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【建築/エネルギー】「ゼロ・エネルギービル」競争本格化 大手ゼネコン、20年に商業化へ [2014/07/14]
- 1 :夜更かしフクロウ ★:2014/07/15(火) 00:40:45.27 ID:???
- http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20140713-00000000-biz_fsi-nb
ビルの消費エネルギー全てを、そのビルで創出するエネルギーでまかなう「ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)」の第1号争いが本格化している。
大手ゼネコンは商業化のめどを2020年に見据え、「乾いた雑巾をさらに絞る」ような省エネ・創エネ技術の開発を進めている。
ただ、コスト高や太陽光発電の効率向上など、ZEBの普及を妨げる課題は残る。
◆大成、大林が実験
都心のビル1棟、または狭小な地域で年間のエネルギー収支をゼロにする「都市型ZEB」。
今春、大成建設と大林組が実証実験を相次いで始めた。
両社とも今年度にZEBを達成する見込みで、お互いにライバル視している。
6月16日、大成建設技術センター(横浜市)のZEB実証棟が報道陣に公開された。
自然光を天井面に照射して室内の明るさ感を向上させたり、燃料電池の低温排熱で水を冷やして空調に活用したりするなど、
最新の省エネ技術が随所に配置されている。
実証棟には、屋上だけではなく外壁にも三菱化学と共同開発した有機薄膜太陽電池を設置した。
大成の山内隆司社長は「自動車メーカーで言えば、コンセプトカー(試作車)に相当するものだ。
今後、経済的に見合うよう検証したい」と意欲を示した。
10階程度のビルで、一般のビルに比べて約2割のコスト増なら商業化できるとみる。
大林も4月に技術研究所(東京都清瀬市)本館のZEB化工事が完了し、第1号に向け秒読み段階に入った。
本館は常時200人の研究者が働く大規模な建物で、両隣のビル屋上に太陽光発電パネルを設置。
担当者は「20年の商業化を目指すとなれば、17年ぐらいまでに1棟確保したい」と意気込む。
竹中工務店は、04年に完成した東京本店社屋などでZEB化への取り組みを進める。
東日本大震災後に太陽光発電パネルを設置するなどして、13年度の年間エネルギー消費量は、05年度比で45.1%減になった。
高井啓明設計本部専門役は「Nearly(ほぼ)ZEBを目指す」と意気込む。
今後は、地中熱や太陽熱を活用したエネルギー効率を高める技術に磨きをかける。
◆清水は「郊外型」
ただ、都市型ZEBのハードルとなっているのが、太陽光発電の設置場所だ。
高層になるほど屋上の設置場所は限られ、エネルギー創出に限界がある。
そこで、清水建設は「郊外型ZEB」の実現に取り組む。
昨年10月から本格運用する宗教法人生長の家「森の中のオフィス」(山梨県北杜市)は、
自然採光やバイオマス、蓄電池などあらゆる省エネ・創エネ技術を導入。
同月から今年5月までの累計の1次エネルギー消費量は、当初目標の約45%減を上回る約60%減と順調な滑り出しだ。
余剰電力は売電しており、運用初年度にZEBを達成する見通しだ。
鹿島は、「エネルギー消費を無理に減らして『人が我慢する』のはZEBではない」(同社幹部)と考える。
鹿島が設計・施工したオフィスビル「赤坂Kタワー」(東京都港区)は、自社施設でなくテナントビルでありながら、
二酸化炭素(CO2)排出量を一般的なオフィスビルに比べて約40%減らすことを目指している。
顧客がZEBのために支出できる費用には限界があるのも事実で、
「先進技術を取り入れるよりは、汎用(はんよう)技術をいかにうまく使うのか、合理的に施工できる技術は何か、という観点も重要だ」(同社)と指摘する。
表:大手ゼネコンのZEB投入目標
http://amd.c.yimg.jp/im_siggQgEYHH3hZ7c95DxwCeK_LQ---n1-x450-y450/amd/20140713-00000000-biz_fsi-000-1-view.jpg
(続きます)
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