キャミ「分かった。ホント大丈夫?」
豹柄「うん。大丈夫。大丈夫。(笑)」

252 :1:2013/06/11(火) 20:52:48.38 ID:WyvP0vPf
そして俺は達也を近くに呼んで小声で話す

俺 「達也?俺が送ってくから黒キャミの方頼むな?」
達也「・・・ああああ。俺、どうしたら?」

俺 「心配しなくていいから。」
達也「・・・ああああ。分かった。」

俺 「お前なぁ・・・バックれるとか最低だぞ?」
達也「ななななぁ、成良?ヤバいよ。俺、治療費とかないよ。」

俺 「んなこたどーでもいいだろ今!女の子なんだぞ!」
達也「だからバックレよーって?」

俺 「てめぇ・・・もういいお前。治療費は俺が出すから。」
達也「あああヤバいよ。」

俺 「ちょっと落ち着けよ。とにかく黒キャミの方頼んだからな?」
達也「えっえっ?」

俺 「お前と黒キャミは電車。始発待って黒キャミ送れって言ってんだよ。
   また後で連絡するから。」
達也「あああ分かった。悪い。俺、パニくってる。」

パニックになっていた達也の方も何とか状況を理解してきたので
黒キャミを送らせる事にした

253 :1:2013/06/11(火) 20:54:01.28 ID:WyvP0vPf
黒キャミ「ねぇ!?ホントちゃんと豹柄送ってよ?」

俺  「ああ。ごめんな。せっかく楽しんでたところ。」

黒キャミ「・・・ったく。ホントだよ。じゃまたね豹柄!連絡する。」
豹柄「うん。ごめんね。黒キャミ。また連絡する。」

達也「ホントにすみません。」

俺 「じゃあ行くね。」

達也と黒キャミとはその場で別れて
俺と豹柄は車の場所まで移動する


俺  「本当にごめん。」
豹柄「・・・わざとじゃないし仕方ないよ。大丈夫。」

俺  「いや、でも。とりあえず心配しないで。」
豹柄「・・・うん。」

俺  「明日ホントに歯医者行ってね。」
豹柄「・・・うん。」

俺  「で、治療費はかかった分と必要になる分を教えて。」
豹柄「・・・分かった。」

俺  「それと、賠償的な話はそれからでもいいかな?」
豹柄「・・・はぁ。」

254 :1:2013/06/11(火) 20:54:31.95 ID:WyvP0vPf
俺  「絶対、逃げないから免許証とか控えてもらうようにするね。
    とにかく今から送ります。」
豹柄「はい。とりあえず、じゃあ。でもお酒?」

俺  「いや、実は弱いからひと口飲んだ程度で、もう覚めた。」
豹柄「ぷっ(笑)だよね。」

そして俺は豹柄を乗せて新宿を後にする

助手席に「けい」以外の女の子を乗せるなんて随分と久しぶりだった
「けい」に対して少し悪い気がした

以前にも書いたが俺はナンパばっかりしていたものの
いわゆるギャルはそもそも狙わない

基本引っかからないからである

この日も特にお洒落していた訳でもない
普段から俺は落ち着いた感じの服装で顔もフツー

だからギャルを狙うよりもお姉さん、OLさんに受けがいい
事は経験から分かっている

だから超ミニ・豹柄キャミなんてのは「けい」と比べると
人種そのものが違う気がした
一緒に歩いたり助手席いる事は困惑以外に何もなかった

255 :1:2013/06/11(火) 20:55:40.97 ID:WyvP0vPf
車を出して直ぐ、俺は平謝りするばかりだった
気まずさも漂う密閉された車内で何を話せば良いか全然分からなかった

だが話してみると以外とフツーで驚いた
むしろとてもいい子だった

俺  「本当にごめん。本当に歯以外に当たって怪我とかない?」
豹柄「うん。大丈夫だよ。」

俺  「でも、本当にすみませんでした。」
豹柄「治療すれば治るよー。(笑)」

俺  「・・・明るいね?」
豹柄「そお(笑)。しょうがないじゃん(笑)。」

俺  「いや、まぁそうだけど。」
豹柄「いいって、いいって。(笑)」

俺  「エート、俺は・・・星野成良って言います。免許証はこれ。」
豹柄「あはは。ありがとう。」

赤信号で止まった所で俺は名前、住所、電話番号、免許証から
全てを豹柄に教えた。

豹柄「っていうか・・・サイッテーじゃない?」
俺 「ごめん。本当にごめん。」

豹柄「違う、星野君?じゃないよー。友達?・・・なの?」
俺 「達也?」

256 :1:2013/06/11(火) 20:56:55.07 ID:WyvP0vPf
豹柄「達也君?が悪いんだからさ、ホントだったら星野君関係ないよ。」
俺  「いや、でもやっぱり俺も悪いよ。」

豹柄「そお?」
俺  「もっと行動に注意してればさ。」

豹柄「でもグラス持ってる本人がちゃんと常識で考えるべきだと思うけどなー。」
俺  「いや、そうなんだけどさ。あんな奴でもいいところもあるんだ。」

豹柄「へー。」
俺  「俺、最近凹んでたから。励ましてくれる為にクラブ行ったんだ。」

豹柄「そーなんだ。でも私はあの人のほうがやっぱり悪いと思う。」
俺  「そう言ってもらえるとまぁ、少し気が楽になる。ありがとう。」

豹柄「別に何も言ってないけどさ。」
俺  「はは。でも何か、いや、豹柄さんって話してみると普通だね。」

豹柄「そお?」
俺  「そんな服着てるからもっとキツいかと思った。」

豹柄「いつもは違うって。こういう服も好きは好きだけどさ(笑)。」
俺  「いや、俺、豹柄さんみたいな子と遊ぶことやそもそも出会いもなかった
    からさ。話してみてちょっと新鮮だよ。」

257 :肉茎平均:2013/06/11(火) 20:57:44.71 ID:k48Y4nfE
しかし、今まで豹柄だと思っていたのが実はヒョードルだった
俺は、すぐさま関節を極められタップするしかなかった

258 :1:2013/06/11(火) 20:57:45.08 ID:WyvP0vPf
豹柄「そーなの?(笑)」
俺  「うん。マジで。普段は何してるの?」

豹柄「大学生だよ。」
俺  「そーなんだ?どこ?って言っても俺大学行ってないからマイナーな
    所は知らないけど。」

豹柄「○○大学だよ(笑)。」
俺  「え?マジで・・・?学部は?」

豹柄「えーあんま言いたくないなぁ。」
俺  「あ、いや別に詮索するつもりじゃないんだけどさ。嫌ならいいよ。」

豹柄「そーじゃなくて。いいんだけど、可愛気がないっていうか。」
俺  「そーいうもんなの?じゃあ聞いてもいい?」

豹柄「法学部。」
俺  「マジか?すげー。んだよね。たぶん・・・。」

豹柄「あはは。星野君は?」
俺  「俺?あー・・・○○って会社の営業。」

豹柄「えー!!!???」
俺  「なに?」

豹柄「私でも知ってるよ。大学行ってないと入れないでしょ?」
俺  「あー・・・俺の周りは皆大卒だねぇ(笑)」

259 :1:2013/06/11(火) 21:00:42.69 ID:WyvP0vPf
>>257
wwwエメリヤーエンコ・ヒョードルwwwWikiったーwww
ロシアの総合格闘家、サンボ選手、元柔道家wwwマジ殺サレルwww


豹柄「ちゃんとしてるんだ(笑)。全然見えないね?」
俺  「なんで?」

豹柄「ぷぷぷ(笑)だってすっごい遊んでるっぽいよ。」
俺  「そお?真面目な社会人ですよ。」

豹柄「あはは。」


豹柄は見た目と違ってかなり優秀(?)だったと思う

俺でも聞いた事あったし、東京6大学の中で法学部と言えばそこそこなんじゃないだろうか

俺  「じゃあ将来はそっちのほうに?」
豹柄「ううん。まだ考えてないっていうか。」

何か新鮮だったというのは本当で、見た目も可愛いし、
中身も話してみれば極々普通の子だった

豹柄のキャミソールなんて着てたから東京生まれで
遊んでそうとかと勝手に推測していた

いろいろ話して実は地方出身だったなんてことも分かって
少し親近感が湧いた

260 :1:2013/06/11(火) 21:02:00.60 ID:WyvP0vPf
その日は一応初対面なので、豹柄の家の近くまで送っていき、
連絡先を聞いて別れ、翌日豹柄からの連絡で歯医者のこと等を話し合う日を決めた

一応、給料日を過ぎていたので、何とか10万は確保できていた

話し合いは確か豹柄の家の側にあるファミレスだったと思う

ファミレスにつくと豹柄と一緒に黒キャミの子がいた

この日の豹柄は先日会った時のような派手派手しい格好ではなく
どちらかと言えば「けい」に近い大学生そのものだった

また、黒キャミもそんな感じで2人ともいい子に見えた

だけど、黒キャミがいる時点で俺は少し心配になった
達也が送っていったハズだが何かやらかしたんだろうか?

ちょっと心配になりながら席に着くとやはり黒キャミからの先制攻撃を受ける


俺   「お待たせ・・・しました。」

豹柄  「大丈夫だよ(笑)。」

黒キャミ「ひとり!?!?」

261 :1:2013/06/11(火) 21:04:52.28 ID:gDwdQEsn
俺    「えっ?はい。」

黒キャミ「うわっ!!マジ最低!!」
俺    「ごめんなさい。」

黒キャミ「いや、星野君じゃないよ!」
豹柄   「ホントだね(笑)。」

俺    「本当に先日はごめんなさい。えーと、治療費。」
豹柄  「うん。」

豹柄は少し言いづらそうだった

豹柄  「やっぱり差し歯になるみたいで、10万くらいかかるって。」
俺    「・・・本当にごめんなさい。女性なのに。」

豹柄  「ううん。そんな。」
俺    「一応10万持ってきたから、とりあえずは足りるかな?」

豹柄  「えっ?もう持ってきたの?あの・・・不可効力的なところもあるから半分でも別に・・・」
俺    「いやいやダメだって。これは受け取って下さい。
      それで、やっぱり女の子だし賠償のことなんだけど?」

黒キャミ「っていうか、達也君だっけ?何してるの?」
俺     「えっ?いや、連絡はしたけどつながらなかったから。
       またかかってくるとは・・・思う。」

とは言ってはみたものの一応事前に連絡は取ってあった
達也の奴は普通に寝てやがり「ふざけんな」と言って俺は電話を切って放置した

262 :1:2013/06/11(火) 21:06:53.80 ID:gDwdQEsn
豹柄  「分かった。」
黒キャミ「・・・。」
豹柄  「で、賠償はいいよ(笑)。差し歯でも治ればいいんだし。ありがとう。」
俺    「いや、でも・・・。」

豹柄  「いいの。じゃあここ奢ってもらおうかな?」
俺    「全然、それはいいんだけど・・・申し訳が・・・。」

その後、3人で会話しながら昼食とデザートをご馳走した
ファミレスなのでご馳走したというレベルではないが豹柄は黒キャミに俺と会社の事を話していた

豹柄   「見えなくない?」
黒キャミ「マジで?」    俺 「なんで?」

豹柄   「だってさ(笑)。」
黒キャミ「頭悪そ〜なんだもん(笑)ぷぷぷ。」
俺    「あのな?見た目で言ってんの?」

豹柄  「・・・ぷぷぷー(笑)いやー程度ってのがあるでしょ?」
黒キャミ「ぷぷー(笑)だよねー。見えないにも程があるってー。」
俺    「あのな。見た目や頭の善し悪しじゃないんだぞ?」

黒キャミ「豹柄ぁ?本当にこの人・・・ぷー(笑)はー・・・ダメ(笑)」
豹柄  「絶対仕事できなさそー(笑)」
俺   「分かってないようだな。確かにできるほうじゃない。」

黒キャミ「認めちゃってるよー(笑)はー・・はー・・・ぷぷぷー。」
豹柄  「ちょっ黒キャミぷぷぷー(笑)」

俺   「ハァ・・・」

263 :1:2013/06/11(火) 21:08:02.40 ID:gDwdQEsn
豹柄&黒キャミ
  「あー笑った。髪型とか変えた方がいいね。
   あとその服装ぷぷぷーバカっぽい(笑)」

俺 「なにが?(笑)」
豹柄「昼間だよ。もうちょっとマシなのないの?」

俺 「・・・う。スーツ着たら悪くはないぞ。たぶん。」
豹柄&黒キャミ
  「ぷぷぷー・・・(笑)」

黒キャミ「はー・・はー・・ねぇ今度豹柄選んでやんなよ。」
豹柄「はー・・・はー・・・そうするわー(笑)」

どうやら俺はあまりセンスが良くないらしい
「けい」はそんな事ひと言も言わなかったぞと思った

としあえずこうして治療費は何とかなった

その後、黒キャミの連絡先は知ることもなく会うこともなかった

後日談としては、バカ達也と少しばかりいい感じになった時もあったらしい
興奮気味に達也は話してきたが何の発展もなく終わったと聞いた

264 :1:2013/06/11(火) 21:10:49.69 ID:gDwdQEsn
漏つかれさまです´ω`)ノ

すみません、今日はチョト早いですが帰宅しまつ(;´Д`)

今日もありがとうございましたm( _ _ )m

もしわかりにくい表現とか詳細とかあったら詳しくします

明日も頑張ります ノシ (m´・ω・`)m

265 :1:2013/06/12(水) 19:30:41.59 ID:y+8doL5Y
漏つかれさまデス´ω`)ノ
今日は仕事がバタバタで遅くなりました(´;ω;`)

さっそく続き書きますって言っても人気はないので黙々と (゚Д゚;)

↓↓↓続き↓↓↓↓

この達也だが実はあまり達也については良く知らないのが実際のところである

なぜ知り合ったかというと、俺はその頃サーフィンしてみたいなぁって
思ってた時に別の友達からの紹介で知り合ったのがきっかけだった

「けい」の事で悶々としていた時だったから
サーフィンに連れ出してくれる達也の存在は俺にとって少し救いだった

話を戻すが、その後の豹柄の治療が終わるのは早かった
豹柄と出会ったのが7月の初旬で8月に入る頃には終わっていたと思う
歯医者も女の子という事もあって急いで治療したんだろう

治療費は初めに渡した10万と合わせて全部で15万くらい
なので8月迄の間には1週置きに計4回くらい会ったと思う

歯の事を全く気に留める事のない性格で豹柄とは友達のようになれた
「ほら?」といって差し歯を見せてくれて、全然大丈夫な様子に
とりあえずは安心した
「けい」の事もあり俺にとって誰かと居る事は救いだった

266 :1:2013/06/12(水) 19:31:20.09 ID:y+8doL5Y
治療が終わった頃だと思う
サーフィンの話になり一緒に海へ行く事になる

まだまだ暑い8月の中旬の事だった

場所は千葉の九十九里浜
波もそんなに高くなくサーフィンの練習をしながら海水浴を楽しんだ

「けい」とは海に行った事が無かった事に気がついて
「行っとけば良かったな」なんて事を考えていた

終日海で遊び帰り道もそこそこに楽しく会話しながら
帰ってきたと思う

その時の豹柄の服装はファミレスで会った時の大学生ファッションとは
違ってまた超ミニの水色キャミで、かなり目のやり場に困った
−いや、困らなかった

「けい」の事はあっても女の子好きという男性本能は変わらない
せっかくだから見れるものは見といたほうがいいからである

267 :1:2013/06/12(水) 19:33:30.68 ID:y+8doL5Y
出会った時と今日のキャミ姿、水着も見て豹柄は大体こんな感じだった

とりあず下のURLにあるSPEEDの写真で向かって左から2番目(島袋チャン?)が
似ている
http://img.barks.jp/image/review/1000048129/speed005_s_www_barks_jp.jpg

ただ、SPEEDの島袋チャンではなく「この写真で似てる」ということなので
笑った感じとか角度によって全然違うので島袋チャンのイメージは捨てて欲しい



髪形:ショート
胸:Eカップ
身長:160cm前後
肌:めちゃくちゃキレイ。今までで一番きれい。
  シミなし、シワなし、超すべすべ。
その他:穏やか。普段はおとなしめ。大学生。お父さんはすごい。法学部。

268 :1:2013/06/12(水) 19:40:47.14 ID:y+8doL5Y
俺の中には「けい」のことが常にあり「けい」の座っていた
助手席に違う子を乗せる事に何か「けい」にも豹柄にも
申し訳ない気持ちだった

だけど豹柄の楽しそうな笑顔を見ているとまたありがたく
救われた気持ちで複雑だった

海でだいぶ打ち解けたので帰りの車では俺の名前が星野君から成良君になった
豹柄を家まで送っていき家の近くまで来た時だった

豹柄「成良君の家って小金井だっけ?」
俺 「そうだけど。」

豹柄「近かったんだね?」
俺 「そーなんだよね。だから俺もこの間驚いた。」

豹柄「あ!ねぇ、ご飯は?」
俺 「あっ!そうだよね?豹柄さんは時間いいの?一緒に食べよっか?」

豹柄「うん。大丈夫だよ。」
俺 「ごめん、忙しいと思ってた。じゃあ、何にしようか?」

豹柄「うーん。選んで!(笑)」
俺 「・・・えー?またセンスとか言わねぇよな(笑)。」

豹柄「言うに決まってんじゃーん。ってか今日も服装の事言おうと思ってたんだけどさ?(笑)」
俺 「・・・マジか?そんな悪いか?サーフ系にしたんだが?」

豹柄「はー・・・あ。笑えるね成良君は。まぁいいよ気にしない(笑)」
俺 「なにが?」

269 :1:2013/06/12(水) 19:41:28.79 ID:y+8doL5Y
豹柄「なんでもないっちゃ(笑)さっご飯!」
俺 「・・・はい。はい。」

豹柄「ね、そしたら成良君の部屋見してよ。」
俺 「散らかってるよ。」

豹柄「てか、どんな洋服持ってるか見てあげる。」
俺 「別にいいけど(笑)。時間はいいの?」

豹柄「うん。大丈夫だよ。」

この時は何を食べに行ったか記憶にない

こんな軽い感じで俺のアパートに来ることになった

豹柄は荻窪で俺が小金井と意外と近い距離にあり
少し不思議な縁を感じた

でも「けい」以外の女の子を入れたこともない部屋で「けい」との思い出が
いっぱい詰まっている部屋は何かいけないことをしているような気になった

アパートに着いて豹柄はソファーに座る

「けい」との痕跡、女っ気というものは彼女と別れてからは
一切に封をしてしまい込んであった

俺はテレビをつけてとなり豹柄の隣に座る

270 :肉茎平均:2013/06/12(水) 20:01:42.12 ID:wQC9MYX1
ラコステのポロシャツにファーラーのホップサック、靴はトップサイダーのデッキシューズで鉄板

271 :1:2013/06/12(水) 20:15:56.32 ID:y+8doL5Y
>>270
乙デスwwwえっ?ソレお洒落ジャマイカ?wwwえっ?俺ヤバス?www

俺 「豹柄さんって彼氏とかいないの?大丈夫?」
豹柄「どう思う?つか「さん」付けやめようよ(笑)。」

俺 「分かった豹柄にするね。・・・彼氏はぁ・・・いない!」
豹柄「言い切っちゃうんだ(笑)」

俺 「勘っての?鋭いでしょ?」
豹柄「さ〜。どうでしょ〜?」

俺 「ほ〜ぅ。」

俺としてはこういう会話は楽しい
相手上位に立たせつつ交渉を進めるような感じである
話が進むにつれて「やってやろうじゃないか」と何気に楽しくなってくるんだ

俺 「じゃあ聞くけど、俺はどう見える?」
豹柄「遊んでるっぽく見える。」

俺 「へー。彼女はいると思う?」
豹柄「彼女はぁ〜・・・いないように見えるけど。」

俺 「どうして?」
豹柄「んー・・・なんとなく。」

俺 「それだけで遊んでるって見えるの?」
豹柄「う〜ん・・・うん。」

272 :1:2013/06/12(水) 20:17:11.55 ID:y+8doL5Y
俺  「へ〜。浮気しない男って言ったら?」
豹柄「ふーん。信用できないなぁ。それが!(笑)」

俺  「まぁ・・・ね。豹柄は相性ってどう思う?」
豹柄「ん〜?????相性?」

俺  「そう。相性。一緒に居て楽しかったり、エッチも合う合わないあるよ。どっち大切?」
豹柄「相性ねぇ?え〜?まぁやっぱりどっちも大切だよね。」

俺  「でしょ?まぁ試してみないと分からないけどね。」
豹柄「そぉだね。」

俺  「つか、今日も服装際どいね?その・・・胸が(笑)。」
豹柄「そお?色っぽい?(笑)」

俺  「ぅん。まぁ。目のやり場には困らないけど。」
豹柄「見たいんでしょー?(笑)」

俺  「まぁ。見せてもらえるなら?」
豹柄「興奮してるの?」

俺  「いや?興奮してるように見える?・・・相性ってどうなのかね?(笑)」
豹柄「・・・試してみなきゃ分からない。だよね?(笑)」

俺  「でも、その・・・スカートから下着見えてる。」
豹柄「見せてるんだよー(笑)って言ったら?」

俺  「ありがとうって言うしかないよね?」
豹柄「どういたしまして(笑)。」

273 :1:2013/06/12(水) 22:10:17.96 ID:y+8doL5Y
すみません、ちょっと仕事が・・・(´;ω;`)

書きたかったけど、ちょうどいいところなので
あした続き書き松m( _ _ )m

ホントすみません。

続きおっきしてもらえるように頑張るので(;´Д`)

キョもお疲れさまでした ノシ

274 :名無しさん:2013/06/13(木) 00:21:56.20 ID:YztQhDhc
乙!
ってかこの後けいちゃん出てくんの?

275 :1:2013/06/13(木) 09:40:43.67 ID:e/VtqLjx
´ω`)ノ漏はようござぬます

今日は今から少しだけ投下して午後以降、夜にまた投下できそうな悪寒です
よろしくお願いしますm( _ _ )m

>>274
乙デス!前にもレス頂いた方でつか?レス*:・(*-ω人)・:*感謝です

難しいご質問ですね?
>ってかこの後けいちゃん出てくんの?

登場しますと書けば良くある長編スレと同じで先が読めてしまいそこから概ねハッピーエンド
登場しませんと書けば「何の為に書いてるんだ?」もしくは「つまらん」となると思いますので

これが普通かどうか分かりませんが他の長編スレではストーリーがちゃんとあり、概ね1人の相手、1つの事柄について完結していきます
すごく表現も上手な方々ばかりで本当にすごいと思います

ですが自分は表現とかも下手で本当に申し訳なく思うんです
内容もそんな大した事ないと言う人もいると思いますし。
ただ、こんな人生のヤツも居るんだという気持ちでご一読いただけたらと思っているんです

本当に少数でも読んで下さる方が居てくれる事が救いで、今はとにかくここまで
書いてきたので何とか完結したいと思っています

前にも書いていますが、これは私が自分の人生を振り返りながら自分という人間を見つめ直し、これからの進むべき道に勇気を持って進みたいからなんです
そういう視点で今までの事をストーリーに仕立てて書いています
上手く表現できなくてすみません
今はとにかく先に進めていきたいと思っています( TДT)ゴメンヨー
少しでも読みやすく情景が伝わるよう頑張ります
読んでやってもいいぜって気持ちでいてくださったらうれしい限りでつ またレス頂けたらうれしいです ありがとう

276 :1:2013/06/13(木) 09:54:28.78 ID:e/VtqLjx
すみません

今更ながら「けい」に画像探しました

ここらあたりの画像はかなり近似しています
もちろん角度とかで変わりますので似てたり似てなかったりするところもありますので
あくまでご参考までに

深田恭子
http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/869/089/2c184f0fd7.jpg

http://realtrendnews.com/wp-content/uploads/2013/06/c4zydmr60kB.jpg

http://123go.dothostpro.com/images/jp15/5.jpg


桐谷美玲
http://stat001.ameba.jp/user_images/90/d5/10101964448.jpg

こうしてみるとやっぱり深田恭子のほうが近かったですね

ではあと少しだけ続きを。。。

277 :1:2013/06/13(木) 09:55:40.63 ID:e/VtqLjx
↓↓↓↓↓続き↓↓↓↓

雰囲気は「けい」とは全く真逆だった
性格は悪くなさそうだし、案外こういう子が浮気とかしないんだろうなってちょっと思った

「けい」はこういう服装をしない子だったので普通に誘ってるんじゃないかと思ってしまう
たまにスカートを直したりするけど、普通に下着見えてるし
キャミだし谷間がまたすごかったから

この状況に抗える程俺は人間できていない

俺は本当にダメだなと思いながらも男子の健全な欲求に従う事にする
ただ、やはり一旦ここで引きの交渉に入る

少し豹柄との距離を詰め、顔を近づけ声のトーンを抑え目に話す

俺 「・・・なぁ?歯、本当にごめんな?」
豹柄「・・うん。・・・大丈夫。」

俺 「・・・違和感ある?」
豹柄「・・普通と変わらないよ。初めはちょっとあったけど・・・」

俺 「・・・うん。見て・・・いい?」
豹柄「・・ん。」

俺は豹柄の歯を確認する振りをして豹柄の頬に手を添える
豹柄は艶っぽく口を少し開いた
全く差し歯であるという事が分からないので改めて安心した

278 :1:2013/06/13(木) 10:08:31.64 ID:e/VtqLjx
豹柄の肌はキメの細やかですっと手に馴染んだ
また妙に色っぽく興奮は高まっていく

同時に俺は「けい」がいない淋しさを紛らわせたかった
「けい」の代わりが欲しかった
一人の夜は淋しすぎて携帯片手に何度も「けい」からのメールを読み返してみたり10年という言葉を思い返してみたり

保証されていない未来に俺は進む勇気が無かったんだ

俺はその手を頬に添えたままでもう少しだけ話す

俺  「・・・俺ってどう?」
豹柄「・・・どうって?」

俺  「・・・つき合う価値とかある?」
豹柄「・・・彼氏いないって言ってないよ。」

俺  「・・・はは。」
豹柄「・・・いるとも言ってないけど。」

俺  「・・・ひみつか?」
豹柄「・・・ひみつ。」

俺  「・・・気になる言い方だね?」
豹柄「・・・ふふ。・・・ねぇ?髪・・・切って?」

279 :1:2013/06/13(木) 10:09:02.76 ID:e/VtqLjx
豹柄に触れたまま、豹柄は手を伸ばして俺の髪をクシャっとする
そしてツンツンと髪を優しく引っ張った

俺 「・・・髪?」
豹柄「・・・そしたら考える。」

俺 「・・・どれくらい?」
豹柄「・・・短いほうがいい。」

俺 「・・・明日にでも切ってみるかな(笑)」
豹柄「・・・オーケーしてないからね?」

豹柄に触れていた手を首に回して首筋のあたりに
優しく指を這わせる

俺 「・・・はは。まぁ、とりあえず切ってくるよ。」
豹柄「・・・ふふ。」

俺 「・・・今度の休み、吉祥寺でも行くか?デートしよう。」
豹柄「・・・まだ・・・オーケーしてない。」

俺 「・・・ああ、すまん。」
豹柄「・・・ぅん。」

豹柄の首に回した手で豹柄の顔を少し近づける
抵抗はない

豹柄は俺の頭に回していた手で耳のあたりから豹柄の手が
俺の頬を優しく撫でる

280 :1:2013/06/13(木) 10:11:11.35 ID:e/VtqLjx
豹柄の唇まで10cmもなくお互い見つめ合う
ゆっくりと優しくおでこを突き合わせキスをする

1回、2回、やがてキスは激しくなり
次のステップに行くための語りかけをする

俺  「はぁは・・・つき合うの?」

豹柄「はぁはぁ・・・髪・・・まだ。分からないょ。」


俺  「・・・じゃあ、検討という事で。」

豹柄「・・・ふふ。」

今度は豹柄からのキス
両腕で俺の頭を抱き寄せて激しく舌を絡める

一瞬、ものすごい一瞬だけこの先まで進めていいのか?
という気持ちになったがこの時、既に理性は完全に吹っ飛んでいた

俺はキスをしながらふとももに優しく手を這わせていく

「ん。。。」と色っぽい吐息が漏れた


唇を離して、首筋から頭に手をまわしてまた見つめ合う

俺はキャミソールに手をかけ、スルっと脱がす
次にスカートのボタンを外して徐々に脱がせていった

281 :1:2013/06/13(木) 10:12:10.07 ID:e/VtqLjx
全てを脱がして少しだけその光景に目をやる

全身が色白でEカップはある大きな胸は綺麗な形をしている

乳首はピンクでピンと立ちお腹、背中、腕、脚、顔だけじゃなく
全身がキメの細かい綺麗な肌だった

ゆっくりと豹柄を横にしていく
お互い抱きしめ合う体勢で豹柄も俺のTシャツに手を入れて背中に手を回す

俺も着ていたものを脱いで部屋の照明を薄暗くした

唇を交わしながら豹柄の体を徐々に舐めていく
豹柄の体がピクンッとなり「あっ」「はぁ」と喘ぐ

豹柄の肌は今までの誰よりも滑らかだった

首筋へ舌を這わして耳元で囁く
俺 「・・・肌、綺麗だね?」
豹柄「ぅんっ・・・はぁ・・・良く言われる(笑)」

俺 「・・・はは(笑)。」
豹柄「・・ぅんっ・・・もっと胸・・・はぁはぁ」

豹柄は下へ下へ誘っていく
俺 「・・・・胸も、綺麗だね。」

豹柄の胸を揉んで舐める
豹柄「ぅんっ・・・はぁ・・・気持ちいい、ぅんっはぁあ」

282 :1:2013/06/13(木) 10:14:13.95 ID:xac07sMk
回り込み背中を舐めながら胸を揉み、乳首を捏ねるようにつまむ
豹柄「ゃ・・・んん」

クーラーをつけていても真夏の夜は暑く豹柄の背中が少し汗ばみ
始めてとそれが更なる興奮を誘った

豹柄を仰向けにしてふとももを支えて大きく開かせる
俺 「・・・舐めるよ。」
豹柄「はああっんんっんっ・・うんっ・・はぁはぁ・・・気持ちいい!」

俺 「・・・声、大きいね?」
豹柄「だって!だって・・・あああああん・・・はぁはぁ・・・ダメ!ィィィ」

豹柄は大きく声を上げてしまい掛け布団で口を抑える
俺 「・・・もっと?」
豹柄「ィィィィ、気持ちいい、、、もっと!もっと!」
大きく頷きながら求めてくる

俺 「・・・指入れるよ。」
豹柄「ぅん・・・ぅん・・・ややややあああ」
舐めながら指を1本入れて中をかき混ぜる
凄く濡れていてグチャグチャと卑猥な音がする

更に中指と薬指を入れていく
初めはゆっくりと中に入れた指で膣をかき混ぜてやがて上下に激しくさせる
豹柄「やああ・・・ああ・・・出ちゃう・・・・出ちゃう!」
俺 「・・・いいよ。出しても。」
豹柄は漏らしたように大量の潮を吹き出した

283 :1:2013/06/13(木) 10:15:14.69 ID:xac07sMk
豹柄「はぁはぁ・・・ぃやごめん。出ちゃった。」
俺 「ううん、大丈夫。すごい感じやすいんだね?はは。」
そして豹柄が吹いた後を再び舐めて綺麗にする

豹柄「あああ・・いゃ・・・ダメダメダメおかしくあああ」
豹柄はふとももを強く閉じて悶えた

豹柄「・・・はぁ、気持ちいい。上手いね。」

そして再び激しくキスをしながら今度は豹柄の手が下に伸びてくる
豹柄「はぁはぁ・・・固い。ふふふ。」
俺 「・・・ん。」

豹柄は上になり俺の股間へ下を這わせ俺の勃起を眺め、やがて
しごきながら根元へ顔を埋める
手で掴みながら舌を出して裏筋、横、徐々に上に戻ってくる
先端まで来て少し顔を離して再び勃起を眺め持っている手で
下から押し出すようにしごかれる
豹柄「・・・ねぇ?出てるょ。」
俺 「・・・ん。」

そして先端の方を円を描くように舌を這わせて口に含み
頭をゆっくりと上下させる
豹柄「んっんっ・・・ズズ・・・ズズ・・・はぁ」
俺 「・・・ん。すげーいい。」

284 :1:2013/06/13(木) 10:16:41.89 ID:xac07sMk
豹柄「はぁ・・・んっんっズズ・・・はぁ、気持ちいい?」
俺 「・・・ん。上手い。」
豹柄の唾液でヌルヌルとしている

豹柄を再び仰向けに寝かせて俺が上になる
俺 「・・・ゴム無いから、ちゃんと外にするね。心配しないで?」
豹柄「・・・うー・・・ぅん。」
俺 「・・・ぅん。」

豹柄は脚を曲げて自分でふとももの上に手を添えるようにして大きく開く
豹柄はすごく濡れていて俺も豹柄が舐めてヌルヌルしていたので「クチュ」
という感じで入っていった

舌を激しく絡め合いながら俺は豹柄の肩を掴んで激しく突いていく
豹柄も腕を背中に回して強く俺を抱きしめる
声が大きくなるので口を離しても直ぐにまたキスで口を塞ぐ
豹柄「んんっんんっ・・・ふはぁはぁんああああ!んぐっ・・んんっんんっ」

しばらくは正常位で突きながらバックから座位となり騎乗位へと体位を
変えていく
騎乗位になると豹柄は膝を立てて上下にグラインドする
更に入れたまま素股のように前後へ擦りつけるような動きが感じるらしい

表現は悪いがいろいろな思いが交錯して
むさぼるように激しく抱き合っていく

285 :1:2013/06/13(木) 10:17:14.34 ID:xac07sMk
再び正常位に戻して突き始めはゆっくりと徐々に激しく更に激しく
豹柄を突いていく
掛け布団を口に当てて声を抑えさせる
豹柄「んんっんんっんっ・・いやふぁあああんっぐ・・ィィィィ!あっ!」

俺はギリギリまで豹柄を力強く突いて勢いよく豹柄のお腹へ発散させた

286 :1:2013/06/13(木) 10:19:11.20 ID:xac07sMk
そのまま倒れこむように上を向いて息を切らしている豹柄の隣に
寝ながら息を整える
豹柄「はぁはぁ・・・はぁはぁ。」
俺 「はぁはぁ・・・やばい。暑い。」

豹柄「はぁはぁ・・・うん。」
俺 「・・・・はぁ・・・すっげー気持ちいい。」

豹柄「はぁはぁ・・・ふぁ〜・・・すごい・・・気持ちよかった。はぁはぁ」
俺 「・・・うん。」

豹柄「・・・はぁーぁ・・・相性・・・いいかも。」
俺 「・・・(息を吐く)フー・・・ね?すごくいい。」

豹柄「・・・フー。」
俺 「・・・あー・・・ごめん。」

豹柄「・・・ふふふ。」
俺 「・・・はは。あれは我慢無理・・・さすがに。」

豹柄「・・・あはは(笑)」
俺 「相性も良かった。」

豹柄「・・うん。いいかも(笑)。」


してしまったなぁ・・・という思いだった

287 :1:2013/06/13(木) 14:49:29.77 ID:LmFn65/G
豹柄は「けい」に比べるとかなりエッチには前向きなタイプだった
途中、やっぱり遊んでる子なのかな?とも取れるような会話もあり
次の展開をどうしようかと考える

俺 「豹柄って今まで何人くらいとつきあったの?」
豹柄「教えない。いっぱいいるよ。」

俺 「・・・そうなの?」
豹柄「なーんてっ!!そう言ったらどーする?」

俺 「いや、どうもこうも。」
豹柄「そういうの嫌い?(笑)」

俺 「んー・・・わかんない。つき合い方次第だと思う。」
豹柄「ふ〜ん。そっかぁ(笑)。」

ナンパ?のようなパターンなのか友達からの進展なのか良く分からない形で
豹柄とはとりあえず男と女の関係になった

翌日になり、約束なので髪を切ってみた
豹柄のオーダー通り爽やかな感じにしてみると少し心が軽くなった気がしていた

その日からメールや電話のやり取りが増え、吉祥寺のデートも予定通りに行く事になった
つき合う前にエッチしたりすると気持ちが変わるという事は
しばしばあるもので、ダメになるかもという気持ちもあったが、
意外にも普通に予定してくれていたのでいい子なんだなーとちょっと思ったりもした

吉祥寺へデートのその日は午前中に達也とサーフィンへ行く
午後から吉祥寺という予定だった

288 :1:2013/06/13(木) 14:50:48.59 ID:LmFn65/G
書いていると最低なことしか書いていない達也だが、
言ってもそこまでは悪いやつではない

都合の悪い事からすぐに逃げ出すかなりのヘタレではあったが奴に
豹柄の事を話した時は自分のことのように、喜んでくれていた
だから、達也なりには心配はしてくれていたんだと思う

週末になりとりあえず朝早くから湘南に向かう

だがこの時はちょうど台風前ということもあり波がやたらにデカかったんだ

俺は初心者だったし、自分の力量もまだ分からず向こう見ずにも海に入っていった
この時の事はよく覚えている

台風の前の海は非常に危険だ

そのポイントは河口でテトラポットが沖まで伸びている場所を選んで俺と達也は海に入った
そして達也を横目にパドリングで沖を目指す

ドルフィンスルーといい、海にボードを押し込んで波の下をくぐり
ながら沖に出て行く方法がある

ドルフィンをしている最中や海面に顔を出した直後は視界が悪くなる

もちろん前に人がいればわかるのだが、ちょうどその時は俺より沖に1人いるのが目に見えた
そのため安心してボードを沖に進めていく

289 :1:2013/06/13(木) 14:54:52.61 ID:LmFn65/G
そしてその1人が波をつかまえてテイクオフしたのを見て
しばらくその場で後ろも振り返らずボーっと波待ちしていた時だった

俺は周囲の静けさに気がついた

達也も他のサーファーもいない事に

びっくりして岸の方を振り返るとたくさんのサーファーが岸へ
引き返そうとして必死にパドリングしている姿が見えたんだ

そして自分の今いる位置を確認した時に俺はゾッとした

テトラポットの先端まで沖へ引っ張られているではないか

俺は焦って岸へ戻ろうとした
しかし流れが早くいくらパドリングしても前に進むことはなく更に沖へ沖へ
流されそうだった

俺は怖くなって無我夢中でボードを捨てテトラポットへ乗り移る
テトラポットの先端は大きい波が凶器と化して俺の体を何度も何度も打ち付けた

俺は必死にテトラポットにしがみつき生き残る事を考えていた

海の中に浸かっているテトラの表面はフジツボ等で俺の手足は
既にズタボロだったが痛みは全く感じなかった

足もガクガクで立つのがやっとという状態ではあったが波間を見て
1個1個ゆっくりと岸を目指し戻ったんだ

290 :1:2013/06/13(木) 14:57:56.61 ID:LmFn65/G
安全な場所までくると安堵からか、手足にものすごい痛みが走る
テトラから防波堤によじ登り、先ずは仰向けに寝て手足をマジマジと見てみた

体はスプリング(ウェット)を着ていたのでお腹等は守られていたが
ウェットでカバーされていない腕、手のひら、足の裏、スネ、ふくらはぎ全部の箇所の皮膚はズタズタに切り裂かれて血がにじんでいる

だが、その時はまだアドレナリンが出ていたためだろうか、
痛みはあるが意外と普通に歩くことができた

とにかく車まで戻ることだけ考え只管歩いた
やがて岸が近づいてくると遠くに達也の姿が見えた

何か叫んでいるのが聞こえた
達也「・・・ーい・・・?・・・ーい・・・?」
俺 「?」
達也「・・・・・・・おーい?・・・どこにいたのー?」
俺 「・・・。」
達也「どうしたのー?」
俺 「てめぇ〜(苦笑)。」

俺は足をずりながら達也の所まで歩いて行く

達也「おおおい、手足ズタズタだぞ?」
俺 「・・・死ぬかと思った。」
達也「どうしたの?」
俺 「後で話すから、とりあえず車行こう。つか、何時?」
達也「わからん。つか、どうしたの?」
俺 「・・・。」

俺 「とにかく肩・・・貸して。」

291 :1:2013/06/13(木) 14:59:39.66 ID:LmFn65/G
こうして何とか車に戻った俺は、今一度傷の確認をしてみた

ひと言で言ってかなり酷い

とは言っても豹柄との約束もあったので傷だらけになりながら
帰りを急いだんだ

だが不運にも渋滞にハマる。足はボロボロで血が滲んでいた
しかもこの当時の車はステーションワゴンのミッション車

渋滞で何度もミッションペダルを踏み込まなければ
ならず、その時の痛さはハンパなかった

渋滞もあって少し予定の時間よりも遅くなってしまったため、
俺は手当もしないで豹柄の家にそのまま向かうことにした

詳しい場所は知らなかったが、指定されたところに
ついた時、豹柄が迎えに出て来てくれる

豹柄が指差した方向にあるコインパーキングに停め、
車から降りてヨタヨタと近づいていった

豹柄は怪訝な顔つきをしている
徐々に豹柄に近づいていくと気づいた様子で
思いっきり吹き出すように笑い出した

292 :1:2013/06/13(木) 15:09:43.44 ID:LmFn65/G
豹柄「ぷーーーーーーーーーーー!!!何?どうしたのーーーーーー???」
俺 「・・・笑うな。」

豹柄「はぁはぁーーーーーーひぃーーーーーーー」
俺 「・・・笑うな。」

豹柄「とにかく家入る?はぁーーーーーーーーー!」
俺 「・・・ん。笑うな。」

豹柄「ふーーーふふっ。はぁーーーーああああ!今日ムリだね。」
俺 「はぁ?行くに決まってんだろ。「俺が」楽しみにしてたんだから。」

豹柄「ぷっ。。。はぁー。笑える。とりあえず傷口流した?」
俺 「流したけどまだ砂入ってるかも。血もにじんでる。悪い。汚しちゃうかも。」

豹柄はしばらく爆笑していて、ヨタヨタと歩く俺に手を貸してくれて
豹柄の家に入れてもらった

この時、少し驚いたのは豹柄の家も2部屋で大きかった事だ
妹と住んでいたのだが、「けい」の事もあってちょっと不思議な気持ちになった

家に入ると目に見える範囲ではきれいに整理されている

豹柄「とりあえず、流してから消毒して包帯しようか?」
俺 「・・・うん、ありがとう。何かごめん。」

この時に気がついたのだが、家着がまたエロい
Tシャツに白のタオル地の短パンだ

何度も書いて申し訳ないが、肌が綺麗な分、生足もやたら綺麗でたまらなかった

293 :1:2013/06/13(木) 15:13:15.19 ID:LmFn65/G
豹柄の部屋は全然普通で、ピンクなものやぬいぐるみは少しだけ
機能性重視という部屋だった

傷口を消毒してから腕や手のひらにはヨードチンキ(?)を塗って
足には包帯といった感じで手当が終わる

豹柄「今日、本当に吉祥寺行くの?」
俺 「当たり前だって。もう大丈夫だから。」

薬箱を女の子座りで片づけているのを見ると、太ももに興奮が一気に高まってしまい、彼女を抱き寄せた

足はめちゃくちゃ痛くてたまらなかったけど、だけど、そんな状態で納まりがつかなくなってしまった俺は豹柄とその場でエッチをした

コトを終えて、それでもとにかく吉祥寺に向かうため
反対する豹柄を説得して15時頃に家を出る

足を引きずりながらそのまま駅まで歩いて、
電車で吉祥寺に向かいブラブラとデートした

足はめっちゃ痛かったし、すれ違う人は見てくるし、
でも、豹柄は腕を組んで支えてくれた
豹柄も楽しそうだったから、俺も何だかすごく楽しい気分になった

その時のことはよく覚えてる
デートって感じのデート

ずっと「けい」のことで悶々としていた日々のせいか、久しぶりに気が晴れた気がした

294 :1:2013/06/13(木) 15:17:07.81 ID:LmFn65/G
すれ違う人には皆「家で大人しくしてろや」って思われたのではないだろうか
俺たちは一通りブラブラした後でレストランに案内する
俺は豹柄に内緒で予約しておいたんだ

豹柄「ここ?」
俺 「そう。」

店の中に入るため階段を降りなければいけなかった
ズタズタの足で階段を降りるのはまた大変で、豹柄は俺の腕を掴んで支えてくれたんだ

豹柄「大丈夫?」
俺 「あっ、ごめん。」

豹柄「大丈夫。支えてる。」
俺 「ありがとう。中入ろう。」

豹柄「うん。ホントに大丈夫?」
俺 「全然、大丈夫!」

豹柄に支えながらも店に入るとすぐに店員がやって来る

店員「いらっしゃいませ。ご予約ですか?」
俺 「はい。星野です。」

豹柄「えっ?」
店員「星野様2名様ですね?承っております。
   お席にご案内します。・・・お足元大丈夫ですか?」
俺 「ええ。大丈夫です。」

295 :1:2013/06/13(木) 15:31:34.46 ID:830fB5QV
豹柄「予約したの?」
俺 「(照)ぅん。そだけど。あー・・・気にしないで。
   ゆっくり話したいと思ってただけだから。」

豹柄「ありがとう。優しいーじゃん(笑)。」

お洒落な深めのソファーに腰を下ろして店員に
とりあえず適当な料理を頼んだ

あまりお洒落な雰囲気に馴染むことができず、落ち着かない
感じで、つき合うかどうか?という事へ話題を振った

俺  「ねえ?」
豹柄「ん?」

俺  「髪。」
豹柄「ふふふ。(笑)うん。いいと思う。」

俺  「じゃなくて(笑)。」
豹柄「あはは。」

俺  「約束。」
豹柄「検討って言ったょ(笑)。」

俺  「まぁ、確かに(笑)。」
豹柄「ん。どうしようっかなぁ?(笑)」

296 :1:2013/06/13(木) 15:35:56.03 ID:830fB5QV
俺  「遊ばれてる?(笑)嫌?」
豹柄「ううん。嫌じゃないよ。(笑)でも成良君、面白いちゃよ(笑)」

とりあえずここは少し話題を変える事にした
俺  「あっ!名前さ、豹柄のこと何か呼び方変えてもいいかな?」
豹柄「いいよ。」

俺  「じゃあ、考えとく。」
豹柄「じゃあ、わたしはも成良君ってのはどうもなぁ?」

俺  「俺も別に特にないけど。」
豹柄「星野成良だから「ほしくん?」「なるくん?」「なるちゃん?」何がいい?」

「けい」が呼んでいた「なーちゃん」という候補はなかった

俺  「じゃぁ、「なるちゃん」か「なるくん」で。」
豹柄「いいちゃ、いいちゃ。(笑)気の向いた時に好きな方で呼ぶね。」

俺  「ねぇ?方言?「ちゃ」っていうの可愛いね。」
豹柄「うん。そうだけど、あんまり可愛くないよ。」

俺  「他にはどんなのがあるの?」
豹柄「いいっちゃ!いいっちゃ!とか、何やっとるがっ?とかかな。」

俺 「へー!新鮮。いいよ!いいよ!とか何やってるの〜?みたいな感じか。」
豹柄「うん。」

俺 「俺は可愛いと思うよ。」
豹柄「(照)ありがと。」

297 :1:2013/06/13(木) 15:38:24.41 ID:830fB5QV
俺  「いや、でも本当に可愛いと・・・あのさ!この間も、今日もだけど。なんていうか・・・」
豹柄「ん?」

俺  「つき合ってないうちにしちゃってごめん。」
豹柄「あはは(笑)。」

俺  「何ていうか遊びとは違うし・・・豹柄とは相性いいって思うんだ。」
豹柄「ほんとにぃ??わたしは遊びでもいいちゃよ。(笑)相性はいいと思うし。」

俺  「・・・遊びって・・・絶対そんなことないよね?」
豹柄「・・・ふふ(笑)どーでしょー?」

俺  「何となくだけど?」
豹柄「何が?」

俺 「間違ってたらごめんだけど、やっぱりお互い好きのほうがいいって言うか。
   うまく説明できないけど。その方が・・・俺もうれしいと思うから。」
豹柄「・・・ん。」

俺は豹柄は真面目な子だと思っていた
こういう子が純真さを持っている
そう直感していた

298 :1:2013/06/13(木) 17:00:22.08 ID:newsuChq
豹柄は少しうつむいて真面目な顔から
泣き笑いの顔になった
なぜか頬を涙が伝っている

豹柄「実は・・・話すつもりなかったんだけど。」
俺  「・・・うん。」

豹柄「本当は、なる・・・くん?の事、いいと思ってるよ。あのね。」
俺  「・・・うん。」

豹柄「・・・留学するの。」
俺  「へっ!?」

豹柄「留学。オーストラリアなんだけど。」
俺  「・・・ぅん。んと、いつから?」

豹柄「9月か10月でまだ決まってないけど・・・でもあとちょっとしかない。」
俺  「うん。」

豹柄「歯のことですごく一生懸命で、真面目な所とか良くて。」
俺  「・・・で?」

豹柄「だから遊びでも良かったょ?でも、好きになってつらいのも分かってるし・・・。」
俺  「・・・えーと、どれくらい行くの?」

豹柄「・・・1年。」
俺  「いつから考えてたの?」

豹柄「大学入ってからだから結構前から。旅行業界で働きたくて英語ができるようになりたいの。」
俺  「・・・そっか。分かった。実は俺、高校出てすぐイギリスに1年半留学したから豹柄の気持ちは分かる。」

299 :1:2013/06/13(木) 17:05:53.28 ID:newsuChq
俺はこの時どうしてか豹柄を支えたいと思った
それが俺の支えにもなるような気がして

豹柄「・・・そうなの?」
俺 「ああ。1年って長いと思う?」

豹柄「・・・うん。長・・・いと思う。」
俺 「短いとは言わないけど問題ない時間だと思うよ俺。」

豹柄「・・・。」
俺 「留学するまで2〜3ヶ月かも知れないけど、それまでに1年を支えられる
   たくさんの思い出作って、それを持ってって欲しい。」

豹柄「・・・。」
俺 「淋しいときも苦しいときにきっとそれが支えにならないかな?」

豹柄「・・・でも。」
俺 「大事なのは帰ってきてその先じゃない?」

豹柄「・・・うん。」
俺 「ずっと一緒にいたとしたら、その1年は何てことはない1年だと思わない?」

豹柄「・・・うん。」
俺 「だから応援する。電話だってあるんだから、遠くないさ。待ってるから。」

豹柄「・・・どうかな?」

豹柄は泣き笑いしながら頷いた。

300 :1:2013/06/13(木) 17:06:44.75 ID:newsuChq
豹柄「うん。」
俺 「ぅしッ!じゃあユウ(仮)って呼ぶかな!」

ユウ「ぐすっ・・・はは。うん。」
俺 「ユ・・・ウ。照れるね。ありがとう!これからよろしくね。
   ご飯食べようっか。」

ユウ「うん。ありがとう。よろしくなるちゃん。ふふ(笑)」

こうして俺とユウはつき合い始める事になる

聞く人によっては「けい」との約束を知っている人からは
軽薄、不謹慎だと言う人もいた

だけど「けい」の事は愛しつつも、ユウはまたそれとは別に大切に
したいという気持ちがあり、穏やかで静かな愛情があった

決して淋しさを紛らわすためだけではなくなっていくんだ

その日からの俺とユウはとにかく、できる限り毎日一緒にいることにした

とにかく俺とユウは本当に相性が良かったと思う
喧嘩もなくちゃんとお互いに話すことを話し、お互いに優しいというか穏やかだった

301 :肉茎平均:2013/06/13(木) 17:26:13.78 ID:GzrwS6SP
軽薄!不謹慎!最低!!
あんたなんか女の敵よ!

302 :1:2013/06/13(木) 17:44:58.02 ID:newsuChq
>>301
スマソwww返す言葉もナスwww淋しかったカラorz

そんな、ある日俺がユウの部屋に行った時のことだが、
これは自分が忘れないように書いておきたいことなのでつまらなかったら読み飛ばしてもらっても構わない

少し様子がおかしかったんだが、何か照れてるような。
ご飯を食べてると妙に甘えてきたり、隣にちょこんと座ったり

ベットに手を引かれてユウが先に仰向けになった

手を引かれて俺がユウに覆いかぶさるようになり、
背中に手をまわしてきてぎゅーっとしてくれた

ユウ「ん〜・・・どーしよー。」
俺 「ん?」

ユウ「なんか・・・好き・・・なんだよねー。すごく。」
俺 「どうしたのー!?急に!」

ユウ「・・・いいじゃん別に。」
俺 「まぁ、マジでうれしーけど。」

ユウ「好きって言ったの今が初めて。」
俺 「そうだな。ユウから好きって言われたことなかったな。」

ユウ「なるちゃんは?」
俺 「俺もだよ。だけど俺だけ盛り上がってるんじゃないかって思ってた。」

303 :1:2013/06/13(木) 17:45:28.38 ID:newsuChq
ユウ「なー。なー。(ちがう、ちがうの意味です。)初めは嫌いだった。でも、すごく優しいし、思ってたのと違って。」
俺 「あんま褒められてないよね?」

ユウ「あはは。でも居なくなったらって考えたらすごく嫌で。」
俺 「うん。」


ユウ「そしたら「好きー」って思ったっていうか(笑)。」
俺 「じゃぁ、留学までにもっと沢山思い出作ろうよ?」

ユウ「ぅん!(照)温泉行こうよ。温泉。」
俺 「そうだな!俺らだけの思い出を作ろう。のんびり行くか?」

・・・・・・・・・・・・・

他愛もない会話かも知れないけど、俺にとって、いや、人は誰しも
「会話」というコミュニケーションの大切さはここに
あるんじゃないかと思った

もちろん留学の事が気になっていない訳じゃない
「けい」とは理由はいろいろあるにしろ距離は大きな課題でもあった訳だから

そんな風に俺たちは俺たちのペースでゆっくりと、
でも急ぐようにいろいろな思い出を作っていった

だけどプライベートが順調に行っていると思っていた俺は、
仕事で今度は全く予想しなかった事態を迎える

304 :1:2013/06/13(木) 17:49:57.66 ID:newsuChq
やがて9月を迎えるのだがユウが留学する日は
まだ決まっていない

ユウ「んーやっぱり行きたくないよ。やめちゃおうかな。。。」
俺 「俺だってユウがいかないほうがうれしいけど、
   だけど行くなとは言えない。むしろ応援してるんだ。」

ユウ「なんで?」
俺  「俺はもう1年半イギリスへ行かせてもらった。あまり身になっていないけどさ、
    行ったこと後悔はない。海外の生活でいろんなことを学んで成長して欲しいと思うんだよ。」

ユウ「・・・うん。」

俺  「だから、ユウにも後悔して欲しくないんだよ。」
ユウ「・・・うん。」

俺  「俺は、ユウの夢も、ユウのやりたいことも、俺のためにあきらめさせたくないんだ。」
ユウ「・・・は・・・い。」

俺  「つらい時、悲しい時はあるよ絶対に。」
ユウ「・・・ぃや。」

俺  「だけど、その時間が自分達を成長させてくれる。行かなければきっと後悔する。」
ユウ「・・・ぅん。」

305 :1:2013/06/13(木) 17:52:08.50 ID:newsuChq
俺 「だから俺もつらいし淋しいけど、ユウが夢をあきらめるほうがもっとつらいし淋しいことなんだ。」
ユウ「ふぇ〜・・・でも、自信無いよ〜。なるちゃん、浮気するでしょ〜?
   離れたらダメな気がするもん〜。」

俺 「大丈夫だから。」

そうは言っていたが、俺もユウも留学の日が徐々に
迫るにつれていろいろな不安は募っていった

ただ、「けい」とは違うことはたくさんあった

ユウは帰ってくることが明確だということである

「けい」は2人の人生が再び交じ合うその日、その時は、果てしなく遠く、あるのか、ないのかも分からない

それでもそれを貫くことが愛なのかもしれない
でも、そうじゃない場合には相手を無理につなぎとめてしまうことにもなる
そのために相手はいつまでも次に進めない事になればそれは不幸でもある

この事に答えはないと思う

やはりそれは身勝手な都合で考えるしかなく、無理矢理にでも
自分を納得させるしかない事ではないだろうか?

彼女の留学が決まったのはそれから
ほどなくしてからだった

大学は1年間の休校、10月から留学することになった
ユウは俺の為にギリギリまで出発日を遅らせてくれたんだ

306 :1:2013/06/13(木) 18:14:49.65 ID:newsuChq
そして俺には追い討ちをかけるように最悪な事態がその時持ちかけれようとしていた

「転勤」だ

ある日俺が会社に出社すると、上司に呼ばれる

上司「星野。お前今こっちに恋人とかいるのか?」
俺  「はぁ。急にどうしたんですか?はい。」

上司「実はな、大阪に行ってくれないか?」
俺  「えっ!?いや、東京勤務って入社の時に言ってたじゃないですか?今、この時期にそれはないのでは?」

上司「分かってる。これはいい話なんだ。わかるだろ?」
俺  「いえ、分かりますが突然の事で混乱しています。もし断るような事になれば・・・?」

上司「断ることはできないなぁ。今までそういう奴いなかったからな。」
俺  「じゃぁ私は例外になるかも知れないですよ?」

上司「お前、早まるなよ。いい話なんだぞ。」
俺  「正直に言います。私には東京に居なければいけない理由があります。」

上司「それはお前の理由であって、会社はお前に大阪でその力を発揮してほしいと言っているんだぞ。」
俺 「それは身に余る光栄ですが・・・聞いていいですか?期限は・・・?」

上司「期限はない。早ければ3年、いや、期待は持たせられない。」
俺 「生意気ですみませんが、やはり少しお時間を頂けませんでしょうか?」

上司「どれくらいだ?」
俺 「それも含め明日、もう一度ご相談させて下さい。」

307 :p2-user: 800654 p2-client-ip: 113.210.1.97:2013/06/13(木) 18:21:40.54 ID:YztQhDhc
まさかのユウと同郷の俺

308 :肉茎平均:2013/06/13(木) 18:23:58.88 ID:GzrwS6SP
俺は翌日、上司に大阪転勤を了承した旨を伝え
すぐに大阪に飛んだ
道頓堀を歩いていると20代くらいの虎柄のキャミを着た女と出会った。
その夜、sexした
もちろん中出しだ。
気持ちよかった。
「相性がいいね」と二人で笑った。

309 :1:2013/06/13(木) 18:33:57.57 ID:PQp4Xcpy
>>307
おまいwww

>>308
おまいもwww


上司は俺を見ながらソファーにもたれかかり、
「すまんなぁ」という顔をしていた

そんな上司の顔や言葉の節々からかなり反対はしてくれたんだろうな
ということが様子見て分かり少し申し訳ない気持ちになった

だけど、戻ってくる期限の保証もない転勤に
何より「けい」や「ユウ」の事が脳裏をよぎる

俺はまた失うのかもしれないと思った

そして、どう切り出すかを考える

ユウは1年で帰ってきてもまだ大学があり、
その時に俺が東京にいないというのは致命的である

だけど遠距離でこの1年を乗り越えられれば、ユウが大学を卒業して
大阪に就職、そんなこともあり得る

また、毎月必ず大阪支社から本社出張に来ている営業も
いるためとにかく東京出張は多い

310 :1:2013/06/13(木) 18:35:59.50 ID:PQp4Xcpy
それらを踏まえ、俺は帰りの電車の中で“今”できる会社との交渉を
2つに絞っていった

俺が会社と交渉したい事は2つ
1.ユウが留学する日までは東京に居ること
2.ゆくゆく東京出張をできるだけ多くすること



交渉カードは4つくらい思いついた
・既存の案件と案件引継ぎ、顧客引継ぎ
・有給を利用
・入社時の条件(基本東京勤務である事)
・退職

普通にいけば役員に一蹴されて終わりである

先ずは信頼できる上司に根回しをする事が最善だと考えた

とは言え、転勤は免れなくとも時期をずらすくらいなら
何とかなる気はしていた

そのため最優先課題としてユウにどう話すか?
という事だった

先ずは掴みが肝心だと思い、途中で花を買って
ユウの家に帰宅する

311 :1:2013/06/13(木) 18:36:31.01 ID:PQp4Xcpy
俺  「ユウ!ただいまー。これ・・・なんでもない日のプレゼントー!」
ユウ「えっ!何よー(笑)もう!ありがと。ご飯食べよ。」

俺は精一杯明るく振る舞いその間にもユウに話したら
どうなるかをフル回転で考えていた

俺  「っえ?うん。あ、ごめん。ありがとう。」
ユウ「・・・何かあった?」

俺  「ううん。ちょっと仕事のこと考えてた。」
ユウ「大変なの?」

俺 「ううん。ちょっと今日は疲れたなーって。あと提案のこととか。ごめんね。」
ユウ「今日ね〜 ――――――。」

結局この日はユウの楽しそうに話す顔を見ていると
どうしても言い出すことができなかった

312 :1:2013/06/13(木) 18:40:45.91 ID:PQp4Xcpy
翌日、上司に相談を持ちかける

俺  「山田さん、ちょっといいですか?お願いします。」
山田「ああ。大丈夫だよ。・・・でどうだ?」

俺  「はい、やはり気持ちとしては行きたくないですね。ただ、会社が好なので「辞めたい」とは思いません。
    それで、いくつかお聞きしたいのですが・・・?」

山田「あぁ。俺の分かる、答えられる範囲でならな。」
俺  「ありがとうございます。先ず、いきなりですみませんが、山田さんは味方だと思って話します。」

山田「お前、それいきなり言うのは・・・まあ話してみろ。」
俺  「はい、すみません。 先日、恋人がいると報告しましたが、今はその恋人を連れて行くことができません。」

山田「・・・ただなぁ。それだと理由にならないぞ。」
俺  「そうですね。でも家族ではないにしろ、私にとっては家族同然に大切な人であり、仕事をする上で心の拠り所でもあります。私にはどちらも捨てたくはないのですが?」

山田「捨てろとは言ってない。だが、恋人をどうするかがお前の、まぁ「任務」じゃないのか?」
俺  「そうですね。ご迷惑おかけしてすみません。あと1日だけ最終的な返事を待って頂けないでしょうか?
   実は今度、恋人が1年間オーストラリアへ留学します。
    私にとっては1週間後に行けと言われてもはいそうですかと言えない状況です。
   そこで山田さんにお願いできませんでしょうか?
   散々行きたくないとわがままですみませんが、転勤のお話はお受けする方向で考えます。
   ただ、山田さん、どうにか彼女が日本を発つまでは東京に居させていただく理由を作って
    もらえないでしょうか?彼女の出発まで後3週間程度です。何とかお願いします。」

313 :1:2013/06/13(木) 18:45:02.40 ID:PQp4Xcpy
山田「そうか〜、そういうことかぁ・・・。」
俺  「はい。それともう一つあります。1年間離れ離れで戻ってきたとき、私が東京にいないの
    では、彼女にとって辛すぎます。東京出張がとにかくできるようサポート頂けませんでしょうか?
    私もせっかく頑張ってここまで来たので転勤→退職なんて嫌ですから。」

上司「会社に条件つき付ける奴なんて初めてだぞ!笑 っとに・・・お前は本当にバカだな。(笑)
    何とかしてあげたいが、お前はどう考えてるんだ?」
俺 「はい。
    とりあえず彼女のほうは今夜話します。私も辞めるようなことはしたくありませんので、
    先ずは現在の案件を片付けてからというのはどうでしょうか?

   あと、入社条件では東京勤務を言い渡されていましたので・・・
    私も会社を信じてたゆえにという事で何とかお願いします。お願いしますよぉ山田さん〜?」

上司「そうか。まぁ、それくらいならな期待はしないでおけよ。」
俺  「ありがとうございます。後、東京出張の件も(ボソッ)」

上司「バカヤロウ(笑)」


下手な言い訳はなかったと思うが、とりあえずは上司への
根回しはこんな感じだった

314 :肉茎平均:2013/06/13(木) 18:51:36.58 ID:GzrwS6SP
後にわかったことだが、ユウは山田さんの娘だった。

山田ユウ、、、山田優。そう、あの山田優だったのだ!

315 :1:2013/06/13(木) 19:04:10.32 ID:PQp4Xcpy
次はユウなのだが、この時期はとにかく毎日ユウの家に帰っていた
何か半同棲しているような状態である

ユウ「おかえり。」
俺  「ただいま。」

スーツの上着を脱がせてハンガーにかける

ユウ「ご飯食べよ。」
俺  「うん、ありがとう。あとちょっとだね。・・・ユウ。」

ユウ「・・・ぅん。やっぱり離れたくないよ。こんなに好きになるとは思わなかったから・・・。」
俺  「あのさ。」

ユウ「ん?」
俺  「実は、俺・・・転勤言い渡されたんだわ。断って辞めてもいいけど、ユウはそれは嫌だろ?大阪なんだけどさ。いきなり行けって言われてる。」

ユウ「・・・うそっ?だよね?ホントなの?えっ・・・私帰ってきてもなるちゃんいないんじゃ、無理だよ・・・。」
俺 「いや、ちゃんと上司には相談してる。」

ユウ「・・・でも?」

俺 「とりあえず、ユウが発つまではもちろん一緒だ。で、1年後の事も大丈夫。」
ユウ「・・・なんで?」

俺 「確かに、会える頻度は少なくなるかも知れないけど、月1以上で東京出張を入れてくれると思う・・・し。」
ユウ「・・・でも。」

俺 「大丈夫だよ。絶対に大丈夫だからさ。」

316 :1:2013/06/13(木) 19:07:24.22 ID:PQp4Xcpy
>>314
(((( ;゚д゚))))アワワワワソレ全然気がつか中田www

ユウは急に泣き出す
こんなに好きになるんじゃなかったと言って

俺はまた大切な人を泣かせている罪悪感でいっぱいになった。
話し方に対策も何も何もなかった

「想い」がある恋人に対してできる事は唯一、素直に「伝える」ことだけだから。

ユウ「でも私、大学はあと1年あるんだよ。しかも卒業したら東京に就職になると思うし・・・。」
俺  「例えばその時の状況にもよると思うけど、大阪で就職するのはどうかな?」

ユウ「でも私東京しか友達いないし・・・」
俺  「うん。分かってる。だから俺のわがままで大阪に
    来てほしいなんてことは言えないからさ。」

ユウ「・・・うん。」
俺  「ただ、だからと言って・・・何ていうか、もう・・・
    何となくだけど俺らは大丈夫な気がするんだよ!」

ユウ「・・・!!!うん。なんで?」
俺  「うーん、何でもいいから信じろって!その時になったら俺が何とかするから。
今までだって大丈夫だっただろ?」

317 :1:2013/06/13(木) 19:26:07.23 ID:PQp4Xcpy
ユウ「そうだけどさぁ・・・なるちゃんいないじゃん・・・。」

俺  「絶対に大丈夫。」
ユウ「・・・うん。」

俺  「例えば!ユウが東京に就職して1年働いて、自分に合ってると思えば続ければいい。俺はその頃に転勤願い出して東京に帰ってきてみせる。」
ユウ「・・・うん。」

俺  「もしくは!ユウが東京で働いて限界を感じたらいつでも俺の所にくればいい。」
ユウ「・・・うん。」

俺  「それから!留学中は絶対淋しい思いすると思うけど電話するし、必ず会いに行く!」
ユウ「俺は、俺は、今これからの1年、2年で考えるんじゃなくてユウとのその先で言ってるんだぞ?」

俺  「だから俺は大丈夫だと思うんだ。俺はユウとそうありたい。」
ユウ「・・・よく分かんないけど分かった。」

俺  「・・・うん。」
ユウ「考えるけど考えないようにする。じゃあ、とにかくたくさんたくさん
    一緒にいて、愛してくれる?私は愛してるから。」

びっくりした。ユウが「愛してる」なんて言うなんて
間髪入れずに俺もクールな感じでユウの問いに応えた

俺 「もちろんだ。お、俺だって。」
ユウ「ふえぅぅぅぅ・・・ぅん。」

318 :1:2013/06/13(木) 19:34:25.86 ID:tD9xeOJw
俺は「けい」の時以来で「愛してる」と言うことが出来なかった
大切だし愛しいとも思う
言えなかったけどただ、でも、穏やかでいいなって俺は素直にその時思ったんだ

翌日、会社の上司から早速呼ばれる事になる

上司「会社が条件をのんだぞ。」
俺  「ホントですか!?すみません。わがままばっかり言って。
    ありがとうございます。」

上司「それから、できるだけ出張多くしてやるからな。」
俺  「えっ。いや、そこまで考えて下さって・・・本当にありがとうございます。」

やっぱり持つべきものは頼れる?かどうかは分からないが、
信頼できる上司である

こうしてユウが留学するまでの間は何とか東京勤務ができる
時間を確保することができた

ただやはり会社からしてみれば扱いにくい奴だと思われたとは思うが、
仕方ない選択だっと思う

ユウが留学するまでの間はとにかく一緒にいて1年を乗り越えられる
思い出をどんどん作っていった

3週間はあっという間にやってくる

妹が玄関まで見送りに出てきて、ユウは「行ってくるね。」
と言い俺も一緒に部屋を出た

319 :1:2013/06/13(木) 19:35:28.93 ID:tD9xeOJw
いつも一緒に歩いた西荻窪の商店街を抜けて
俺たちは成田に向かう電車に乗る

何かこの2〜3ヶ月の間いつも一緒にいたのに、明日からいないという
実感がないまま淋しい気持ちでいっぱいになった

だけど、1年後の未来、もしかしたらその先の5年、もしかした
10年でさえも一緒に居る事になるかもしれない

俺たちはそんな未来に向かって走り出した
そう思い込むしか他になかった

空港について、出発を待つロビー
瞬く間に出発の時を迎える

出発ゲートの中へと次々に吸い込まれるように
消えていく人の群れを見ていた

そして、ユウは無言で立ち上がる

ゲートに進む時が来たんだ

ユウは既に涙を流していた
俺も目頭が熱くなる

でも今は泣くわけにはいかないと必死にこらえた

ユウ「・・・行くね。」
俺  「・・・」

320 :1:2013/06/13(木) 19:36:42.31 ID:tD9xeOJw
ユウを抱き寄せて強く抱き寄せてキスをする

俺 「事故とか、風邪とか、とにかく無事に行っ・・・あれ?
   (涙があふれてきた。)いや、応援してるから!頑張れよ!・・・頑張れよ!」

ユウ「・・・うん。うん。ん。・・・ん。」

ユウは初めてデートした時のような泣き笑いの顔をして
ゆっくりとゲートに進んでいく

その間、何度も振り返り繰り返す
待っててね
待っててね
頑張るから
頑張るから
愛してるから
愛してるから

俺はユウに伝えた「俺も、愛してる。行ってこい!」
ユウ         「!!!!!うん!!!!!」

ユウは手を振りながら出発ゲートの中に消えていった
今まで隣で笑っていたユウの姿はもうここになかった

321 :1:2013/06/13(木) 19:38:49.28 ID:tD9xeOJw
俺はしばらく放心状態でそこに立っていた

どれくらい時間が経過したのか分からなかったが、電光掲示板の更新を見て
ユウが今ここに居ないことを少し実感した

俺は誰にも見られたくて、何かの銅像(置物)の影にしゃがみこみ泣き崩れる
涙がもう出ないというところまでずっと泣いていた

帰りの電車は驚くほど虚無に近かった
大丈夫と言っておきながらやはり不安だった

しばらく帰ってなかった部屋に戻ると、
ユウとの思い出が蘇ってきた

別れたわけじゃないのに、1年という時間の長さが途方もないものに思えた

きっとユウも同じ気持ちだったと思う

翌日は何もする気力もなく、何かに打ち込もうと何かを探した

でも何も見つからなかった

転勤すれば少し気も紛れるとは思ったが、
この時の俺はただ時が過ぎるのを待っているだけだった

322 :1:2013/06/13(木) 19:42:44.70 ID:tD9xeOJw
ユウが留学したはじめの1日はものすごく長くて、
2日目は更に長く感じた
3日目も変わることはなかった
4日目はアパートを決めるため、大阪へ出張した
時間の流れは少し遅い程度に回復した

その日は早々に大阪支社の人に挨拶して、
アパート候補を回らせてもらった

難波、梅田といろいろ回ってはみるものの
都心はなかなか良いところがなかった

そこで最終候補で西成区を見て回る

知っている人も多いと思うが、西成区は治安が悪い
ということもあり、大阪の方には申し訳ないが上司からも
止めろと言われていた

だが、実際に見た場所は西成区の端っこのほうで、
全然危ない感じはなかった

そこそこ綺麗なワンルームアパートで、家賃は6万
そこに決めた

・・・何かに打ち込んでいればすぐに時は経つさ

俺は自分に言い聞かせるかのように
大阪での生活を始めようとしていた

323 :1:2013/06/13(木) 19:47:46.33 ID:tD9xeOJw
上司にユウの事を報告しお礼を言うと、「頑張れよ。」とだけ言われた

一通りの片付けが終わり、部屋の隅に山積みされたダンボールを眺める

部屋はつい1週間前と様相を変え、
あのダンボールの中にいろいろな物が入っているんだなぁと思った

「けい」と「ユウ」の思い出をそっと置くようにアパートを出る

新しい未来がまたここから始まっていく

バイバイ。東京。

東京に出て8年、闇雲に走り続けた街を後にした

途中俺は実家に寄って車を手放してから
大阪に向かうことにしていた

この車にもたくさんの思い出はあったが、
借金もあったので手放す事に決めた

大阪に着いて気分は少し晴れたが、やっぱり新しい土地ということに不安もあった

だけど、これで良かったのかもしれない
むしろこうしていたほうが気が楽だと思った

新大阪から花園町まで地下鉄に乗る
その足で自転車を購入して借りたばかりの部屋に行った

324 :p2-user: 800654 p2-client-ip: 113.210.1.97:2013/06/13(木) 19:48:02.27 ID:YztQhDhc
第三章 「大阪で出会った女」



325 :1:2013/06/13(木) 19:48:16.37 ID:tD9xeOJw
指定した時間通りに引越し業者が到着する
東京で最後に眺めた部屋を思い出しながらダンボールを開けていった

1日、2日しか経っていないのでたくさんの思い出の品に胸がいっぱいになるう

部屋でじっとしていることができず、思わず外に飛び出して歩いていた

空は穏やかに晴れ上がっていた
空を見上げるとユウの笑った顔が浮かんできた

「頑張ろう。」俺は心の中でつぶやいた








大阪での勤務が始まる

326 :1:2013/06/13(木) 19:58:03.34 ID:tD9xeOJw
やることは本社にいた時と特別変わるものではかった

しばらくは土地慣れすることに時間がかかったはお客さんはすごく優しくて
厳しい事をいいながらも可愛がってくれた

また、ユウと俺は国際電話やAirMail、臭いことを言うが心のつながりで
その関係をちゃんと保っていた

ユウ「なるちゃん?メリークリスマス!!!」
俺  「ユウ!ハッピーメリークリスマス!」

ユウ「ははは。元気?浮気してないが?」
俺  「元気だよ。浮気してたら今ここに居なくない?」

ユウ「来年のクリスマスは一緒に居ようね?」
俺  「そうだね。今は試練のようなものだ。」

ユウ「寒くしてないが?」
俺  「大丈夫だよ。ユウは?」

ユウ「・・・大丈夫。ねぇ・・・?なるちゃん?」
俺  「どうした?」

ユウ「後でまたかけていい?寝る前?」
俺  「いいよ。」

ユウ「うん。じゃあ後で。愛してる!」
俺  「うん。」

327 :1:2013/06/13(木) 20:06:44.14 ID:e/VtqLjx
どうしたんだろうと思いながら適当にテレビを見ながらユウからの電話を待っていた

23時頃にだったと思う

ユウ「なるちゃん?起きてた?」
俺  「うん。さっきはどうしたの?」

ユウ「・・・うん。ね〜ぇ・・・なるちゃん。」
俺  「・・・どうしたの?」

ユウ「なるちゃんと・・・たいの。」
俺  「・・・ん?」

ユウ「なるちゃんとしたいって言ったの!もう!」
俺  「ははは!(笑)んだよ。俺だってしたいよ。」

ユウ「あのね・・・?」
俺  「・・・ん?」

ユウ「・・・電話で・・・・しょ?」
俺  「えっ!!!・・・えっ!!!???」

ユウ「・・・もう・・・脱いできちゃった。」
俺  「・・・えっ。・・・恥ずかしぃ・・・て。」

ユウ「・・・なー!!!なるちゃんも脱いで。」
俺  「・・・うん。じゃあ頑張りま・・・す。」

ユウ「・・・あはは。(笑)・・・」

328 :1:2013/06/13(木) 20:08:54.90 ID:e/VtqLjx
そんな感じのクリスマスだった
テレホンセックスというのは昔1度だけテレクラで経験していた事もあったので悟られないようにうまくリードすることができた

そんなクリスマスを超えて

新年

誕生日

と時は過ぎていく

来る日も来る日もユウと会える日を待ち続けた

春が過ぎて梅雨になっても俺達はしっかりと結ばれていた。

1週間が経てばまた次の1週間
1ヶ月が経てばまた次の1ヶ月

階段を1段1段昇るように乗り越えていった

329 :1:2013/06/13(木) 20:14:05.21 ID:e/VtqLjx
6月に入り、GWの余りや有給休暇を使って連休を取り、
ユウに会いに行くことにした

ここでこの時の俺の状況を少し書いておく
実はお金が結構ヤバかったんだ

借金は80万近ほどとなっていた

何とかしたくて、実はその間でHPを作ってみたり、
アフィリエイトしてみたりしたが、全然ダメでだった

心にできた隙間を埋めたくてパチスロにのめり込んでしまったりと
そんな少し荒廃したような生活を送っていた

「けい」や「ユウ」がみたら何て言われるだろう
あたかも格好つけて話をするような俺だが、実は何も格好良くも
ない小さくて自分の欲にまみれた最低な奴なんだ

それが分かっていても俺は自分を変えられなかったんだ

話を戻すが、そんな感じだったのでお金はあまりなかった

当時、既にインターネットが徐々に普及してきた頃だった
のでネットで経由便の安いチケットを購入することができた

空港に着いて搭乗手続きを済ませ、ユウと一緒に搭乗を
待った場所で電光掲示板を眺めた

何故かユウと一緒に待った席だけが空いてた ここだよ って言っている気がした

330 :1:2013/06/13(木) 20:15:49.61 ID:e/VtqLjx
俺は少し運命的なものを感じながら搭乗時間を待った
電光掲示板がボーディングに変わる

8ヶ月前にユウを見送ったゲートの前まで進んだ時、ふとその時の
情景を思い浮かべていた

香港を経由して約10時間が過ぎようとしていた

ユウを待つ時間に比べれば何てことはなかった

飛行機を降りる人の流れに合わせて俺はも飛行機を降りる
入国審査は驚く程簡単にパスすることができ
到着ロビーに向けて一歩一歩を噛み締めるように歩く

ゲートがどんなだったかは忘れた

だが、とにかく到着ロビーに出た瞬間に見えたのは
待ち合わせの人だかりだった

331 :肉茎平均:2013/06/13(木) 20:18:09.37 ID:GzrwS6SP
いよいよ虎柄の登場か

332 :1:2013/06/13(木) 20:21:54.63 ID:e/VtqLjx
先に見つけてくれたのはユウのほうだった

ユウ「・・・!・・・ちゃん!」
俺 「! ユウ!ユウ!来たよ!」

ユウ「・・・・・・※+:・。、☆※
   ぅぅぅああぁなるちゃーん!!!」

柵越しに俺はユウの頭を抱きかかえて
更にくしゃっと撫でた

柵を回り込みお互いに駆け寄って抱きしめた
更に少し離れた場所でもう一度抱きしめあってキスをした

8ヶ月の日々が、長かった日々が報われた気がした



オーストラリアでの1週間は本当に早かった

ケアンズ、ブリスベン、ゴールドコースト、ニュージーランドへ行った

逆光を浴びて笑っているユウの写真を1枚デジカメに抑えた

8ヶ月分の想いを込めてすごく楽しい時間だった

333 :1:2013/06/13(木) 20:29:48.04 ID:e/VtqLjx
オーストラリアでの滞在を終えて
俺は既に大阪へ戻っていた

ユウが帰国するまで「まだあと3ヶ月」もあったのだが、
ユウと会うために待ち続けた8ヶ月は、ユウが帰国するまで
「もう3ヶ月」という前向きな気持ちにさせてくれた

この3ヶ月は本当に早く過ぎていったよ



そしてユウが帰国する



その日はさすがに仕事で迎えに行く事ができなかった

ユウは帰国して家に戻り直ぐに携帯の電源を入れて俺に電話してきた
そして、一番初めに声が聞きたかった

大阪でも近くに感じる事がうれしいと言ってくれた

334 :1:2013/06/13(木) 20:33:01.52 ID:e/VtqLjx
翌日、ユウは新幹線に飛び乗り大阪に来た

俺はユウが留学中に上司からハイエースを譲ってもらっていた
ユウをそれで迎えに行った

新大阪の送迎場所でユウを待つ

まだかまだかと首を長くして待っていると、着いたよという連絡の後、しばらくしてユウの姿が送迎所に現れた


俺はユウに駆け強く強く寄り抱きしめた

何だか涙が溢れてきた

ユウ「・・・なるちゃん。」
俺 「うん。・・・あれ?・・・涙が・・・出ちまう・・・うん。」

ユウ「・・・ただいま。・・・ただいま。・・・ただいま。」
俺 「・・・うん。・・・うん。・・・おかえり。」

俺もユウも泣いていた
お互い抱きしめ合ってお互いの名前を呼んで


      「ただいま。」    「おかえり。」


たったこれだけの簡単な言葉がこの時は何よりもうれしくて感動で涙が溢れたよ 

  ただいま無事につきました。   無事におかえりなさい。

335 :1:2013/06/13(木) 20:35:01.36 ID:iSDbq30u
ユウを乗せてアパートへ向かった
その車内ではこんな事を話した

ユウ「大きいね〜ハイエースって?」
俺 「うん、もう慣れたけどね。・・・会いたかった。本当に。」

ユウ「私も。会いたかったよぉ。・・・また涙・・・スン」
俺 「うん。」

ユウ「ね〜・・・・ぇ?」
俺  「ん?」

ユウ「誰か乗せた?」
俺  「乗せてないよ。」

ユウ「乗せたでしょ?」
俺  「だから乗せてないって。(笑)」

ユウ「あっ、笑った。乗せたんだ!」
俺  「だから乗せてないって。そういうこと言われるとやましくないのに笑っちゃうでしょ?」

ユウ「え〜?そうかなぁ。ふふふ。(笑)
    まぁ信じてるけどさ。」

普通の笑いとはちょっと違った笑いというか、耐え切れずに笑ってしまうような笑いが出る

336 :1:2013/06/13(木) 20:38:36.96 ID:iSDbq30u
俺たちはアパートに向かう道、とりとめなく話をしながら向かう

1年で随分見慣れた大阪の街がユウが隣にいる事でまたの街並も違って見えた

ここでは書いていないが、実際は別れそうになった時期もあった事はあった
だけど乗り越えた
乗り越えられた事の大きさを2人は実感する事ができた

アパートでの会話は何となくこんな感じだったと思う
全ては記憶していないので許して欲しい

ユウ「ここかぁ!何かなるちゃんの匂いがする♪というか、汚くしてるねー(笑)」
俺  「そう?(笑)」

ユウ「誰か入れた?」
俺  「入れてないよ。(笑)」

ユウ「入れたでしょ?」(真剣に見つめる)
俺  「だから、入れてないって。」(真剣に見つめ返す)

ユウ「入れたよぉ。絶対誰か入れた!」
俺  「だから、入れてないって。(笑) さっきと同じじゃん。」
    (ここで何だか耐えられなくて笑ってしまう。)

ユウ「信じていいの?」
俺  「(笑)本当だって!」 実際に本当なのだから

そんなユウがすごく可愛らしく思った

またこういう時って何かちょっと笑ってしまうって事にできたら共感を頂きたい

337 :1:2013/06/13(木) 20:45:09.71 ID:iSDbq30u
いろいろ行きたいところもあったのだが、その日の外出は食事だけで、
とにかく2人の時間を大切にすることにした

その日はユウと時間と体力の許す限りに抱き合った


こうして俺達は東京と大阪で遠距離恋愛を始める


ユウは西荻窪の家に再び戻り、大学を再開した

ただ、幸いなことに基本1ヶ月に1回は東京での会議に
行かせてもらうことができていた

それは転勤の時に味方してくれた上司のおかげでもあった

会議は決まって金曜日だったため、金曜日の夜から月曜日の
始発までは会社のお金でユウと会わせてもらえていた

想像していたより穏やかな遠距離恋愛で俺もユウも安心していた

338 :1:2013/06/13(木) 20:55:57.35 ID:iSDbq30u
ユウとは結構いろいろなところへ行った
良く行ったのは西荻窪にある近くの中華料理屋である

味は普通よりちょっとおいしいくらい
が、そういうのがまた良くていつも一緒に行っていた

名前は忘れたが、駅から降りてまっすぐ伸びた
商店街をちょっと歩いた先にあったと思う

駅を背にして確か左手にあったと思う
つぶれてなければちゃんと実在する

離れていることもあり充実している訳ではなかったが、
こんな感じでユウとは順調に続いて1年が過ぎていった

そしてユウは卒業を控えるだけになり、
大阪に2週間くらいの滞在することなった

半同棲みたいな感じでワクワクした
ちなみにつき合った頃のユウは旅行会社に就職したいと言っていたにも
かかわらずこの頃は不動産関係に進路を変えていた

留学はなんだったんだろうとも思ったが特にそれを
突き詰めて問うことはしなかった

ユウはもともと頭が良く、俺が仕事の間中も家で宅建の
勉強をしていた

エッチが終わるとTシャツと下着だけでテレビをつけながら
体育座りで参考書を開いて過去問なんかをずっと解いていた

339 :1:2013/06/13(木) 20:56:31.25 ID:iSDbq30u
たまーに「う〜〜〜。むずかしいっちゃ!?」ともらして
いたが、あっさり受かってしまう所がすごいと思った

こんなんで受かるのかぁ?なんて思っていたが、何の事はない、宅建の勉強を初めて3ヶ月、
余裕で宅建の資格を取ってしまった

俺は正直悔しかったよ


この辺でユウの進路が決定する

就職先は東京


当然、大阪の話もあったのだがお互いに信頼もあったし、
俺も東京転勤を考えていたためでもある

今のペースなら後1年でも大丈夫という理由で東京に決めた

そして卒業を控え、俺はその日ユウを大学の前で迎えた

俺は大学に行っていないので、
キャンパスライフというものを知らない

今からでも行こうと思えば行けるのだろうが、若い時に行ってこその
大学なので、行ける人は是非行っておいたほうが良いと強くおすすめする

340 :1:2013/06/13(木) 20:57:41.11 ID:iSDbq30u
卒業式が終わると、正門に多くの大学生が集まってくる

しばらくするとキャンパスからうれしそうにユウも出てきた

友達と話してくると言って、またしばらくその場で待ちながら大学の風景を眺めていた
ここがあの有名な大学かぁなんて思いながら

しばらくしてユウが戻ると、男女数人の友達を連れてきた

ユウ「彼氏です♪」

こんな軽い感じで俺は友達に紹介された
その時はちょっと戸惑ってしまい、少し慌てたのだが大人の貫禄を
見せつけようと渾身の爽やかさを込めて俺は言う

俺  「あ!こんにちわ。卒業おめでとうございます!ヽ(*´∀`)ノ」
友達「あ、はじめまして!あ、ありがとうございます。」

反応がやや鈍かった
俺の笑顔が微妙だったんだろうかと不安になる

するとユウは友達に呼ばれて何やら話をしにいく
後から聞いた話なので本当かどうかは分からないがこんな会話だったらしい

友達「ねぇ・・・怖い人?ごめんね、何か怒らせちゃたかな・・・?」
ユウ「えっ?全然怒ってないと思うよ。」

友達「でも何か怒ってるっぽいっていうか?アレかな?男いるのが嫌なんじゃない?」

ユウ「まさかぁ?(笑)ちょっと言ってくる。ごめんね。」

341 :1:2013/06/13(木) 20:58:16.99 ID:iSDbq30u
恐らくだが、日焼け+天気が眩しかった+戸惑いこれらが運良く
合体してすごく感じ悪く見えていたのではないだろうか

ユウは戻ってくるなり、
「ちょっと!態度悪く見えてるよ。」と俺に言った

俺としては全くそんなつもりはなかったのだが、
直ぐに状況を察して改めて友達に挨拶することにした

俺「何か、ごめんね。(笑)改めて卒業おめでとう♪ヽ(*´∀`)ノ」
  今日は晴れて良かったですね。ホントいい天気に恵まれて〜!
  太陽が眩しいですね!本当に彼女をいつもありがとう♪」

完璧だった
友達もすごく笑顔だったので、その場を後にしてユウと一緒に駅に向かう

ユウの友達に会ったのは出会ったクラブの時以来で「彼氏です」と紹介してもらったその時はかなりうれしかった

ユウは隣でしばらく友達にメールをしている様子だったが、
徐に携帯を見せてきた

ユウ「見て!」
俺 「ん?なに?」

342 :1:2013/06/13(木) 20:59:04.95 ID:iSDbq30u
━━━━
さっきはごめんねぇ・・・何であんな黒い(日焼けしてる)の?
彼氏さん怒ってるかと思っちゃった(笑)っていうか、なんか顔
ひきつって無かった?ごめんねぇ・・・(T_T)

あの後みんなでユウが怒ってないよって言ってたこと話したら

「なんだ〜良かった〜」って安心してたよ。(笑)

でも、彼氏さんといい感じだね〜
うらやましいぃぃぃ!今度誰か紹介してって言っといて!

また飲も〜ね!・・・
━━━━


というような事が書かれていた。
それを見てユウはクスクス笑っていた。

俺は「ん〜ごめん・・・m(_ _;)m」とだけ誤った

343 :肉茎平均:2013/06/13(木) 21:04:24.58 ID:N3swFtE/
そして俺は決めた。
ユウの友達にロビーの肉茎平均と言う人を紹介することを

344 :1:2013/06/13(木) 21:06:27.38 ID:VsNHSpzL
すみません、今日は帰宅しまつ゚(゚´Д`゚)゚

お腹へりまくりんぐですが具合が悪いですorz

熱があるようですが、とくかく時間がないので頑張ります!!!!

本当に今日もレスの皆ありがとうヽ(;▽;)ノ



>>307
ウワァァァァァァ工エエェェ( TДT)ェェエエ工ァァァァァァン!


怖えェェヨ 笑

345 :p2-user: 800654 p2-client-ip: 113.210.1.97:2013/06/13(木) 21:08:55.71 ID:YztQhDhc
何でユウは東京に就職したが?
不動産業なんてどこにでもあるんじゃないがけ。
ガツンと言ったほうがいいちゃ〜

346 :1:2013/06/13(木) 21:11:05.18 ID:VsNHSpzL
>>343
>そして俺は決めた。
>ユウの友達にロビーの肉茎平均と言う人を紹介することを

ヨシ伝えとく!!!黒キャミ〜}レ(゚Д゚#)ヘ=З=З=З    ではない。





今日もありがとう、本当にありがとう



乙でした!!

347 :1:2013/06/13(木) 21:19:47.64 ID:VsNHSpzL
>>345

ちょwwwwwwwwwおまwwwwwwww


ガクガクブルブル((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

同じじゃなかったにしても近くねぇか????



いや ( *´∇`)_旦~~ 知らん


いや、でも、ホラ・・・?


大阪、神戸、京都もさぁ似てるもんね?


きっとホラ・・・(;^ω^)


乙 ε=ε=ヾ(;゚д゚)/

348 :1:2013/06/14(金) 08:07:32.24 ID:2CxVuKdn
´ω`)ノオハヨォございます

今日も書いていきます

現実がかなりヤバい状態になっていますので急ぎます

↓↓↓↓続き↓↓↓↓↓

ほどなくしてユウは西荻窪のアパートを引き払い東高円寺(新高円寺かのどちらか?)にある会社借り上げのアパートへ引っ越した

前の家に比べるとすごく狭かった
ただ一緒にいる空間が狭くなるのはお互いの距離も近いうえ
普段は別々の生活だから問題ない

ちなみに同居していた妹もどこか都内へ引っ越したという事は
聞いたが詳しくは覚えていない

ユウの就職には不安もあったが、気がつけば出会って
から3年が経っていて、俺たちは結構幸せで、安定していたと思う

ただ、はじめて出会った時のことを考えると、キャミを着てクラブにいたユウが、大学生だったユウが、
留学したユウが、「就職」とは何とも不思議な気分だった

ユウが社会人となり、俺達には確かにお互いを
信頼しあえる関係が築かれていた
ユウが入社した会社は当時とても勢いのある会社だった
常に仕事、仕事の毎日で22時帰宅が当たり前

ただ休みは確か土日祝と一緒だったので、俺が東京出張する時には会うことができていた
俺は俺が実はかなり一途な性格である事を自覚できてきた頃でもあった

349 :1:2013/06/14(金) 08:08:24.08 ID:2CxVuKdn
当時の俺についてまたここで少し書いておく
大阪と東京で別々に暮らしている俺たちは当然それぞれにプライベートがあった

お互いの1日については、電話やメールで
話すことが日課でもあった

そのため、何もない日にはパチスロ等に行ってしまったり、
借金の事についてはさすがに話すことができずにいた

ただ、俺もいつまでもそんな事をしていてはとも思ったので、
中小企業診断士資格の勉強を始めた頃でもあった

毎日会社が終わってから夜中の3時まで勉強もしたし、
学校にも通って本気で取組んでみたんだ

俺は大学に行っていない分、人よりも遅れがある
という劣等感もあったと思う

結局は2回程試験を受けて不合格
ハードルの高さに挫折してしまった訳ではあるが

だからパチスロは何というか息抜きだった

大学に行ったつもりで2年以上そんな生活を続けた

350 :1:2013/06/14(金) 08:09:15.44 ID:2CxVuKdn
ユウも社会人になり、3ヶ月もすれば職場に慣れてきた様子で、
ひとまずは安心していた

それからまた3ヶ月が経つ頃、ユウは誕生日を迎える

記憶に薄いが、この年のユウの誕生日は偶然にも出張が重なり
東京でお祝いをした
何とも晴々しい気持ちで本当に楽しくて幸せだった記憶だけが
今も残っている

ユウには申し訳ないのだが、交わした会話や何をプレゼント
したのかが思い出せないでいるんだ

あと、誕生日については、実は「けい」も「ユウ」も
9月が誕生月である

そんなユウの誕生日を経て今度のクリスマスは大阪で過ごしたと思う
サンタの衣裳を買ってきて、ユウに着させて写真を撮ったはずだった

先日その衣装を探してみたけど既にどこかにいってしまっていた

俺へのプレゼントはハードケースのビジネスバッグだったのは確かだ

年の瀬も近づき、俺とユウはお互いの実家に帰省することになる

俺の地元とユウの地元はいわゆる上と下での隣接県
ユウは日本海側、俺は太平洋側に各々実家があった

新年2日に俺は彼女の実家に行く事になる

351 :1:2013/06/14(金) 08:09:46.00 ID:2CxVuKdn
積雪もあり行くのにはかなり苦労した

スタッドレスは履いていたのだが、磨り減っていたため途中で
何度も怖い思いをする

ユウの実家に着くと何とも立派な家で驚いた

ユウの両親とは実は東京で1度会っている
恵比須の叙々苑をご馳走頂いた

その時はユウの家族3人と俺を交えて会食したのだが、
レジをこっそり見た時に4万8千円弱と表示されていたにも
関わらず、お父さんは「安いなぁ」とポツリ呟いたのが
印象的だった

ユウの実家の前につく

俺 「うわ!何これ?」
ユウ「何が?」

俺 「すごい家だね!!!」
ユウ「そお?」

俺 「あっ、ご両親に挨拶しないと。」
ユウ「うん。じゃあこっち。」

少し緊張はあったが、初対面ではなかったし、
お父さんの気さくさもあって和やかな雰囲気だった

352 :1:2013/06/14(金) 08:23:16.40 ID:2CxVuKdn
その時のことを含めて丁重にお礼を言った後で、
ユウの地元を見て回ることにした

ユウの地元もまた「けい」の時と同じように、あまりいろいろあるところではなかったが、
初めて行った土地で何とも感慨深いものを感じた

ユウの地元では観光名所を回った

積雪の為にあまり遠くまで行けなかったが地元の温泉等に入る
この時かどうかの記憶は薄いが少し遠出して渓谷等へも行ったと思う

覚えているのは川のほとりにあって無料で入れる温泉で
俺とユウは水着を来て入った

自然が多い事が印象的だった



こうして新年のイベントはあっという間に過ぎて
再び俺の誕生日イベントになる

この時も運良く出張が重なっていた

新宿の西口でユウと待ち合わせをする
ユウと俺はオフィス街の方に歩き、あるバーレストランに入った

この頃のユウはもうかなり落ち着いていて、きわどい服装よりも落ち着いたパンツスタイルのほうが多かった

353 :1:2013/06/14(金) 08:23:59.28 ID:2CxVuKdn
俺もどっちかと言えばその方が安心もあったし、
好きだった

レストランに到着すると予約をしていたらしく、
夜景が見える窓際のカウンターに通される

夜景が綺麗だなぁなんて思いながら、ユウを見ると
少し成長したのか、何だか昔より綺麗に可愛くなっていた

何か「大人びた」そんな感じである

俺 「なぁ、ユウ?」
ユウ「ん?」

俺 「あのさ・・・ユウ。綺麗になったね。すごく綺麗になった。」
ユウ「誰かさんのおかげ(照)。とか。」

俺 「俺?」
ユウ「どーかなー?(笑)」

俺 「何だよ?」
ユウ「なるちゃんのおかげかなぁ〜?(笑)。」

そんな会話をしていた最中、店内の照明が急に落ちた

354 :1:2013/06/14(金) 08:28:17.58 ID:2CxVuKdn
店内に一瞬「うわっ」とか「キャッ!」という声が聞こえ、その直後花火がささった
でっかいパフェを持った店員が登場した

同時にハッピーバースデーが聞こえてきて、店内にいた客もみんなが手拍子を始めた

俺  「びっくりしたねー!?ユウ大丈夫?」(照明が消えた時)
ユウ 「へっ?・・・」(後ろを振り返っている。)

俺  「ん、何?どうしたの?」

俺がパフェに気がついたのはこの時で、ユウも手をパチパチさせながらパフェを目で追っていた

俺はユウの耳元で「俺以外にも誕生日の人がいるみたいだね?どの席かな?」と囁いた時だった
ユウは俺の方に体を向ける

ユウ「誕生日、おめでとう!なるちゃん。」

俺  「えっ!?」

店員「ハッピバースデー♪ツーユー・・・・

   おめでとうございます!

   ユウ様から星野成良様への愛のバースデーパフェになります。

   みなさん、今一度盛大な拍手をお願いします。」

355 :1:2013/06/14(金) 08:33:24.08 ID:2CxVuKdn
店員が言うとフロアからも大勢の人がおめでとー!と言って拍手しているのが分かった
俺は恥ずかしかったが席を立ちペコペコとフロアに向かってお辞儀した

席に座りなおすとユウは俺がこのサプライズに全く気がついていなかった様子を見て笑っていた

ユウ「ふふふー(笑)」
俺  「マジでびびった。全然そんな素振りなかったよね?」

ユウ「よかった!ねぇ?本当に気がついてなかったの?(笑)」
俺  「・・・あ、うん。びっくりした。こんなこと初めてで・・・ヤベ、ちょっ・・・」

ユウ「何泣いてるの〜?」
俺  「ちょ・・・やめ。(笑)」

俺は感激してしまった

ユウは立ち上がりうつむいている俺の頭をそっと抱きかかえて撫でてくれた

ユウはその後にっこり笑って「食べよー!」と言って、
おいしそうにパフェを口に運んでいた

この日のサプライズには本当に驚いた

だからサプライズというのだが

これは本当に幸せな幸せな記憶のひとつとして残っている

356 :肉茎平均:2013/06/14(金) 08:47:58.93 ID:XvVB9ocy
>>1
朝から飛ばしてるなぁ。死ぬなよ

357 :1:2013/06/14(金) 09:12:07.95 ID:ZLAlvYYS
ユウとは本当に順調に進んでいた

去年のクリスマスから年越し、俺の誕生日までこんなに穏やかに
迎えられた年なんて何年ぶりだろうと思った

そしてまた梅雨が明け、夏が過ぎ、ゆっくりと4回目のユウの
誕生日が近づいていた

ユウの誕生日を迎える前の週のこと、ユウは夏期休暇の消化で大阪に来る

実際の誕生日の日は東京出張があったため、東京でお祝いする予定にしていた

俺もユウに合わせて休みをずらしていたが、全日とはいかず、1日、2日は
ユウを待たせて仕事に出ていた

仕事が終わってユウと食事をしていた時である

ユウ「ねぇ・・・?」
俺 「ん?」

ユウ「大阪ってどぉ?」
俺 「どぉって?」

ユウ「住むといい所なのかなぁって?」
俺 「まぁ住めば都って言うし。日本ならどこに居ても一緒だよ。どしたの急に?」

ユウ「う〜ん。こっちにね…来ちゃおうかなって思って迷惑?」
俺 「!☆※。。△:マジで!?
   全然うれしいけど・・・さ・・・何かあったか?」

358 :1:2013/06/14(金) 09:15:05.33 ID:ZLAlvYYS
>>356
´ω`)ノおはようございます
ありがとうございますヽ(;▽;)ノ

急がなくてはいけなくなってきてしまい(´Д`;)とにかく頑張って快適マス

↓↓↓↓続き↓↓↓↓↓

ユウ「・・・うん。仕事ね、変えたいんだ。ベンチャーって雰囲気良くなくてさ。」
俺  「まぁユウから聞いてる限りだとあまりよろしくなさそうだよね。」

ユウ「何かイケイケドンドンみたいな。体育会系っていうか・・・」
俺  「まぁ確かにユウには合わないとは思っていたけど。
    というか、来るのは構わないよ。むしろ来てほしい。」

ユウ「将来のこと考えたいの。」
俺  「結婚・・・とか?」

ユウ「うん。」

何だか憂鬱で曖昧な返事をしてしまった

俺はこの時のユウの言葉にうれしさや感動と
同じだけ不安を覚えていたからである

そしてもう一つは実際に結婚のことをほとんど
考えていなかった事に対する罪悪感である

いろいろな障壁を乗り越えてきてもう少し
恋人を続けていたかったから

359 :1:2013/06/14(金) 09:22:39.82 ID:ZLAlvYYS
そして、借金のこと。貯金があまりないこと。
念の為を思って財形(いわゆる会社で行う定期貯金みたいなの。)
は毎月少しずつしていたのだが、あってもそんなに多くない事は分かっていた

俺はユウに対して自分の汚い部分は語らなかった語る事ができなかった

大切な人を失う事が怖かったから
大切な人を失う怖さを知ってしまった時、言わないのではなく
言えなくなってしまうんだ

どんな事が契機となって自分から離れて行くのかが分からない
完全なブラックボックスであるから





それからユウは東京に戻り、俺も出張で東京に出てきていた

俺は仕事を終えると新宿でユウと待ち合わせて、
ユウの家に向かった

360 :1:2013/06/14(金) 09:25:53.12 ID:AqpuIF26
途中俺達が良く行くラーメン屋でラーメンを食べた

ユウとは食の共通も多かったので、気取った店よりも気軽な店のほうが落ち着けた


何を食べても良かったのだが、何よりもユウといると穏やかな
気持ちになれる場所が良かった

東高円寺か新高円寺か前述したが・・・
たぶんユウと俺がいたのは東高円寺だったと思う

地下鉄から出ると青梅街道で、青梅方面に左の歩道を歩いていく

しばらく行くと道路沿いにラーメン屋が見えてくる

そして道路を挟んで向かい、もしくは1ブロック先のあたりにもう1件ラーメン屋がある

両方美味しいのだが、俺たちはどちらかというと道路を渡って向かいのお店のほうが好きだった


相模原系のラーメン屋でちゃんと実在する

まだあるのだろうか・・・

361 :1:2013/06/14(金) 09:27:11.37 ID:AqpuIF26
「けい」の時もそうだったが、「お金」の問題はいつも俺について回る
金運がないのだろうか
それとも自分の行いや性格がいけないのだろうか
恐らく後者である事に間違いはないと思う

もちろんユウは高価な物を欲しがった事は1度もなかった
俺との時間が大切だっていつも言ってくれていた

俺は本当にバカだ
ユウは“今”ではなく俺が言った2人の将来の為に頑張ろうと
言ってくれている事を、俺は分からなくなっていたんだ

人の愛情や笑顔や喜びをお金で得ていたのかも知れない

小さなプレゼントの積み重ねや少し無理しても
楽しませてあげたいそういう事の積み重ね、
本当はそんなものはいらないのに

翌日の誕生日にはDVDプレーヤーを見に行った

時間的な都合もあってユウが俺にしてくれたような誕生日を贈れないことに
俺はすごく申し訳ない気持ちがいっぱいでそれをユウに謝った

ユウはすごく可愛い顔で「居てくれるだけでいいの♪」と言ってくれた

362 :1:2013/06/14(金) 09:32:33.01 ID:AqpuIF26
ユウの家で家着に着替えて2人でまったりとしていた時の事である

ユウの家着はピンクや水色のTシャツに相変わらず白いタオル地のかなり短めの短パンが定番
ユウはほぼ同じ短パンを何着か持っていてお気に入りだった
ブラジャーを外してからTシャツをさっと着る

俺はTシャツに膝くらいまであるジャージ短パン
ブラジャーを外してからTシャツをさっと着る

その夜の会話はこうだった。

ユウ「今日はありがとう。」
俺  「ううん。楽しかったね。」

ユウ「うん。」
俺  「ずっと一緒にいような。」

ユウ「うん。ね〜ぇ?この間うれしかったよ。大阪に来てもいいって言ってくれたこと♪」
俺  「本心だよ。」

ユウ「あと、もし何か隠してることとかあるんだったら先に言ってね?将来の事・・・ふふふ」
俺  「・・・あーうん。もちろんだって。」

ユウ「大阪で仕事見つかるかな?見つからなかったら不安だよー。」
俺  「まぁ住む場所はあるし、ゆっくり探せば?」

ユウ「うん。ふふ。なるちゃんって本当に優しいね。」

ユウの笑顔が胸に突き刺ささった
ユウの体裁やユウの将来、ご両親、妹、友達のまでのこと

363 :1:2013/06/14(金) 09:56:58.95 ID:AqpuIF26
俺は自分が本当に嫌になった
今でも自分の事は嫌だ

ユウの目にはどことなく元気がなく見えたのか?

ユウ「なるちゃん、大丈夫?」
俺 「あぁ。大丈夫。すっごい楽しみ。
   (後ろから抱きしめながら耳元で囁く)
   毎日ユウとェッチしまくりだもんな?燃える・・・」

ユウを後ろから抱きしめながら左手で胸、右手でユウの
アソコへ手を這わせた

ユウ「あっ・・・ぃやっ、もう・・したくなっちゃった。」

そう言ってキスをする

罪悪感、いろいろな罪悪やすぐ先にある絶望を
感じる不安がより欲望を駆り立てた

今、目の前にいるユウの心も身体も全てを独占したい欲にまみれた

荒々しくユウの体にむさぼりついた

ただ、この日はユウの何気ない会話から俺はいろいろな
不安を胸に募らせてしまっていた

364 :1:2013/06/14(金) 09:57:42.78 ID:AqpuIF26
ユウは俺の体に身を寄せる

ユウ「ねぇ・・・わたしが大阪に来るのうれしい?」
俺  「うん。」

ユウ「んふふ。信じてるよ。」
俺  「うん。・・・大丈夫。」

ユウ「ねぇ?もし今、隠し事とかあったら言って欲しいの。」

またこの会話だった
見抜いているとかではなく、後から知って傷つきたくない
そんな気持ちから聞いてきているのが分かる

ユウのこの言葉は深く胸に突き刺ささり直ぐには抜けない
直ぐに返事をしないといけない
嘘はつきたくない
だけど話せない
こんな情けない事話せるわけがない

ユウが来るまでに借金をどうにかすればいいんだとそう思った
そして俺はあさましい嘘をついた

俺 「あぁ、つか、大丈夫。今まで俺のこと見て来て知ってるでしょ?」
ユウ「ふふ。ごめんね。」

よくもぬけぬけとそんな事が言えたなと俺は自分に腹が立った

365 :1:2013/06/14(金) 09:58:36.28 ID:AqpuIF26
ユウが先に眠りについて俺は何て言うべきかを考えていた

俺はベランダに出て、まあるいお月様を見上げながら煙草を吸い
結局、結論は出ないままだった

布団に戻った時のユウの幸せそうな寝顔はすごく綺麗だった



全ては自分の責任でしかない事なのは分かっていた

そして俺とユウとの歯車は狂い出していく

俺は大阪に戻り、ユウも数日後に後を追うように大阪にやってくる

大阪に来たユウと週末を使って和歌山の白浜に旅行へ出かけた

9月はまだまだ日が強く暑い週末だった

予約してあった旅館について、俺たちは旅館の付近を散歩した

調べてあった温泉に入ったりして、笑顔の絶えない旅行になった

あっという間に楽しい時間は過ぎて、帰り道、渋滞にハマっていた

ユウはナビのテレビを見ながら楽しそうに笑っていた

俺も楽しかったが、やがて話はユウが大阪に来る
という話し合いに発展する

366 :1:2013/06/14(金) 10:03:03.08 ID:AqpuIF26
ユウ「ねぇ・・・会社もう辞めていいよね?」
俺 「う・・・ん、ユウが苦しいなら、むしろ聞いててもひどいからさ。辞めても俺はいいと思うけど。」

ユウ「うん。
   大阪かぁ。何か東京から大阪って信じられないなぁ。」
俺 「まぁ俺も転勤の時にはそうだったよ。」

ユウ「本当に、本当に大丈夫だよね?」

俺はこの時、もうユウに何も言えない自分が情けなくて、
嘘をつき続けるのが限界だった

自分の弱さや借金があることについて

俺 「あぁ・・・あのさ!ユウ・・・。」
ユウ「ん?」
俺 「いや・・・うん。大丈夫だった。ごめん。」

言えなかった
言えるはずもなかった

367 :1:2013/06/14(金) 10:03:46.96 ID:AqpuIF26
渋滞を抜けて自宅に戻る
そして、ユウを抱きながら本当の自分を晒すタイミングを考えていた

言いたくない、でも言わないと

その葛藤に吐き気さえ覚えた

俺は意を決す
一服を終えて裸のまま布団をかけて
横になって雑誌を見ているユウを抱き寄せた

俺  「ユウ、ごめん。」
ユウ「えっ?何?」

俺  「1つだけ言えなかったことがある。」
ユウ「えっ・・・」

俺  「聞いてた嫌いになるかも知れないけど、嘘はつきたくない。」
ユウ「・・・・ぅん。」

俺 「俺、実は借金がある。金額は80万くらいだけど、お金のほうは別に何とかなると思う。だけど・・・」
ユウ「・・・・ぅん。」
俺  「なんで借金したのかが重要だから、聞いておいて欲しい。」
ユウ「なんで?」

俺  「うん。実は、俺、こっちに友達っていないから、
    淋しさとかを紛らわすのにパチスロとかにはまった。」
ユウ「・・・うん。それで?」

368 :1:2013/06/14(金) 10:08:42.76 ID:4oiy1CfM
俺 「でも、やっぱりダメだって、それじゃダメだって思って
    中小企業診断士の勉強したりしてとにかく将来に向けて
    頑張ろうと思っていろいろやったんだ。」
ユウ「・・・うん。勉強頑張ってるのは知ってる。」

俺  「学校や勉強のために本買ったりするお金が必要だったのもあって、
    なかなか返済が思うようにできなくて。」
ユウ「うん。」

俺 「だけど・・・やっぱり無理で・・・」

俺は泣けてきた
ユウも泣いていた
横になって俺のほうをジッと見つめて何かを言おうとしてた

俺 「ごめん。」

その後でユウは体を起こして「少し考えたい」と言った

ユウとの歯車が完全に狂った瞬間だった

失望されたのが分かった
4年間という時間を俺みたいなクズな男にムダに使ってしまったんだから

そのまま眠ることはなく朝を迎えた
その後のことは良く覚えていない

369 :1:2013/06/14(金) 10:12:38.03 ID:4oiy1CfM
そしてユウだけが東京に戻り、俺はユウからの返事を待った
しばらくその事については触れられず、何も変わらない日々が
続いて1週間が過ぎた

だけど、最悪のシナリオを予測すると不安や恐怖で
眠れない日々でもあった

ユウが何をどう考えているのか
分からない日々、良い方向へ向かったのか、それとももうダメなのか
いろいろな考えがめぐっていた

その日は突然にやってくる
ユウは前触れなく大阪にやってきたんだ

電話に着信が入る

ユウ「今・・・大阪。」
俺 「えっ?どうしたの?」

ユウ「今日、泊まっていい?」
俺 「うん・・・分かった。元気・・・ないね。
   悪いこと・・・そうだね。」

ユウ「・・・終わったら連絡してね。」

俺は絶望していた
仕事を早々に切り上げ、ユウと食事へ出かけた

370 :1:2013/06/14(金) 10:16:02.13 ID:4oiy1CfM
ユウ「ねぇ・・・?」
俺 「ん。」

ユウ「会社辞めたの。」
俺 「うん。」

ユウ「でもね、大阪には・・・大阪には・・・来ない。
   東京でね、頑張ることにした・・・の。」

俺 「・・・・・・ダメ・・・なのか?」
ユウ「・・・うん。」

虚無感、喪失感のようなものが襲ってきた
それよりも自分の愚行を呪った
ほんの少しの過ちや自分の行動の軽薄さや何もかもを

家について俺は鍵を開けてユウを抱きしめて犯すように抱いた

ユウを失ってしまう事が分かってしまったから
これが最後になることを

ユウを失うことへの怖さ、どうしたら失わずに済むか
などという自分勝手な自問自答

全てがどうでも良くなった

371 :1:2013/06/14(金) 10:20:48.56 ID:4oiy1CfM
初めは「けい」の淋しさを紛らわせるつもりでいたのに、
いつの間にかこんなにもユウが愛おしくなっていた

ユウは「けい」の代わりでもなくユウはユウなんだ

もう修復はできないかという質問に、
ユウは背中を向けて肩を震わせながら小さくうなずいた


翌日、俺はユウを家に残して仕事に出た

車を停めてある駐車場まで何も考えず、
何も考えられずただフラフラと歩いていた

溢れてくる思い出、本当にいなくなってしまうのか
という信じられない現実

これからユウはどうするんだ
俺の知らない男、俺が知ることのないユウの未来

ユウと俺との未来が白紙になった瞬間だった

ユウは適当に帰ると言っていた

俺はその日はユウに連絡を取らず、とにかく仕事が終わるのを待った
とにかく時間が流れることだけを待った

ようやく定時になり俺はすぐに家に車を走らせた

372 :1:2013/06/14(金) 10:26:55.50 ID:4oiy1CfM
車は家の前に横付けして階段を急いで駆け上がる

もしも・・・いや、もしかしたらユウは待っているかも知れない

階段を駆け上がり扉の前に立つ

ゆっくりと扉に手をかける

もしも・・・もしも鍵が開いていればまだユウは部屋にいるかもしれない
そんな期待を込めてドアノブに手をかけた


カチャ・・・   ガンッ・・・


鍵は閉まっていた

すぐさま扉をノックしてユウの名前を呼んだ

ゴン!ゴン!ゴン!ゴン!ゴン!  「ユウ!!??」
ゴン!ゴン!ゴン!ゴン!ゴン!  「ユウ!!??」


中から反応はなく俺は鍵を開けて部屋に入った

部屋は整理されてキレイで静寂していた



胸がざわめいた

373 :1:2013/06/14(金) 10:29:28.57 ID:4oiy1CfM
その場に腰が抜けたかのようにヘタレ込み、
テーブルの上にメモを見つけた

 あれからいろいろ考えました。

 なるちゃんと過ごした時間、なるちゃんとの思い出、
 たくさんありすぎて整理しきれないよ

 すごく大切な人だから

 出会いは最悪だったけど、今ではとても愛してる

 でも、これから少しずつ大切な思い出に
 変えようと思います

 私ね、この間のことなるちゃんから聞いてショックでした

 お金の事じゃないんだよ
 お金は別にどうにでもなると思う

 でもだからと言ってやり直せる自信がないの

 なるちゃんが私のために無理してくれていた事もちゃんと大切な人
 だったら気づいてあげられなきゃいけなかったの

 私は気づいてあげられなかった それがショックでした
 本当にごめんね

 私は弱くて、不安で、なるちゃんを支えていける自信がもうないです
 自分のことばっかりでごめんね

374 :1:2013/06/14(金) 10:34:37.34 ID:4oiy1CfM
すぐにユウへ電話した。ユウに電話はつながらず、
その日の遅くに電話はかかってきた

ユウ「・・・」

俺 「ユウ・・・?ユウ・・・?今・・・どこ?」
ユウ「と・・・東京・・・。」

俺 「うん・・・」
ユウ「もう・・・家?」

俺 「うん。・・・メモ見たよ。・・・やっぱりダメなのか?」
ユウ「う・・・ん。だめ・・・なの・・・でも決意が揺らぎそうなの。」

俺 「・・・ごめん。」
ユウ「でも、どうしたらいいか・・・でも、すごく考えて、考えて・・・」

俺 「ごめん、ごめん・・・俺のせいだから。全部俺のせいだから。
   だから、ユウは何も悪くないんだから。」

ユウ「ずっと大切な人だから・・・ね。」
俺 「俺もユウが大切だよ。」

ユウ「私も・・・でも・・・もう・・・いままで・・・ありがとう。」
俺 「・・・うん。・・・ごめんな。・・・ごめん。」

375 :1:2013/06/14(金) 10:46:22.78 ID:4oiy1CfM
その後、ユウとはしばらく電話やメールをすることもあったが、
会うことはなく、ほどなくしてユウは東京の別の不動産会社に就職した

俺たちが過ごしたアパートからどこか知らない場所に移った


俺とユウが過ごした4年の最後は少し呆気ないようで
すごく後悔の残る終わ方だった

ユウの最後の言葉の前後は定かではないでも・・・たぶん・・・
「ありがとう。いっぱいありがとう。・・・ばいばい。」だったと思う

あれから8年くらいは経つだろうか?

あれから連絡は取っていない



これを書いていたらふいに懐かしくなって
Facebookでユウを探してみた


友達申請はしなかった


最近のものかは分からないが、プロフィール写真は浴衣を着て
あの頃と変わらない優しく微笑むユウがそこにいた

376 :1:2013/06/14(金) 11:14:56.88 ID:LreXvlq1
その年のクリスマスも年越しも俺はまたひとりになった
新年は実家で過ごす事にする

俺は兄弟がいないひとりっ子である

俺の高校時代のほとんどは夜遅くまでのバイトやバンド活動だった
高校を卒業すると直ぐにイギリスへ1年半留学した
帰国してすぐに東京へ出た

ユウとの恋愛が終わり、気がつけば実家にはあまり寄り付かず
10年もの間、親とろくに会話をしてあげることもなかった

実家に帰ればいつも良く帰ってきたと笑って迎えてくれる親父とお袋とおばあちゃん

10年という歳月は人を老化させるには十分すぎるほど長い年月だった

昔はチャキチャキと掃除していたお袋も腰を痛めてからは
ゆっくりゆっくりローラーで絨毯の上をコロコロしている

掃除機が重いと言うようになった

親父は今でも冗談ばかり言っているが、高血圧や老いによる
体の変調、指が痛いと手術を受けるなど少しずつ少しずつ
衰退していくのが分かる

何より親父、お袋のシワ、白髪は増えていく一方で
ある事に切なくなった

あのシワ、白髪の分だけ随分と迷惑や心配も
そして淋しい思いをさせてしまっていたのだろうと悲しくなった

377 :1:2013/06/14(金) 11:16:14.98 ID:LreXvlq1
そして俺は何もかもが嫌になった

自分の責任で失った事だと分かっていたのに、
自分が変わる必要があることも分かっていたのに、
俺は変わる事ができず

そして

会社を辞めた

切望していたステータスも、お世話になった上司、
「けい」や「ユウ」との思い出も全て断ち切るように

もちろんそんな退廃的でいやしい自己中な俺を
引き止めてくれた上司もいた
俺はうれしかった、それで満足だった

自分が社会や世の中から不必要ではないんだ、誰かから必要として
もらえる存在であるという実感、それだけで十分だったんだ

こうしてメーカーでの8年を経て俺は地元に戻った
学んだ事も多かった、失ったものも多かった

378 :1:2013/06/14(金) 11:17:44.04 ID:LreXvlq1
俺はしばらくサーフィンをしたりしながら何も考えず、
何もしないで過ごした

昔の友達に連絡を取ることもなかった俺は、
結局地元にいてもひとりぼっちだった

それでも働かなくてはいけないと思い、
地元での就職活動を始めた

就職先はベンチャー上がりの派遣会社(派遣する側)で、
CMもしている勢いのある会社だった

俺はその会社の地元の支社に配属される事になる
転勤もない

凱旋こそできなかったが、そこからまたスタート
しようと心に決めた

何となくベンチャー上がりと聞いていたので、
ユウが初めて就職した会社に良く似ている事を
想像して、その想像は現実にもそうだった

29歳、4月のことである

379 :1:2013/06/14(金) 11:18:19.22 ID:LreXvlq1
はじめての出社は朝一番で軍隊?ともとれるような
朝礼から始まった

派遣会社というのはとにかく女性社会、女性6人に
対して俺を含めた男性3人という構成である

一見羨ましい光景に思えるが、実際はそんなこともない

とにかく上昇志向の塊で全員が気張っている
常に張り詰めた空気の中、女性上司の叱咤が飛ぶ
そんな雰囲気だった

自分としてはのんびり仕事をしたかったので、
少々不安を感じていた

ただ、不安とは逆にこうしたアグレッシブで
活発な雰囲気には正直救われる気持ちもあった

ゆっくりとまったりと流れていた時間が
急に速度を上げて過ぎていったからだ

3ヶ月もすれば仕事にも慣れ、成績も上がってきていた

そのため、俺はあまり怒られる事はなかったのだが、
周りの社員が怒られているのをみる度に正直縮み上がった

女性上司の厳しさそれに加えて男性上司の執拗な細かさは
誰に対してもある意味平等だった

380 :1:2013/06/14(金) 11:19:34.64 ID:LreXvlq1
メーカーを辞めた時、俺は財形で貯蓄していた
お金を借金返済に回しとりあえずは少しずつ将来何に役立つか
分からない貯金を少しずつ始めた

だが、借金こそ増えないものの、淋しさやイライラを紛らわすための
パチスロや無駄遣いは減ることはなく

貯金も増えることがなかった

俺は相変わらず変わる事ができないでいた


そんな時、ふと前の会社の坂上さんを思い出した

最後まで俺を支えてくれた大阪支社での上司だ

久しぶりに声が聞きたくなり、何気なく電話をしてみた

辞めてしまった俺を怒ってはないだろうか?

電話をかけた後で少し不安になった

381 :1:2013/06/14(金) 11:26:25.65 ID:LreXvlq1
坂上さんが電話に出る

坂上「はーい?」
俺 「坂上さん・・・?」

坂上「成良?おぉー!元気かぁー」

その明るい声に止めどとなく懐かしさ、くやしさ、悲しさ、
みじめさ、いろいろな思いが溢れ出てきてしまう

坂上「あれ?どうしたー?」
俺  「いえ、ちょっと久しぶりに声聞きたくなっちゃいまして。
    坂上さんはお変りないですか?」

坂上「おお!俺もみんな元気だぞ。お前のことを心配しているぞー!」

俺 「はは。すみません。」
坂上「何かあったのか?」

その優しい声に涙ぐんでしまう

俺 「すみません、すみません。いえ、もう大丈夫です。
    ただ・・・ただ・・・声が聴きたかっただけです。
    お元気そうで安心しました!
    また・・・また・・・電話してもご迷惑ではないですか?」
坂上「当たり前じゃねーか!いつでもかけて来い!」

382 :1:2013/06/14(金) 11:28:28.72 ID:LreXvlq1
坂上さんの優しさに俺は救われた
人の温かさや優しさを感じた瞬間だった

だけど俺は、俺は、こんなにもいい先輩の好意や思いを
裏切ることになろうとはこの時知る由もなかった

坂上さんと電話した日からしばらくして、
今度は坂上さんから電話がかかってきたのである

坂上「おう!成良!今いいか?」
俺 「はい。先日はありがとうございました。」

坂上「いやいや、ところでな?」
俺 「はい。」(どうしたんだろ?)

坂上「おまえ、戻らないか?」
俺 「えっ?どういう事ですか?でも・・・」

坂上「今度、お前の地元に営業所をつくるんだ。人手が欲しい。」
俺 「俺のため・・・?ではないですよね?」

坂上「ばかやろう!当たり前だ。(笑)」
俺 「ああ、そういうことですね。」

坂上「分かってるじゃねぇか?まぁ、もともとお前の案だけどな。」
俺 「地方啓蒙による活性化ですよね?」

383 :1:2013/06/14(金) 11:30:03.53 ID:LreXvlq1
坂上「あぁ。今、会社も苦しくてよ。顧客離れが深刻化してるんだ。
   お前はずっと地方をしっかりフォローしないとダメだって
   言ってただろ?お前の言ってる事が正しかったっつーか、
   今更おせーってんだけどな。(笑)どうだ?」
俺 「俺・・・地元でいいならもう一回やってみたいです。」

坂上「いいんだな。お前もう辞めれねぇぞ?」
俺 「はい。ただ・・・転勤は・・・」

坂上「あぁ、それは俺のほうからも言っておく。
   地元がいいんだよな。」
俺 「はい。すぐに動いたほうが良いですか?」

坂上「いや、先ずは会社に報告するからまた連絡するわ。」

それからまたしばらくして坂上さんから電話があり、
昔の会社に戻れる方向で話がまとまった

しかも地元でである

2月も終わろうとしていた頃である

そうなると準備も大変で、社会人としてはあるまじき
即辞めをしなければいけない

俺は思切ってこのことを先ず男性上司へ話した

384 :1:2013/06/14(金) 11:31:25.64 ID:jPyCBGz+
すると「来る者拒まず去る者追わずだから。残念だけどな(笑)」
意外にもあっけない返答であったが、少ない男性社員
ということもあって残念な気持ちはうかがえた

男性上司からうまく女性上司へ話をしてくれた
おかげで何とか3月末の退職で話がつき、結局
この会社は1年勤めた形になった

いろいろあったが、

「もう絶対派遣会社は嫌だ。」


という事だけはここで声を大にして言いたい

385 :1:2013/06/14(金) 11:33:36.77 ID:jPyCBGz+
4月1日になり、俺は東京の本社にいた

1年というブランクを経て本社に戻ると
「おかえり」という声を至るところからかけてもらえた

挨拶を済ませたところで、地元に戻った

地元オフィスは街中より徒歩で15分くらい離れた場所に
あるマンションオフィスだった

何となくここが人生の第2幕のような気がしていた

オフィスに入ると新しく俺の上司となる人がいた。
田畑さんといった

田畑さんは面識こそあったものの、
話すのも初めてで、仕事を一緒にするのも初めてだった

オフィスの中には机が3脚と段ボールがちらほら転がっており、
少し大きめのレーザープリンター1台と業務用電話2台がつな
がれていただけだった

田畑さんは「おう!」と言って、一緒に必要なものを
買い出しに行った

田畑さんは超ビッククライアント担当

俺は小規模〜中堅、中には大企業もあったが簡単に言うと
まだまだこれからという会社が俺の担当になった

386 :1:2013/06/14(金) 11:35:01.47 ID:jPyCBGz+
地元出身ということもあって、地域の企業からも
すぐに受け入れられた

仕事も楽しくて少しずつ元気を取り戻していった


夏が過ぎ、秋になり、「けい」や「ユウ」の誕生日を何もなく
ただ思い出にふけって過ごし、クリスマスを過ぎて新年を過ぎて
30歳を迎え俺はまだひとりだった

地元の友達にも相変わらず連絡もしていない

ただ、サーフィンつながりで友達はできたので、
飲み会や合コンのようなものには良く参加させてもらった

この間1人と付き合ったが1ヶ月程度で別れた
ので詳細は割愛する

30歳にもなるとやはり出会いに少し焦りを感じていた
田舎は結婚も早いしなかなか出会いはない

若くてかわいい子には大概彼氏がいるものである

そして地方独特の横のつながりというものが、
迂闊に遊ぶこともできない状況に陥らせ、
余計に焦りを煽るという感じである

387 :肉茎平均:2013/06/14(金) 11:36:38.53 ID:XvVB9ocy
田端さんはたまった仕事をよくこなしてくれた。田端さんだけに。

388 :1:2013/06/14(金) 11:37:11.04 ID:jPyCBGz+
つまり、FBのリアル版のようなことが実際に起こる

例えば、女の子同士の会話

A「吉田くんと美穂が何かヤッちゃったみたいで悩んでんだよね〜」
B「えっ、吉田くんて美穂がこの間言ってたナンパしてきた男?」
A「そ〜。」
B「つか、吉田くんてさ、昔●●高校の?」
A「そうだよ?なんで!?知ってたの?」
B「やっぱそうなんだ!有名だよー!ってか、
  由美子と付き合ってたって聞いたけど」
A「由美子?」
B「あっ?知らないか?今、佐藤裕司と付き合ってるみたいだけど。」
A「えっ?あの佐藤君?知ってる〜!」
 すると別の女の子C「わたし吉田くん?ってのにたぶんナンパされたー」
A&B「マジ?」
C「うん!でも何にもなかったけどね〜www」

・・・・・
というような具合につながっていく
こんな状況を聞いてしまうと迂闊に手を出せない
というのが田舎だ

更に夏が近づいてくるともっとこれがお盛んになってくる

389 :1:2013/06/14(金) 11:42:53.87 ID:jPyCBGz+
合コンに至っては

お誘いくること風の如く、
ひとり静かなること林の如く、
参加すること火の如く、
メアド交換するも続か無きこと陰の如く、
結局動かざること山の如く、
でもやめられないこと雷霆の如し

つまる所行っても行っても成果は出ていなかった
という事だ

俺はそんな馬鹿な事をしながら笑っていても、
どうしても心のポッカリ空いた穴を埋められなかった

俺は、何でこんな事してるんだろう?
いつもいつもそんな気がしてならなかった

そんな5月のある日、懇意にしてくれている客先
と中国視察に同行することになった

この頃はリーマンショックの後で景気は
すこぶる悪かった事は知っていると思う

特に地方では存続危機に直面している会社が溢れるほどあった

390 :1:2013/06/14(金) 11:43:35.33 ID:jPyCBGz+
大手の海外進出に合わせて中小企業までも海外に活路を
見出すようになった頃だった

厳密に言えばもう何年も以前から景況を予測した海外進出
はあったのだが、顕著になったのはこの頃だろう

中小企業を初め、日系を頼りに次々と進出をしていく

中には早々に失敗して出戻る会社も多く、進出を諦め倒産する
会社も増えていた

海外への活路は2極化し、勝ち組か負け組かの
明暗がはっきりしてきた頃だった

ただ、今回一緒に行く社長は、進出するのではなく、
うちの会社の海外支社に業務を委託するというもの

その内情や環境を視察するという名目のもので実際は、
ちょっとした旅行気分も兼ねてといったものだ

中国は大連、初の海外出張ということで
不安とワクワクが高まっていた

知っている人は多いと思うが、
アジアは遊べるヽ(*´∀`)ノ

391 :1:2013/06/14(金) 13:37:39.85 ID:jPyCBGz+
という事で中国は大連に出張へ来たのだが、大連の話は基本仕事が
メインなので少々割愛する

大連では2日目以外は初日にカラオケで選んだ女の子がついて遊んでくれたのだが、その2日目の事だけ書いておこうと思う

出張2日目の事だった

同行した社長は現地にお気に入りさん(中国人)がいて遊べる子を紹介してもらう事になっていた

仕事を終えて一旦ホテルに戻り遊びに出かける支度をしていると「コンコン」と誰かがドアを叩く

「社長ですか?」と言って、俺はドアを開けた

すると女の子が立っていて、しかもそれが超美人(中国人)
それから仲介のようなオバちゃんが後ろからヒョコッて顔を出して「この子と遊ぶ?」って聞いてきた

ものすごい超美人だぞ!マジで目が覚めるようなめちゃくちゃ可愛い子だ!
スラッと細くて髪が長くて顔が小さくて芸能人みたいだった
ちょっとだけ「けい」に似ていて俺はたまらなかったんだ

俺は社長の紹介の子かも知れないと思い、女の子を待たせて直ぐに社長の部屋に走ったよ
ものすごい勢いで社長の部屋のドアを叩いた 「社長!社長!」
直ぐに社長は出てきた「どうした?」
−俺は事のいきさつを社長に説明する−
そこでどうやら社長の紹介ではない事が分かった
だけど社長は「別に美人ちゃんと遊んでもいいぞ?ものすごい美人ジャマイカ?」って言ってくれた

392 :1:2013/06/14(金) 13:39:14.41 ID:jPyCBGz+
俺はものすごくここで考えた、でも、考えて考えてやっぱりその美人ちゃんと遊ぶ事を断ることにしたんだ

だって仕事だし、せっかくの社長の好意を無駄にできないから

そしたら社長も俺を気遣ってその場で細かいオーダーをお気に入りさんに電話で説明してくれたんだ
「ああ社長、優しいな」って思った

社長のお言葉に甘えて「若くて、細くて、髪は長めで、可愛くて、モデルのような女の子、この際性格は悪くていい」ってオーダーした
その後ホテルを出て社長のお気に入りさんと合流、「バッチリヨー!」と言われてワクテカていたんだ
しばらくして「若いけど、細くなくて、髪長くなくて、可愛くなくて、モデルのような子じゃなくて、性格のいい子」が来た

ちょwwwwおまwww日本語wwwwwオォォォщ(゚Д゚щ)

そのあと中国出張を終えて社長から直ぐに契約をもらう事ができた

会社で報告書を作っている時だった
部長が話しかけてきた

部長「よっ?契約良くやったな。」
俺 「あ、はい。ありがとうございます。」

部長「あと、すごいのとヤったんだってな!?(ニヤニヤ)」
俺 「・・・何で?」

部長「お前・・・みんな知ってるよwww」

と誉められた これは悲しかった

393 :1:2013/06/14(金) 16:04:33.71 ID:uU3cNRF3
一旦ここまでお付き合い下さった皆様に改めてありがとうを言わせて下さい

本当に本当にありがとうございますm( _ _ )m

現実がいろいろと切羽詰った状態になってきた事もあり
ラストスパートに入ります

急がないといけない状態になりました

まだ少しありますので恐らく明日くらいには書き終わりたい、
書き終わらないといけないと思っています

でも手は絶対に抜きません( ノ゚Д゚)ノ

これを書いているうち、徐々に勇気が湧いてきました

これもまた途中途中でレスを下さった皆様のおかげです
何だか泣けてきます

本当に本当に感謝しています
どうか最後までお見守りいただけますようお願いしますm( _ _ )m

では次より続き投下していきます

394 :1:2013/06/14(金) 16:07:00.65 ID:uU3cNRF3
少し話がそれたが、海外出張を終えて、楽しくもやはり
世界の壁は高い(?)事を教えられた気がした(´;ω;`)

実は大連にいる間にも友達からのメールで
合コンの予定を組んでもらっていた

日本に帰国すると俺はすぐに社長を送る
そのため直ぐに自宅に戻って合コンの準備を急ぐ

合コンの居酒屋に着くと「おつかれー!」といって数人の仲間が待っていた
5対5になって合コンがスタートした

この頃の俺は合コンに結構呼ばれていた
そして合コンに来た子からネットワークを増やすというのが
俺らのおきまりの手段

まだFacebookが流行する数年前の話である

概ね5人程の合コンでは2人くらいが可愛いというのが相場

よって男性も5人中2人くらいがかっこよく、
残りの3人は面白い、普通×2という構図になる

俺は普通に入ると思うが、合コンの得手不得手
で言えば大人数は不得手である

また、お酒も弱いのでいじられる役というのが
俺のポジションである

前にも書いたがナンパのほうが得意分野である

395 :1:2013/06/14(金) 16:07:31.07 ID:uU3cNRF3
ただ10年も経つと勘も鈍り、自分に対する自信ってのもない

この日の合コンもやっぱり可愛い子がいたが、当然のように
俺にその恩恵は回ってくることもなく、アドレスや携番も
聞かずに1次会で終了した

完全燃焼しきれていなかった俺たちは、1人は帰宅、
4人は2人ずつ2組に分かれて街を徘徊することになる

俺のパートナーはものすごく元気な
藤田(仮)君だった

スペックはいらないと思うが一応
藤田君のスペックである
顔:クリス松村似
年齢:31
体系:スリム
身長:160cmで小柄
職業:サービス
趣味:サーフィン
ポジ:主役、超ノリノリで女の子から人気あり。遊び人。

こんな感じである
こうして今や完全にオヤジ化した2人で街を徘徊することにした

藤田君の得意技は笑いである

396 :1:2013/06/14(金) 16:09:33.77 ID:uU3cNRF3
手当たり次第に女の子へ声をかけていく

俺も負けじと藤田君の後を追いサポートに徹した

何組に声をかけたか分からない状態で
居酒屋から出てきたドレスの女の子2人組に声をかけた

歳は23〜24歳前後
暗くて顔は良く見えないが1人は背が高い。

ちなみにこの後のやり取りだが、今まで書いて来た事をみて頂ければ分かると思うけど、
俺は本来そんな軽い感じではないし、ノリノリでしゃべるキャラではない

ここは「あえて藤田君のノリに合わせた」これだけは信じて欲しい

藤「はい!はい!ちょーーーーっと、ちょーーーっと待って!」
俺「チャオー」
藤「なにー?なにー?今からどこ行くの?」
女1 無視
女2 怪しんでいる
俺「怪しいものではございません。若干今日中国から帰ってきたばかりの者です。」
藤「バリバリの日本人で〜す♪」
女1&2「・・・」
藤「OK、じゃあ飲み行こうか。」
女1「いや、マジでウザイんですけど…」
藤「初トークゲッCHU-!いやいやいやいや、ウザイも好きも紙一重!ヨシ、行こう!」

397 :肉茎平均:2013/06/14(金) 16:09:41.55 ID:XvVB9ocy
>合コンに来た子からネットワークを増やす
なんかウシジマ君で殺されちゃった奴みたいね

398 :1:2013/06/14(金) 16:10:32.87 ID:uU3cNRF3
女2 ちょとクスっときている。
俺「つかつかつか、何してたの?」
女1「いや、ウザイって。別に。」
俺「OK、そんな感じでトークしてくれてOK♪」
藤「俺のチャリでぇ良かったらいつでも乗って!ヒャホー!」
女2「・・・・・」
俺「じゃぁ、電車だ!電車をここに横づけする!」

女1&2 呆れ返ってちょっと笑ってる。

俺「はい間もなく2番線に居酒屋行の電車が入ります。」
藤「ぶろろろろろろろろろろ」

チャリにまたぎながら電車の窓をこじ開けるジェスチャー
エア扉を開く「ガシャーン」
俺&藤「いらっしゃいませ〜!居酒屋あじたろう(仮)へようこそ〜♪」

女2 かなり笑ってる。
女1「てゆーかどうする?」

俺「迷った時は?」
藤「居酒屋っしょ?」
女1「いや、ないから。」
俺「あるある。」
藤「ねぇねぇねぇねぇ?“い”から始まって“や”で
  終わるものってなんだ〜?」
女1&2 「・・・・えっ?」
藤「居酒屋ですぅー!」

女2 ちょっと吹いた。

399 :1:2013/06/14(金) 16:15:14.61 ID:uU3cNRF3
>>397
闇金?ビックコミックスピリッツ?
スマソwww読んでナスwww

俺「じゃぁ、ちょっと、ちょっ〜っとだけ居酒屋行こう?
  帰りは送ってくから。約束!何にもしない。」
女1「いや、別に送ってくれなくてもいいし。ねぇこいつら
   ホントうざくない女2?」
女2「ははは。えっ?面白いよ。」
俺「大丈夫っ。大丈夫っ!じゃぁ藤えもん呼ぶ?」
女1「なにそれ?」
女2「あはは。うん。じゃぁ、ちょっと呼んでみて?(笑)」
藤「ちゃららちゃっちゃら〜!
  お〜れ〜の〜チャ〜リ〜ン〜コ〜!」

女1&2 かなり笑ってる。
女1 「いや、ポケットから出てねぇし?」
女2 「おもしろ〜い。2人とも何してる人?」
藤  「チャリで日本一周してる人」
女1 「そのチャリじゃ無理っしょ?」
俺  「いや、1年前にここからスタートして昨日ここに到着
    したんだよね。一緒に飲むために〜!」
藤  「大変だったぁ〜!」

女2 吹いた。

俺&藤「場も暖まったし、行こっ行こっ行こっ!」

という感じの攻防を経てようやく居酒屋へ誘う事ができた

400 :1:2013/06/14(金) 16:15:44.94 ID:uU3cNRF3
居酒屋に入り、掘りごたつ式のテーブルに
案内され、適当なものをオーダーした

さっきまでつんけんしていた子はミユ(仮)と言い、
もう一人の背が高い子はチサ(仮)と言った

俺は奥側の席に座り、藤田君がその隣
俺の前にチサ、藤田君の前にミユ

自分でも驚くほどにこの日は饒舌で、藤田君に
引っ張られるようにしゃべりまくった



時間も徐々に老け込み午前2時を回ったくらいになると、
藤田君がウトウトし始める

ものすごいパワーでしゃべっていたし、
その日もサーフィンとかで疲れていたんだろう

401 :1:2013/06/14(金) 16:17:02.03 ID:uU3cNRF3
改めてこの2人組の子についてスペックする

ミユ(24)
顔:ふつう
性格:きつめ
身長:160前後 カップ数不明
体系:スリム

チサ(24)
顔:仲間由紀絵、新垣結衣
性格:しっかり
身長:167 Dカップ
体系:シンデレラ体系、モデル級

仲間由紀恵
http://img.ctalde.net/2009/05/090511-daihatsu-move411.jpg

新垣結衣
http://shimbun.hokkori.me/wp-content/uploads/aragakiyui1233.jpg

ここらの写真は近似してマス

こんな感じだった

なお、藤田君はその日のコンパで一番かわいい子の
携番ゲツしていたこともあり、あえて俺をチサって子の前にしてくれた

402 :1:2013/06/14(金) 16:18:39.17 ID:nNhFsMrg
普段はそんなノリのキャラではないのだが、なぜかこの日の饒舌は
これから先もできないと思うくらいに冴えていた

ミユには適度に話を振りつつも、チサにはとにかく
面白い話の展開を繰り広げていた

やがてミユもその場でダウンした
残った俺とチサでお構いなしに話しを続けていた

それにしても暗闇では気が付かなかったが綺麗な顔立ち、
モデルのようなスタイル何としても携帯をゲツせねばと必死になった

あまりの必死さが伝わったのか、とりあえずメールと
携帯を聞き出すことに成功した

ミユのほうはかなりキツイ性格っぽかったし、
ちょうどいい所で戦線離脱してくれたのでラッキーだった

そのまま始発の時間となったので、
彼女達を駅まで送り俺はしばらく車で寝て帰った

403 :1:2013/06/14(金) 16:20:58.78 ID:nNhFsMrg
これが俺とチサとの出会いである
実にユウと別れてから2年を過ぎたあたりだった

日曜日だったのですることもなく、
帰って寝たが起きたのは昼過ぎだった

とりあえず携帯を確認するがメールのようなものもないので、
海へ行って適当に過ごして夜を迎えた

20時ごろになり遅くもなく早くもない中途半端な時間
ではあったが期待することなく電話をしてみた

あまりこのような出会いから発展することもないだろうという
気持ちもあったため、出なかったら出なかっでいいやと思っていた

だが、そんな予想に反して直ぐにチサが電話に出る

チサ「もしもし?」
俺 「あっ、こんばんわ。えーと・・・昨日の。」

チサ「あ、こんばんわ。星野君でしょ?分かるよ。」
俺 「えーと、何て呼べばいいかな?」

チサ「はは、チサでいいよ。」
俺 「じゃぁ、お言葉に甘えて。」

チサ「わたしは?」
俺 「いや、まぁもうちょっと俺の事知ってもらってからで
   いいから「ねぇ」とかそんな感じで構わないけど。」

404 :1:2013/06/14(金) 16:30:49.82 ID:nNhFsMrg
チサ「何それ?ははは。じゃぁ成良君にするよ。」
俺 「ありがとっ!
   いや、昨日は本当に楽しかったよ。ありがとう!」

チサ「こちらこそー!奢ってもらちゃってご馳走様でした。」
俺 「そんなそんな。俺も久しぶりにすごく楽しかったし、
   良かったらまた今度食事にでも?」

チサ「うん。行こうっ。行こうっ。」
俺 「いや、でも本当にさ昨日は・・・・

そんな感じで1時間くらいがあっという間に過ぎた
携帯の充電が切れそうだったので、一旦電話を切ることにした。

その時、PHSだったらもっと話せるのにね?

なんて言ったらチサもPHSを持っていたらしく、
そこからまたPHSで電話を継続することにした

このチサは今までの「けい」や「ユウ」とは違い可愛いというより
美人なタイプである

しっかりハキハキと話し、裏表や飾ったところが何もない
俺にとっては初めてのタイプだった

後々聞いた話だが、某少年誌からスカウトされた親族がいる
ということで美人家系ということも頷ける

それからは毎日のように電話をした
電話がかかってくるときもあった

405 :1:2013/06/14(金) 16:33:33.99 ID:nNhFsMrg
打ち解けてくると徐々にチサのことを知りたくなり
俺はチサを食事に誘い出した

正直、身持ちも固そうで、チサの言葉には
嘘や惑いがなく俺にはそれが新鮮だった

初めての食事はイタリアンにした
といっても決して高級なものではなく、むしろ味で勝負のお店である

店内の雰囲気はカジュアルでピザやパスタが美味しいところを選んだ
というか、地元に戻ってあまりデートという経験が少なかった俺はここしか知らなかった

食事の間は会話が弾んだ
時間の余裕もあったため近くの展望台へ夜景を見に行った

足元が暗いのでチサの手を引いて階段を上った

展望台に上るとそこは星こそ疎らだが、下に見える道路を走る車の
ヘッドライトの連なりや等間隔に連なる街灯が綺麗に見えていた

406 :1:2013/06/14(金) 16:42:00.51 ID:nNhFsMrg
俺  「星、あんまり出てないけど街灯がきれいだね。」
チサ「うん。何か不思議。」

俺  「何が?」
チサ「1週間前は今日ここに成良君といることなんて想像しなかった。」

俺  「そうだね。出会いって突然やってくるから驚くよ。」
チサ「そうだね。」

俺  「ナンパみたいなもんで申し訳ないけど、強引だけどそれもひとつの出会いの自然な流れだと思う。」
チサ「流れ?」

俺  「チサに会えてよかったよ。」
チサ「ふふ。何かうまいね。かなり遊んでない?」

俺  「いやいや、いないよ。」
チサ「他にもいそうだなぁ?」

俺  「なぁ?まださ、会ったばっかりだけどお互いの事を知っていくって意味でもつき合わない?」
チサ「ぇっ?」

俺  「いや、別に形から入る事があってもいいと思って?」
チサ「・・・。」

俺  「今日、ここに一緒に来れた事、本当にうれしくいから、どう・・・かな?」

チサはしばらく考え込んだ後
チサ「・・・はい。お願いします。」

407 :1:2013/06/14(金) 17:08:56.42 ID:nNhFsMrg
「けい」との約束まであと3年、俺は片時もその約束を忘れる事はなかった

だが、約束と言っても「たら」「れば」の話であり、
確実性や実現性は1%にも満たないものであるんだ

その後はしばらく静かに景色を眺め、俺は途中、チサを実家に案内した

出会ってまだ1週間程度だったため、親に会わせるとか
家に入れるという理由ではない

俺がどこからやってきて、どんな家に住んでいるか
それをチサに分かってもらい、自分という人間に対して安心してもらうためである

それがチサとの初デートだった

「つき合うという箱」をつくり、「一緒に中身」を詰めていこう

こうしてチサとつき合う事になった

交際してから初めてのデートは水族館に行った

チサの元カレは一緒に旅行したり遠出するタイプ
では無かったらしい

これからいろいろな所へ行こうと言うとうれしそうに
「うん。うれしい。」と笑った

水族館ではよく笑った
イルカショーを観たり、併設しているショップを見て回ったりしてあっという間に時間は過ぎていく

408 :1:2013/06/14(金) 17:10:03.32 ID:nNhFsMrg
日が落ちて少し疲れたのでベンチに座りながら
今日が楽しかったことをお互いに話し合い、
少し会話の途切れたところで本当に軽い、
触れたか触れないか程度のキスをした

こうして少しずつ少しずつ距離が縮まって、
行くのだと何年かぶりの実感があった

だがその翌日、チサから思わぬ相談が持ちかけられた

つき合うという展開が急すぎて気持ちに整理がつかないという内容だ

すぐにチサを迎えに行って車で話し合いをする

何か悪い事をしたのだろうか?そんな不安でいっぱいになった

確かに展開は急だったが、流れやムードに問題はなかったはず
先ずはチサの話を聞いてからチサの望む方向に合わせようそう思った

結局その日の話し合いは午前2時を過ぎるまで
結論が出ないままチサを家まで送って行った

そこで分かったこととしては、やはり急な展開に戸惑っているということ
つまり出会って間も無くつき合い直ぐにキスという展開が急すぎるというのである

俺は今まで数々のナンパや展開の急だった「ユウ」の事もあって
そのあたりの感覚がややマヒしていたように思う

409 :1:2013/06/14(金) 17:13:32.70 ID:EPi8gaP0
確かに俺は東京の子とは良く遊んだが実は地元でつき合った経験
というものはほとんど無いに等しかった

いわゆるガードが固いというやつだろうか
良く理解できず何とも釈然としない気持ちで翌日も話し合いを続けた

俺とチサは少し気持ちを切り替えるため、場所を河川敷に移す

チサの口から少しずつ今の気持ちやその気持ちに
至る経緯が語られ始める

チサ「成良君・・・ごめんね。あの時は何か勢いやムードもあって。」
俺 「いや、俺のほうこそ・・・チサの気持ちも考えずに・・・」

チサ「つき合うっていっちゃったし、キスもしちゃったけど、
   私、堅いっていうか・・・。」
俺 「うん。いや、俺が悪かったと思う。チサの言う展開?
   早かったと思うし・・・ごめん。」

チサ「ううん、私が悪いの。そんな女じゃないっていうか・・・」
俺 「何か・・・あるの?」

チサ「・・・・・・・・・・・、ごめん。たぶん嫌いになると思う。」

大体は予想がついた

410 :1:2013/06/14(金) 17:15:43.01 ID:EPi8gaP0
彼女の容姿で男関係において何もないはずはないと思った

恐らく、
・子供がいる
・彼氏とまだ別れきれていない
・重大な病気にかかっている
このあたりではないかと推察した

俺 「何かたぶんだけど・・・わかる。」
チサ「・・・えっ?」

俺 「俺もさ、言ってない事あるんだ。だから俺から言う。」
チサ「・・・怖いこと?もしかして奥さんいるとか?」

俺 「・・・うん。奥さんいた。バツイチなんだ。」
チサ「・・・そう・・なの?」

俺 「ああ。」


そして俺は俺が24歳の前のこと、
「けい」と出会う前のことをチサに語っていった

411 :1:2013/06/14(金) 17:17:39.40 ID:EPi8gaP0
・・・・これは俺が23歳、もうすぐそこまで桜が咲く時期が迫っている春先のこと、話は再び東京に戻る

その日はひどい雨が降っていた


俺 「じゃあ・・・・・・・元気で。」


カナ「うん・・・元気で。」



世田谷区役所の前で俺たちは別々に傘を差してそう言った。



彼女のほうが少し早く、俺が少し遅れて互いに背を向けた。
別々の人生へ歩きだした瞬間だった。


元妻はカナ(仮)という

俺たちの出会いは俺が18歳、カナが26歳の時である

籍まで入れていたというのに失礼な話だが、今となり記憶はかなり薄らいでしまっている

412 :1:2013/06/14(金) 17:31:44.41 ID:EPi8gaP0
つき合いは3年半、結婚生活は1年で終わりを告げた

出会いは語学学校、留学していた頃に出会った
カナは先に帰国し東京の会社に勤めていた


カナは俺の初めての人だった


当時、俺よりも先に留学していてクラスでも
美人で人気があった

仲良くなったのは、留学して半年も経とうとしている頃

それまであまりカナとはあまり接点がなかった
カナが一人暮らしをきっかけに引っ越しを手伝った事で仲良くなった

その頃は留学生といえばやっぱり海外生活への憧れ等もあって
今に比べて女性のほうが多かったと思う

逆に男は英語だけ学びたいというような人は少なく、
バーでお洒落にビリヤードするのに憧れたぜ!なんて
ちょっと奇抜な奴のほうがどちらかと多かった気がする

だからカナの目に俺は人畜無害で「頼みやすそう」
な人に見えていたようだ

それからというもの途中まで一緒に帰ったり
することも度々にあった

413 :1:2013/06/14(金) 17:35:30.32 ID:EPi8gaP0
やがて俺も向こうで一人暮らしに踏み切るのだが、カナは年上で
世話好きな性格もあってか、引っ越しの片づけを手伝ってくれた
り、ご飯等も良くご馳走してくれたりした

この時の俺は、カナを「女」として意識してはいなかった

ある日のこと、カナから相談が入る

相談は2つあった
ひとつ目は隣人が誘ってくるので断りたい
ふたつ目家の電気が止まってしまった、暇なので遊びくる?
というもの

電気は恐らくチャージが切れたという事は推測できた

ちなみにチャージというのはプリペイド式のことで、
コンビニのような所で電気料金を前払いで支払い補充する
そんなイメージで思って欲しい

今はどうか分からないが、当時のヨーロッパでは
結構その形式が多かったように思う

家の電気はそのチャージが切れているだけなので、明日にでも
誰かが補充するだろうと思ったが、隣人からのお誘いというのは
危険だと思ってとりあえずカナの家に駆け付けた

カナの部屋に入るのは引っ越し以来だったが、
カワイイよりもお洒落という感じの部屋に落ち着いていた

414 :1:2013/06/14(金) 17:41:24.06 ID:EPi8gaP0
部屋はかなり広かったこともあり電気が止まっているせいか
部屋の中は寒い

とりあえずソファーに腰かけ、毛布を貸してもらい、
カナも毛布にくるまり隣に座った

隣の部屋からはテクノ的なミュージックが
ガンガンと聞こえてきている

しばらくするとさっそくカナから相談がくる
どうやらその隣人がそうらしい

カナの話によるとひとり暮らしを始めてすぐ隣人と
顔を合わせることがあったのでそのついでに挨拶したと言った

同じアパートなんだから全然顔を合わせないというほうが難しい
くらいだから直接挨拶に行くよりもカジュアルで良いのだが、
その日以降、何かしら構ってくるようになったと続けた

しばらくすると好感を得ようとしたのか「カナ、カワイイ。」
といったカタコトの日本語で話しかけてきたり、
急にノックしてきてご飯でもどう?といった誘いがくる
ようになっていったみたいだ

このままエスカレートしていくのが怖くて
俺に白羽の矢を立てたという内容である

俺のミッションとしては、隣人が来た時に彼氏的な雰囲気を
醸し出しながら顔を出してくれればいいと言われたので
頼られて悪い気はしなかったのでいいよと言った

415 :1:2013/06/14(金) 17:45:17.99 ID:EPi8gaP0
そんな話と談笑をしていたらいつの間にか夕方になっていた
俺もひとり暮らしなので帰り時間はいつでも良かったのだが、
お腹も空いたし電気の止まったままの部屋は寒いのでとり
あえず外食へ出かけることにする

その時もまだ隣の部屋からはまだ音楽が鳴り続けている
イマイチよく分からない奴だと思ったが、部屋の前を
スルーして近くのレストランに向かう

夕食を済ませた後、1時間くらいして戻った時のこと
隣人の音楽はまだ続いていた

変な隣人だと思いつつドアを通り過ぎて、カナが鍵を開けようとした時だった

ガチャ・・・

隣のドアが開いた

そのドアから大男が出てきたではないか
ヒゲを生やしていて、いかにもハーレーダビッドゾンに乗っていそうないかつい感じの男である

俺は少し吹きそうになるのだが、それは彼がマルボロマンにそっくりだったからである

俺は今日の今日で対面してしまった事に戸惑った
カナからどんな男でどんな風貌なのかという情報を得ていなかったから

まさかそんないかついとも思ってもみず

するとその隣人は「ハーイ!! カナ! グーッド?」と言ってにっこり笑った

416 :1:2013/06/14(金) 17:52:15.63 ID:EPi8gaP0
カナはあわわといった感じで
「ア・・・ヤ!グ〜ッド、グ〜ッド!ファイン、サンキュー」
と返した

少しビビッてはいたが、俺もチャンスだと思って冷静になり
カナにEye's(合図)を送る

海外では良くあることだが、男はにこやかな笑顔で
「フー(Who)?」と聞いてきた。

カナ 「ヒー イズ、ヒー イズ マイ スィート(He's my...He's my sweet.)」

カナは俺に腕を組んできて、男に見せる
俺もここぞとばかりに笑顔で挨拶をした

俺  「ナイス トゥ ミー チュー!アーーーー・・・・」

男  「マーク!! マイ ネームイズ マーク(My name is Mark!!)
    ナイス トゥ ミー チュー!」

そう言ってにっこり笑った
ちょっと怖かった

俺   「マーク?  ナリヨシ!」

マーク「ナリヨシ!」

マークが手を出してきたので俺はその手を掴み握手した
マークの手はじっとりしていた

417 :肉茎平均:2013/06/14(金) 17:55:13.48 ID:XvVB9ocy
よーし、今日は俺がカナにチャージしちゃうぞ!っと

418 :1:2013/06/14(金) 18:07:34.58 ID:x7YgcK4j
そしてマークは夕食を買いに行くと言い、シーユー、バイと
言い出掛けて行った

部屋に戻ると、さっきのソファーに腰かけ、カナは別の毛布にくるまって
俺の隣でソファーの上で俺のほうを向いて体育座りしていた

カナも安心したようで、「ありがとう。」「さっきは驚いたー」
という平和的な会話を続けていた

ただ、夜になって電気も止まったままで、
部屋の中は本格的に寒くなっていく

急ぐ用事もなかったので、もうしばらくしたら帰ろうと
思っていたのだが、マークのこともあったのでしばらく
カナの部屋で時間をつぶす

結局マークはその日を境にカナを誘うことはなくなった

部屋の中では、ろうそくなんかを灯してカナと
薄明りの中で他愛もない会話をしていた

この時もマークの部屋からは音楽がガンガン鳴っていて、
うるさいねーなんて会話をしていたがやがて冷え切った
薄明りの部屋の中で言葉数は減って行った

カナ「毛布だけだと寒いよね?」
俺 「いや、まぁ大丈夫。」

カナ「ごめんね、何か引き止めちゃった感じで。バスとか大丈夫かなぁ?」
俺 「あー・・・どうだろう?」

419 :1:2013/06/14(金) 18:16:31.96 ID:VjNVcN5f
>>417
ティンコwwwマンタンにwwwハイリマス


カナ「まぁ帰れなくなっちゃった時は泊まってっていいよ。」
俺 「ありがと(笑)。」

カナ「でも成良君びっくりしてたね?」
俺 「そお?・・・なんて、実はビビった(笑)」

カナ「あはは。」
俺 「マーク、大丈夫だよね・・・きっと」

カナ「そうだね。多分大丈夫だよ。ちゃんとスウィートって言ったし、
   名演技だったよ。」
俺 「そお?(笑)」

カナ「遅くなっちゃうね?やっぱり。」
俺 「バスはもうしばらくあるから。まぁもし帰れなくなった時はよろしく(笑)」

カナ「うん(笑)。」
俺 「というか、やっぱり冷えるね?」

カナ「ねー。成良君、大丈夫?」
俺 「俺は大丈夫だけどカナさんはどうなの?」

カナ「寒いよー(笑)。」
俺 「というか、寒かったら暖め合おうか〜こっちの毛布来る?なんて冗談。(笑)」

420 :1:2013/06/14(金) 18:18:03.59 ID:VjNVcN5f
カナ「うん(笑) そうする?」
俺 「はは、冗・・・

そう言ってカナは体育座りを崩して四つん這い
になり俺の毛布に入ってきた

俺 「えっ?あれっ?冗談って…」

カナ「ぅん?」

俺はそれ以上言うのを止めた

一瞬すっとんきょうな顔をしたが、カナと真っ直ぐ顔が
向き合い目を逸らすことなくお互いを見つめ合った

その時、場の空気というか雰囲気が変わったことが
分かった気がした

何も言葉を発せず顔を近づけるとカナは少し前のめり
な形でそのまま唇を重ねてきた

いいのだろうか?という自問に対してカナのいわゆる「大人の女性」という
誘惑にこれは勝てる訳がないと自分宛に解答を出した

キスは高校生の時以来で初めてではなかったが
何年か振りで興奮した

421 :1:2013/06/14(金) 18:19:30.96 ID:VjNVcN5f
キスをしたままカナは俺の頬に両手を添えて立膝になる
カナは上から俺を見下ろすように見ている

徐々に舌と舌を絡めあい、時折カナの「んぅ。」という
吐息に高校生の時とは違う色気があった

その色気は徐々に増していく

キスは更に激しさを増す
立膝になっていたカナは徐々に女の子座りの体制となり、
顔が同じ高さの位置で再び顔を交互に交差させながらキスをする

カナの細い身体を抱きしめるとまた少し前のめりになり、
唇を離して耳のあたりから首筋にキスをする

時折カナの「んっ」とビクッつく仕草が色っぽい

唇を離して少し抱きしめあっていると、
ずり落ちてしまった毛布をかけなおす

一瞬の静寂からカナが先に言葉を発する

422 :1:2013/06/14(金) 18:23:53.58 ID:VjNVcN5f
カナ「・・・暖め・・・あう?」
俺 「え?」

カナ「・・・向こう・・・行こう?」
俺 「ベット?」

カナ「してみる?」
俺 「えっと・・・・俺・・・初めて。」

カナ「そうなの!?経験ありそうなのに(笑)・・・じゃあ、嫌?」
俺 「いや、でももうヤバい。抑えられないっていうか。」

カナ「あはは。可愛い。」

そう言ってカナの部屋に置かれたベットに2人で入った
入りたてのベットは少し冷たくて頭から布団をかぶる

布団が暖まるまで抱きしめあったりキスをしたり、
お互いの身体を洋服の上から触り合ったりしていた

横になりながらカナのほうが先に俺の洋服の中に手をまわす
少し手が冷たくて「わっ」となりカナはそれを見てちょっと笑った

俺の上着を背中のほうからめくり、今度は前のほうを
胸のあたりまでめくり俺は上着を脱ぎ捨てる

更にパンツのベルト、ボタンを外してチャックを下ろした

2人の息遣いはやがて荒くなっていった

423 :p2-user: 800654 p2-client-ip: 113.210.0.90:2013/06/14(金) 18:34:40.78 ID:Y7UOTAQt
バツイチだったのかよ!裏切り者!

424 :1:2013/06/14(金) 19:59:00.49 ID:VjNVcN5f
>>423
ヽ(´Д`;)ノアゥ...スマソ  仕方ナカタノヨー


今度は俺がカナの上着に手を入れる
背中のホックを慣れない手つきで外してみる

なかなか外れないので少しもたついたが
カナは優しく静かに見守ってくれている

背中のホックがようやく外れたところで一気に脱がさず
ゆるくなったブラの隙間からやや小ぶりの胸を摩った

高校生の時にここら辺りまでは経験していたが
それより先はなくいよいよなんだという期待で胸もアソコも
パンパンに膨らんでいた

キスをしながら激しい息遣いと時折カナが吐息をもらす
カナも上着と上の下着を脱ぎ捨て上半身をあらわにする

お互い上半身裸のまま身体を密着させると、
女性の柔らかさや肌の暖かさが伝わってくる

今度は俺からカナのジーンズのボタンを外して
チャックを下ろしていく

カナは待ってと言うと自分でジーンズを脱ぎ捨て
下着1枚になって布団にもぐりこんだ

俺もその間にジーンズを脱いだ

425 :1:2013/06/14(金) 19:59:56.45 ID:VjNVcN5f
興奮は徐々に高まり、再びキスをしながら
カナの首から鎖骨のあたりへ唇を這わしていく

カナからもれる吐息が更に色っぽさを増す
カナ「うん・・・はぁ・・・」
静かな吐息がまた大人っぽい

お腹のあたりまで唇を這わしたところで再び元の位置に戻ってキスをする

今度はカナが下着の上から俺の下半身を触る。
カナ「・・・・・固い・・ね。ふふ。」

初めは全体を包むように、今度は先端を円を描くように撫でてしごいてくる

とてもいやらしい手つきで

俺は簡単にイキそうになる
俺は頑張って耐えた

今度は俺がカナを下着の上から触る
アソコの部分だけ濡れているのが分かった
俺 「すごい・・・濡れてる。」

下着の上から生地で擦るように優しく円を描くように摩る
カナ「いやぁ・ぅんっ・・ぅんっ・・はぁ・・あっ」
カナの吐息はしっとりとしていて艶がある

426 :1:2013/06/14(金) 20:00:26.84 ID:VjNVcN5f
下着を少しずらして直接手で触る
ヌルっとした
俺 「・・・ヌルヌルしてる。」
カナ「・・・や・・・」
突起したクリトリスを慣れない手つきで摩る
少し強く摩ると「コリッ」という感じでその度カナの
体はくねりビクンッとなる

俺 「・・・やわらかい。ここ?」
カナ「あっ!!や!・・あっ!!・ゃあああ!・・はぁはぁ」
吐息から喘ぎ声に変わり激しくなる

しばらくカナのクリトリスを摩りながら
キスをしたり小ぶりな胸を舐め回す

鎖骨や首筋などにも舌を這わせる度、クリトリスを刺激すると
余計に喘ぎ声が艶やかになり体がビクンビクンとなる
カナ「んねぇ?・・ああ!!ぃや!!あっ!!・・はぁはぁ・・あっ!!」

先にカナの下着を脱がせて全裸にさせた

今度は口でクリトリスを舐めるために布団にもぐり込み
徐々に下へ下へ舌を這わせていく

太ももへ舌を這わせてから上に行こうとした時、
「・・・シャワー浴びてないからいやぁ」と言われた

俺は構わず少し力ずくで閉じようとした脚を控えめに開かせ
そのままカナのクリトリスを舐める

427 :1:2013/06/14(金) 20:01:30.21 ID:VjNVcN5f
無味無臭でヌルヌルとしていてこれが大人の女性なのかと感動すら覚えた
カナ「ちょ・・や!!あん・・・はぁはっああ!!や!」

クチュクチュといやらしい音を立てて長い時間舐め続けた
クリトリスを舐めるとカナはビクンッとなる
カナ「そこっ・・・あ!!いい!あ!あっああ!」

次に舐めながら中指をカナの膣に沈める
そしてゆっくりと中をかき混ぜてみる
カナの中は柔らかくて生暖かくてヌルヌルとしていた
やがて激しく出し入れするとカナの喘ぎ声は激しくなる
カナ「指でっあっ!!!・・はぁはぁ・・あ・あ・あ・あ・あ・あいやあ」

5分?10分?それとも3分?どれくらいの時間を舐めていたかは分からない

俺もカナを舐めながら自分で下着を脱いで全裸になる

一旦体勢を戻して再びカナの隣に戻る
カナは息切れ状態で
カナ「はぁはぁ・・・はぁはぁ・・・もう!」と言う

そして再び激しく舌を絡め合うキス
カナ「ん・ん・ん・・・はぁはぁ。」

カナは俺のアソコを握ってさっきと同じように摩る
手のひらで先端を包み込むように、円を描くように摩る
俺 「カナさん・・・きもち・い・・出ちゃうよ!」
カナ「ん?ふふ。ま〜だ・・ダメ。」
そう言ってアソコから手を離す

428 :1:2013/06/14(金) 20:04:27.74 ID:uU3cNRF3
ベットの上で抱き合いながら横向きになってキス
カナは俺の背中に手をまわして俺の脚の上に脚を絡める

俺はそのまま仰向けにされてカナは体制を起こして上になる

カナは俺の太もものあたりで片膝をついて俺にまたがる
カナ「ふふ・・・入れる?」

俺は肘を起こしてカナを見上げながら
俺 「あ、入れたい・・・けど、どうすればいい?ゴムとか?」
カナ「いいよ。入れるね。出そうになったら言って・・・はぁ」

片膝をついた体制から俺の固くなったアソコに
手を添えてゆっくり腰を降ろす

先っぽがカナの膣口に触れる、ヌルヌルしていたので直ぐに入ってしまいそうなのに、
いやらしく少しずつ中に、少し抜いてまた中に、2〜3回上下した後で全部を膣の中に入れた

童貞を卒業した瞬間だった

カナはあまり豊胸ではなかったが(AとBの間くらい)肌は綺麗で
細身のくびれたウェストのラインが女性らしく妙に色っぽかった

カナの中は生暖かくやわらかい
俺は純粋に気持ちいいと思った
カナ「入った・・・・よ。あっ!はぁ・・・すごく固い・・・。」
カナが少し動くとあまりの気持ち良さに俺は耐えられなくなってしまう
俺 「ヤバい。ちょっと!」
カナがスッと立膝に戻り抜くと俺は自分のお腹の上に出てしまい
あまりの早漏っぷりに凹んだ

429 :1:2013/06/14(金) 20:04:59.96 ID:uU3cNRF3
カナは「ははっ(笑)」と笑ってティッシュで拭ってくれた

少し恥ずかしかったがその間にも回復したのを見て
「すごいね!もう回復したんだ?」と驚いた
初めてなんだから仕方がないと俺は童貞を誇った

「じゃあもう1回しよ♪」

さっきの続きから再開する

再びカナは騎乗位でいやらしく膣の中へ入れる
相変わらず気持ちいい

カナは俺の胸に手をついてゆっくり腰を上下させた
カナ「っん・あ・あ・あ・あ・あ・あ・はぁはぁ・・いい!」
そしてパンパンという音と出たり入ったりする度にジュポッ、ジュポッと
卑猥な音が聞こえてくる

俺はカナの腰に手を添えて腰の上下するスピードを調整する
カナ「っん・あっあっあう・・固い・はぁっはぁっ・・いい・・気持ちいい」
動く姿や発する言葉がいやらしく色っぽい
2回目だというのに何度かイキかけてカナの動きをその度に止める

そのままでは直ぐにイってしまうと思いカナに
「俺が上ってどうすればいい?」と聞いてみる

挿入したままカナは俺の胸に手をついて顔を近づけてキスをする
カナは「いいよ」と言って俺が上になるようにリードしていく

430 :1:2013/06/14(金) 20:06:38.52 ID:uU3cNRF3
カナに挿入したまま抱き上げてカナを下にする
そのまま俺は上になってゆっくり腰を振る
カナ「あ!・あ!・あ!・あ!いや!」
俺 「カナさん・・・気持ちいい」

カナ「あ!うん・うん・あ!あ!あ・はぁはぁ!そこ・・そこ!」
俺 「・・・すごい」

部屋の中にまたパンパンという音とジュポジュポという卑猥な音が聞こえる

カナの脚を押さえつけるように開かせて出たり入ったりしているのを眺める
カナ「あっ!あ・あ・あ・いや・・・見ちゃ・・あ!!!」
俺 「ねぇ・・・すごい・・・カナさん・・もうイっちゃいそ・・」

カナ「あ!・あ!・あ!・いいよ・・・いいよ・・・きて!ああああ」
俺 「もうイっちゃう・・・今日また・・・してもいい?」

カナは頭を左右に振り乱す
カナ「いいよ・・いいよ・はっ・はっ・はっ・ぃやああああ!!!きて!」

そしてカナのお臍にめがけて発射した
カナ「はぁはぁはぁはぁ・・・すごいね。また出来るんだ?(笑)」
俺 「あー・・・はい。ハァハァ」
カナ「はぁはぁ・・・いいよ♪何度でも。ふふ。」
今度は俺がカナのお腹の上をティッシュで拭い、
しばらく布団に入って抱きしめた

直ぐに回復してきていた

俺はセックスの気持ち良さをカナから学んだ

431 :1:2013/06/14(金) 20:08:47.65 ID:xmc0n0yg
もちろんオナニーやオナホ派の人もいると思う
個々に違う感想はいろいろあると思うが、俺は純粋にセックスは気持ちいいと思ったんだ

それと同時に初めての俺の不安はカナは気持ちいいのだろうか?という
疑問があった
そこは素直に「気持ちいい?」と聞いてみる
カナは「気持ちいいよ。すごい固いんだもん。」と答えた

若い時は吸収力が良いので直ぐに腰の使い方や緩急などの
細々したテクニックは身についた

そしてセックスにおいて重要な事は相手を喜ばせる事である
という事を学んでいった


上から入れてもらう時のウェストのラインは女性らしさが
一番出ていて色っぽい

俺はこの上から入れてもらうのが大好きで、たぶん初めてが
こんな感じだったからではないかと思う

その日はカナの家に泊まることになり、若さゆえに湧きだす性欲
の衝動にまみれて4回くらいした

それが俺の初体験だった

432 :1:2013/06/14(金) 20:12:35.27 ID:xmc0n0yg
すみません、今日はこの辺で帰宅しまつ(´;ω;`)

明日、せめて月曜日迄には書ききらないと
いけないのでとにかく頑張ります

本当に、本当につまらない内容ですみません

もうあと少し・・・お付き合い下さい

今日も乙かれさまでした´ω`)ノ

433 :名無しさん:2013/06/14(金) 22:31:41.13 ID:zUAY9Ytb
乙カレー

明日も頑張れー

434 :p2-user: 800654 p2-client-ip: 175.136.217.107:2013/06/14(金) 23:44:40.26 ID:Y7UOTAQt
おっつん

435 :1:2013/06/15(土) 13:22:22.82 ID:uM1FYPVB
乙 ´ω`)ノ こんぬづわ

テキストにまとめてあるのですがやっぱり手直しや
補完もするので時間かかりますね

>>433
レスwwwアリ*:・(*-ω人)・:*ガトでつ 本当にありがとうm( _ _ )m
つまらないかもしれませんが、頑張ります

>>434
いつも本当にアリガトデスヽ(*´∀`)ノ
ソウダ!あれから考えたんだがな・・・おまいさん・・・○○したが ○○じゃないがけ いいちゃ〜
で話してくれ。想像して思い出して萌えたわオレwwwヤバスwwwщ(゚Д゚щ)ふおぉぉぉォォ

では本当に現実がいろいろヤバイので急いでいきます よろしくお願いしますm( _ _ )m

↓↓↓↓↓↓続き↓↓↓↓↓↓↓

それからはカナが日本に帰国するまでの間、お互いの家を行き来するようになった
たがカナの帰国は俺よりも先で、帰国後は次第に連絡は減って行ったんだ

やがて俺も日本に帰国する時を迎え、19歳の年の7月も終わる頃に
1年半という留学を終えた

帰国後はもう少し勉強したいことがあり9月に入ってすぐ専門学校に通うため上京した

留学させてくれた親に負担をかけさせたくなかった俺は新聞配達をしながら学費を払う
新聞奨学生制度を使い文京区の根津に住まいを設けた

そして携帯電話を持つようになったのもこの頃からだった

436 :1:2013/06/15(土) 13:24:51.29 ID:uM1FYPVB
当時は携帯電話もまだごつくて大きく徐々にコンパクト化していく流れにあった時代である


その頃、カナとはつき合っているとかはなく、帰国したことと
上京することを伝えてある程度だった

専門学校へ行きながらの新聞配達は意外にも自由で楽しかった
これが俺が「遊び」を覚えたきっかけで、当時その集配所にいた
正社員さんと仲良くなったのが元凶だろう

パチンコ・パチスロ、競馬、ピンサロからのぞき部屋、ヘルス、イメクラ、ホテドルといった風俗、
そして一人ナンパからグループナンパまで19歳、20歳は無我夢中になって遊んでいた

遊び場は、近かった事もあって主に上野、お金をかけて思いっきり
遊びたい時には新宿まで出るのがお決まりだった

その他には巣鴨、大塚、鶯谷などの界隈ばかりで
六本木、池袋、渋谷などに行く事はほとんどなかった

そんな生活を続けて気がついたらあっと言う間に時間だけ
過ぎていてカナともあまり会っていなかった

そんなある日、カナのほうから連絡がくる「最近どうしてる?」
といった感じだっと思う

437 :1:2013/06/15(土) 13:29:08.86 ID:uM1FYPVB
俺は元気にやっていたので「元気だよ。」という何気ない会話から始まり、
麻布や六本木、渋谷、原宿など行動範囲の狭かった
俺をいろいろな場所に連れ出し案内してくれた

カナの実家は府中の方だったが職場は麻布あたりにあり
かなり東京には詳しかった
体の関係もあったせいか半分友達半分恋人の気分で
俺達は急速に仲良くなっていったんだ

カナは良く俺の家の方まで迎えに来てくれたりもした

今にして思えば府中から文京区まですごく遠いところから
通ってくれていたことを今となりとても感謝している

そんな感じでつき合いも「ほぼ交際」に近い形ではいたのだが、新聞奨学生も期間が
決められているため俺もそのまま残るか、進学、就職するかの選択を迫られる事になった

結局、俺は新聞配達を続けないで世田谷区の経堂にある飲食店へ就職すると
同時に近くにアパートを借りて移ることにした
カナも通うのに少し楽になったと言った

就職したのは個人の小さい店だったので仕事も大した事は
なく厨房とフロアを行ったり来たりする程度

クリスマスの時期に店主と喧嘩して辞めた

一応、その飲食店を辞めた理由を書いて置くと冬のボーナスが1万円だったからである
言い訳すると、店主より夏の頃から冬のボーナスは期待しておけと言われていた

438 :1:2013/06/15(土) 13:30:34.57 ID:uM1FYPVB
ただ、4〜5ヶ月もすると店主の仕事に対する不誠実さが目につくようになって、
それでも我慢して続けていたのだがクリスマスシーズンが近くなり社員皆で掃除
などの準備を一生懸命していた時にそれは起こった

社員は俺ともう1人、バイトが2人の計4人でその日は
窓の清掃をしていた
バイト君と俺で内側、もうひとりの社員とバイト君が表側
皆一生懸命で何度も何度も水拭きして乾拭きして綺麗にしたんだ

店主はその間も店の奥で寝そべりマンガを読みながら
こんな会話をした
俺 「店長、窓いいですか?」
店主「・・・ん。綺麗になった?」
俺 「はい。」
店主「・・・何回やったの?」
俺 「・・3回・・・ですね?」
店主「ふーん、はじめからやり直して。」
俺 「とりあえず見てから・・・」
店主「・・・チ・・どくせぇな。」

そこで俺は怒れてしまって言い寄った

俺 「皆一生懸命やったんだから見てみろよっ!」
店主「・・・んだぁ!お前。俺に口答えするのか?」
俺 「・・・とにかく

俺が「とくにかく見ろっつてんだこの野郎!!」の「とにかく」まで言いかけた時だった
近くにきたバイト君がこれに気づいて
「すみません星野さん、大丈夫ですよ!もう一回やります僕。」と言った

439 :1:2013/06/15(土) 13:31:21.67 ID:uM1FYPVB
店主は「・・・んだよ。終わったら言って。」
と言ってまたマンガを読み始めた
他の社員ともうひとりは外に居てこれに気がついていない様子だった

俺もまだ若かったし、その時は一旦引いて口のきき方が悪かった
ことについて店の営業が終わってから謝罪を入れた

それから数日してボーナスの支給となったのだが、
上述した通り給料明細に賞与¥10,000と書かれていた

愕然として怒りがふつふつと込み上げてきてキレる寸前
だったが、念のため他の人にも支給額を聞いてみることにする

そしたらもう一人の社員は10万、バイトは大入り5千円もらったって

ちょうどその時に店の奥から店主が出て来て
ヘラヘラとこう言った
「景気悪いから、少なくてごめんな(笑)。」

これで怒りが頂点に達してもう完全に頭が真っ白になるくらいキレて
「ふざけんなよ?てめぇ・・・」
殴ろうと思ったけどそこは抑えた

胸ぐらをものすごい勢いで掴んで睨みつけた
店主は「何だお、お前、お、お、俺に逆らうのか?」って

そのまま店主を壁に思いっきり叩きつけた後で髪を掴んで
顔を上げさせ「お前クソだな」と吐き捨て店を出た

440 :1:2013/06/15(土) 14:33:13.81 ID:uM1FYPVB
「やっちまった」って気持ちで自分に凹んだ

でも、まだ若かったしすぐに就職先も見つかると思って、
カナにも事情を説明して納得してもらった

案の定、すぐに新宿のとあるホテルの厨房に就職が決まり、
とりあえずはそのままのアパートから新しい職場に通う事になる

ホテルの厨房とはいえ仕事が仕事だけにお金も時間もなかった
俺はカナと旅行や遠出をする事もないままだった

今思うとカナに随分つまらない思いをさせていたと思う


20歳前後はこんな感じで生きていた



少し話は逸れるが、俺は留学こそしたものの勉強が大嫌いだったから
大学に行くという選択肢はこの頃薄らも持ち合わせていなかった

同年の人たちは皆大学へ行きキャンパスライフを楽しむ中、それが
俺にはどうでもいい事に見えていたんだ

だけど結局、そういう人達の大勢、数多が今となり日本経済を下支えしている事を
考えるとこの頃の俺は社会から見て価値のない幼稚な人間だったと今にして思う

441 :1:2013/06/15(土) 15:24:28.10 ID:uM1FYPVB
26歳の頃に本を読んだ
「大学は何のために行くのか?」

という問い掛けに対して
「勉強のためでもあるが、いわゆる青年期を迎える前の準備期間のようなものである。」とあった

つまり、自分という人間を形成するためのステップであるという事である

自分はどういう人間でどうなりたいのかを学生生活を通じて学び、
自我の確立(アイデンティティーの確立)をする

それは仲間と共に楽しむこと、喜ぶこと、喧嘩すること、悪さをしてもいい、
そういった経験を通じて行われるものである

だから大学へ行くのはそういうためなのである。と

これを見た時の俺は既に26歳で、
自分にその経験がなかった事、遅くなってそれに気がついた事を悔やんだものである


話を戻すが、新しい職場に馴染むのは早かった

ホテルの厨房ということでそこでは本格的な和食を教えて
学ばせてもらう事になる

出入り業者から給料天引きで30万円もする自分の包丁も購入し、
ちょっとだけ料理人を目指したいと思い始めていた

この頃になるとあまり遊びに行く事もなくなり
カナとのつき合いも長く深くなりはじめていた

442 :1:2013/06/15(土) 15:25:11.84 ID:uM1FYPVB
職場の事を少しだけ書いておく
ここでは本格的な和食を学ばせてもらうことができた

特に料理長、副料理長は高級料亭で修行を積んできている人達であるにも関わらず、
厳しさもあったが何より優しかったというのが今も印象に残っている

彼等は高級料亭を辞め、自分の創作料理をしたいというのが
そこで働く理由だと話してくれた

包丁の研ぎ方から切り方、本来、刺し場、揚げ場、焼き場など何年
もかけて習得する技術も惜しみなく教えてくれた

その技術はどれも素晴らしく本当に尊敬していた

ただ、その頃の俺は若さに任せて朝7時に出社し帰宅は2
3時以降という生活が続いていた

更に帰宅途中で大根を数本購入し、帰宅後はテレビを見ながらでも
桂剥きの練習に明け暮れ、寝るのは2時、3時

職場と家の往復、朝から晩まで日の当たらない厨房にこもっての
生活は当然長く続くものでもない

俺は1年に差し掛かる頃既に限界を感じてしまっていた

443 :1:2013/06/15(土) 15:26:38.72 ID:KzVM3X6F
そしてそんな時に新しい社員が入ってくる事になった
俺は自分の下になるのかな?
なんて期待はいとも容易く崩れ落ちたんだ

新入社員といってもイタリアンでかなりの修行を積んだ経験者
俺なんかより何百倍、料理もうまくて嫉妬した

まぁ、その時の職場では上下関係なんてどちらでも良かったのだが、
それよりもその人が入ったことで若干メニューに変化が現れ始めた

和食厨房であるにもかかわらずイタリアン料理も提供される
ようになったんだ

今になれば職場はホテル厨房であり、メニューの幅が広がる
ことは良い事だと分かる

ただ、その頃の俺は和食を学びたかった一心でやってきたことも
あり朝から晩まで頑張る自分の努力が全て無駄に思えてしまったのだ

こうして俺はその空気にも耐え切れなくなり、
カナにも相談したが、結局1年でここも辞めてしまった

444 :1:2013/06/15(土) 15:27:54.51 ID:KzVM3X6F
そんな感じで人生いろいろな所につまづきぶつかりながら歩いていた
そんなある日、カナは俺の部屋に来ていた

俺は新しい求人雑誌を見ていて、カナが話しかけてきた

カナ「ねぇ・・・?」
俺 「・・・ん?」

カナ「あのさ。」
俺 「うん。ん?どうしたの?」

カナ「うん・・・・んーー・・・」

カナは何か奥歯にものが詰まったように言いにくそうな感じで
俺と目を合ったかと思えば視線を外したりしながら
何か言おうとしているのが分かって俺は求人雑誌を閉じてカナと向き合う

俺 「どうしたの?」
カナ「ぅん・・・ねぇ?将来の事とか・・・聞きたい。」

俺 「・・・将来って?」
カナ「ごめん、何て言っていいか・・・どう思ってるのかなって。」

俺 「どうって?」
カナ「・・・・・んー。わたしもいい年だし、いろいろ考えるの。」

俺 「そうなの?」
カナ「もしその気がないんだったら別れる方がいいと思って。」

445 :1:2013/06/15(土) 15:28:25.30 ID:KzVM3X6F
俺 「えっ!?別れるって?なに、良くわかんない。」
カナ「・・・ぅん。」

俺 「はっきり言ってくれないと?」
カナ「・・・ぅん。・・・こん・・・結婚。」

俺 「・・・えっ!?結婚?」
カナ「・・ぅ・・ん。」

俺 「カナが?」
カナ「えっ・・・?」

俺 「えっ?どういうこと?」
カナ「えっと、私たち。」

俺 「・・・あっ。」
カナ「・・・。」

きっと今の俺ならすぐにカナの気持ちに気がつくことはできたと思う
だけどこの時の俺はフリでもなんでもなく気がつかなかった

カナにつらい事を言わせてしまったと後悔した
同時に結婚を考えた事なんて全くなかったし夢にも思わなかった

カナは顔を伏せて涙ぐんでいた
その様子を見て、また、結婚という言葉を聞いて少し戸惑いがちに話す

446 :1:2013/06/15(土) 15:36:52.98 ID:KzVM3X6F
俺 「・・・ごめん。全然考えたことなかった。本当にごめん。」
カナ「・・・ぅん。」

俺 「だけど、俺にとってカナは初めての人だし、別れたくないと思うし・・・大切だよ。」
カナ「だけど好きとかだけじゃやっていけないと思うし先が考えらないと
   一緒にいるのって違うっていうか・・・」

俺 「ただ、今仕事だってこんなだし、ちゃんと考えるけど。そんな急に結婚とか・・・・分からないって言うか・・・」
カナ「ううん。分かってる。わたしがあの時、誘ったんだし。だから自分の責任だと思ってるし成良のことは好きだから。」

俺  「うん。」
カナ 「後悔もない。だけど私の人生の先のことだから。成良が決めてくれたことを
    受け入れるでいいと思ってるの。」

俺 「つまり、別れるか結婚するか?ってこと・・・だよね?」
カナ「・・・ぅん。まぁ・・・そんな・・・はっきり・・・うん。まぁ。・・・・そう・・・かな。」

俺 「・・・そっか。・・・ちゃんと考えるよ。仕事のこともあるからさ。
   まぁ、でも別れる気もないし、一緒にはいたい。」

実に軽薄だったと思う

人の人生を背負う「覚悟」や相手と向き合う「誠実さ」の微塵もなかった
結婚ということがどれほどに人生の中で重く、重要なことであるのかを俺は理解していなかった

俺はこの後、一緒に生きていくカナの事を考えた訳ではなく
カナと離れた後の自分を想像して、自分にとって都合のいい答えを選択した

俺はこうして結婚を了解した

447 :1:2013/06/15(土) 15:46:33.29 ID:KzVM3X6F
そして俺たちは互いの両親を引き合わせて、
婚姻届に捺印して夫婦になった


結婚式もない、指輪もない、周りから見たら何もない“ごっこ”のような結婚だった

ただ、俺たちは形に拘らない誠実な中身ある結婚であると
思いたかったのかもしれない

その実態は実は空虚で儚いものだとはこの時はまだ知らず



仕事はとりあえず入籍前に営業の仕事をすることに決めた

これからは所帯を持つし、先のある仕事にしようそう思って
営業の道を選んだ

新居は京王線沿いの下高井戸に移し、そこで
俺たちは結婚生活をスタートさせた

俺とカナもちろん共働きで

448 :1:2013/06/15(土) 15:47:15.89 ID:KzVM3X6F
新婚生活の日常は何かが特別に変わるものではなかった


俺はカナよりも仕事の帰りが遅かったので、
夕食を作って待っているのがカナの日常だった


ただ、いつも週末に来ていたカナが毎日家に帰ると居る


たったそれだけなのだが食事や洗濯などの苦も無くなった
俺にとってそれはうれしいと感じる日々だった


だが、本当に失礼な話になるが、それ以外にカナと何をして、どんな生活をしていたのか
俺は良く思い出すことができないんだ

449 :1:2013/06/15(土) 16:07:35.61 ID:KzVM3X6F
だから少しばかりだが日常で思い出せる範囲のことを書こうと思う

その頃、俺は先々役に立つと思いカナからパソコンを
教えてもらう事になる

ブラインドタッチやエクセルの練習をした

当時はまだパソコンが一般家庭に普及する前だったこともあり
たまにネットでチャットやICQなどをしたりするのが俺の趣味に
なっていったような気がする

そして仕事は決して順調というものではなかった

だが共働きということもあり普通に生活はできていて
それでもカナは幸せだよと言ってくれていた

それといつの頃か思い出せないのだが、勤めていた先が急に事業をやめることになり、
関連のあった会社の営業としてそちらに移籍ということになったんだ

会社の場所は府中市、カナの実家があるところ
そう、「けい」と出会うきっかけとなった会社でもあり木村と知り合ったのもここである

不安はあったが働き先があればどこでもいいと思って
いたのでこの決定に何ら問題はなかった

仕事が始まると俺の性に合っていたのか、営業成績は常に
トップで40万〜60万の給料が貰えるようになった

生活は一気に楽になり、またカナの実家へ行くにも、
通勤にも便利だったのでこの際車を買うことにした

450 :1:2013/06/15(土) 16:09:50.38 ID:KzVM3X6F
初めて買ったマイカーはホンダのオルティアというスポーツタイプのステーションワゴンだった

この頃はまだ木村とナンパをするという事もなく仕事もしっかりやって
普通に帰宅していくできた旦那という感じだった

毎日がそこそこに楽しく感じていられたと思う





そしてカナとの関係が悪化し始めたのは、年の瀬に差し掛かる頃だった

俺は変化しない日常で、周りの人達の楽しそうな様子を聞いて
少しずつ羨ましさを覚えるようになっていった

カナはそんな俺の様子を察していたと思う
まだ若くしてこんな年上と結婚してくれて、ありがとうと言うようになった

だから友達と遊んだり、本気じゃなければ女の子とも遊んだっていいんだよって

俺にいろいろな経験をして欲しい
私は私のところに帰ってきてくれるだけでいいんだから。と。

だけど俺は分からなかった。何でそんな事を言い出すのか?
俺はカナの事は好きだったし友達が羨ましく見えても、
決してカナの言うように遊んだりすることはなかった

だから、そんなカナの優しさは俺をイライラさせた

451 :1:2013/06/15(土) 17:11:42.66 ID:WI2s8Q64
今思えばそれはカナの精一杯の強がりだったんだ
普通に考えればそんな事言いたくもないはずなんだから

毎日、俺を待つ時間にあるたくさんの不安から
何事もなく帰ってきたときの安堵感や安心感
それらが交互に打ち消し合ってカナを支えていたんだと思う

だけど徐々にそんな優しさも逆に俺には重荷に感じていく

更にカナへの態度も冷たくなり、友達と外で食事をすることも増えた

家に帰宅すると洗い終わった1人分の食器を見て
何か切なくて胸を突き刺す感じだった

俺だって当然カナの事は好きだった

でもカナを好きという気持ち以上に俺は好きとかも良く
分からなくなってしまったんだ

ましてカナを一生懸命育ててきたカナの両親の事を思えば
思うほど俺はカナを幸せにしてあげたいとも思う

カナとずっと一緒に生きていくとはどういう事なのか
きっとカナじゃなくてもそう思ったと思う
でもそれすらも分からない状態になっていった

そして少しずつ俺たちの関係はおかしくなっていく
いや、俺だけがおかしくなっていったんだ

452 :1:2013/06/15(土) 17:14:01.23 ID:WI2s8Q64
でもカナにはそんな俺の心を悟られないように精一杯
俺という人間を演じていた

そしてカナも俺に対する態度が変わる事はなかった
最後に私のところに帰ってきてくれればいいよ

そんな優しさは偽善で、俺もカナに対して偽善でいったいどうしたらいいのか、
何を言えばいいのか若かった俺には分からなくなっていた

言葉数も減っていき、俺はカナが度々にそんな事を言い出すとイライラが止まらなくなる
子供扱いなのか?とクソッと思うことや「妻帯者」という鎖も何もかもから解放されたくなっていった

そして徐々にカナとのセックスも減っていく
俺は疲れたとかそんな適当な理由を作って

もしもあの時の俺が今の俺でもっと大人であったなら家族を作っていただろう

ましてや結婚という重大な結論をそんな簡単には出していなかったと思う




恋人達や新婚夫婦が良くする夢の話
子供は3人がいいよね
女の子は絶対に欲しい

俺は、俺は、家族なのに、夫婦なのに、こんな会話ひとつ
させてあげられなかったんだ

453 :1:2013/06/15(土) 17:15:05.67 ID:WI2s8Q64
新年を迎える頃は会社が休みで一緒にいると
至って普通に笑っていられた

それがいつもの2人なんだという感じで

だけどそれも束の間で、その日より1週間くらいしての事だったと思う

俺はその日、仕事の帰りに友達の家に招かれ駄弁ったり
ゲームしたり適当な話をしているうち時間を忘れて
気がついた時には22時を過ぎてしまっていた

カナに連絡するのを忘れていて、随分心配かけたと
正直申し訳なく帰宅して謝った

だけどカナは泣きながら言った
「友達だったら気にすることないよ」
「私のところに帰ってきてくれただけでうれしいよ。」
泣く程なのにそんな事をいうカナに正直胸が苦しくなった

そしてこの事で俺は、カナに疑われている、信じてもらえていない
という間違った解釈へ勝手に結びつけていくこととなる

それが契機となり、家に帰るのが苦痛で2〜3回くらい
そういった行為を繰り返し、カナからかかってくる電話を無視したりもした

それでもちゃんと帰宅してカナに謝るのだが、同じような事を
繰り返しもうどうでもいいような気持ちになっていた

454 :1:2013/06/15(土) 17:19:52.28 ID:WI2s8Q64
それからまたほどなくして俺は趣味だったチャットの
オフ会に招かれる事になる

オフ会というのは初めてでとにかく気分転換になれば
と思っていたので別にやましい気持ちもなかった

カナもいいよと言って心配してなさそうだったので
何も考えずに出席した

オフ会ではHNが誰なのかを予想して話しかけたりして、
いろんな人と仲良くなって、何か青春を取り戻したような
楽しいひと時だった

オフ会が終わって翌日、特に仲良くなった人にお礼を兼ねてメールを入れた
女性には多少の社交辞令を含めて、
「とても綺麗な方で驚きました。すごく楽しかったです。またチャットで話しましょう。ありがとうございました。」
「昨日はお話していてとても楽しかったです。また遊びたいですね!」
この程度ならと軽い気持ちでメールを送った

驚いたのは、その翌日のお昼くらいだった
その方々を含めた怒りのメールが届いた

全て覚えていないが、大体こんな内容だったと思う
「何なのあのメール?最低。もうメールしてくんな。」

その後もチャット以外の友人からもそんなメールが届いた
そのほとんどが女性だった

455 :1:2013/06/15(土) 17:49:53.58 ID:WI2s8Q64
俺は事態が呑み込めず、分かってくれそうな人に
頼んでどういうことかを聞いたんだ

直ぐにメールは転送されてきた

転送してもらったメールを見て俺はかなり引いた
「馬鹿な女だね。俺は既婚者なのにまんまと
 騙されて。楽しく遊ばせてもらったよ。」
そんな内容のメールだった

送り主は俺のメールアドレスになっていて
それがカナだとすぐに分かった

俺はその日の朝を振り返り、カナに変わった様子は無かったが
今日は何時くらいになる?というカナに対して冷たく「分からん」
と突き放したことを思い出す

カナも仕事に行っている時間帯なので出るはずもないとは
思っていたがひとまず俺はすぐ家に電話をしてみる

カナは携帯を持っていなかったので、とりあえず仕事が終わるまで
時間が過ぎるのを待った

仕事が終わりすぐに電話をかけてみたが、
やはり誰も出ることはなかった

とにかく焦って家に戻る
勝手にメールしやがってという怒りもあったが、もしかして自殺とかは
無いよな?と、心配は徐々に不安へ変わっていった

456 :1:2013/06/15(土) 17:54:25.32 ID:WI2s8Q64
駐車場に車を停めて俺はすぐに家に走る
外から見て部屋の明かりはついていなく鍵は掛かっていた

慌てながら家の鍵を開けてすぐに中を確認する
いつも笑顔で迎えてくれたカナの笑顔、人の気配は微塵もなく
部屋冷たく静まり返り、そこに暖かさはなかった

俺はすぐにカナの実家に連絡するがお義母さんから
帰っていない事を知らされる

何かあった?という言葉でカナは実家に何も言っていないことを察し、
「いえ、大丈夫です。」と言って電話を切った

突然のことに不安が押し寄せる

メモはなく、家の中をキョロキョロとして不意に
閉じられたノートパソコンが目に入った

そして昼のメールの事を思い出してパソコンを開いて俺は急いで
ノートパソコンの電源を入れようとカバーを開けて驚いた

液晶が割られていた

投げつけたのか踏みつけたのか叩き割ったのかは分からないが
昨日まで、今朝まで、その普通だったパソコンの液晶に入ったひび割れは、
まるで俺達夫婦の関係に入った割れのようにも見えた

457 :1:2013/06/15(土) 17:59:32.51 ID:WI2s8Q64
それを目の当たりにすると怒りと一緒に切なさも込み上げて来て
もう何が何だか分からなくて胸が張り裂けそうになった



カナはきっと泣きながら、怒りと、苦しみと、切ない気持ちをひとり抱え込んで
どんな気持ちでこれを打っていたのだろうって思った


そして、もしもカナが無事に帰ってきたなら俺はカナのため、自分のため、お互いのために


この日、この時、この瞬間に俺は別れを決意した


言い訳なのは分かっていた
心の奥底ではもう自由になりたかったんだと思う

幼稚で最低だったんだ、俺は



これはカナの最後の仕返し

焼きもち?嫉妬?カナは大人の女性を演じていた事に俺はそこで初めて気がついた

本当は大人とか子供とか関係ない
ただ、一人の女として、人間としての当然な感情
自分に気を引くための最初で最後の行為
カナからの連絡がないまま2日が過ぎていった

458 :肉茎平均:2013/06/15(土) 18:41:37.45 ID:kIRC79dH
カナちゃんかわいそうだな
今までの女の中で一番感情移入したわ

459 :1:2013/06/15(土) 19:17:59.37 ID:WI2s8Q64
>>458
乙デス´ω`)ノ  今日もアリガトございます(´;ω;`)ウレシス

今日マダ終わらないでつね

↓↓↓↓続けます↓↓↓↓

連絡がとれないのではどうしようもなくカナの実家に何と言えば
いいか分からず俺は何もできないでいた

それと同時にカナが過ごしていた時間が、俺の帰りを待っていた時間
がこういうものだったんだと静寂が教えてくれていた

テレビでもつけて待ってりゃ良かったのにとも思ったが
そんな気にもならない事も分かっていた



あの日、ただ静まり返る部屋の中で、開いてはいけないと思いつつ
パソコンを開いた時、カナは何を思ったんだろう



そしていよいよ捜索願いをと思った3日目になり、
電話でようやくカナに連絡がついた



第一声は「ごめんなさい。」だった

460 :1:2013/06/15(土) 19:21:47.57 ID:34rqD9vq
俺 「・・・・・うん。まぁ・・・わかっ・・・た。」

カナ「・・・ごめん。」

俺 「・・・今日はすぐに帰るよ。」

カナ「・・・はい。」


自宅に戻るとカナは荷物をひとり静かにまとめている

夕食は作ってくれてあり、カナは荷造りの手を止めて
「おかえり。とりあえずご飯にしよっか?」
いつもの笑顔でそう言って夕食の準備をはじめた

俺は「うん。ありがとう。」とだけ言った

俺の心は迷っていた
やっぱりカナのいる生活は平和で平穏で安らぎがある
だけどまた同じ過ちでカナを傷つけてしまう、カナをまた苦しめてしまう

一緒にいたい気持ちと別れたい気持ちが交錯する

「別れ」というのは始めるより苦しく難しいものだと思った

何事もなかったように夕食を食べながら
この3日間について話し合う

461 :1:2013/06/15(土) 19:22:44.68 ID:34rqD9vq
俺 「カナ、とりあえず・・・ごめん。」

カナ「・・・わたしも、ごめん。」

俺 「・・・荷物」

カナ「うん。わたしたちもうダメだと思って。待ってるの疲れちゃって。はは(苦笑)」

俺 「あのさ。」

カナ「・・・はい。」

俺 「何であんなメール送ったの?」

カナ「・・・うーん・・・仕返し?」

俺 「なんの?」

カナ「・・・分かんない。」

俺 「あれはさ・・・まだ・・・ちょっと・・・許せない。っていうか。」

カナ「・・・やっぱ我慢できなくてさ。」

俺 「はぁ?」

462 :1:2013/06/15(土) 19:25:51.39 ID:34rqD9vq
カナ「・・・淋しかった。私の事・・・奥さんいるって事黙って、あんなメールしてるの見ちゃって。
   勝手にいけない事なのに・・・でも見ちゃってムカついて。」

俺 「・・・でもやましいことないし、社交辞令というか、わざわざ俺から言う必要とかないと思って。」

カナ「・・・違うの。ごめん。」

俺 「・・・うん。」

カナ「私ね・・・成良のはじめてが私だったこと本当にうれしい。」

俺 「・・・うん。」

カナ「だけどね、私はその分、成良がやりたい事とか、
   私がいなければできる事を成良にさせてあげられてない。」

俺 「・・・そんなこと。」

カナ「だから私ね、私は年上だから成良よりいろんな経験してきたし、
   私が我慢すればいいの。」

俺 「・・・。」

カナ「私が我慢すれば成良がやりたい事も・・・私以外に女の子と遊んだっていい。」

俺 「・・・。」

463 :1:2013/06/15(土) 19:27:01.02 ID:34rqD9vq
カナの頬を涙が伝っている
そしてどんどん溢れてくる

カナが泣いている所なんて見た事がなかった
だから俺は言葉を出すことすら出来ずにいた

俺はカナの言葉をただただ黙って聴くしかなかった

カナは決して強くないのに、声をあげて大泣きしたいはずなのに
そのひと言ひと言は重くしっかりと語られていく

ぽろぽろぽろぽろと涙が溢れてくるのにカナはしっかり話すんだ

カナ「成良にはいっぱいいろんな事を経験して欲しいと思ってたの。本当に。」

俺 「・・・。」

カナ「ただ・・・ただ・・・でもね。」

俺 「・・・。」

カナ「最後に私のところに戻ってきて欲しい。それだけで良かったの。」

俺 「・・・ごめん。俺はそれが重くて・・・。ごめん。」

カナ「・・・。」

俺 「・・・それはそうと・・・み、みっ、3日間・・・どこに?」

カナ「友達のところ。」

464 :1:2013/06/15(土) 19:28:18.29 ID:34rqD9vq
俺 「・・・自殺とか・・・心配したんだぞ。」



カナ「・・・考えた。」



俺 「えっ・・・。」


カナ「でも成良とちゃんと話したかったし。迷惑かけると思って。」


俺 「・・・ごめん。あの・・・さ・・・うん。」


カナは膝に置いた手をギュッと握りしめてうつむく

その握られた手と膝の上にポタ------ポタ----ポタ---ポタポタ
と大粒の涙が落ちていくのが分かった

少しの沈黙の後、カナは顔を上げて思い切ったように言った

カナ「ねぇ!・・・・・・・」

俺 「・・・・ん?」


カナ「私、出ていくね!!(笑) 決めた!!」

465 :1:2013/06/15(土) 19:30:36.66 ID:34rqD9vq
俺は引き止めるべきなのかどうすればいいか
分からなくなった

そしてカナの両親の顔が浮かんできて
「たった1年で離婚」とか「合わせる顔がない」とか
めちゃくちゃかっこ悪いことばっかり考えていた

そして口をついてでた言葉も最低で俺は

俺 「ちょっと待てって!?カナが出ていくくらいなら俺が出ていく。」

カナ「・・・・・・・・そっか。」


俺 「・・・・・・ああ。」





カナ「・・・ぃんだね?・・・引き止めてもくれないんだね?」


俺 「あっ・・・・ご・め・・ん。」



カナ「ははっ(笑)。うん。いいの。分かってた。」

466 :1:2013/06/15(土) 19:33:11.45 ID:34rqD9vq
俺 「・・・カ・・ナ?」

カナ「でも、私もここにはいられない。」




カナ「少し離れてみてさ、成良の気持ちが戻るかどうか待ってみるね。」


俺 「・・・あ・・



カナ「戻らなかったら戻らなかったでいいから。」


俺 「・・・うん。その無・・理だったら?・・・ごめん。」

カナ「はは。ううん。私がそうしたいだけ。」

カナは洋服の裾で涙を拭いてぎこちない笑顔で笑ってみせた
精一杯、年上の女性を演じながら

俺 「・・・カナ。」

カナ「さ!ご飯・・・食べよっか?」

俺 「えっ・・・あ・・・うん。」

467 :1:2013/06/15(土) 20:27:25.19 ID:34rqD9vq
カナ「あっ、お醤油とってくるね。はは。」

俺 「あっ・・うん。」

カナが席を立ってその後ろ姿を見て俺は思い出していた
洗い終わった1人分の食器を見た時に感じた切なさとその光景を

今日、カナは台所に立って2人分の食事を作っている時
どんな気持ちだったんだろう

たった数日食卓を一緒にする事がなかっただけなのに久しぶりに感じた

カナはせめて今日だけは楽しく食卓に楽しい会話を飾る事ができたら
と思っていたんじゃないかって思った

2人分の食事を作る幸せ
いつか3人分になって、余裕があれば4人分・・・

幸せな夫婦や家庭にはきっと毎日食卓を飾る会話があるはずで
きっとカナもそんな家庭に育った

ごくごく普通な家庭でそれを見てそんなありふれた幸せなんだって
ただそうなりたかっただけなのに俺はそれすら与えてあげられなかった

468 :1:2013/06/15(土) 20:30:12.90 ID:Sv5H0nxp
そして食べ終わって俺がお風呂に入っている間に2人分の食器を洗う
ことでさえカナにとっての幸せだったんだと思う

この日、俺はちゃんとカナのために食卓を飾る会話をして
あげられただろうか、ちゃんと出来ていただろうか



はい、お醤油♪ かけすぎないでね?




俺 「あ、ありがとう。」
カナ「ねっ?これ美味しくできたの。食べてみて・・・
俺 「・・・ああ。美味しいよ。いつもありがとう・・・
カナ「本当に心配かけてごめ・・・・・・
俺 「でもホント心配したん・・・・・・・
カナ「心配してくれたのはうれし・・・・・ふふふ・・そうなんだ・・・
俺 「電話もないと不便だな・・ははは・・・カナも・・・えー?・・・
カナ「今度携帯とか見に・・・ねぇ・・・成良が使っ・・・えっあはは。・
俺 「いいと思・・・うだね。・・・新宿行・・・ははははは

その日は久しぶりに昔話に花を咲かせながら夫婦らしい
会話をして笑いあった

469 :1:2013/06/15(土) 20:45:19.75 ID:Sv5H0nxp
年上だったカナは会話をちゃんとリードしてくれていた事や
雰囲気をちゃんと“夫婦”というものにしてくれていたんだと
いう事を今になって思う

その日の夜、少しずつだがお互いに荷造りを始めた

翌日から俺は会社の空き時間を使ってアパートを探した
会社のできるだけ近くにしようと思っていくつかの不動産を回る

そしてちょうど多摩市のほうに2DK駐車場付6万という
物件を見つけその日のうちに契約した

出ていくなら早い方がこれ以上カナを傷つけなくて済むだろうと思っていたから

家に帰り、カナに報告をする

ほんの一瞬だったけど淋しげな表情になり、ひと言だけ悲しげな声で「そっか。」とつぶやいた

そしてすぐに笑顔に戻って荷造りを進める
そんなカナの小さな背中、後ろ姿が切なくて胸を締めつけた

家財はできる限りカナが困らないように分配した

俺の荷物は意外に少なくてステーションワゴンに乗せて運べる程度にして
後はカナがいらないものの処分を手伝った




それから1週間程して俺は家を出た

470 :1:2013/06/15(土) 20:50:41.43 ID:Sv5H0nxp
新しいアパートに移り初めての夜を迎えた

カナがいないアパートは広く、静かでただただ淋しい
当然のように眠れるはずもなくカナが気になり深夜になって電話する

しかしいくら鳴らしても電話には出ない
俺はすぐにアパートへ向かってみた

いないことは分かっていたのだが、やはり心配になった

やはり俺との思い出やこれからの不安、あの家にカナを残して
出るのは間違っていた、そう思った

だけどそれとは別にたぶん友達のところだろうという思いもあり、
その日は家の前に車を停めてその晩を明かした

その日カナが帰ってくることはなかった

翌日、仕事の合間に電話したらカナは家に戻って
ちゃんと荷造りを進めていた

昨晩の事、やはり眠れずあそこにいるのはつらくて
友達に泊めてもらっていたことを聞いて安心した

471 :1:2013/06/15(土) 20:57:33.77 ID:Sv5H0nxp
ここまで心配になるのにどうしてもカナとやり直そうと言えない自分がいた

どうしてもやり直そうと言えない自分に腹立たしさと苛立ちを覚えた

そしてこのたった1週間程度の間で俺たちの生活は180度変化
してしまったんだという実感も徐々にだが押し寄せてきていた

寒い1月の第2週から3週あたりの頃の出来事だった





それからカナから俺に連絡が来たのはその1日〜2日後で
新しいアパートが決まったという連絡だった


俺は引っ越しを手伝うことにする
イギリスで引越しを手伝った事を思い出す

何かの作業をしていれば2人とも悲しい事が和らいだ気がしていた
そんな事も会話の中で口にした

そして、カナのアパートに運び、部屋を見せてもらう
カナのアパートは前にカナが前に住んでいたところよりも少し狭かった

472 :1:2013/06/15(土) 21:01:17.54 ID:Sv5H0nxp
広い部屋よりこじんまりしていたほうが掃除も楽だし広いのは淋しいと言う

俺 「カナはこれからどうするの?」

カナ「仕事してお金貯めてまた旅行とか行こうかな。」

俺 「うん。」

カナ「もうすぐ誕生日だったね。」

俺 「あっ、そうだね。今年は淋しい誕生日だ。(苦笑)」

カナ「お祝いする?」

俺 「いや、カナを惑わしちゃうから・・・いいよ。」

カナ「うん。分かった。ごめんね・・・ねぇ、しばらく離れてみてって言ったこと?
   良く考えてね。私も考える。」

俺 「あぁ、でも何かあったらすぐ連絡しろよ!やっぱり結婚したくらいなんだから心配だし。」

カナ「もう、そんな揺らぐこと言わないで。」

俺 「ん、・・・ごめん。」

そう言ってカナのアパートを後にする
カナは必至に前を向こうとしていた
もちろん俺が戻るかもしれないという望みも持ちつつ

こんな男を待つなんて言うなよ!本当に・・・本当に・・・ごめん

473 :1:2013/06/15(土) 21:44:41.13 ID:Sv5H0nxp
すみません、乙かれ様でつ(´;ω;`)


ああ、今日、終わらせなければと思っていたのですが、
ちょっと間に合わなくて・・・すみません( TДT)


今日も本当に、本当にありがとうございましたm( _ _ )m


あと少しなので月曜日には絶対完結したいと思います
いえ、させなければいけないのでとにかく頑張ります


本当にこんな話にお付き合い頂いている皆様には日々感謝しています゚(゚´Д`゚)゚


なぜこれを書いているか、そして書いている時の気持ち、その気持ちの変化なども
完結させて最後にちゃんと感謝と共にお伝えできればと思っています

今日も乙かれ様でしたm( _ _ )m

474 :p2-user: 800654 p2-client-ip: 175.136.217.107:2013/06/16(日) 00:29:01.79 ID:vipRBMGl
もうちょっとながやったら、頑張られ~

475 :1:2013/06/17(月) 08:10:02.20 ID:SUZ+XtLM
´ω`)ノおはようございます

今日は終日時間をとりました

とにかくラストスパートかけていきます

お願いしますm( _ _ )m

>>474
鰺サンクソ*:・(*-ω人)・:*

>「・・・ながやったら、頑張られ」って うはwwwおまい萌ゆるwwwおっきしそうだぁ

言ーてた!・・・ハァ(*´д`;){マジでナツカシーナー


続きですが、すみません、先に漏れ抜け、修正箇所先にいれておきます

476 :1:2013/06/17(月) 08:11:31.01 ID:SUZ+XtLM
(抜け補完)

459
第一声は「ごめんなさい。」だった
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
俺は怒鳴った
俺 「カナ!!!!!お前!!!???」
カナ「ごめん・・・怒鳴らないで・・・」
俺 「今どこだ!!!!?」
カナ「・・・い・・・え。家。」
俺 「・・・・・・ハァ。(溜め息)」
カナ「・・・ごめん。」
俺 「・・・ちゃんと話そう?」
カナ「・・・はぃ。」
俺 「なんであんな・・・?」
カナ「何でじゃないよ!!!!」
カナは少し声を荒げる
俺はいつも温厚なカナが声を荒げた事に少し驚き溜飲はすぐに下がった
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
460
俺 「・・・・・うん。まぁ・・・わかっ・・・た。」

477 :1:2013/06/17(月) 08:12:23.16 ID:SUZ+XtLM
(修正)

463 自分:1[] 投稿日:2013/06/15(土) 19:27:01.02 ID:34rqD9vq [4/8]
カナの頬を涙が伝っている
そしてどんどん溢れてくる

カナが泣いている所なんて見た事がなかった
だから俺は言葉を出すことすら出来ずにいた



カナが“こんなに”泣いている所なんて見た事がなかった
だから俺は言葉を出すことすら出来ずにいた


本当にすみませんでした。

↓↓↓↓それでは次から続きです↓↓↓↓↓

478 :1:2013/06/17(月) 08:16:07.26 ID:SUZ+XtLM
それから数日して下高井戸のアパートを引き払う日になる
その日、カナの同席はなかった

そこにはもう家具もなく綺麗になった部屋の中に俺は立った

そこはまるで俺達夫婦が存在していなかったんだと告げられて
いるかのような静けさの中、手続きは淡々と進められ間も無く終わった

管理業者のどちらかもっと大きな所へお引越しですか?という質問に
「ええ、まぁ」とだけ苦笑いで返した

カナと過ごした思い出も日々も何もかもを断ち切るような気持ちで
俺はアパートを後にする

そしてそんな俺の気持ちは戻りそうにない、いや戻ってはいけない事を
決意して俺はカナに会いに行った

俺 「・・・カナ、今日アパート引き払ったよ。」
カナ「・・・うん。」

俺 「敷金、礼金はカナの口座に・・・」
カナ「うん。入ったら連絡するから半分取りに来てね?」

カナは何でこんな時まで俺を責めないでいるんだ
俺はカナのこういう性格が、暖かい性格や穏やかな暮らしも捨てて俺は何で、何をしたいんだって、
カナの泣き顔も笑い顔も全て捨てて俺は何がしたかったんだろうって思う

479 :1:2013/06/17(月) 08:18:09.31 ID:SUZ+XtLM
だけど、だけど戻れない
カナと居る事がもう無理だったんだ
カナは俺みたいなヤツよりも相応しい、本当に相応しい人と幸せになって欲しい
そう思ったから、もちろん今でも心からそう思っている

俺 「いや、少しでもカナの生活の足しにして。あと、またお金入れるから」
カナ「・・・ううん。いらない。」

俺 「でも・・・?」
カナ「しばらく離れてみてっ気持ちがって言ったこと考えてね?」

俺 「戻らないかもしれないし、だからそれでもちゃんとお金は?」
カナ「ううん。もし気持ちが戻らなくてもお金はいいの。」

俺 「そういう訳には。」
カナ「私は成良にたくさんのものをもらったよ。子供もいなかったしね(笑)」


俺 「・・・カナ。」


カナ「今はね、今はわたし一人が生きられる分だけでお金は十分だよ。」



俺 「・・・カナ。じゃあ、口座だけは教えといて。」

カナ「・・・分かった。でもまだ若い成良には将来があるんだからお金の事は本当にいいから。」

そう言って笑った

480 :1:2013/06/17(月) 08:31:10.21 ID:SUZ+XtLM
カナの笑った顔とカナの言った言葉に俺は、
涙が溢れていつまでも止まらなかった


そして1〜2日後にカナの実家に出向いた

カナの両親に会ってすぐ開口一番、俺は土下座で謝罪した

その時の言葉は憶えている

「こちらこそ、ありがとう成良君。
 君はまだ若いのにカナのために人生を分け合ってくれたことに感謝している。本当にありがとう。
 カナはまだ君の気持ちが戻ることを待っている。しばらく離れてみるのもいいと思う。
 だが、もし戻った時にはまた一緒になってやってくれ。」

この両親の言葉に俺は涙が止まらなかった
その場で号泣してしまった

「あの・・・あ゛の・・・ほん・・・んっ・・・・ほんと・・・・・・・う・・・にすみ・・・・ずびませんでした・・・
 カナを・・・・・・カナを しあわせに・・・・・・・するどいっで・・・・でき・・・でぎなくで・・・
 すいまぜんでじた!!」

俺はこれだけの事を言うのに何分、何十分使ったのか分からない
文字数にすればたったの50文字もあるか無いかの言葉

何も考えず、何も考えられず溢れてくる涙はまるで俺の心から溢れてくる謝罪の気持ち
現れであったかのようだった

カナは静かな涙を頬に伝わせ、瞳を閉じる事なく真っ直ぐこの光景を見ていた

481 :1:2013/06/17(月) 08:35:00.10 ID:SUZ+XtLM
ご両親はどんな顔をしていたから今でも分からない
顔を見ることができなかったから
ただただ謝ることしかできなかった


それから1週間程してカナから連絡があり、
やはり一度離婚することにしようという話になった



小雨煙る日の午前、カナのアパートにいた

カナ「いろいろ考えたけど、やっぱり一度こうしたほうがいいと思って。」

俺 「・・・うん。」

カナ「わたしから押すね。」

俺 「・・・うん。・・・ごめん。」

カナ「ううん。何か1週間たったらすっきりしてきちゃった。だから・・・いいの!もう」

俺 「何かあったらいつでも・・・

カナ「連絡しないし、連絡もしないで。期待しちゃうから・・・」

482 :1:2013/06/17(月) 08:36:42.23 ID:SUZ+XtLM
離婚届に押印した
カナは旧姓に戻る欄にチェックを入れていた

そして、そのまま世田谷区役所へ向かった

雨はだんだんひどくなっていた

俺たちが婚姻届をもらった場所、今またその場所で
今度は離婚届を持って立っていることは不思議な感じだった

あぁこうして終わっていくんだと思った



職員の人に離婚届を渡す
「はい。今日はどうされました?あっ・・・はい・・・お預かりしますね。
 問題なければそのまま受理されます・・・ご苦労様でした。」



あっけないものだった

483 :1:2013/06/17(月) 08:39:21.54 ID:jpOb3vBo
市役所から出てお互いに別々の傘を差して立ったまま向き合う


俺 「じゃあ・・・・・・・元気で。」

カナ「うん・・・元気で。」

俺 「大丈夫か?」

カナ「分からない。でも・・・でも・・・・やっぱりしばらく離れてみて成良の気持ちが
   戻るかどうかもう少し待ってみる。・・・・・・・・・・・・・・戻ったら連絡して。
   戻らなかったら戻らなかったでいいから。」

  「私はあなたを愛してる・・・・・・・・今までありがとう。」

俺 「俺は・・・」


カナ「いいの。言わなくて。」


そう言ってカナはにっこり笑った


彼女のほうが少し早く、俺が少し遅れて互いに背を向ける


別々の人生へ歩きだした瞬間だった

484 :1:2013/06/17(月) 08:41:34.50 ID:jpOb3vBo
そして俺は24歳の誕生日を迎える

その後、カナに連絡を取ることはなく、
カナからの連絡もないまま時は流れて行った


あれから13年が経つがカナは今どこで何をしているかも分からない

年上でいろいろな事を知っていて、いつも俺の事ばかり優先して気遣って優しい女性だった


俺の初めての人だった







再び時は2009年の6月某日・・・・・・チサと車内での会話の続きに戻る




チサ「・・・そうだったんだ。」

俺 「・・・うん。」

485 :1:2013/06/17(月) 08:57:57.01 ID:jpOb3vBo
チサ「・・・。」

俺 「まぁ、今時そんなに珍しい事でもないんだけどね?
   熟年離婚する夫婦だってあるくらいだから。」

チサ「まぁ・・・そうだね。」

俺 「それで・・・チサのことも聞いていいかな・・・?
   予測はあるんだけど。」

チサ「え?・・・うん。」

俺 「何となくだけど分かるっていうか・・・
   
   ・・・子供・・・とか?」

チサ「あ、う〜ん、近い・・・かな」

やっぱりという予測とチサの「近い」という言葉で直ぐに「いる」という訳ではない事は分かった

チサは続ける

チサ「私ね、昔つき合っていた人との子供ができたことあるんだけど、流れちゃって・・・
成良君とこの間キスしちゃって、やっぱりちゃんと私っていう人を理解してからじゃないと踏み出せないの。」

俺 「そうだったんだ。ごめん。焦ってたね、俺。」


チサ「うん。焦ってたのは分かる。だからあんなに展開が早いと気持ちが
   追いつかないっていうか・・・すごくいいなって思ってるのは本当なの。」

486 :1:2013/06/17(月) 09:33:01.85 ID:jpOb3vBo
俺 「ありがとう。」

チサ「だから、もう少し時間もらえないかな?」

俺 「・・・っていうと?」

チサ「うん・・・しばらく会わない。電話もメールもしないで離れて良く考えたいんだけど。」

俺 「・・・うん。分かった。じゃあ、一応、俺の話も聞いといて。」

チサ「えっ?うん。」

俺 「俺、チサの話聞いて、想像していたより聞いて何て言うか・・・・
   うーん、大丈夫だって思った。子供のこと悲しかったと思う。

   だけど俺はチサと何て言うか前を向いて歩いていきたい。そう思ってる。
   だから、もし、もしチサの考えが整理できて再スタートになるのかな・・・?

   できるなら一緒にお参りに行こう。

   もしかしたら今いたかも知れないチサの子供に報告しに行こう。

   だから、チサの考えがまとまるまで待つね。」

そう言ってチサを送り届けた

487 :肉茎平均:2013/06/17(月) 09:37:45.98 ID:anIL6SFJ
登場人物が多過ぎて誰が誰だかわからなくなってきたな

488 :1:2013/06/17(月) 09:55:03.70 ID:jpOb3vBo
俺も焦り過ぎていたことを反省したし、
何よりチサの意思を尊重することが一番だと思ったから

ただ思っていたより俺は穏やかで、「けい」の時のような激しい
愛情も「ユウ」の時ような心のざわめきも込み上げてくるものもなく

もしかしたらこの先そういった感情は出てくるのかも知れない

だけど、いろいろな経験から学んでどこか大人に
なっていたのかも知れない、そう思う事にした

そんな感じで俺の過去について、チサの過去についてお互いの報告が終え
1週間程しての事

チサからメールがきた
「成良君、久しぶりでごめんね。今度の土曜日予定ある?」

返信「大丈夫だけど、どうしたの?」

「花火大会行かない?」

返信「ホント?行く!実は地元の花火大会行ったことないから
   チサと一緒ならうれしいよ!電話していい?」

「分かった〜♪」

1週間ぶりにチサに電話して花火大会の事を決める
当日はチサの家で着付けをしてから行こうという事になった

489 :1:2013/06/17(月) 10:05:02.35 ID:jpOb3vBo
>>487
漏はよう´ω`)ノ

スマン・・・m( _ _ )m整理する

主な登場人物とその仲間たち

「けい編」  木村・・・俺の友達
 ↓
「ユウ編」  黒キャミ・・・ユウの友達 達也・・・俺の友達
 ↓
「チサ編」  ミユ・・・チサの友達 藤田くん・・・一緒にナンパした人

  → 「カナ回想編」

「チサ編続き」  ← 今ここ


仕事仲間
役員    東京時代の役員
山田さん 東京時代の上司
坂上さん 大阪時代の上司

これくらいだと思います( TДT)ゴメンヨー
まだ分かりづらかったらまた言ってらはい

490 :肉茎平均:2013/06/17(月) 10:06:09.87 ID:anIL6SFJ
うそうそ。ネタだから

491 :1:2013/06/17(月) 10:06:19.08 ID:jpOb3vBo
俺は浴衣を持っていなかったのでネットで安い黒のシンプルな浴衣と
帯のセットとゲタを買った

チサはカランコロンと音がする鬼太郎が履いているリモコンゲタの
ようなゲタが好きと言っていたので、それに合わせた

花火大会の当日となり、着付けのためチサの実家へ行く
チサに着いたことをメールすると、チサが家から出てきた

1週間しか経っていないのにしばらくぶりな感じはしたが
チサは相変わらず綺麗だった

チサの両親はいなくて、そのままチサの部屋に通される
チサの部屋はお洒落であまり余分なものが置かれていない

スタイリッシュでかつアジアンテイストといった
ほうがイメージが湧きやすいと思う

そしてまずは俺の着付けを終わらせる

チサも自分の浴衣を別室で着つけて戻ってきた

こうしてみると本当にスタイルがいい
美人は何を着ても違うなと密かに思った

花火会場へは電車で向かった
会場は駅から歩いて20分くらいの場所にある

492 :1:2013/06/17(月) 10:13:11.57 ID:jpOb3vBo
>>490
うはwww釣られたwwwでもわかりづらいと思う
俺下手でごめんヨォヽ(;▽;)ノ


肩を並べて歩いていたが、すれ違う人がちょくちょく
振り返りチサを品定めするように見る人がいるのが分かる

電車の中でも「モデル?」という声が聞こえてくる程である

チサは話に夢中で俺の方だけを見ていたが周囲の声が
気になる俺は「ねぇ?チサの事結構見てる人いるね?」
というと「そお?気のせいだって(笑)」と言って笑うだけで
全く気がついている様子はなかった

会場につくととりあえず出店などで軽食を済ませると
場所の確保を急いだ

運よく座れる場所を見つけることができたので、
花火が始まる前にしばしチサと並んで話す

493 :1:2013/06/17(月) 10:24:22.20 ID:r6cntaxY
俺  「今日が何か夢みたい。」
チサ「そお?」

俺  「つか、チサ綺麗だね。みんな振り返ってたよ。」
チサ「そお?」

俺  「うん。てか何で彼氏いなかったの?」
チサ「本当に慎重なんだって私。(笑)」

俺  「てか、今日何で誘ってくれたの?」
チサ「うん。いろいろ考えてたんだけど、親友にね、あっ、リエっていう親友がいるんだけど、話してみたの。」

俺  「うん。」
チサ「そしたら、とりあえずパーッと行こうぜ!みたいな話になって、その日飲み明かしたんだ。」

俺  「うん。チサお酒強いもんね。」
チサ「そしたら何かすっごく吹っ切れて!成良君とちゃんと向き合おうって思ったの。」

俺  「うん。・・・えっ?・・・ってことは?」
チサ「うん。でも、花火終わるまで待って。あっ、始まったよ!」

チサは美人で、でもちょっと意地悪で、でも誠実で真っ直ぐで、チサが大切に思えた瞬間だった

チサの綺麗な横顔が花火が打ちあがるたびに照らされて花火を心から楽しんだ

穏やかに静かにゆっくりと愛情を深めたい   そう思ったんだ

最後の花火が終わり、まだ周りはガヤガヤとしていた
既に静寂を取り戻した空を見上げていた

494 :1:2013/06/17(月) 10:39:11.92 ID:r6cntaxY
俺たちは少しだけその場に残って話を続けた

チサ「花火綺麗だったね♪」
俺  「うん。」

チサ「今日は楽しかったな。何かもうちょっと一緒にいたい感じ!」
俺 「俺も!(笑)ありがとう!ところでさ?さっき吹っ切れた後の話。」

チサ「うん。リエに感謝だよ(笑)また今度会わせてあげる♪」
俺 「本当だね!それで、変な言い方だけど、
   もう一度やり直してもらえないかな?」

チサ「・・・はい。」


花火は夏の夜空を綺麗に彩る一瞬にして開いて散る夏の花

だから見たものはそれが散りゆくその瞬間を心にとどめ
咲かせ続ける
切ない思いや楽しい思い出までも一緒に

こうして俺たちは出会って1ヶ月程度でつき合い別れを経て
再スタートを切った

495 :1:2013/06/17(月) 11:09:26.70 ID:r6cntaxY
その後はつき合いを続けながらいろいろな所へチサを連れて行った

ディズニーランドやUSJ、とにかくいろいろな所へ
できるだけお金を節約しながらも遠出した

誕生日にはケーキを焼いて、クリスマスにはチサの家で
パーティーをして新年には初詣へ行って
たくさんの思い出を作りながら俺達は過ごした
つき合って1年のお祝いをしてまた次の1年のお祝いをして

そして再び3年目の夏の花火大会の日を迎える

チサ「・・・ねぇ?早いね。」
俺 「・・・うん。」

チサ「あ、始まった。」
俺 「・・・変わらないね。すごく穏やかだ。」

チサ「うん。・・・楽しもう・・・見てあれ!(笑)あはは。」

髪をかき揚げて微笑みながら空を仰いだ

花火大会を終えて静かな時間が流れる
夜空に咲いた花火は俺達の道しるべのようだった

496 :1:2013/06/17(月) 11:43:03.82 ID:r6cntaxY
スマン・・・時間の経過がおかしくなってた
おかしいなと思いながら書いてたんだけど・・・

本当にごめんなさいm( _ _ )m

修正入れておきます

484
再び時は2008年の6月某日

(修正)
495
つき合って1年のお祝いをしてまた次の1年のお祝いをして
そして再び3年目の夏の花火大会の日を迎える



つき合って1年のお祝いをしてまた次の1年もお祝いできるように願って
そして再び2度目の夏の花火大会の日を迎える

497 :1:2013/06/17(月) 14:52:45.57 ID:r6cntaxY
33歳の夏、花火大会が終わりあっという間にチサとの
1年は過ぎ去っていった

そしてチサとは順調に進みながら
やはが季節はゆっくりと秋に近づいていった

2009年9月某日の月曜日、俺はその日、仕事で東京にいた
ユウの時とそれは変わらない感じで1ヶ月に1回は東京へ行き、
営業報告を行う

その日はいつもなら新幹線を使う所なのだが車で行くことにする
そして翌日の火曜日は有給を取ってあった

チサには東京で昔の友達と遊ぶという事を伝え自腹でホテルに
宿泊し翌日の朝に車を走らせた

498 :1:2013/06/17(月) 14:53:18.17 ID:r6cntaxY
けいの地元を目指した

何もかもが懐かしかった
高速へ乗ると鮮やかに思い出が蘇った
見えてくる景色、オービスの場所等も変わっていない

そして彼女と別れた日に渡されたCDは既にCDとしてではなく
HDDにデータとして記録し再生されるものになった
10年という歳月はそんな時代になった事を思わせたんだ

俺は、どんな結果でもいいと思った
チサへの罪悪感も申し訳ない気持ちも抱いた
その一方、「けい」には忘れててくれていいと思ったし、
来なくてもいいと思った
でも来て欲しいとも思った

そしてもしも会えたなら俺はその時の俺の心に従おうと考えた
彼女ともし会えたら俺はどうなるか分からなかったから

ただその時は何も考えずに車を走らせたんだ
彼女の地元には朝の8時を少し過ぎたくらいに到着した

そこには何もかもが変わらない風景があった
ただ、10年前にはなかったコンビニや10年前に見たお店が無くなってる、
少しばかりだがそんな小さな変化には気がついた

平日のまだ早い時間という事もあり道行く人等は
ほとんどいない

499 :1:2013/06/17(月) 14:53:49.75 ID:r6cntaxY
少し走って俺は彼女の家の近くまで行く
彼女の家に入れてもらった時に停めたスーパーはフランチャイズの
お店になり、広い駐車場だけが綺麗になってそのままだった

彼女を良く待った場所まで来たとき俺は車を停めた
そこから見た景色は変わらず彼女が小走りに駆け寄って
くる姿を鮮明に思い出した

時間がまるですごい勢いで巻き戻されて行くのがわかる

どんな表現をしていいか分からないがセピア色した写真に
少しずつ色がつけられていくような感じだ

そして再び車を動かす

彼女の実家が見える場所に移動したが全く変わっていなかった

人の気配とかも感じる事のない距離ではあったが
あまりその場にいるのも気まずいので俺は公園に向かった

そして緩やかな坂を上がって公園の駐車場に車を停めた

車を降りて辺りを見回し、彼女との思い出が更に強く
俺の中に鮮明に流れ込んでくる事が分かった

切ない思いと苦しかった日々の思い出と大好きだった
彼女との楽しい思い出の全てが

そして彼女と手を繋いで見て回った公園を一通り見て歩く

500 :1:2013/06/17(月) 14:55:16.64 ID:r6cntaxY
そこには風化したベンチも少し荒れたテニスコートや
雨ざらしのままで少し汚れた日時計や伸びきった草などが
10年の歳月を感じさせた

そして俺は少しの時間、ここで待った
今日は時間があるので終日待ってみようと俺は彼女と
過ごした場所に腰を下ろした

人の気配はほとんどなく、たまに散歩の人がやってきたりする

そして時間もまだ9時を少し回った頃だった
携帯に1本の着信が入る

親父からだ

その時、親父とお袋は日曜日から神戸の親戚の所へ行っていたんだ

親父「成良か?」
俺  「あん!?なに?今、忙しい。」

親父「お前今どこだ!?」
俺  「ん?・・・何で?」

親父「お前東京だよな?車で行ったよな?」
俺  「・・・ん、まぁ。なに?なんで?」

親父「あのな?山梨のばあちゃんの様子見に行ってくれないか!?」
俺  「はぁ?なんで!?どうして?」

501 :1:2013/06/17(月) 15:08:29.58 ID:d1fPcesw
親父「日曜日の昼以降連絡がとれないんだ!」
俺  「えっ!!??昨日は?」

親父「日曜の夜と昨日の夜も連絡がない。叔父ちゃんとかにも連絡したんだが
   どっか行ってるみたいでな!」
俺  「親父達は!?まだ神戸?」

親父「ああ、明日帰ろうお思ったんだが、夜にはこっちを出れる。」
俺  「おばあちゃん、老人会でどっか行くとか?」

親父「いや、それはない。」
俺  「・・・。」

親父「いや、まぁ、悪い。お前も用事があるなら・・・。
   ちょっと心配でな。」
俺  「・・・ちょ、ちょっとまた連絡する。」

突然の事でわからなくなったが、俺は彼女の所から東京まで1時間半、
山梨まで2時間〜3時間弱、片道5時間、往復で10時時間、渋滞の事を考えて
もそれでも20時くらい迄には戻れるだろうと

同時に何で今日なんだ!俺は少し親父に腹が立った
だけど俺は小さい頃からおばあちゃん子でその時の親父の慌てた様子で
俺はおばあちゃんが心配になった

そして親父へ様子を見にくことを伝えた
親父も用事を済ませて夜には出ると言った

俺はすぐに車へ戻りもしも彼女が来なかった場合に
備えて書いたメモのような手紙を取り出した

502 :1:2013/06/17(月) 15:09:00.94 ID:d1fPcesw
 けいへ

 お元気ですか?
 お誕生日おめでとう。

 あれから長い長い年月が経ったね。

 10年って凄いね?

 いろいろなものが変わった。
 まだまだ変わっていくんだね、きっと。

 別にどうこうって訳じゃない。
 今の生活が大切なものであったら、それはそれで俺はうれしい。

 もし、これを見たらあまり思い詰める事なく
 気軽に連絡下さい。

 *********@docomo.ne.jp
080-****-****

 成良

急用ができた、夜には戻る、絶対に戻る

最後に名前に急用を伝える旨をつけ足した

503 :1:2013/06/17(月) 15:09:54.11 ID:d1fPcesw
俺は彼女と良く座っていた場所に重石を乗せて、飛ばされないよう、
目立たないよう残して公園を後にした

すぐにナビを山梨にセットした
片道約6時間、俺はとにかく急いだ

何でこんな日にと思いながら山梨に向う途中、俺は運転しながらずっと
おばあちゃんの事も考えたり、けいの事も考えたり複雑で胸が張り裂け
そうだった

山梨のおばあちゃんは親父方で、
祖父は俺が中学くらいの時に亡くなっている

俺はひとりっ子だったからとにかく祖父・祖母には
可愛がってもらった

幼稚園の頃ははるばる田舎から発表会を見に来た
ついでにおもちゃを買ってくれたり
小学校の時には勉強机、ランドセル、そしてやっぱりおもちゃ
いっぱい甘やかせてくれた

親父は祖父が亡くなった後もおばあちゃんを田舎から呼び寄せ
一緒に暮らそうと何度も進言してきたにも関わらず
おばあちゃんは頑なに田舎を離れようとはしなかった

きっと祖父や親父、親父の兄(他界)、親父の妹(神戸)
家族の思い出がいっぱい詰まった家を離れたくなかったんだと思う

俺は願った、おばあちゃんに何事もない事を
だけどその反面、なんとなく分かっていた・・・たぶんもう

504 :1:2013/06/17(月) 15:10:28.97 ID:d1fPcesw
ちょうど半分を過ぎた頃に親父からの連絡が再び入る
叔父ちゃんと連絡がついたようだ
直ぐに見に行ってくれると言った

胸が張り裂けそうになりながら運転を続けた

ようやく山梨の県境に差し掛かった頃、再び連絡が入った
親父の声は涙ぐんでいた
親父「成良、お父さんな?」
俺 「・・・ああ。」

親父「おばあちゃんに可哀想な事しちゃったよ。」
俺 「・・・。」

親父「さっき叔父ちゃんがな、家見に行ってくれた。」
俺 「・・・。」

親父「おばあちゃんな・・・」
俺 「・・・ん。」

親父「おばあちゃん・・・死んじゃってた。」
俺 「・・・嘘だろ?」

親父「おばあちゃんな、ベットの上でな・・・」
俺 「・・・。」

親父の声が震えていた
可哀想な事しちゃったと何度も繰り返す

505 :1:2013/06/17(月) 15:11:00.93 ID:d1fPcesw
親父「・・・ひとり淋しく」
俺 「・・・。」

親父「首に縄つけてでも呼び寄せて上げてれば・・・・」
俺 「・・・。」

親父「今叔父ちゃんが行ってるから・・・」
俺 「とにかくもう少しで着くから。急いでいく。」

親父「すまないな・・・。」
俺 「親父達は?」

親父「ああ、夜にはこっち出る。」
俺 「また連絡する。」

俺はとにかく急いだ
追い越し禁止車線の車を何台も追い抜いた

知らず知らず涙が溢れてきていた
おばあちゃん、おばあちゃん・・・

山梨の家に到着すると叔父ちゃんがいた
「成良か?久しぶりだな。大きくなって。
 おばあちゃんにほら、会ってやれ・・・」

おばあちゃんは既に居間のお布団に移されいた
安らかに眠っているようで今にも目を覚まして
「成良かい?よく来たね。大きくなって。」
そう言ってくれそうな気がした。

506 :1:2013/06/17(月) 15:13:02.93 ID:d1fPcesw
俺はしばらく眠っているおばあちゃんの側でずっと泣いていた
おばちゃんの死因は心筋梗塞だった

おばあちゃんは日曜の昼に電話を切った
そしてその日は早く寝た様子で夜、親父の電話に気がつき
体を起こそうとした時に発作が起きたのではとの報告だった

だけどあまり苦しむ事もなく安らかで発見された時は
ベットの上で静かに寝ているようだったと叔父ちゃんは言った

お通夜とお葬式の手配は叔父ちゃんと親父達でやるので
とにかく準備をしてまた来るという事で俺は一旦戻る事にした

それだけでもう何が何だかわからなくなった
こんな日に俺は何をやってるんだという思いもあった

で俺は車を飛ばした
帰り道はめちゃくちゃだった

おばあちゃんとの思い出が溢れて泣いて泣いて
もう涙が出なくなるまで泣いた
結婚式やひ孫をおばあちゃんに見せてあげたかった


俺は車の中でとにかくいろんな事を整理しながら気持ちを落ち着かせた
泣いて、考えて、苦しくなって、胸が締め付けられる思いだった

時間は既に21時を過ぎていて、俺は憔悴しきった状態で公園に戻った

507 :肉茎平均:2013/06/17(月) 15:13:41.89 ID:anIL6SFJ
おばあちゃんがけいに生まれ変わるんだよ!

508 :1:2013/06/17(月) 15:13:42.77 ID:d1fPcesw
朝居た場所まで戻ると置いておいた手紙が無くなっていた

俺は焦った

すぐに携帯を確認するが着信もメールも無い

誰かが持っていったのか、風で飛ばされたのか、
とにかくあたりを探して回った

重石の位置はズレているのか、そのままなのか良く覚えていない
だれかが見た形跡すら分からない

公園のゴミ箱を含めて辺りを隅々まで探し回った

だけど手紙は出てこなかった

いろんな事が一変に起こりすぎて俺は訳がわからなくなった

とりあえず車へ行って、もう1通手紙を用意した

509 :1:2013/06/17(月) 15:15:00.78 ID:d1fPcesw
 けいへ

 もしかして来たのかな?違っていたらごめん

 今朝、祖母が亡くなり帰ってくるのが遅くなりました

 手紙を置いていったんだけど、帰ってきたらなくなってました

 けいが持っていったにしろ、そうでないにしろ
 もし、これを見たらあまり思い詰める事なく気軽に連絡下さい。

 *********@docomo.ne.jp
080-****-****

 成良


そして、ゆっくりと時間の流れる公園で俺は星を眺めながら
静かにおばあちゃんの事を思い出して泣きながら彼女を待った

おばあちゃんの事を思い出すと泣けてきて
彼女の事を思い出すと胸が張り裂けそうで
無くなった手紙の事を考えると不安と期待で

あたりは静かで風の音がさわさわと草木を揺らして
リーンリーンと変わらない音だけが聞こえていた

510 :1:2013/06/17(月) 15:17:34.91 ID:8OFERURF
携帯で時間を確認する、もうすぐ日が変わる



そして時計の針が24時を指して俺は叫んだ



「けーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!
 いつか、またなーーーーーーーーー!!!!!」



夜空に吸い込まれるように風に乗って響いていった
そしてさっき書いた手紙を同じように重石を乗せて
残して俺はその場を離れた

そして車に戻ってふと携帯をみた時だった
非通知の番号で着信が1件あるのに気がついた

胸のざわめきと同時に鼓動は早くなり、
緊張からなのか吐きそうになるくらい胸が締めつけられた

ちょうど歩いている時に着信したっぽいが、
バイブもなく音にも気がつかなかった

恐らく相手が一瞬で切ったためなのかもしれない

何が何だか分からなくなって俺はしばらく辺りを
彼女の姿を探して回った

511 :肉茎平均:2013/06/17(月) 15:20:29.15 ID:anIL6SFJ
すると、そこには死んだはずのおばあちゃんがこちらに向かって
黙って優しく微笑みかけていた

512 :肉茎平均:2013/06/17(月) 15:22:45.93 ID:n2Uen8XT
「おばあちゃん、あの着信はおばあちゃんなの?」
「そうだよ。成良。さあ、行こう」
そう言っておばあちゃんは子供の時のように優しく俺の手を握った。

513 :1:2013/06/17(月) 15:34:06.07 ID:8OFERURF
だけど彼女の姿はなく1時間程して俺は公園を後にした

彼女の実家の前を通るでもなく俺は高速へ乗った

そして携帯をずっと気にしながら俺は地元まで帰ってきた

この日、「けい」は来たのか分からない
あの非通知の着信はもしかしたら手紙を持っていった人の
いたずらだったのかもしれないし、「けい」だったのかも知れない


これが俺と彼女の過ごした10年だった


俺はいつも心の中のどこかで彼女を愛し続けている


いつかまたどこかで

514 :p2-user: 800654 p2-client-ip: 113.210.2.135:2013/06/17(月) 15:43:30.34 ID:BfhHEc9U
おばあちゃん・・・

515 :1:2013/06/17(月) 15:52:49.60 ID:8OFERURF
>>507
>>511
>>512

うはwwwヤバスwwww

いろんな事が重なってもう凄まじい1日でした


翌日からはおばあちゃんの事とかで大変だった

ようやく1週間くらいして落ち着きを取り戻した




そして10月に入り俺はある決心をしてチサと
ディズニーオンアイスへ行く

公演が終わり食事をして俺はチサに夜景を見に行こうと誘った

チサはその間路肩に腰を降ろして静かに夜景を見ていた

そんな時だった

ブロン!ブロロロロロロ!といううるさい音が響く。
俺たちの後ろでアイドリングしている小僧どもがいた

男女2×2で車から降りてきてヤベー超キレイじゃね?
などと調子づいたような話が聞こえてくる

516 :1:2013/06/17(月) 15:53:20.49 ID:8OFERURF
俺はそれどころじゃなくイライラしながら小僧どもが
どこかに行くのをしばし待った

時間にして5分程度が10分、20分いや30分くらいに感じた
雰囲気はもうめちゃくちゃだった

移動しようかとも思ったが、俺もよく知らない夜景スポットだし
とにかく我慢して待つことにする

やがてバタンという音と共にアイドリングしていた車は去る
マフラーの音が徐々に小さくなってやがて辺りは静寂になった

俺はスッと立ち上がり煙草を取りに行くフリをして
「指輪」をスタンバイする

チサが気づいていないことを確認して、
再びチサの隣に座る

俺 「大丈夫?寒くない?」

チサ「うん。大丈夫。」

俺 「そろそろ行く?」

チサ「そうだね。」

チサが立ち上がる。俺は座ったまま続けた。

517 :1:2013/06/17(月) 15:54:30.42 ID:8OFERURF
俺 「あのさぁ!」

チサ「ん。どうしたの?」

俺 「今日は言わないといけないことがある。」

チサ「何?」

チサの顔が怪訝になったのが分かった。

俺 「そのままで聞いてほしい。」

チサ「何か怖いなぁ・・・・何?」

俺 「いいから。」

チサ「・・・うん。」

518 :1:2013/06/17(月) 15:55:11.76 ID:8OFERURF
         気の利いた言葉はない
 

  時間をかけても分かりあえない恋人達がいるように
  時間をかけなくても分かりあえる恋人達だっている

   俺達はどっちかな?

  きっとまだ時間は足りてないと思うけど、俺達はじめた時のように
  もう一つ大きな箱を作って、中身を詰めていかないか?

          だから・・・さ

          結婚しないか?

         夫婦という箱を作ろ?

          精一杯頑張るから


これ・・・そう言って指輪の箱を開けてチサに手渡した

しばらくの沈黙の後でチサは顔を覆った



そして何度も小さく頷いた

519 :1:2013/06/17(月) 16:00:26.46 ID:8OFERURF
それから1年が経ち、2010年10月、俺達は結婚した

結婚式には会社の上司、地元の友達を招いた

そして結婚式の日から俺たちはアパートを借りて
そこに住み始めることになる

それからしばらくは順風な日々が続いていく

俺の給料はそんなに良くなかったが、チサも共働きでいつか家を建てたい
という2人の夢を叶えるため一生懸命に働いた


こんな生活に影を落としたのは結婚からほどなくして
3月のある日のことだった


田畑さんは本社へ戻り、俺は地元の営業所を統括している立場になっていた

そしてここで再び転勤の話が持ち上がった

結婚からわずか半年も経たないうちに転勤、アパートも借りて何もかも
ここからという時にだ

そして俺とチサは会社を辞めることを決断する

520 :肉茎平均:2013/06/17(月) 16:02:10.87 ID:btnebjCk
その時だった。俺の携帯の着信音の水戸黄門のテーマが流れた。
ディスプレイを見る。
「ケイ」
俺はチサから指輪を奪い返すとチサをそこに残したままけいの実家へと車を走らせた

521 :1:2013/06/17(月) 16:03:54.92 ID:8OFERURF
あの時、俺を救ってくれた会社、上司、いろいろな
思いも思い出さえも走馬灯のように頭をめぐる

辞めるという覚悟は俺は裏切り者になるということだ

坂上さんや山田さん、俺の為に一生懸命になってくれた
方々、そして同僚、全ての人に申し訳がなかった

だけど、老いた両親、ようやく叶った結婚、地元での新しい生活、
いろいろ抱えるものが多くなりすぎた


その時の上司は島田と言う
まさか辞めると言い出すとは思わなかったらしく慌てふためいた
しかし他への示しもあり、転勤の話に納まりがつくこともなかった

確かに会社も仕事も大切だ
だがその会社ですら人の上に成るものではないか、と俺は常々思う

以前に当時の社長から何事もバランスだと教わった
会社、社会、個人全てがバランス良く機能することが大切だと

俺が戻った時にはその社長は交代していた
役員も大きな人事異動で変わってしまっていた

その時俺は思った
いつの間にかこの会社は人を
見ることができなくなってしまったんだと

522 :1:2013/06/17(月) 16:11:11.66 ID:lALe4dnw
>>514
漏っす´ω`)ノ  おばあちゃん話はツライお゚(゚´Д`゚)゚

>>520
マジキチwww

俺が戻った時にはその社長は交代していた
役員も大きな人事異動で変わってしまっていた

その時俺は思った
いつの間にかこの会社は人を
見ることができなくなってしまったんだと

俺のいた会社は離婚率が非常に高かったのも頷ける

尊敬できる上司もたくさんいたが、結婚や家を購入したりするのを
契機に転勤となる人が多かった
そうして家庭は崩壊し離婚につながっている

会社にとって人、スキル、技術の流動は大切だ
だから転勤があることも分かる

だが、しかし、人のモチベーションを支えるものが
何かを会社はもっと知るべきだとも思う

もしも俺が転勤してもしなくても大きく何かが
変わるのが会社だろうか?

いたずらに人の人生を弄んでいるように
思えて仕方なかった

523 :1:2013/06/17(月) 16:13:42.49 ID:lALe4dnw
上司の島田の最後の言葉は憶えている
「すまなかったなぁ」だ

周囲の島田に対する評判も実はあまり良くないことも知っている

その人のキャラもあると思うが、人事異動の話を面白おかしく
会議で話していたんだろうと容易に想像できてしまった

何とも歯切れの悪い、ものすごく悔しい退職だった

昔の同僚と話す機会があったので聞いてみたが、
今も業績は伸び悩んでいると言っていた



とにかくそうなると仕事を見つけなければいけない
30代になってこれからの就職はキツいそう思った

とにかく条件の良いところを見つけよう

だがすぐには見つかるはずもないと思い、
職業訓練学校を緊急避難先として選んだんだ

2011年4月の事である

そしてチサが妊娠した頃でもあった

524 :1:2013/06/17(月) 16:41:43.58 ID:a+t5P487
そして職業訓練を続けながら俺はここで倉田(仮)という
人間と知り合い起業を決意する

倉田とは毎日のように会って起業に向けての準備を進める

会社の立ち上げ方、どんな事業をやるか、事業の組み立て方、
お互いの分担など、1年をかけてゆっくり確実に準備を進めていった

そして俺は起業の準備もあり、職業訓練が終わった後は
しばらく友人の会社にお世話になっていた

時は流れて2012年1月

その日は朝から陣痛でチサは早く産まれるように部屋の中を動き回っていた
友人の配慮で仕事を休みチサに終日付き添い経過を見守った

夜になり22時を過ぎた頃、陣痛は激しくなり病院へ急行する
午前2時頃になり破水して、助産師に付き添われながら分娩台へ移った

朝5時46分 2902gの女の子が生まれた

そして同年の4月 俺達は株式会社を立ち上げた

事業内容は主にホームページの制作、
及びBtoC向けの自社コンテンツとしてWebを使った結婚情報提供サービスである

しかし、これが世に出る事はなかった

525 :1:2013/06/17(月) 16:54:29.44 ID:a+t5P487
それからほどなくして2ヶ月、俺は営業にひた走った
毎日毎日営業を続けた

そして倉田もまた結婚情報提供サービスのシステムを
外部と協力しながら作っていったのである

起業する直前俺は実は倉田に対してある懸念を抱いていた
「字の汚さ」と「株式比率」についてである

俺も字は上手い方ではない
だが、汚く書く事はしない

読む人が困らないように「丁寧」に書く事ができるかできないか
だと思う

倉田は各書類に書かれた文字の汚さ、書くときに相手の事を考えない
書き方に少し不安を感じていた

そして株式比率である

倉田は少しでも自分の方が高くしたいと言った

俺は同率でないならしないと言ったが、絶対に平等だから大丈夫、
書面にもするし星野さんの家族は最後まで面倒をみるとも言った

そうして倉田70%、俺30%の持ち株比率でスタートを切ったんだ

526 :1:2013/06/17(月) 17:04:31.77 ID:a+t5P487
2ヶ月も過ぎた頃だった

HPの仕事も取れ出してやる気もまだまだ十分で給料は少ないものの
後は自社コンテンツができる事を只管願い待った

俺は倉田にあとどれくらいでできそうかと聞いてみた

その時はあと1ヶ月もあればと言ったんだ

だが、事態は急変する
いや、倉田の本性が現れだしたと言うのが正しいと思う

会社の公休は日、月にしている
営業時間は9時〜18時

倉田はそれまでにも度々遅刻はあったのだが、2ヶ月を過ぎた頃から
更に遅刻、更には欠勤までも目立つようになってきたんだ

夜も19時前には帰り、当然に日、月も休むという勤務態度だった


俺は毎日1時間早く出社し、帰宅も倉田よりも遅い
休みは家族がいても月曜日は必ず出ていた

それは俺はどうでも良かった
とにかく会社を早く軌道に乗せる事が大事なのだから

だが、あまりにも倉田がそんな状態では会社を軌道に乗せる事も難しい
そう思って俺は少し倉田と話し合いをすることにした

527 :1:2013/06/17(月) 17:14:45.86 ID:a+t5P487
俺  「倉田さん、ちょっといいですか?」
倉田「はい、何でしょう?」

俺  「結婚情報提供サービスのほう進捗どうですか?」
倉田「いやーあれ時間かかりそうですよ?」

俺  「えっ?というか7月にはリリースできるよう進めてきましたよね?」
倉田「CSSがめちゃくちゃで、俺の失敗です(笑)まだかかりますね。」

※CSS=ホームページのデザインを外部ファイルで制御する仕組み

俺  「いや、笑い事じゃなくて・・・HPの仕事だってそんなにポンポン取れるような
    ものじゃないですよ?」
倉田「それは星野さんが頑張ってくれないと。」

俺  「いや、それは頑張るけどそれよりも自社コンテンツだからってリリース計画を守れないのはダメじゃない?」
倉田「まぁ、それもそうですけど。」

俺はこんな適当な受け答えに正直腹が立った

俺  「毎日早く帰って何してるんですか?」
倉田「だらだらやるの好きじゃないんです。お腹もすくし。」


そして、その日の深夜にやたらと長いメールを倉田は俺に送りつけてきた

528 :1:2013/06/17(月) 17:32:53.60 ID:a+t5P487
1000文字は超えていたと思うので省略するが、簡単に言いたい事として
結婚情報提供サービスの件で焦らされるのが嫌という内容、
あと自分の方が株式保有率が上なので勤務態度の事について
言われたくない

というような内容だった

俺はひとつひとつ丁寧に返信文を作って対応した
そしてその時は倉田も納得しているような様子はあったんだ

そして更に倉田は酷くなる

2人しかいないし、ホームページ制作会社でデザイナーという事もあり
私服はOKにしていた

しかし倉田の服装は夏場、ヨレたTシャツ、短パン、つっかけのような服装で出勤する

更に髭を伸ばし、髪もボサボサでブクブクと太り初めて行く
面倒くさいのか風呂に入ってこないのも匂いで分かった

さすがに俺もお客さんが来るかもしれないという事で注意をするが
初めだけで改善の見込みはなかった

それからしばらくして9月になるととうとう倉田は
結婚情報提供サービスを頓挫させる事になる

CSSをルール化していなかったためもう出来ないと言い始めたんだ

529 :1:2013/06/17(月) 17:47:22.84 ID:a+t5P487
だけど俺はこの時まだ何とか倉田を信じてみようと思って
最大の譲歩をした

新しい事業へ転換しようと

2012年8月の事だった

先ずはホームページをとにかく取ってある程度の内部留保を作る事
そして、それを元に新しいサービスの開発

それに倉田も賛同し、倉田にも営業へ出るようへ言い「分かった」
とは言った
だが、結局彼が営業へ出る事はなかった

理由は自分はデザイン担当だから

俺はデザイン担当である前に会社の役員なんだから
結婚情報提供サービスができなかった責任を感じるなら
営業へ出ろとも言ったが頑なまでに彼には通じることがなかったんだ

更にこの頃の事、倉田の過去が少しずつわかってきたんだ
スタート前、俺が懸念していた事は当たっていた

彼は前職をクビになっていた、そしてそれよりも以前に
共同経営での失敗経験があった
その時の理由は喧嘩別れで相手に否があると言った
この時は俺もその言葉を信じるしかないと自分に言い聞かせたんだ

530 :肉茎平均:2013/06/17(月) 17:54:21.26 ID:1/BMr8g1
倉田悪い奴だな

531 :1:2013/06/17(月) 18:24:45.08 ID:zipHUdO0
>>530
スマソwww愚痴っぽくてwwwアリガト


更に倉田についてもう少しだけ書いておこうと思う

ホームページ制作ではお客さんからTOPページと中ページの
内容をもらって、どんなイメージが良いか、基調カラーは
どうするか等の要件を聞いてから制作を始める

初めはフォトショップ等でデザインを起こし、
客先からOKが出れば残りのページの内容をもらって
それに沿ってHTML化するというのが一般的である

そして徐々にお客さんのホームページについてもその適当さが
明るみになってきたんだ

俺 「○○さんのHPですが、ここもう少し変えれますか?」

倉田「えっ?それ手間ですよね?メンドくさくないですか?」

俺 「悪いね。でもお客さん喜んでくれるよ。きっと。」

倉田「じゃあ、その分費用として請求して下さいね?」

俺 「・・・やり直し喰らうより今変えといた方が効率はいいし、
   価値が価格を上回る事でお客さんに喜んでもらった方が良くない?」

倉田「うーん?思いませんね。だってそれだと赤字じゃないですか?
   俺の人件費がでる訳じゃないですよね?」

532 :1:2013/06/17(月) 18:26:11.28 ID:zipHUdO0
俺 「それは悪いと思うけど、俺はこれじゃお客さんにOK貰えると思わないよ。」

倉田「・・・まぁ、分かりました。明日やりますよ。」

俺 「ここ変えるだけなんだから、出来る時にやってくれないかな?」

倉田「いや、もう今日は帰りますよ。」

俺 「・・・あ、そう。」

俺はこの言い草に怒りを覚えたがここは抑える事にした

確かに効率を考えれば正しい論理ではあるが、
それは今の自社の成長フェーズではありえない事だからだ

今、起業したての自分達はとにかくお客さんの満足度を高めて
市場からの評価を得る事が大切であり、過剰品質でなくとも良い
いいものを作るのは当然で

お客さんが喜ぶ事をする

俺はずっとその信念でやっているつもりだ

価値が価格を上回ればそれはお客さんの喜びになり、
それが回りまわって自社の評価、評判につながる

そうして仕事は回っていくものである
俺はそう教えられてきたし、日本の美学でもある

533 :肉茎平均:2013/06/17(月) 18:27:27.69 ID:anIL6SFJ
なんて奴だ
おれなんかいまだにfront page使って頑張ってるのに

534 :1:2013/06/17(月) 18:29:40.10 ID:zipHUdO0
もちろん、昔とは違う

効率を求めながら品質が良いものを迅速に提供する
むやみやたらな値引きはせず、それよりも顧客満足度を高める提案をする事

そして、社会、会社、株主、お客様、家族、従業員、全ての人がバランスよく
満足できるように努めなければいけない

株式会社は社会から存在させられている以上、株式会社を作った以上、
自己利益よりもステークホルダー(利害関係者)の満足を
先ず考えなければいけない

理想論かもしれないが、それを口に理想は理想、目標は目標のままで終わってしまう

だから俺はそう思い続けながら実現努力をしたいと思っている

もう一つある
これは許されるべき事ではない

倉田は顧客のサーバーを管理する立場を使って
POPとSMTPを自分のメーラーに設定して情報を搾取していた

倉田はいとも簡単に問題ないんじゃないと言った
そして情報は取れる所から取るのも情報戦略だって?そう言った

HPからお問い合わせが来る時、テストでこっちにも飛ぶようにしてあるとでも言えば大丈夫
どこもやってる事だから。と。

535 :1:2013/06/17(月) 18:31:31.99 ID:zipHUdO0
>>533
うそーんwwwWEB関係でつか?

俺はそういう物なんだと思い込んでしまったんだ

だから俺は本来であれば罰せられなければならない事だと思っている
俺も倉田から勧められこれをしてしまっていたから
どうかしていた、もっと早く気がついていればと後悔している

俺が気がついたのは3ヶ月くらいしたある日の事だった
もしこれを自分がされていたら・・・と。

すぐにお客さんのアカウントを自分のメーラーから消して
今まで受信していたメールを全て消した

幸いな事にお客さんのメールは殆ど読んで居なかった
信じてもらえればうれしいがそれを証する人はいない

だからここで俺はそれを告白する事が精一杯でしかないんだ

それからの俺はアカウントを消してからは、できるだけ
倉田とのそういう会話の接触を避けてきた

お客さんに入る問い合わせを見て一喜一憂している姿をみると
俺は吐き気がする

そして俺に聞いてくる事もある「見てます?」俺はそんな倉田と
話す事もしたくなくて「あー・・・まだ見てない。」
「・・・こんな内容のお問い合わせがあったんですよ(笑)。」
俺はタバコを吸いながら「ふ〜ん」とだけ言う

536 :肉茎平均:2013/06/17(月) 18:32:01.04 ID:anIL6SFJ
最近は、とにかく客を騙してでも客数を多くして
その後、留保した金で徐々にCSを上げてくって企業が増えたね
YahooBBのモデム配りしかり、スカパーのチューナー当たりました商法しかり
いずれも重田んとこが絡んでるわけだが

実に嘆かわしい

537 :1:2013/06/17(月) 19:04:52.88 ID:zipHUdO0
すると「バカですよね?あの人(客先名)?(笑)」と言う

倉田は今でもまだそれを続けている

月が逆になってました。すみません。
(修正)
>>528
それからしばらくして9月になるととうとう倉田は
→ それからしばらくして8月になるととうとう倉田は

>>529

新しい事業へ転換しようと
2012年8月の事だった
→ 2012年9月の事だった


2012年9月に新しい事業転換を倉田へ進言した
猶予はない、やるか・やらないかしかない状態だった

結婚情報提供サービスは倉田を待っても年明け、いや、
下手をしたら来年になってもできない
更に言えばこの時倉田はデザインを1からやり直すと言い出していたからだ


そして俺達は新事業のため予め会員機能があるシステムを購入して
ポータルサイトの制作に踏み切る

倉田はデザインしていくだけなので1〜2ヶ月でできるという
マイルストーンを立てた

538 :1:2013/06/17(月) 19:13:09.33 ID:zipHUdO0
>>536
禿同

私は自分が正しいとは思っていませんし、彼を選んでしまったのは自身であるので
100%自分の責任だと思っています

ただ目的やゴールが一緒でもそのプロセスを踏む過程で人と成が見えてしまう事、
それが道徳や倫理感に反している人であった事が残念に思います

↓↓↓↓続けますね↓↓↓↓↓あともう少しです↓↓↓↓↓

俺はそれに合わせサイトの中身、文章を考えていった
とにかく営業を回りながら、お客さんのホームページをやりながら
ポータルサイトの中身を考えて毎日、毎日10時、11時まで頑張った


だが倉田はそれでも19時前後になれば自宅で作業すると言って帰っていき
翌日どこまでできたかを聞いても概ね昨日はやらなかったという答えが
ほとんどだった

俺はこの頃からもう倉田に呆れ返ってしまっていた

そして、そんな中再び倉田のひと言が俺を失望させた

倉田「星野さん?ちょっといいですか?」

俺 「ポータルサイトどう?」

539 :1:2013/06/17(月) 19:14:27.78 ID:zipHUdO0
倉田「あー・・・実は、評価機能を付けなきゃいけないんですけど?」

俺  「じゃぁまた外部に頼まないとね。」

倉田「で、一応相談したんですが、組み込み開発にしていいですか?」

※組み込み
 システムそのものを改造して機能を追加する事
 組み込みじゃない場合はシステム外で作ったものを一体になっているように見せる事

俺  「どうして?」

倉田「良く分からないですが、やっぱり組み込みしないとSEOに不利だと思うですよね?」

俺  「開発の人は何て?」

倉田「いや、関係はないと思うとは言ってます。」

俺  「じゃあ、組み込みと組み込みしない場合で費用と期間はどれくらい違うの?」

倉田「たぶん、1〜2ヶ月くらいだと思うんですけどね。費用は
   組み込みじゃなければ20万、組み込みは40万くらいだと思うんですよね?」

俺 「いや、そうじゃなくて・・・「思う」じゃ認められないよね?」

倉田「でも、絶対SEOに有利なのは組み込みですよ?」

俺 「それから開発計画も随分遅れることになる。ちゃんとプライオリティー考えてる?」

倉田「なんですか?プライオリティーって?」

540 :1:2013/06/17(月) 19:15:07.77 ID:zipHUdO0
俺 「優先順位だけど、組み込むなら今は厳しいって?」

倉田「そうなんですけどね。じゃあ俺費用出しますよ。役員貸付にします。
   来月返してくださいね?」

俺 「役員貸付じゃなくて、普通に経理で処理できるし間違ってるって!」
倉田「でも絶対SEOに有利ですもん。」

俺 「また結婚情報提供サービスのようになるよ。今は頼むから
   組み込みじゃないほうにしようよ?」

倉田「ちょっと考えますね。」

その夜のことだった、倉田はまた長いメールを俺に送って来たんだ
内容としては、こんな感じだった

541 :1:2013/06/17(月) 19:42:24.82 ID:VQBfkgkO
すみません、夜遅く
ストレスで寝れません。
やっぱり組み込みでやります。
役員決定ということで賛同して下さい。
お金は俺がとりあえず出すので来月お客さんからの入金があった時に返して
くれればいいです。

それから、先々の事を話します。
今、星野さんは30%なのでゆくゆく売上が出た時は自分が
○○万円、星野さんは○○万円という比率で役員報酬を
分配しようと考えています。
これは当然の権利です。
先々揉めるのは嫌なので先に言っておきますから了承して下さい。

かなり略したがざっとこんな感じだった

俺はこれに対してこう伝えた

分かりました。
ただ、先ずは会社の利益がそこまで生み出せるように必死になりましょう?
そこからお互い誠意を持って、思いやりを持って話し合ったらいいんじゃないですか?
今、出てもいない利益や利権の事を話し合いしてもそれこそ倉田さんの言う時間の無駄です。
もしそこまで自由になるお金が○○万円あって、倉田さんの言う○○万円もらえるなら
俺は全然うれしいですよ。すごい大金ですから。
そんな事を言ってるんじゃないです。

俺はそれを分かって欲しい。すごく悲しいです。

542 :1:2013/06/17(月) 19:48:57.81 ID:VQBfkgkO
だけど彼にはそれが通じる事は無かった

共同経営で問題になるのは、そういう利権の問題でありそれをクリア
できる信頼関係があってこそ成功するものだと俺は思う

それはつまり問題を話し合える事、出資比率で権利や利権を主張しあう話し合いではない

その場になりお互いに納得のいく利益分配やその時の会社の状況に合わせて
お互いに対する思い遣りのある言動ができるかどうか、それが人の上に立つ器
ではないのだろうか

俺はせめてそれだけは分かって欲しかったと思った

俺はこの時にチサ、そして子供に対して申し訳ない気持ちで
いっぱいになり、その夜に俺は自分のバカさ加減に悔しく
枕へ顔を埋め嫁、子供に悟られないように泣いた

俺はもうこの時にダメな事がなんとなく分かっていた

だが、とにかくこのポータルサイトを年内に完成させて
ある程度して収益性が出てくればまだギリギリ大丈夫
ではないかとそこに望みを託した

俺達はそんな状態でホームページの仕事も薄く、ほぼ無収益に
近い状態が続き給料が出ない月がほとんどだった

543 :1:2013/06/17(月) 20:20:39.64 ID:VQBfkgkO
そして、ある日倉田は悪びれる事なく言った

倉田「あっ、星野さん俺もう生活厳しいんでバイトします」
俺  「えっ?」

倉田「星野さんもバイトした方がいいですよ?」
俺  「・・・もう決めたの?」

倉田「毎週金曜日にバイト入れました。知り合いの所ですけど。」
俺  「い・・・や・・・まぁ・・・」

倉田「だって、ホームページの仕事取れてないじゃないですか?」
俺  「・・・・・・いいですよ。好きにして下さい。」

年の瀬も近くなった12月の事だった

倉田は遅刻、欠勤が頻繁し、バイトもして会社の中はどんどん
寂れていくのが分かった

更に追い討ちをかけてくる

倉田「ポータルサイトですが、年内無理そうですね?」
俺  「なんで!?」

倉田「やっぱり組み込みにしたのでバグがすごくって。全然ダメですよ(笑)」
俺  「じゃあ何で組み込みにしたの?」

544 :1:2013/06/17(月) 20:26:48.35 ID:VQBfkgkO
倉田「だってSEOには有効だし、いいって言ったじゃないですか?」
俺 「保有率の話を持ち出して勝手に決めたのは倉田さんです。ちなみにSEOに
    は関係ないとシステムの人は言いましたよね?」

倉田「そんな事言いましたっけ?」
俺  「ちゃんと人の話を聞いてくださいよ。」

倉田「あっ、明日バイトあるんで休みますね?」
俺 「・・・バイトはいいですが、ちゃんと何とかリリースは年内目指して下さい。」

倉田「はぁ。」

そしてその夜、再び倉田からのメールを俺は受ける

夜分にすみません。
システムですが、急げ急げと焦らされるのはストレスですので、
明日から自宅作業にしますね。
いつまでかは分かりません。しばらくはそうします。
あと先日の出資比率の事もそうですが、星野さんは甘いと思います。
俺も一生懸命やってるんで、あまりごちゃごちゃ言われるなら
ひとりでやったほうがマシです。
遅くにすみません。

そんな感じだった

545 :1:2013/06/17(月) 20:30:42.83 ID:VQBfkgkO
俺はこれに最後のフォローを入れる事にした

迷ったが最後の最後まで信じてみようとそれに掛けたんだ

倉田さん、俺は営業でHPの仕事が取れない事を本当に申し訳なく思います。
ですがHPは新規で獲得するのはお分かりの通り厳しくお客さんからの紹介を
もらえるのが一番です。
バイトをするのはいいですが、バイトをする時間を営業するなりして
会社を盛り上げようとは思いませんか?

1件でも取れればバイトするよりお金になりませんか?
とにかく俺は回り続けますから、バイトがない日は会社にできるだけ
来てくださいね。
倉田さんも一緒に営業に出ることを考えてください。
役員なのですから。
それと、俺は営業に出ますのでポータルサイトの事で焦らせるような事も
言わないようにしますね。
お願いします。

そう倉田に伝えた
倉田はわかったと言った


そして年越し、俺はチサを連れて近くのお宮参りをして
ひっそり静かに過ごした

生活費がもう底をつきはじめていた


年が明けて1月

546 :1:2013/06/17(月) 20:59:04.72 ID:VQBfkgkO
ようやくポータルサイトは完成する

とにかく直ぐに集客を始めた

そして年末のいざこざをできる限り表に出さないよう俺は倉田と接した

年末に倉田へ言った事、それは彼のような人間にも信じてもらえるだけの
人間性を俺が持っているかという事を試すためである
それは俺が自分自身に対して課した試練のようなもの

ストイックになろうと思った
4月迄に彼が変わるかどうか、俺はそれに賭けようと思った

行き着いた所は「何も言わない事」これしか無かったんだ

何を言われても流し、ただ俺の後ろ姿だけを見てもらえるよう
朝は相変わらず1時間前に出社し、昼は営業をとにかく回り、
夜は倉田が帰ってもとにかく社内に極力居るようにした
ただ、半分は呆れてもう何も言う気も失せてはいたのだが


そして夜、倉田が帰ってから俺は徐々に自分の道を考え始めた

俺はこのポータルサイトでは収益が上げられない事を
予測しているからである

547 :1:2013/06/17(月) 20:59:35.32 ID:VQBfkgkO
実はこのポータルサイトはポータルではありこそすれど、
新しいビジネスモデルも新しい機能も無い、差別化も何も
出来ていない全くの物真似サイトだからである

俺はこの事について相当に倉田とやり合った
だが倉田は俺の意見は全く聞こうともしない

俺の意見はポータルサイトを作るのが目的ではない
新しく使い手が喜べるビジネスモデルを創る事である

だが倉田は違う
売れれば利用者は集まる、集まれば売れる
リスティングとかで集めれば絶対売れる
費用をかけて広告すれば売れる
そう言い切った

ではどうやってスタートアップで利用者を集めるかを聞いた
俺はもしそのままやるならキャンペーンなりもっと喜んで
もらえるようにしたいと案を出した

だが倉田はキャンペーンすると損であり、他社との価格競争に
巻き込まれるのは嫌だ言い、他のサイトが売れているんだから
大丈夫だと言ったんだ

その悶着を得て結局俺はまた保有率の話になると思い
結局は折れることにしたんだ

548 :1:2013/06/17(月) 21:12:01.25 ID:VQBfkgkO
確かに価格競争に巻き込まれるのは得策ではないものの、
今の時代に価格競争にならない業種はない

そこを工夫し革新していくのがイノベーションではないのだろうか

ポータルサイトへの集客はとにかくメールで利用者を集い、
リスティング広告を使った

そして初めは一気に登録者が40名近くまで増えたが
そこからは一気に減速した
こうして1月もバタバタと過ぎていったんだ


2月になり就労体験者を受け入れる事になる

簡単に言うとボランティア団体からWebに興味がある人に特化して
労働体験をしてもらうという制度である

その団体から月4万の謝礼金をもらえるという事もあり
俺達は会社で1名受け入れる事にした

この子は少し軽度の障害を持っているらしいという事を
サポート団体から聞いたときの会話である

倉田「星野さん、どうします受け入れ?」

俺 「会ってから判断してもいいと思うけど。」

倉田「いや俺ダメかもしんないです。気持ち悪いっていうか。
   こんな事言っちゃダメなんですけど・・・」

549 :1:2013/06/17(月) 21:19:05.52 ID:N9ZrA6nK
俺 「いや、軽度って言ってたし会ってからでいいですよね?」

倉田「まぁ会うのはいいですが、もしそれでもっていうなら
   俺自宅作業しますね?」

俺 「・・・。あー・・・分かりました。」

そして面談をして倉田も何とか大丈夫だったために俺達はこの子を
受け入れる事になるのだが、生活保護を受けている訳ではないため彼に
給料をどうするかという話になる

俺 「体験の子さ、バイト料みたいな感じで少しでも出せないかな?」

倉田「えっ?だって今会社売上もないしヤバイですよ。」

俺 「そうだけど、謝礼金の4万があるんだから少しは出してあげないと。」

倉田「正直言いますね。俺は出したくないです。もったないですもん。」

俺 「だけど、人の生活がかかってるんだよ?」

倉田「俺達の給料だって出てない状態で無理ですよ?」

俺 「じゃあさ、営業一緒に回りましょうよ?ポータルサイトも結果は出てないんですから、
   今は回るときですよ?」

俺はここで少し愚痴をこぼした
ずっと倉田は営業に出ると言って一回も出たこともなければポータルサイトの改修ばかりに時間を
費やしリスティングに費用を費やし、カテゴリ登録に20万以上の費用を費やし、更にバグ改修で16万以上
もの費用を費やしていった

550 :肉茎平均:2013/06/17(月) 21:22:28.60 ID:H/I2mCHD
ようするに倉田は営業できないんでしょ?

551 :1:2013/06/17(月) 21:31:47.58 ID:N9ZrA6nK
そして俺はチサにこの事を話す事ができなかった、もう出来なく
なってしまっていたんだ

俺の成功を信じて支えてくれるチサに俺は言い出す事ができなかったんだ

そして3月を迎える

ポータルサイトはほとんど収益が出ない状況で俺はとにかく
ブログで被リンクを稼ぐように支持して、できるだけ
リスティングコストを削減しながら運営するように
お願いした

就労体験の子も俺も毎日ブログを書き続けた

だが倉田は初めの2〜3記事だけは書いたが
後は全く書く事はなかった

ある日、俺はブログが書けない日があった
倉田は「ブログ何で書いてないんですか?」と言いだした
俺は、「倉田さんも書くように言いましたが、書いてるんですか?」
すると、「ポータルの改修で忙しいんですよ。」とだけ答えた

更に倉田はこの頃から週に3日程休むようになった
そして夕方くらいに今日はどうだったかという事を聞くためだけに電話をかけてくるようになる

そしてそれはエスカレートしていく、3日だった休みが5日になる

理由は「ストレス」だと言った

社内は俺と就労体験の子だけとなり、俺はそれでもとにかく営業に回る日々を続けた

552 :1:2013/06/17(月) 22:18:15.61 ID:8hoFvpNO
>>550
そうですwwwごめんなさい何度もクドかったですね

倉田がストレスを感じている以上に、俺は俺でストレスで
限界が近づいていた

そして思い出す
倉田の言っていた俺の家族の面倒という口約束

元より期待はしていなかったが・・・ただただ思い出すと腹が立った

少しの心配もしないこの男に
俺も役員である以上、その責任は分かっている

そして俺はこの年になり情けないが親に土下座して援助をもらう

60万程の生活費、税金、車の車検
俺は悔しくて悔しくて何度もすまない、すまないとチサに謝罪した何度も何度も

倉田のことばかり悪くは書いてきているが、もちろん俺はそれ以上に
自分が営業で仕事を取ることができなかった事を悔やんでいる

そしてその責任を重く感じている

俺も営業でここまで取れなかったのは初めてで、
会社の看板やいろいろなものに支えられていた事を痛感した

そして生活費の全てが底をついた
貯金もない
3月の給料も0だった

553 :1:2013/06/18(火) 00:27:25.30 ID:xdU2pkDC
すみません 552が修正中に投下されてしまいました・・・ホント間違いだらけでスマソ(´;ω;`)
(修正)
552
倉田がストレスを感じている以上に、俺は俺でストレスで
限界が近づいていた

そして思い出す
倉田の言っていた俺の家族の面倒という口約束

元より期待はしていなかったが・・・ただただ思い出すと腹が立った

少しの心配もしないこの男に
俺も役員である以上、その責任は分かっている

倉田のことばかり悪くは書いてきているが、もちろん俺はそれ以上に
自分が営業で仕事を取ることができなかった事を悔やんでいる

そしてその責任を重く感じている

俺も営業でここまで取れなかったのは初めてで、
会社の看板やいろいろなものに支えられていた事を痛感した

そして生活費の全てが底をついた
貯金もない
3月の給料も0だった

そして俺はこの年になり情けないが親に土下座した

60万程の生活費、税金、車の車検
俺は悔しくて悔しくて何度もすまない、すまないとチサに謝罪した何度も何度も

554 :1:2013/06/18(火) 00:32:00.99 ID:xdU2pkDC
決算が終わり4月に入る
会社を作って1年が経ったんだ

俺は4月にHPの料金が入ってくるため、それでようやく
少しばかりの給料を出すことができた

何とか7月、8月まで少しでも給料が出れば家のほうは
何とかなるからである

だが、ずっと給料が0の月を続けてきた俺達家族にとっては親からの
援助も焼け石にで俺達家族は完全に先の見えない路頭に迷い込んだ

税金、車の車検、嫁、子供路頭に迷わせる訳にはいかないし、
死ねば微々たるものだけど保険金が入るからと死のうと考えた

死ぬってでもどういう感覚なんだろう、寝てる時みたいな感じかな
そんな事を考えた
だけどできなかった

娘は今1歳になり、これから学校行って、入学式あって、どんどん大きくなって
行くときに俺はその成長を見ていきたい

俺は自分勝手だ
自分が娘の成長見たいから死ぬ事もできない
死んでも家族を守るのが父親の役目なのに死ぬ事が出来ない
本当に自分が情けなくて何度も何度も泣いた

そして俺は再起を考えた
もう1度死ぬ気になってやってみよう
倉田の事で死ぬなんてのはばからしいと思い始めた

555 :1:2013/06/18(火) 00:40:21.37 ID:xdU2pkDC
そしてそんな4月のある日、俺は再起の事について思い悩んでいた
会社は無借金でやっていたので資金調達の経験もなかったから

そしてそんな時に中学生の頃の同級生でクラスメイトだった竹村(仮)と再会する

竹村も独立していた
そしてFacebookで連絡を取り、カフェで会う
竹村はひとりで会社をやっていた、それと、独身という所が俺と違うところだったが
経営が苦しいところや昔メーカーに努めていて独立したという境遇は似てた

直ぐに俺は竹村と昔のように何も考える事なく遊んでいた日々を
思い出すことができて2人で意気投合したんだ

そして俺は竹村に全てを話した

俺は再起について悩んでいたすごい借金になる事も不安だし、
ギリギリまだ就職すれば間に合うかもとも思ってたから

だけどチサの夢は1戸建ての家建てる事なんだ

それを考えると俺は今から就職しても叶えてあげられない
余程給料いい所に行かないと、とかでずっとウジウジしてたんだ

もちろん竹村に頼るつもりはなかった
今の状況の全てを聞いてもらえるだけで満足だった

556 :1:2013/06/18(火) 00:42:35.60 ID:xdU2pkDC
竹村は笑って「頑張ろうぜ!」と言ってくれたんだ


「俺も苦しいけどさ、でも頑張るから、お前も頑張ろうぜ!」


俺は竹村の言葉を聞いてすげくうれしかった
竹村と会えて良かったと思った

それから竹村と今後についていろいろと相談を始めた
「どちらかが成功すれば大丈夫だって」そう言ってくれた

俺は竹村のお父さんもお母さんも知っている
そして何よりもクラスメイトで信じられる人だった
人を信じたいと改めて思った

俺は前の仕事で回ってた時のお客さんを紹介しまくった、俺も苦しかったけど
竹村も苦しいが分かっていたから

そうして5月に入って竹村は紹介料としてお金をくれた
「俺、もっと絶対頑張るから。お前も苦しいのにお客さん紹介してくれて、
 それなのに今はこれしかあげられなくて本当にごめんな。」

そう言って1万2千円

そして竹村もまた今新しい事業への挑戦をしている

557 :1:2013/06/18(火) 03:19:00.50 ID:xdU2pkDC
スマン・・・ちょっと寝ちまってた(つ-ω-`)
もう少しなので最後まで頑張らせて欲しいスマン


もしもお互いに何かあった時はお互いに助け合える
環境を作っていこう
共同経営じゃなくて
共同経営にしてもどっちでもいい
信頼や客とのつながりで成功させていこう

だから安心して資金調達しようぜ

俺はそう言われ後から堰を切ったように泣いた
彼のいない所で俺はわんわんと泣いた

そして俺は再起する事に心を決めた

竹村、お前がもしうまくいかなくても俺がいる
だけど2人ともうまくいかなかったら2人で終了だけどな 笑

そう言って笑った


2013年の5月、俺は倉田に辞める事を告げた
正しくは俺が出ていく事になるのだが、これは俺にとって彼を切ることと同じ意味だと思っている

元GEジャック・ウェルチ氏の言葉にこんな言葉がある
経営者にとって人を切ることこそ、つらい決断はない。しかし、
「人を切るのを楽しむ人間」「人を切れない人間」は会社を経営すべきではない。

558 :1:2013/06/18(火) 04:09:03.59 ID:xdU2pkDC
最後に

2chだからあんまりマジメな事は書きたくなかったんだが
最後にまぁ少しだけかっこつけさせてもらえないだろうか


私は細かい事はどうでもいいタイプの人間だが重要なデシジョンを
業務の中で間違える事はない
だが倉田はどうでもいい事に細かいタイプの人間で重要なデシジョンを
間違えるために大きな損失を生むタイプである

リスクヘッジという言葉がある
倉田が良く使う

全てのリスクをヘッジするのがリスクヘッジであり経営者が気が
つかなければいけない事と言う

お金になる事はする、お金にならない事はしない
実に単純明確である

私は倉田自身がそれを正しいと思いそれでいいのであればれでいいと思う
何も言うつもりもない

ただリスクヘッジは本来リスクをヘッジしながらリスクを
取っていく攻めの戦略である

昔からよく言う言葉
「損して得を取れ」という言葉である
これはダスキン社のスローガンにもある「喜びのタネをまこう」という
の鈴木清一氏が掲げる商売の鉄則に裏付けされる

559 :1:2013/06/18(火) 04:27:49.01 ID:xdU2pkDC
人は損と得があれば得を取るのが人情だ
だが、得を取れば後から来た人には損しかない事になる
だから自分に対しては損をとるべきなんだ
そして他人に対しは得をとらせるべきなんだ

との時は苦しく辛いかも知れない
だがその後に、それを乗り越えた時に回りまわって得を得られる
人は損を取ってくれる人を喜ぶものだ
だから迷ったときは損を取りなさい

倉田は「損してそれが損になったら嫌じゃんね?」と悪びれる事なく言う




私はずっと奢っていた

自分なら出来ると勘違いしていた

今思うと起業しようとしていた頃の自分をぶち殺したい
倉田をハンドリングできると思っていた
だけどそれこそが私の奢りであり慢心だった

だからそれを知る為に自分を振り返りたいと思った
私は私自身を反省するために

「ひとり」で立ち向かうのではない
「自分にある力を信じて」立ち向かう事で乗り越えたいと思った

560 :p2-user: 800654 p2-client-ip: 175.136.204.188:2013/06/18(火) 04:37:45.13 ID:n5PVXZiX
え、女関係は投げっ放しジャーマン?
けいは?

561 :1:2013/06/18(火) 04:55:44.91 ID:xdU2pkDC
でも自分にある力ってなんだろう、そう
妻、子供、両親、顧客、家族、同僚、友達、恩師、思い出、過去、経験
何だってある事にこれを書いていて気がついてきた

人を利用するのではなく、協力する事、それは心の
さじ加減ひとつである



そして予定していた7月、8月には少し早くなってしまったが

2013年6月15日 私は役員の辞任届けへ捺印し株を全て移譲した

全てを0にして、もう一度だけ0から挑戦する
資金調達は既に事業計画書通りであれば恐らく可能と言われている

私に必要なのは勇気だった

今まで出会った全ての人達がいて自分という人間が今ここにある
そのすべての事に感謝し私は進みたいと思いこのスレを立ち上げました

私はこのスレを書いていて本当に少しのレスをもらう度にうれしかったです

つまらない内容で本当に毎日申し訳なく思いました
間違いや修正も多く、本当に情けなかったです

何度でも書きますが、長編スレを間違える事なくできる人達の
事を本当にすごいと尊敬しました

562 :1:2013/06/18(火) 05:07:03.80 ID:ykdafUpb
書き損じた、ああ失敗した、このスレを書き綴った日々は
小さな失敗に毎日凹み、自分への失望を感じ、過去の思い出を
掘り返していく事の辛さの連続でした

人生を振り返ってみたら出てきたのはたくさんの思い出や自分の経験
が溢れてきてそれに感極まって毎日泣いていました


だいぶ時間をかけてしまいまして、仕事にも少し遅れが出ていますが、
まだ間に合います
それよりも俺にとってこの時間を使った事に全く後悔はありません

人生はこの12日間のまだ後、何倍もあってそして
特別に事故や病気などで何かがない限りは続いていくと思うから

6月18日、俺は昨日、1年と少しの間、いろいろな事があった事務所を後にしました

私は勇気を持って自分の道を進むべき道を進みたい!

本当に、本当にありがとうございました。


とりあえずこれであとがきのようなものも含めて全ての事は書き終わりました。
尻切れトンボみたいになってしまってすみません。

すみません、少し休みまつ(つ-ω-`)

563 :1:2013/06/18(火) 05:21:42.27 ID:ykdafUpb
今日は少しレスいただけるようでしたらそれに応えるようにして
いって終わらせて頂きたいと思いまつ´ω`)ノ

>>560
漏す´ω`)ノ スマン

先にひと言いい?

よく眠くないな・・・いつもこんな時間まで起きてるのか?スゲーぞwww笑

さて、ごめん
女関係投げっぱなしにするつもりはなかったからそれぞれに完結するようにしたんだけど
俺の人生を偽ることなく書いたものだから、実際に全部完結しちゃってるところなんです
俺もチサと結婚してしまったからなぁ

っが!真面目な事を最後に書いてたけど、

それぞれの女性についてですが、
カナは本当に今どこにいて、何をしてるのかもわからないです

で、本心で言うと、
「けい」と「ユウ」は会ってみたいです「ユウ」はFBで場所はわかりますが遠いです

それよりも「けい」ですが、本気で知りたいです
そのへんまた少し休んでから書きます

乙です(-.-)zzZ

564 :p2-user: 800654 p2-client-ip: 175.136.204.188:2013/06/18(火) 07:01:37.86 ID:n5PVXZiX
おつんつん
株は何割引で売ったん?

565 :肉茎平均:2013/06/18(火) 07:23:53.91 ID:qjSc2O3i
ちょっと泣きすぎじゃないの?
男はそんなに安っぽく涙を流すもんじゃない

俺なんか速い車に乗っけられても急にスピンかけられても泣いたことがない

566 :名無しさん:2013/06/18(火) 11:23:58.27 ID:m+Gonvkl
なんか楽しいことないかな?

567 :1:2013/06/18(火) 11:49:11.11 ID:5aH3GEx+
漏はよう´ω`)ノ

昨日はありがとうm( _ _ )m

>>564
バカと言われると思いますが、
株は時価総額が0円なので0円で移譲しました

30%も持ってればいろいろとやってやる事もできますが
そんなくだらない事やるよりばっさり行く事にしました

というか関係を完全に断ち切りたい

>>565
うはwww相変わらずキビシスwww

いや、でも書いてたら自分でも驚く程マジで涙でてくるんですよ

でも怖い系では泣かない

>>566
鰺アリガトwwww楽しい事か・・・?www全然思い浮かばね

568 :1:2013/06/18(火) 12:11:22.34 ID:5aH3GEx+
皆さん、本当に、本当にありがとうございましたm( _ _ )m
一応書き終わって自分なりにホッとしました
次に向う勇気が持てました

こんなつまらない話に最後までお付き合い下さって感謝しています
皆さんの大切な食料ですからもっと楽しい、感動する結末であれば
もっとお腹を満たせてもらえたのにと悔むばかりです

でも人生ってこんなモノだったりするのかなってちょっと思います

自分の中では以外に結構ドラマチックだったんですが、もっと上手に
伝えないといけないですね

あと、「けい」の事ですが2つ宣言すると言ったのは彼女の事です
そのままフェードアウトすべきかとも思いましたが
やっぱり彼女にはいつか会いたい
Facebookで探したけど全然出てこないですしどうなったか分からないです
本当にいつか死ぬ前に私は必ずもう1回会って話したいと思っています
だから今回、再起を絶対にうまくいかせたいんです!
そして胸を張っていつか会いたい
それが今年、来年あたりにそれができたらいいなって思います
実は書いてませんですが、チサとは最悪別居の可能性も出ています
だから「けい」と・・・という訳では断じてないんです
自分は大丈夫だよってところを見せたいっていうか、
うまく表現できないですが・・・

また、自分のスレなので覗いてコメントいただけてるようなら返します
こうなったよって報告できそうな事ができたらまたその時はお願いしますm( _ _ )m
はじめから居てくれた肉茎平均、p2-user、そして度々の七氏、本当にありがとう!!!!!

569 :肉茎平均:2013/06/18(火) 14:39:46.81 ID:qjSc2O3i
早く削除してください

570 :名無しさん:2013/06/19(水) 12:13:01.54 ID:dTiLLmUt
l

571 :tora:2013/07/09(火) NY:AN:NY.AN ID:fZpll7Ip
早く削除してください

572 :1:2013/07/10(水) NY:AN:NY.AN ID:PCL21T2Y
>>569 - >>571
スマンww一応、依頼出してるよー

どんな出し方すると削除されるんでしょうか?

また教えてくんださい(>人<;)

573 :肉茎平均:2013/07/10(水) NY:AN:NY.AN ID:A21jGJB5
冗談だよ

574 :1:2013/07/10(水) NY:AN:NY.AN ID:hO2IhhbW
>>573
乙!ひさし鰤ですw
レスありがとうですっ!

( ´゚д゚`)エーそうなの???依頼出してもうたぁぁぁww
俺真にうけやすいみたいだorz

まぁ、もし削除されるにしても、心に残ってるからいい!

余談だけど徐々に2ch慣れてきたよw



現状としては事業計画書を出して何とか200万の自己資本目処はついた
これを元手に何とか銀行と国金の交渉を有利に進めたい
目標は1,000万だが・・・これがキツいんだなぁorz
最低700万は何とかしたいところだ

良いアドバイスがあったら頼むw

ともあれ何とか7月中には融資を受けたいところで、
これで全部ダメになったら俺
糸冬 了 だww

まだまだ危ない橋の上をふらふらしている、毎日胸がキューっとなる

とにかく暑いんでみんなも体調には気をつけろくださいー! ノシ

575 :名無しさん:2013/07/10(水) NY:AN:NY.AN ID:diDtFfe4
5年先までの経営計画書、具体的には損益計算書、貸借対照表、資金繰り計画を作っておけばいいんじゃない。
特に資金繰りだなあ、あっちがよく見るの。
地元の地銀や信用金庫の他にも商工中金がオススメ。
役員やってたから労働局の支援は受けられんかと思うってか創業者支援制度ってなくなったんだっけ?
まあ地域の高齢者を雇用したりすると補助金おりるで貰えるもんは貰っておこうぜ。

源泉所得税とか住民税の特別徴収は小規模の法人の場合特例で半年分まとめて後払い出来るから申請しておこう。
そのほか後払いに出来るものは全部後払いで回転差資金を作ろう。

当然だけど自己資本比率が低ければ資金繰りがキツイから金融機関からの借り入れは少ないに越した事はないよぅ。
2年目でリスケとかなると追加融資が絶望的になるから。

あとは友達家族知り合いに、夢を買いませんか?って株を買わせるしかないな
持株比率で一度失敗してるから二度目の失敗は無いやろ。

576 :1:2013/07/10(水) NY:AN:NY.AN ID:hO2IhhbW
>>575
うわぁぁぁぁwww
さっそくありがとう!本当にありがとう!
2chはやっぱり優秀な人が多いなぁ
経営者ですね?
景気よさそうで裏山ww

なるほど、なるほど本当に助かります。

創業支援制度は生きてます。
税理士に紹介してもらった銀行と両天秤で国金にかけています。
個人でも大丈夫なBizだったので国金や税理士も問題ないと言ってましたが、
法人化したほうがやっぱり調達有利なんでしょうかね?

経営計画書、損益計画書、資金繰り表は3期分で提出しましたが、
5期分にしたほうが良さそうですね。追加提出できるか聞いてみます。
地方なのでIT案件少なく内容は良いと言われましたが、果たしてそれで
イケるのだろうか?という感強くしてます。

そのほか、ご教授いただいた件に合わせて下記2点は
早急に調べてみます。
・商工中金
・高齢者雇用、補助金

友人もリスケして追加融資受けられなかったと聞いていますので、
その辺は予めリスクヘッジとして借りれるだけ借りようと思っています。
状況などまた書きますのでどうか引き続きアドバイス頂けたらありがたく思います。
よろしくお願いします。

577 :名無しさん:2013/07/10(水) NY:AN:NY.AN ID:diDtFfe4
3期分でもギリいいんじゃないの、先の事考えておけば後から楽だけどね。

ごめん、資金の調達に法人化はあんま関係無いと思うわ。
どうせ軌道に乗るまで赤字だろうから繰越欠損金の事を考えると最初から法人にした方が有利っちゃ有利よね。

あと結婚してるし。どのように会社の利益を個人の資産に移すかを考えると法人にした方が楽やね。
まあこれは利益が出てからの話だからその時に法人成りでも全然いいか。

578 :1:2013/07/10(水) NY:AN:NY.AN ID:hO2IhhbW
>>577
乙かれさまですっ
ありがとうございます。本当にためになります

優遇税制そうですね、確かに。
ただ創立費で30万も今はキツいので個人スタートでも
大丈夫そうというお言葉で安心しました。

お言葉のひとつひとつがありがたいです。
精神面で本当にかなり来ますね。

1年で法人成を目指して、10年企業にしたいな
全体の5%程度もあるかないかだからな 先は長いw
どうか見守ってください


>あと結婚してるし。どのように会社の利益を個人の資産に移すかを考えると法人にした方が楽やね。
>まあこれは利益が出てからの話だからその時に法人成りでも全然いいか。

頑張りますwww

よろしければまた日を改めて質問おなしゃすm( _ _ )m


暑くなってきましたのでお気をつけて

579 :名無しさん:2013/07/12(金) NY:AN:NY.AN ID:vzc1IIHp
なかっち 動画
http://www.youtube.com/watch?v=z2qK2lhk9O0s



みんなで選ぶニコ生重大事件 2012
http://vote1.fc2.com/browse/16615334/2/
2012年 ニコ生MVP
http://blog.with2.net/vote/?m=va&id=103374&bm=
2012年ニコ生事件簿ベスト10
http://niconama.doorblog.jp/archives/21097592.html


生放送の配信者がFME切り忘れプライベートを晒す羽目に 放送後に取った行動とは?
http://getnews.jp/archives/227112
FME切り忘れた生主が放送終了後、驚愕の行動
http://niconama.doorblog.jp/archives/9369466.html
台湾誌
http://www.ettoday.net/news/20120625/64810.htm

580 :ぺー:2013/07/25(木) NY:AN:NY.AN ID:PGkNwLNJ
誰かおれとはなして

581 :1:2013/07/25(木) NY:AN:NY.AN ID:Yw35tF2M
>>580
荒らしの方ですか?

582 :1:2013/09/26(木) 19:45:01.13 ID:lxj9347S
今日、融資実行されました。

今日から地獄なのか、それとも輝ける未来に向かうものなのか
全くわからないしすげー不安で、不安でたまらない。

でも、やってしまったんだから頑張らないといけない。

死ぬ気で頑張るという決意を書きに来た!

アドバイスくれたみんな、本当にありがとう。
またきます。

583 :名無しさん:2013/12/11(水) 03:01:20.07 ID:k6UmNj2J
  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/lobby/1361037117/252

584 :名無しさん:2013/12/22(日) 08:53:53.04 ID:m0+rO/Gv
全て読んだ。中々考えさせられて面白かったよ。
たまには現状報告よろしく。

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