【パリ=三井美奈】仏ル・モンド紙(電子版)によると、フランス警察当局は3日、
サルコジ前大統領の在任中の違法献金疑惑で、パリ市内にあるサルコジ氏の自宅や事務所を家宅捜索した。
大統領としての免責特権が失効したため捜査に着手したとみられる。

サルコジ氏に対しては、2007年の大統領選で、
法定上限を超える15万ユーロ(約1500万円)の政治資金を受け取ったとの疑惑が10年になって浮上。
側近の閣僚、献金主とされるロレアル社の大株主らが事情聴取を受けていた。
サルコジ氏の弁護人によると、捜索時に前大統領は海外旅行中で不在だった。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120704-OYT1T00090.htm